2002年1月 ( 上旬 / 中旬 / 下旬 )[前月] [次月] | ||||||||||||||||||||||||||||||
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『エンジン・サマー』は、縁組先が決まりました。
谷山 由紀『コンビネーション』(朝日ソノラマ ソノラマ文庫3,1995.3,ISBN4-257-76723-5)読了。
すでに目録落ちでなかなか手に入らないといわれている本ですが、ブックオフで見つけたので読んでみることに。
契約金一億で、即戦力と期待された左腕のスーパールーキー・岡野が入ったチームには、三年前にドラフト5位で入団した名倉という選手がいた。常に要領よく、敷かれたレールに乗っていた岡野の目には、名倉はただの不器用な男としか映らなかったが……。
第一話「ジンクス」は投手・岡野の目を通した名倉、第二話「コール」はショートの宮崎の目を通した名倉。そんな風に6人のチームメイトと一人の少女の目を通して名倉大志という選手を描いた連作短編集。面白いし、巧い。谷山由紀は長編より連作短編向きの作家のようですね。
一見「さわやか」実は「いい性格」の岡野投手やアクの強い大阪弁バッター矢部選手の語り口がとても楽しい。ラジオドラマ化されたら最高なのに。
野球に疎い(なんせセ・リーグの球団名を挙げようと思ったら、ヤクルトが出てこなかった――ファンの人ごめんね)私でも楽しめました。おすすめです。復刊希望。でも今のライトノベル界では、こういう野球小説の受け皿がないのかも。
★書誌情報
【bk1(01188595)】
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レディースデーなので、『ハリーポッターと賢者の石』を見に行く。
さすがにもう混んではいなかった。ただあんまり大きな画面ではなかったのが残念。
3時間近くあるので、途中でトイレに立つ人続出。気が散りました。
映画はよく出来てます。主役の子供たち3人のイメージは完璧。ハーマイオニー可愛いっ!!!
ドラコがなんだか可愛そうだ。校長ちょっとヒイキのしすぎでは?
でもハリー君、善良そうというよりは腹に一物って感じですね。(笑) 成長して闇に食われてハーマイオニーちゃんに倒されてくれたほうがワタクシ的には嬉しいのですがー。
なんというかホグワーツって、泊まれるテーマパークみたいな感じなんだなと思いました。外側にショッピング街があって、汽車とボートで入り口について、ホーンテッド・マンションみたいなしゃべる絵画があって幽霊浮遊してて。
絶対誰かがどこかでハリポタネタのテーマパークの企画を立ててるはず。
メールしましたが、一応ここにも結果を書いておきます。
送られてきた じゃんけんメールは以下の通りです。
じゃんけん表
名前:1回目:2回目:3回目:4回目:5回目 A :パー :負抜け:−−−: B :チョキ:パー :グー :パー :負け C :チョキ:パー :グー :チョキ:勝ち 結果:A負け:あいこ:あいこ:B負け
というわけで、『ゴースト・ドラム』はCの方にお送りします。
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『エンジン・サマー』と『ゴースト・ドラム』発送しました。
森 博嗣『捩れ屋敷の利鈍』 (講談社ノベルス,2002.1,\700+税, ISBN4-06-182231-4)読了。
袋とじ本。メビウスの輪状の建物の中で起こった事件を保呂草と西之園萌絵とが推理し合う。
利鈍→riddle の洒落はちょっとツラいと思いまーす。『封印再度』には及ばず。
前々から感じていたことですが、萌絵の「真空パック機能」の説明(p.96)を読んで、この作者には何か/誰かを喪失した経験があるんだなと思いました。「真空パック機能」、私にもあるからです。
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ISBN4-06-182231-4 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(02118983)】
小川 一水『導きの星 1』 (角川春樹事務所 ハルキ文庫 ヌーヴェルSFシリーズ,2002.1,\800+税, ISBN4-89456-943-4)読了。
表紙イラストが良いので衝動的に購入。
以前どこかのサイトで「いく先々のサイトがみんな『サムライ・レンズマン』を読んでいる」っていう記述があったけど、今は私の行く先々のサイトのほとんどがこの本を読んでいるような……。
惑星〈オセアノ〉に住むリスのような異星人を宇宙航行種族に育てあげようとする若き監察官・辻本司と三人の美少女アンドロイドたち。惑星〈オセアノ〉の文明は、「炎」の発明を経て大航海時代へと発展するのだが……。
表紙の美少女アンドロイドは見かけほどしおらしいタマじゃありませんです。可愛いけど。
リスのような異星人たちのパートは、『冒険者たち ガンバと十五ひきの仲間』とか『グレッグの冒険』のキャラクターで歴史物をやっているような雰囲気。「尻尾滑り」=「腰抜け」、「逆さ幹」=「嘘っぱち」といった異星人たちの文化に即した言い回しが出てくるのが楽しい。そういう点は、かなり気を使って書いているようです。言い回しに神経を使っているというだけでポイント高し。ライトノベルだと、異世界なのに閻魔様が出てきちゃったり、金髪碧眼なのに「尻が青」かったりして興ざめになることが多いので。
アニメになるといいのにな。
続刊期待。早く出ろーっ!
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ISBN4-89456-943-4 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(02119576)】
板橋 雅弘文/岩切 等写真『廃墟霊の記憶』 (角川書店 角川ホラー文庫,2002.1,\619+税, ISBN4-04-363101-4)読了。
心霊写真集みたいなタイトルですが、そうではなくて廃墟ネタのルポタージュ。
1992年に『失楽園物語』として出された本の文庫化だそうな。あとがきに「今頃になって廃墟ブームだなんてムカツク」という親本の編集さんの言葉が紹介されていて大笑い。いやお怒りはごもっともですが、10年早かったですね。でもバブルのはじける直前に、よくもまあ廃墟ネタなんて思いついたこと。
面白いことは面白いですが、取材した日付が載っていないのでルポタージュとしてはイマイチ。文章はアッケラカンとしていて、廃墟に美学とか詩情とか求める向きにはこれまたイマイチ。
廃墟を幻視したいなら【東京真空地帯】のほうがオススメ。本になったようです。(『日本怪奇幻想紀行 六之巻 奇っ怪建築見聞』同朋社の第六章)
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ISBN4-04-363101-4 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(02116682)】
小川 洋子『アンジェリーナ 佐野元春と10の短編』 (角川書店 角川文庫,1997.1,\400+税, ISBN4-04-341001-8)読了。
佐野元春の曲にインスパイアされた短編を集めたもの。踊れなくなったバレリーナの残していったトウシューズ、身体の記憶を失っていく女性にプレゼントされた指輪、猫のペーパウェイトにこめられた記憶、金のピアスから聞こえる声など、記憶と物にまつわる話が多い。
好きなのは「誰かが君のドアを叩いている 首にかけた指輪」と「また明日… 冬のピアス」。
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文庫版は品切れ。ハードカバーはまだあるようです。
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むちゃくちゃ眠いです。
『指輪物語』の特集をしてくれるのは結構なんですが、
====引用開始====
「The Lord of the Rings」3部作
製作費総額340億円! スノッブな大人のためのファンタジー
====引用終了====
……。
イマドキの人が「スノッブ」を肯定的意味で使うのは知ってますけどさ、私の感覚では「スノッブ」ってのは「俗物」という意味なんですけど……。辞書も売ってる本屋で使う言葉じゃないと思うんだがな。
【[スノッブ]を大辞林第二版で検索】
【[snob]をEXCEED英和辞典で検索】
大槻 ケンヂ『ステーシー 少女ゾンビ再殺談』 (角川ホラー文庫,2000.6,\381+税)読了。
近未来、15歳から17歳までの少女たちが突然死亡し、人肉を食らうゾンビとなって蘇る奇病が流行していた。ゾンビとなった少女たちを止めるには165個以上の肉片に解体するほかはなく、少女たちは肉親や恋人の手によって再殺されるのだった。
泣きながら妹や恋人を切り刻んだ男たちは、どこか壊れてしまって「再殺部隊」に入ったりする。グロくてスプラッタな純愛ホラー。
傑作だけど読む人を選ぶ作品だと思う。大塚英志の『サイコ』とか読めるなら大丈夫か。私は好きです。長田ノオト・絵の漫画版もあり。
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ISBN4-04-184709-5 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(00024805)】
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夢路行ファンの方から譲っていただきました。(あ、代金まだですね。)
珍しい本なのにどうもありがとうございます。
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泡坂 妻夫『煙の殺意』 (創元推理文庫,2001.11,\620+税, ISBN4-488-40217-8)読了。
久々に「ご馳走様でした。おいしゅうございました。」という気分にさせてもらったミステリー短編集。中でも「椛山訪雪図」は解説の通り凄い。
今は落ちぶれてしまった料亭の主人がかつて所有していた「椛山訪雪図」。「紅葉の山に雪を訪ねる」という画題の謎が解かれる瞬間も確かにすばらしいが、最後の別腸の言葉もすてきなのだ。これぞ粋人。
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ISBN4-488-40217-8 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(02098876)】
菅野 彰『肩越しの空天上の光』 (エニックス EX novels,2001.1,\840+税, ISBN4-7575-0367-9)読了。
今市子の表紙がずっと気になっていた一冊。表紙の雰囲気そのままの切ない思春期小説でした。このレーベルは胸に痛い思春期小説が多いのです。編集さんがそいういうの好きなんでしょう。
花嫁となって家を出ようとする橙子が回想するピアノと白い花の記憶。それは橙子と弟の游ともう一人の少年がであった夏の……。
橙子、血のつながらない弟の游、游のつれてきた少年コオの三人の視点から語られる物語。最後の「コオ」の章が予想外の展開でちょっとびっくり。うーん、そう来るか。
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ISBN4-7575-0367-9 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(01963761)】
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郵貯のキャッシュカードにクレジットカード機能がついたカードを申し込む。
クレジットカードは持っているんだけど、洋書を買うには使いにくいので、VISAカードがくっついているやつが欲しかったのだ。定期収入がない身分なので、カードが作れるかどうか心配だったんだけど、まあ大丈夫なのではないでしょうか。
恩田陸、乙一、駒崎優のインタビューが載っているっていったら、もちろん買いでしょう。作家別書籍リストは便利かも。
たしか図書館にあったと思って探しにいったが書架では見つからず、検索してもらったら「書庫おいてあることになっている」といって、書名のところにテープを張って棚のずっと上のほうに置いてあった本を引っ張り出してくれた。
どうも廃棄処分寸前だったらしい。
私が「たしか蔵書にあったはず」と言い張らなければ、存在しなかったことにされていたかも。
茅田 砂胡『レディ・ガンナーの冒険』(角川スニーカー文庫,2000.4,\571+税, ISBN4-04-423101-X)読了。
ウィンスロウ家のじゃじゃ馬お嬢様キャサリンは、隣国の幼なじみの危機を救うべく、侍女と風変わりな四人の用心棒とともに馬車で荒野に旅立ったのだが……。
動物の姿に変身できる種族と人間とが(辛うじて?)共存している世界で繰り広げられる活劇。キャラクターがこなれていないのか、あらすじを追うのが精一杯で、茅田砂胡十八番のキャラクター漫才が余り出てこないのが残念。
でも、読み終わるとちゃんとキャラクターたちの特徴が頭に残っているというのは、さすが。茅田砂胡って、日本のピアズ・アンソニーかも。
お嬢さまというと「わがまま」なのが定番ですが、良い意味でイメージを裏切っておりますね。ヘンリーさんがとっても印象的でした。
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ISBN4-04-423101-X 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(00014773)】
茅田 砂胡『レディ・ガンナーの大追跡 上』(角川スニーカー文庫,2002.1,\476+税, ISBN4-04-423102-8)読了。『レディ・ガンナーの冒険』の続編。
旅先で知り合った用心棒のひとり《蜥蜴》ベラフォードを似姿を女学校の美術の時間に描いてみたキャサリン。だがその絵が元で秘密結社がベラフォードたちの形態変化の能力に興味を持ったと知ったキャサリンは、ふたたび冒険へと飛び出した!
ヘンリーさん再登場。『レディ・ガンナーの冒険』を読見終えたときに一番再登場してほしいキャラクターがヘンリーさんだったので、とても嬉しい。
思いっきり「続く」で終わっているので、早く続巻が読みたいです。
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ISBN4-04-423102-8 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(02112102)】
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鼻炎がひどくなったので、寝室などなどを気合を入れて掃除する。寝具に念入りに掃除機かけたらハウスダスト(主としてダニの死骸)がどっちゃり取れました。(←水フィルターのカセット式掃除機だからどんなゴミが取れたか一目瞭然)
掃除したとたんに鼻詰まりが治りました。やっぱりダニアレルギーだったか。もっとマメに掃除するように>自分
ようやく、詳細書誌情報画面では、タイトル部分に bk1<オンライン ブックストア> じゃなくて書名を表示するようになったらしいです。1/22あたりからでしょうか。
最近はだいぶマトモな商業サイトらしく整備されてきたみたいです。
【イーベイオークション】では、本の出品のために『ISBNクイック販売』システムというのを採用したそうな。
====引用開始====
あなたのすることは、出品したい本の「ISBNコード」を、指定のフォーマットにそ って入力するだけ。あとは自動的にタイトル、本の内容についての詳細な説明、表紙 画像(画像がある場合)が出品ページに一括表示されてしまうというから驚き!!
====引用終了====
だそうです。キャンペーン期間中に本を三冊以上出品すると、抽選で250名に『図書券2000円』分が当たるのだとか。面白そうなのでメモ。
でも、私、オークションって好きじゃないんだよね。
ベスト本ノミネートの続き。これでもずいぶん削ったのだ。
茅田砂胡や乙一や《マリア様がみてる》の特集ページを作りたい。でも気力が……。
新刊部門 2001年に出た本
1.茅田 砂胡『スカーレット・ウィザード』全5巻
[→感想 2001/07/23]
結局2001年後半は茅田砂胡フィーバーだった。
2.エリザベス・エンライト『ひかりの国のタッシンダ』
[→紹介 2001/10/01]
復刊だけど今年出た本ですから。ワタクシ的に最も大切な本のうちの一冊。
挿絵のすばらしさを見てくださーいっ!
3.柴田よしき『ふたたびの虹』
[→感想 2001/09/30]
しみじみじんわり暖かな大人の味の一冊。柴田よしきは、デビュー作と『炎都』しか読んでいなかったので、こういうのも書けるのかとびっくりした。
4.妹尾ゆふ子『チェンジリング 赤の誓約』
[→感想 2001/03/14]
友谷蒼 『エウリディケの娘』、とみなが貴和 『EDGE 3 毒の夏』も捨てがたいのだが、これを選ぶことにした。
続編の『チェンジリング 碧の聖所』は読む人を選ぶ(*1)が、こちらは万人向けだと思う。個人的にも異世界に行く話より、現実に異世界がはみ出してくる話の方が好きなのだ。
5.かづき れいこ『メイク力』
[読了日 2001/08/04]
30歳過ぎたらリハビリメイクが必要だというわけで、面倒くさがりやの私にも出来る簡単メイク法。
旧刊部門 2001年以前に出た本
1.ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『九年目の魔法』
[→感想 2001/10/03]
ハリポタ効果でダイアナ・ウィン・ジョーンズが何冊も出ましたが、やっぱりこれが一番好き。
2.ルイス・サッカー『穴』
[→感想 2001/12/07]
原書で読んでみたい。
3.霜越 かほる『高天原なリアル』
[→感想 2001/11/12]
ずっと探していてようやく読めた。
4.エリノア・エスティーズ『百まいのきもの』
[→感想 2001/11/15]
子供の頃読んで好きだった絵本。まさかこんなにストレートにいじめと差別を扱った話だったとは。
5.今野 緒雪『マリア様がみてる』シリーズ
ハマってしまった女子校お姉さま物。一番好きなのは『ウァレンティーヌスの贈り物』かな。キャラクターでは初代ロサ・キネンシス。
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ActivePerlとApacheをインストールし直す。
手順は、[2001.12.08 ActivePerlとApacheでパソコンをサーバに] で書いたとおり。設定ファイル httpd.conf をバックアップしてあったので、前よりも作業は楽。
【をいなりさんの1/28の日記】や【Stella】さんのところで話題になっていて、すっごく羨ましかったのだ。私の使っているアクセス解析は日本語名ユーザエージェントだと認識が出来ないので、アクセスログを直接チェックして発見。
えー、解説いたします。
Webページにアクセス解析をつけている人ならご存知でしょうが、アクセスログには閲覧者がどういうブラウザ(User Agent)を使っているかというのが記録されるのですね。IE5.5だと「Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 95)」という風に記録されるのですが、フリーソフトやシェアウェアのブラウザの中にはこのブラウザ(User Agent)名を自由に設定できるものがあるのです。
IEじゃないのにIEのフリをすることも出来るし、「小笠原祥子様を讃えるブラウザ」「ロサ・ギガンティア専用ブラウザ/佐藤聖様仕様」なんてお茶目な名前をつけることもできるのです。
で、そういうお茶目な方がうちのページにもいらしていることが、アクセスログをチェックして判明したということです。
ちなみに「小笠原祥子さま」「ロサ・ギガンティア」は、【Stella】さんも書いているとおり、コバルト文庫で出ている今野 緒雪『マリア様がみてる』シリーズの登場人物です。
あー、私も欲しいぞ、「紅薔薇様専用ブラウザ」とか。この紅薔薇様(ロサ・キネンシス)は小笠原祥子さまじゃなくてそののお姉様のほうね。
アクセスログ解析の最大の楽しみは、閲覧者がどんなキーワードで検索かけてやってくるかを知ることです。いやー、面白い。
最近多いのは、「ジャミラ」「高橋真琴」「横浜中央図書館」「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」ですか。
なんで今ごろ「ジャミラ」なんだろう。ちなみに[2001.03.02 「アルジェントソーマ」21話](←ネタバレ注意!)で話題にしてます。リンク集もあり。
「高橋真琴」は書誌情報しか載せてないんですけど、需要があるのかな。特集ページでも作ろうかな。
ジョナサン・キャロル/浅羽 莢子訳『犬博物館の外で』 (創元推理文庫,1992.12,\780+税, ISBN4-488-54706-0)読了。
キャロル6作目の長編で、『月の骨』『炎の眠り』『空に浮かぶ子供』と続く連作の4作目でもある。『炎の眠り』の登場人物、ウォーカー・イースターリングと妻のマリスやヴェナスクも再登場する。
ハリー・ラドクリフは「いやな奴」を自認する天才建築家。ベルリン工科大学の設計を練っているうちに精神に変調を来たし、シャーマンのヴェナスク治療を受ける。回復後、ふたりの恋人の間をいったりきたりしながら何もする気のなかったラドクリフは、ロス・アンジェルスの大地震をきっかけに、中東のある国のスルタンに依頼された《犬博物館》に取り組むことになる。
人はいっぱい死ぬけれど、ジョナサン・キャロルにしては妙に明るい作品のような気がする。
2001年9月11日を経験した目で読むと、なんともいえないものが……。予言の書というわけでもありますまいが。
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ISBN4-488-54706-0 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(00870579)】
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有里 (Alisato Akemi)