Alisato's 本買い日誌*

2001年 12月 上旬

更新日: 2002/01/06

2001年12月 [ 上旬 / 中旬 / 下旬 ]

1997年〜1999年2000年
2001年 [ 01| 02| 03| 04| 05| 06| 07| 08| 09| 10| 11| 12]
2002年 [ 01| 02| 03| 04| 05| 06| 07| 08| 09| 10| 11| 12]

2001年12月 ( 上旬 / 中旬 / 下旬 )[前月] [次月]
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Topics

01 (土)
[obs] ブックオフ17号桶川店・17号北上尾店: 12/01
[購入本] 内田善美 3冊: 12/01
[購入本]アン・ローレンス『五月の鷹』 (福武書店,1992.2): 12/01
[購入本]遥 洋子『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』 (筑摩書房 ,2000.1,\1,400+税): 12/01
[購入本]ルイス・サッカー作/幸田 敦子訳『穴』 (講談社 ユースセレクション,1999.10,\1,600+税): 12/01
[購入本] 『プチフラワー』2002年1月号: 12/01
[購入本]金 蓮花『薄氷(うすらい)の花伝』 (コバルト文庫 桜の系譜,2001.12,\476+税): 12/01
03 (月)
石田 衣良『池袋ウエストゲートパーク』: 12/03
遥 洋子『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』: 12/03
上野 千鶴子『スカートの下の劇場』 : 12/03
05 (水)
[net] へんな検索語: 12/05
[net] アクセス解析を利用した書評リンク集: 12/05
[図書館本] 恩田陸『ネバーランド』(集英社, 2000.07, \1500+税): 12/05
06 (木)
[mysite] 2002年版コバルト文庫カレンダー: 12/06
07 (金)
[mysite] メールフォームを設定: 12/07
[diary] 本を注文: 12/07
[url] ヤングアダルト関連: 12/07
R.D.ウィングフィールド『夜のフロスト』 : 12/07
ルイス・サッカー『穴』 : 12/07
08 (土)
[diary] ハードディスクビデオレコーダーを買う: 12/08
[soft] ActivePerlとApacheでパソコンをサーバに: 12/08
[soft] Another HTML-lintを自分のパソコンで動かす : 12/08
[購入本]篠田 節子『妖桜忌』 (角川書店 ,2001.11,\1,400+税): 12/08
[購入本] 『このミステリーがすごい! 2002年版』: 12/08
09 (日)
[book][url] コバルト文庫関連: 12/09
10 (月)
[nbs] bk1 ちょっとだけリニューアル: 12/10
恩田陸『ネバーランド』: 12/10
篠田節子『妖櫻忌』: 12/10
金 蓮花『薄氷の花伝』: 12/10

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2001.12.01 (土)

◆[obs] ブックオフ17号桶川店・17号北上尾店

ブックオフ17号桶川店は、おそらく埼玉近辺でもっとも規模が大きく回転の速い店。時折びっくりするような本が出る。
今回も内田善美の美本のぶーけコミックスが3冊落ちていたので拾う。

ブックオフ17号北上尾店は、二階が中古スポーツ用品とベビー用品の店。開店したばかりであまり珍しいものはなかったが、アン・ローレンス『五月の鷹』(福武書店) を見つけたので捕獲。ブックオフでみかけるのは4回目で捕獲は3回目。(前の2冊は、アーサリアンの方との縁組みが成立した。)先日見逃した『ゴースト・ドラム』を欲しがっている人をネットでみかけて、拾っとけばよかったと思ったので、珍しい本は一応拾うことにしたのだ。
この本、ブックオフでよく見かけるところを見ると、どこぞの倉庫から在庫がバラ撒かれているのだろう。

運動不足のせいか、歩き回ったら腰痛。情けなや〜。

□[購入本] 内田善美 3冊

□[購入本]アン・ローレンス『五月の鷹』 (福武書店,1992.2)

□[購入本]遥 洋子『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』 (筑摩書房 ,2000.1,\1,400+税)

□[購入本]ルイス・サッカー作/幸田 敦子訳『穴』 (講談社 ユースセレクション,1999.10,\1,600+税)

□[購入本] 『プチフラワー』2002年1月号

□[購入本]金 蓮花『薄氷(うすらい)の花伝』 (コバルト文庫 桜の系譜,2001.12,\476+税)

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2001.12.03 (月)

bk1が12/10から、また ロクでもない方向に変わる予感。マジで対策を考えないと。

■石田 衣良『池袋ウエストゲートパーク』

石田 衣良『池袋ウエストゲートパーク』 (文春文庫,2001.7,\514+税)読了。
実家の果物屋を手伝いながら池袋をぶらぶらしてトラブルシューターのようなことをやっている青年マコトを主人公にした連作集。
漫画版『池袋ウエストゲートパーク 1』 が面白かったので買ってみたのだが、面白い面白い。
J文学だと思って敬遠してたら、ストリート系ハードボイルドミステリーだった。「ストリート系」というのはイマドキの都会の道端に座ってる若い奴等の意味ですね。青春、不良、アウトローといろいろ形容を考えたけど、やっぱり一番ぴったりくるのは「ストリート系」のようです。で、私の定義では、警察じゃない人間が街をほっつき歩いて情報収集して事件を解決す話が「ハードボイルド」。厳密な意味でハードボイルドかどうかは疑問があるけど。

さて、物語。マコトたちとつるんで遊んでいた女子高生がホテルで殺され、その犯人を池袋のギャングポーイズたちの手を借りて探し出そうとするのが表題作。暴力団の組長の娘を探す「エキサイタブルポーイ」、ソープ嬢に頼まれてヤクの売人をハメる「オアシスの恋人」と話はつづき、「サンシャイン通り内戦(シヴィルウォー)」ではギャングポーイズたちの抗争を止めようとする。

体言止めが多い――というより名詞がそのまま放り出されている――独特なリズムで描きだされる物語は援助交際や麻薬汚染やいじめといった問題を扱いながらどこか明るく乾いている。
おそらくは街の描き方のせいだ。この小説に描かれた「池袋」は東京という気がしない。なんせ「西口公園」が「ウェストゲートパーク」なんである。どこか別の国にある街のようだ。現実とほんの少しだけズレた空間に存在する街。その街を舞台にしたこの物語は、ほんの少しだけ「ファンタジー」なのだ。

だから、たとえば宮部みゆきを読むときに感じるような「いやーん感じ」がしなくて、海外のミステリー、特に女探偵物を読んでいるような気分になる。

というわけで、海外ミステリー、特に女探偵物やドン・ウィンズロウが好きな人にお勧め。

購入ガイド
 ISBN4-16-717403-0【amazon】 【bk1(02046664)

■遥 洋子『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』

遥 洋子『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』 (筑摩書房 ,2000.1,\1,400+税)読了。

タレントの遥洋子が東大でフェミニズム社会学を教える上野千鶴子に弟子入りしてゼミに3年間通った顛末を描く。ベストセラーだからいまさら説明するまでもないとは思うけど。

ひらがなが”の”と”と”しかないという文献の山におののき、さっぱり理解できない専門用語に立ち尽くすところから始まり、化粧テクと交換に学生から専門用語レクチャーを受け、忙しい芸能生活の合間を縫って文献を読み、ついにかつて入試に失敗した大学でジェンダー論を教えるようになるという展開は、ほとんど「教養小説」。

でも本当に大事なのは、著者の「サクセスストーリー」でも「ケンカ道」でもなく、そのあとの「フェミニズムを利用するのはあなた」からあとがきにかけてなんだけどね。
ここに到達するために、著者の3年間はあったのだね。

タイトルこそ「東大」「上野千鶴子」というブランド名が踊っているけれど、決してそれによりかかっただけのキワモノではない。タイトルで引いちゃった人も読んでください。一読だけでなく、再読可能な本だから。

購入ガイド
 ISBN4-480-81815-4【amazon】 【bk1(00002357)

■上野 千鶴子『スカートの下の劇場』

上野 千鶴子『スカートの下の劇場』(河出書房新社 河出文庫,1992.11,\470+税)読了。
上野千鶴子つながりということで、これも読んでみる。

「煽情的」なタイトルだし、目次にもいろんな意味で刺激的な見出しが並んでいますが、実は「下着を通してみた」「女性の事故身体意識の構成について」検証した真面目な本。
下着(上野千鶴子はもっと意味を限定した表現をしていますが、変な検索にひっかかるのはいやなのでこのまま)の歴史、男性にとっての下着と女性にとっての下着、なぜ女性は下着をコレクションするのか、下着を贈るとはどういう意味があるのかなどなどが細かく検証されていきます。

1989年8月に親本が刊行されたときにはセンセーショナルだったかも知れない内容も、今読むと目からウロコというよりは、モーローと知っていたことを明確に言語化されただけという感じがするのですが、それはこの本がそれだけ的確で、その内容がすでに一般に浸透しているからなのかもなのかもしれません。

ただ、シスターフッドに関する記述(p.114)は謎。なんで男を共有せにゃならんのだ???

「新人類も妻による支配を受けるか」(p.96)について。私は夫の服を選んだことはないです。夫は自分でブリーフ買ってきます。

購入ガイド
 ISBN4-309-47241-9 【amazon】 (bibli=00865891)

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2001.12.05 (水)

腰痛はインドメタシン配合の貼り薬を貼りまくってなんとか持ち直す。
冷えたのがいけないのね、ということでカイロを背負ってます。

『夜のフロスト』爆読中。

◆[net] へんな検索語

アクセス解析で気色悪がられるといけないので自己申告しておきます。
5日に「データ 抱き」「オタク 抱き」とかいうような変なキーワードで【風虎日記】を検索してたのは私です。目的の個所は、上記キーワードでは引っかからず「電子出版」でヒット。
ちなみに探していたのは下記のフレーズ。

====引用開始====
この「思い出のために」ってのがむちゃくちゃ重要。本を買う、という行為には、かぎりなく物欲、所有欲が付きまとっている。データを抱きしめることはできない。
====引用終了====
99年1月の風虎日記 1月7日

◆[net] アクセス解析を利用した書評リンク集

誰かやっていないですかね? 
書評を書いたら、そこにアクセス解析用のリンクタグを埋め込んでおいて、リンク先へ飛ぶ。
リンク先では、リンク元を解析してリンク集に自動追加する。
リンクタグはCGIなりJavascriptなりで自動生成するようにしておいて、それをソースにコピペする。

□[図書館本] 恩田陸『ネバーランド』(集英社, 2000.07, \1500+税)

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2001.12.06 (木)

◆[mysite] 2002年版コバルト文庫カレンダー

2002年度版の情報が手に入ったので、[コバルト文庫全点目録]の[コバルト文庫カレンダー]のページを更新しました。

今年は卓上カレンダーだそうです。小さくして経費節減?
樹川さとみ,須賀しのぶ,金蓮花(オトナ受けするけどコドモ受けはしないのか?)に代わって南原兼, 高遠砂夜, 今野緒雪が入りました。まったくの新顔は南原兼だけですね。
前田珠子・榎木洋子・桑原水菜・若木未生の4大スターは健在。
しかし13枚のうちの4枚(「青桃院学園風紀録」「猫かぶりの君」 「まほデミー」 「炎の蜃気楼」)がボーイズ系って……。

ノベル大賞、ロマン大賞の受賞者リストも更新しようと思ったのですが、2000年のデータが見つからないので保留。
検索かけても、応募要綱は出てくるけど、受賞者名が出てこない。小沼まり子、石川宏宇は、佳作ですか?

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2001.12.07 (金)

まだ10時だというのにニフティ激重! AirH"サービスあたりが悪さしてんじゃないのー?

◆[mysite] メールフォームを設定

以前から使っていたメールフォームのリンクが旧サイトになっていたのを修正。
ウィルス付きメールがうざいので、トップページに メールアドレスのリンクを表示するのをやめて(テキストでは表示してます)、[Aboutページ] のみに記載することにしました。

素材のページもメールアドレスのリンクを表示するのをやめて、メールフォームを設定しました。
これで、少しはウィルス付きメールも減るかしら。

◆[diary] 本を注文

情報サークル「波万波」の情報誌の総集編と『ネムキ』に連載された「日々平安」総集編が出るそうなので、波津彬子さんの同人誌の代金を郵便局から振り込む。コミケに出展されるんじゃないでしょうか。
詳しくは【波津彬子オフィシャルホームページ】で。

ついでに『暮しの手帖の評判料理 2001年版』も申し込む。【暮しの手帖社】って、ホームページはあるけど、通販は郵便振替えで申し込むんですよ。うーん、たしかにその方が確実だけどね、めんどい。

◆[url] ヤングアダルト関連

コバルトノベル大賞、ロマン大賞の受賞者を検索していて発見。これからゆっくり読む予定なので、ブックマーク。

絵本とおはなし なんでも新聞
ここもbk1ブリーダーですね。【子どもの本 Who's Who】が使えそうです。
インデックス館
図書館員の人がいろいろな本の紹介をしているページ。ここから下記の執筆者のサイトへいけます。
しみづのりこ館
高校の司書の人が“高校図書館の本”についてあれこれつづったページ。
大島多美子館
ヤングアダルト本の世界についての考察いろいろ。
ティーンズ文庫超概説
目黒区立本町図書館 山重壮一氏によるティーンズ文庫概説。YAサービスの一環らしい。

■R.D.ウィングフィールド『夜のフロスト』

R.D.ウィングフィールド/芹沢 恵訳『夜のフロスト』 (創元推理文庫,2001.6,\1,300+税)読了。

毎回いくつも事件が起こって大騒ぎのデントン警察署ですが、今回はきわめつけ、なにしろ猛威をふるう流感に署の人員の半数以上が寝付いてしまっているありさまなのですから。でもフロスト警部は元気。フロスト警部の天敵のマレット署長も元気。この二人にはウィルスも近づかないとみえます。
そんな中でも事件は起こります。中傷の手紙が飛び交い、墓場が荒らされ、新聞配達の少女は行方不明になり、老女ばかりを狙う切り裂き魔が暗躍を開始し……。新任部長刑事ギルモアは、アレン警部の下に配属されるはずが、警部が流感で病欠中のため、フロストと組まされ……。

死体がごろごろ出てきます。人手不足なのに大変だ。こんなに忙しかったら、さすがのフロストもおとなしくしているかと思いきや、同僚のお尻に向かって「カンチョー」とかやってます。相変わらずです。
今回フロストと組まされるのは、新任のエリート部長刑事デントン。イナカ警察の仕事など軽くこなして出世街道まっしぐら……のはずが、朝から晩(というより翌日の午前)までこき使われ、放っておかれた新妻はすっかりオカンムリになる始末。でもエリート風ふかすイヤなやつなので、あんまり気の毒には思えない。休みたくても休めない他の刑事さん、巡査さんのが気の毒だよねぇ。

700ページを超す厚みもなんのその、一気読みしてしまいました。あー、面白かった。

今回一番オイシイ役だったのは、病欠して本人はただの一度も作中に登場しなかったアレン警部ではないでしょうか。

購入ガイド
 ISBN4-488-29103-1 【amazon】 【bk1(02021178)

■ルイス・サッカー『穴』

ルイス・サッカー作/幸田 敦子訳『穴』 (講談社 ユースセレクション,1999.10,\1,600+税)読了。

 amazon:穴  amazon:Holes

スタンリー・イェルナッツ少年は、無実の罪でテキサスの砂漠の真ん中にあるグリーン・レイク・キャンプと連行された。それというのもすべて「あんぽんたんのへっぽこりんの豚泥棒のひいひいじいさん」のせいだ。ひいひいじいさんが受けた呪いのせいでイェルナッツ家の人間は「まずい時にまずいところに」いて、不運をつかんでしまうのだ。
そこはキャンプとは名ばかりの少年院で、グリーン・レイクという名の湖は干上がってしまって一滴の水もない。
スタンリーたちは、くる日もくる日も干上がった湖で穴を掘る。それは「根性を直す」ため。いいや、他に理由があった。

さえない運の悪い男の子が、友達と自分を救うために決死の覚悟でイェルナット家の約束の場所 ”神の親指”めざして脱出をはかり、ついに運命を掴み取る。
終盤に入って、あらゆる要素がオセロのように引っくり返っていく様子は壮観。途中で挿入されるスタンリーのひいひいおじいさんやひいおじいさんの逸話やグリーン・レイクが水をたたえていた頃の切ない恋の物語がすべて結びついて、きれいに収束していく。私はこういうタイプの話が好きですねぇ。

去年のちょうど12月頃【ニムさんの掲示板】で話題になっていたようです。(だから買ったんだけどね)原書を読んだほうがいいかも、という話でした。
amazon.comの書誌情報】からは、冒頭の1ページ分を読むことができます。確かに読み易そう。ペーパーバック版のほうが安いしね。

日本版は「ユースセレクション」で出てますがどう見ても高校生から大人向け。でも、ペーパーバック版は9歳から12歳向けですってさ。

購入ガイド
 ISBN4-06-209645-5 【amazon】 【bk1(01704229)

ペーパーバック版
 ISBN0440414806 【skysoft/amazon.co.jp/amazon.com

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2001.12.08 (土)

◆[diary] ハードディスクビデオレコーダーを買う

趣味はアニメのエアチェック&ダビング編集という我が家の録画担当者のお供で、ハードディスクビデオレコーダーを買いにいった。
Victorのを買うつもりだったらしいが、「どたんばで逆転」(と購入を決定したヒトがいうのだ)して SONY の SVR-515になった。
録画方式 MPEG2、ハードディスク40Gバイト(最大26時間録画可能)、BSチューナー付き。税込みで10万円。DVDに録画できるようになるまでのツナギなのだそうな。

私は録画したのをみるだけで使わないからどうでもいいんですけどね。
というわけで、ビデオレコーダーの接続に悩んでいる(*1)録画担当者を横目に、私は自分のやりたいことをやる。

◆[soft] ActivePerlとApacheでパソコンをサーバに

ActivePerlとApacheのダウンロードとインストールを行う。これをやると、ネットにつながなくても自分のパソコンでCGIスクリプトを動かすことができるのだ。

下記サイトにある手順どおりに作業を行う。(このサイトを教えてくれたニムさん、ありがとー)

ActivePerlとApacheでパソコンをサーバに [Windows 版]

作業は以下の通り。

1.ActivePerlをダウンロードしてインストールする(インストール先:c:\usr\)
2.Apacheをダウンロードしてインストールする(インストール先:c:\Apache\)
3.擬似サーバのディレクトリ(c:\_host\public_html)を作る
4.Apacheの設定ファイルを変更して、設定を行う。
5.Apacheの起動用と終了用ショートカットを作る。

ダウンロードに時間はかかったが、手順書そのものは非常に分かりやすいので、それほど苦労はなかった。

ただし、テストでは2回ほどひっかかった。どちらも単純なユーザーミスが原因だった。

ひとつは、作業ディレクトリに存在するはずのhtmlファイルが NOT FOUND になってしまったことで、原因はApache 1.3.22 Win32 の 設定ファイル httpd.conf の修正で擬似サーバのディレクトリ名(c:\_host\public_html)をタイプミスをしたため。焦ったが、設定をしくじったにちがいないと、手順書と設定ファイルを見直して発見。

もうひとつは、CGIファイルを動かそうとしたら、Internal Server Error になってしまったことで、原因は Perlのインストール場所を手順書の例にある c:\usr\local\ ではなく c:\usr\ にしたのに、手順書にあるテストプログラムをそのまま動かそうとしたため。
Perlがc:\usr\にあるんなら、 スクリプト1行目の 「#!/usr/local/bin/perl」は 「#!/usr/bin/perl」にしなくちゃダメですってば。

このすばらしい手順書がなぜこれほど分かりやすいのか、検証してみる価値がありそうだけどそれは置いておいて、次の作業にとりかかる。

◆[soft] Another HTML-lintを自分のパソコンで動かす

そもそも ActivePerlとApache を導入した最大の目的は、HTML-lint を 自分のパソコンで使えるようにすることだったのだ。
htmllintのソースは以前にダウンロードしてあったのだが、設定がうまくいかず動かすことができなかったのだ。

Another HTML-lint

htmllintのダウンロードパッケージは、上記サイトからダウンロードできます。
そこから先の手順は[別ファイル]にしました。

□[購入本]篠田 節子『妖桜忌』 (角川書店 ,2001.11,\1,400+税)

□[購入本] 『このミステリーがすごい! 2002年版』

……データ資料として購入。


*1: 機器がいっぱいありすぎて、置き場所もコードも足りないらしい

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2001.12.09 (日)

◆[book][url] コバルト文庫関連

掲示板でノベル大賞の情報をいただいたので、[コバルト・ノベル大賞 受賞作家一覧] を更新。ついでに Google で検索して得た情報も追加しました。

藤上貴矢=藤咲あゆな、吉田緑=あくたむらさき というのを初めて知りました。特に あくたむらさき は出自が不明だったのでようやく納得。コバルト文庫は、賞を取ったか他で実績を積んだ人(特にボーイズ系は私でも名前を知っているような人ばかり)の本しか出さないはずなのに、ぜんぜん名前をみたことがない人だったから、どこから来たのだろうかと不思議だったのです。

コバルト・ノベル大賞受賞者のその後を追跡するためには、スーパーファンタジー文庫のデータも必要になりそうなので、そちらもリストを作ろうかと思っています。
2001年4月で刊行がストップしているみたいですし。全部で403冊出たようです。データもいろいろあるし、コバルト文庫よりは楽でしょう。

Google検索で知った 【大島多美子館】は、興味深いコラムあ多くて、参考になりました。高校の司書教諭の方がミニコミ誌か業界誌に連載していた原稿をまとめたページのようです。コバルト文庫の変遷がきっちり押さえられています。書いている人のプロフィールが分からないのが残念ですが、多分昭和30年代生まれでしょう。目線はオトナですね。

コバルト関係の記事を執筆順にならべてみます。

コバルト関係以外で興味を引かれたコラム

<ブギーポップ>シリーズを「1999年の桃尻娘や無果花少年」と評しているのを見て、<ブギーポップ>で『桃尻娘』を思い出したのは私だけじゃないんだと安心。

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2001.12.10 (月)

◆[nbs] bk1 ちょっとだけリニューアル

bk1】は、トップページのテンプレートを書き直したみたいですね。テーブルのネストがなくなって、画像も減らし、少し軽くなりました。「今日のオススメ」がなくなって、セレクトショップとして 「dash M!」と「安藤書店」が別枠に。なかなかよろしいんじゃないでしょうか。他のページもこれくらい軽ければいいのにね。

恐れていた事態(*1)への言及はなし。回避されたのでしょうか? まだ安心はできないか?

■恩田陸『ネバーランド』

恩田陸『ネバーランド』(集英社, 2000.07, \1500+税)読了。

伝統ある男子校の一角を占める寮・松籟館。それぞれの都合で年末もその寮に残ることになった美国(よしくに)、寛司、光浩のところに通学組の統(おさむ)が現れ、ある告白を始める……。

『トーマの心臓』なミステリーかと思ったら、ほのぼのした青春小説だった。それぞれの過去を告白しあうことで深まる友情のオハナシとでもいいましょうか。面白かった。いままで読んだ恩田陸作品の中では『光の帝国』『麦の海に沈む果実』『三月は深き紅の淵を』と同じぐらい気に入った。

でも恩田陸の作品って、どうもキャラクターが「視え」難いんだよなぁ、私には。
光浩と統(おさむ)はキャラの顔が「視え」えるし、美国(よしくに)もなんとなく分かるけど、寛司の顔が「視え」ません。まあ、『かつくら』とか漁れば、読者のみなさんのイメージイラストが山ほど見つかるだろうけど。(漫画にするなら、紺野キタ風の絵柄がいいなぁと思います。『田園少年』みたいな感じね。)

購入ガイド
 ISBN4-08-774463-9【amazon】 【bk1(01902997)

■篠田節子『妖櫻忌』

篠田節子『妖櫻忌』(角川書店, 2001.11, \1400+税)読了。

焼死した高名な女流作家・大原鳳月をモデルに綴った原稿を編集者・堀口のもとに持ち込んだ、大原の秘書の若桑律子。
律子が書いたというその小説は、次第に大原が書いた文章に似てくる。堀口は、律子が大原の遺作を隠し、自分の名前で世に出そうとしているのではないかと疑うのだが……。

装丁にひかれて本屋で手に取ったら、その後ピンク色の触手が伸びてきて「買いなさ…い…」とささやくような気がしたので、ついに買ってしまいました。
死んだ女流作家をめぐる謎という点では『第四の神話』の補遺という感じですが、編集者のサガ(性ですよ。Sagaじゃなくて)を描いているという点では『聖域』、でも実は『ハルモニア』かも。

主人公の堀口が、売れる作家と売れない作家とを露骨に差別したり、訳知り顔で偏った女性観を披露したりと結構嫌な奴。

大原鳳月は、他人を「食らう」たぐいの女性だったのですよ。それだけで、どういう話か分かる人には分かるかと。男性と女性とでは、恐がるポイントが全然違うかも。

よーく考えたら、これ、幻想ホラーの形をした手の込んだフェミニズム小説だという気がしてきた。主人公がああいう男で、トドメの一撃がああいう形なのはそういうことか。

購入ガイド
 ISBN4-04-873278-1【amazon】 【bk1(02101807)

■金 蓮花『薄氷の花伝』

金 蓮花『薄氷(うすらい)の花伝』 (集英社 コバルト文庫 桜の系譜,2001.12,\476+税)読了。(買った日に読了。記録つけわすれ)

シリーズ完結編。響・序・破・急ときて花伝で終わるんですね。
両陣が揃ったから、次は全面対決かな。でも霊力合戦で全面対決してもあまりドラマにならないので面白くなさそうですが……。どうするんだろう。

購入ガイド
 ISBN4-08-600039-3【amazon】 【bk1(02102419)


*1: 文庫関連で「ショックなことが起こる」という話があった

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