1997年〜1999年・2000年
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ダンナの背広とシャツとネクタイ。
「おしゃれ腹巻き」なるものを見つけて買ってみた。レースがひらひらついている腹巻き。ポケット付き。ポケットにはカイロを入れるんだろうな多分。すごく売れているみたいだ。
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まだnDiaryの環境を設定し直せていないので、お引越しができない……。
今日こそはと思ったのだけど。
霜越 かほる『高天原なリアル』 (集英社スーパーファンタジー文庫,1999.10,\533+税)読了。去年の10月に取り寄せ注文出したら版元品切れで、半分あきらめていたので、読めて嬉しい。
高校生の毒島(ぶすしま)かれんは、声優の母親の身代わりで人気ゲームソフトのキャラクター・高天原かほりの声を演じることになる。「高天原かほり」はヴァーチャル・アイドルとして、大人気となるが、平凡な女子高校生が巻き込まれたビジネスの世界はオトナたちの思惑がいろいろ絡んで複雑で……。
高校生かれんとそのマネージャの神代美代子が、新井素子風文体で交互に語る騒動の顛末。
むちゃくちゃ面白い!! 超おすすめ。
テイスト的には新井素子の『星へ行く船』とか『ブラック・キャッツ』なので、あのあたりが好きな人なら、間違いなくハマります。
新井素子風といっても文章は上手いので、ああいった文体が苦手な人でもそれほど苦にはならないと思います。伏線の張り方も巧いなぁ。
いしかわじゅんのカバー絵にめげずに読んでください。私はあのカバーが厭で(あごの線が大嫌い)どうしても手がでなかったんですけど、もっと早く読めばよかった。
主人公、眼鏡っ娘だし、作中に出てくる人気ゲームソフトのモデルになったのは『ときメモ』なんだから、挿絵さえ間違えなけりゃ、もっと売れたはずだと思う。(まあ、いしかわじゅんの絵は内容に合ってはいるんだけど。)
リアル書店にはほとんど置いていないと思います。版元に在庫があるかどうかも怪しい。でも、なぜか【bk1】には在庫があるのだ。
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ISBN4-08-613367-9 【amazon】 【bk1(01700868)】
矢崎 存美『幽霊は行方不明 Dear my ghost』 (角川スニーカー文庫,2001.11,\495+税)読了。
高校生の黒部真人は霊感少年。守護霊の美海と話すこともできる。真人の姉の咲子は、霊感がからきしのくせに占師を始め、死体を掘り当ててしまう。
だがその死体のそばにいるはずの幽霊は行方不明。真人たちは、幽霊と犯人を捜すはめになるのだが……。
カバー負け。矢崎存美は、キャラ立てが下手だと思う。(ぶたぶたは、設定が設定だから、特別にキャラを立てる必要がなかったのだ)
通りすがりの幽霊たちは、パチンコ屋の少年にしろ葬儀場の人にしろ、とても魅力的なのに、レギュラーになるはずのキャラに魅力がない。
和服刑事も美少女幽霊も常に魔女風マントを着ている咲子も設定を生かすようにキャラクターが動いていないので魅力半減。特に中途半端なぶっとび方の咲子は、はっきりいってウザい。
メインの事件の描き方はふつう。トンネルの幽霊はいい味を出している。
購入ガイド
ISBN4-04-426401-5【amazon】 【bk1(02084764)】
鹿島 茂『空気げんこつ』 (角川書店 角川文庫,2001.10,\571+税)読了。
フランス風エスプリというやつが苦手なせいか、フランス文学者の書く物とはイマイチ相性が悪いようだ。
『an・an』の歴史は興味深い。
姫野カオルコの解説は良かった。
購入ガイド
ISBN4-04-361601-5【amazon】 【bk1(02087594)】
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ようやくサイト移転の準備が整いましたので、11/15に正式に移転します。
ありさとの蔵
新URL:http://alisato.cool.ne.jp/
本日の有里
新URL:http://alisato.cool.ne.jp/diary/index.htm
Alisato's 本買い日誌
新URL:http://alisato.cool.ne.jp/diary.htm
当面の間 http://www2r.biglobe.ne.jp/~alisato/ も入口として残しておきます。
移転のお知らせメールは……出すまでに時間かかるかも。
ジオの規約問題で引っ越しを決意してから、まだ一ヶ月なんですけどね。なんだかとても時間が経ったような気がする。
髪の毛がうっとぉしくなったので、美容院にいく。少しだけ段を入れてもらう。
美容師のお兄ちゃんの家族構成の一端が分かった。(ずっと不思議だったのよ。他人のプライバシーを聞き出すのは趣味じゃないし苦手なので、直接聞けなかったのだ。)
東京の若い人向けの店で修行をしてきた風なのになんでこんなイナカで仕事してんだろうと思ったら、母親の店を継ぐために戻ってきたらしい。
で、今ばあちゃんが入院して、店長である母親が病院にいっているので、店は美容師のお兄ちゃんひとりでてんてこ舞いなのだそうな。
スマンね、そんなに忙しいって知ってたらシャンプーなんて頼まなかったのに。電話がかかってくる度に放置されて、ちょっと冷えちゃったよ。
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というわけで、引越しました。
すばやくリンクを変更してくださった皆さん、ありがとうございます。
サマセット・モーム文/光吉 夏弥やく/武井 武雄え『九月姫とウグイス』 (岩波の子どもの本,1975,\880+税)。
子供のころ、小学校の図書室で読んだ。〈岩波の子どもの本〉のシリーズが十冊ちかく棚の隅にあったように記憶しているのだが、私が気に入ったのは、これと『どうぶつ会議』と『百まいのきもの』だけだった。
もう少し大きい本だと思ったのだが、判が変わったのか、子供の目にはこのサイズの本も大きく思えたのか。
挿絵が武井武雄だったというのを今回の復刊企画で改めて知った。
お姉様姫たちがずらっと並んで九月姫をジト目でにらんでいる絵というのがあったような気がしたのだが、そういう場面も存在しなかった。(似たような場面があることはあるんだけど、私の記憶と違う)
脳内で話を作り替えちゃったのか?
シャムの王様には九人のお姫さまがいた。最初の二人に「昼」と「夜」という名前をつけたところ三人目の娘が産まれてしまったので、名前を「春」「夏」「秋」に改め、五人目の娘が産まれたので今度は週の名前に改名し、八人目の娘が産まれたところで、月の名前をつけるようにした。何度も名前を変えられてしまったため、最後に生まれた九月姫を除いた八人の姫たちはすっかり性格が悪くなってしまった。
さてある日、王様は娘たちに金のかごに入ったオウムを贈った。ところが九月姫のオウムだけが死んでしまう。姫が悲しんでいると、野生のウグイスが飛んできて姫をなぐさめるが……。
このあと、九月姫は姉たちにウグイスのことで意地悪されるのだが、私が一番印象付けられたのはお姫様たちが何度も改名させられるくだりだった。(実のところ、ウグイスのことはすっかり忘れていた)名前は人間のアイデンティティの一部で、それを何度も勝手にいじられると荒んでしまう……ということを小学校2年にして刷り込まれてしまった。
ちなみに王子様たちには、アルファベットの名前がついてます。A王子からJ王子まで10人いる。ひとりのお妃様が十九人も生んだらしい。大変ね。
ところで、昔も今も不思議なのは、付けられた名前を変えられなかったのは八月姫も同じはずなのに、どうして九月姫だけが素直に育って、八月姫はひねくれちゃったのかということ。変よねぇ?
あ、もしかして八月姫は、王様がシリーズの名を考え付くまでしばらく「名無し」だったのか?
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ISBN4-00-110040-1【amazon】 【bk1(00079103)】
バージニア・リー・バートンえ・ぶん/せた ていじやく『名馬キャリコ』 (岩波の子どもの本,1979.11,\900+税)。
名馬のキャリコが、仲よしのカウボーイの少年ハンクといっしょに、牛をぬすんだ5人組の悪漢どもを相手に大活躍。
これは、初めて読む本だけど書影を見てひとめぼれ。コマ・マンガ風の絵本で、白と黒で描かれた絵がものすごくカッコイイ。
シャープな絵とスピーディな話の展開は大人が読んでも面白い。
文章は誰かに声を出して読んでもらって、絵だけをじっくり見ることができたらいいのだが。
超おすすめ。
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ISBN4-00-115157-X【amazon】 【bk1(00155973)】
エリノア・エスティーズ文/ルイス・スロボドキンえ/石井 桃子訳『百まいのきもの』 (岩波書店 岩波の子どもの本,1975,\800+税)
いつも同じ青い服ばかり着ているワンダ・ペトロンスキーは、「百まいのきものをもっている」と言い張って、クラスの女の子たちに馬鹿にされていた。そんなワンダが学校にこなくなって数日たったある日、図画のコンクールの結果が発表された。1等をとったのはワンダ。教室にはワンダの描いた百枚の服の絵がずらりと貼られていた。だがそのとき、先生がワンダの父からの手紙を読み上げる……。
『九月姫とウグイス』に挟み込まれていたチラシで復刊されていることを知り、早速注文。
いつも同じ青い服ばかり着ている少女は(想像上の)百枚の服を描き出すことができる豊かな才能に恵まれていた――というところしか覚えていなかったのだが、再読して愕然。ストレートにいじめと差別の問題を扱った物語だったのだ。それをいじめの共犯者の少女の視点から書いてある。うわぁ……。
泣きました。〈岩波の子どもの本〉って、凄ぇ。
(でも、いじめや差別のところを私はすっかり忘れていたのだから、作者のメッセージはぜんぜん伝わっていなかったともいえる)
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ISBN4-00-110038-X【amazon】 【bk1(00079101)】
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【bk1クリスマスフェア】のための準備。
林完次『宙(そら)の名前』を取り上げようかなぁと思っていたら、【青木みや】さんの【クリスマスフェア用のページ】でも取り上げられていて、「先越されたぁ」と愚痴りにいったら譲ってもらえました。>みやさん、ごめん
結局 【bk1】に申告するのは 板東寛司『ねこねんね』にしたのですが、せっかくだから林完次『宙(そら)の名前』も入れました。オマケに自分用の中原淳一も入れて、Part1のラインナップはこんな感じ。
Part1 があるということは Part2 もあるということで、実はPart3まで企画してます。(笑)
気合入れてCSSを使ってみましたので、乞うご期待。
大塚 英志『定本物語消費論』 (角川書店 角川文庫,2001.10,\619+税)読了。
日本は1988年あたりから、ずーっと同じところをぐるぐるしているらしいという、恐ろしいことが分かる本。
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ISBN4-04-419110-7 【amazon】 【bk1(02087595)】
橋本 治『橋本治が大辞林を使う』 (三省堂 ,2001.10,\1,200+税)
100ページを過ぎないと、大辞林を使う話にならないのだ。
「敬語」を使えない男の子の話が興味深い。
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ISBN4-385-36027-8 【amazon】 【bk1(02082120)】
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プリンタインクを購入。『ハードディスクで使う大辞林』を探しているのだが、みつからず。
もうソフトはオンラインで買う時代なのか。もちろん三省堂では扱っているのだろうが。
話は全部読んだので、買おうか買うまいか迷ったんですけど、結局購入。
乳飲み児を抱えて夫を亡くし、夜の世界で生きていくことを決意し、錦糸町の店を皮切りに新宿、銀座と転々として、いろいろあってついに「女の幸せ」を掴む話。出てくる男はニヒルなのや美少年や美老年やヤクザ屋さんなど多数。ワタクシのヒイキは15歳だけど20過ぎの美青年にしか見えない天才バーテンダーの宏美君です。
ド演歌だけど、キャラクターがなんだかスポコン。(志賀公江ですから〜。)お水の根性モノ、略して水コン……?
しかし、志賀公江も息の長い作家だ。デビューが1967年ですってさ。
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午前2時ちょっと過ぎ寝ようとしたところで、しし座流星群のことを思い出した。
天候がどうとかいっていたけれど、外を見ると晴れていて星がきれいだ。どの方向を見ればよいのかわからなかったので、ネットで情報を検索。ライブ映像のサイトは繋がりにくそうなので、Yahoo!の特集から新聞記事をチェック。
記事は多いが、空のどのあたりに獅子座が出るのかを書いてあるものは案外少ない。あのさ、誰もが獅子座の位置を知っているわけじゃないんだよ。オリオン座とさそり座と北斗七星しか判別できない人間もいるんだから、どの方角に出るかぐらいは書いとけよ。ようやく、「東の空」(午前2時ごろだと天頂よりすこし東に寄ったところあたりだった)と書いてある記事を見つけ、ベランダに出る。
と、なにやら外がキャワキャワと騒がしい。流星見物のカップル(?)が一組、家の前の道(田んぼの脇なので明りは少ない)に陣取っていたのである。
空を見上げる。と、南の空をすっと尾を引いていく流れ星。下の道のほうから歓声があがる。それからは、20秒に一個ぐらいの割合で流星を見た。乱視がひどいので、眼鏡かけててもくっきり見えないのが悔しい。
30個ほど数えたところで、寒さに負けて撤退。
なんでも午前3時過ぎがピークだったとか。もうちょっと粘ればよかったかなぁ。
土曜日に行った量販店で年賀状素材の本がたくさん売られているのを見て思い立ち、年賀状用背景素材を作る。干支じゃなくて、千代紙風の背景です。
鋭意作成中。
ああ、クリスマスフェア用ページも完成させなきゃ。
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まだやってます。コメント入れるのが終わらない〜。フェアっていつからでしたっけ? 22日?
ええと、次のネタはクリスマスフェア用に準備した原稿だったんですが(ティム・バートン特集のオマケ)、あまりにもクリスマスに相応しくないので、こっちに転用。
最新作『猿の惑星』で身心ともに消耗し切ってしまったそうで、それが理由かどうかはしらねど、九年間付き合った女優のリサ・マリーと別れて、ヘレナ・ボナム・カーターと交際を始めたのだとか。ヘレナ・ボナム・カーターには「略奪愛」の前歴があるそうで、そんな女にひっかかるなよーと思うんですけどねぇ。
でも、ティム・バートンのオタク趣味に付き合ってくれる女性はそうそういないと思うので、長続きしないほうに1000ガバス。
不幸なほうが良い作品を撮るなどど言われているティム・バートンですが、この先どうなる? 不幸になったら傑作が撮れるのか?
ところで、ティム・バートンって、バツイチだったのね。リサ・マリーに出会うまで彼女イナイ歴30数年だったのかと……。
【ZAKZAK:2001年8月21日付「猿の惑星」のT・バートン監督が苦労話】
【ZAKZAK:2001年10月25日付T・バートン監督とヘレナ・B・カーターが交際】
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