1997年〜1999年・2000年
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一日があっという間に過ぎる。不摂生の日々。こんなんじゃイカンと思う。
服部 まゆみ 『一八八八切り裂きジャック』 (東京創元社,1996.5,\3,000+税)読了。
大正12年、手元に届いた一通の英国からの手紙に、「私」は35年前の出来事を思い出す。
1888年、医学留学生としてロンドンに滞在し、エレファント・マンと呼ばれた男と会い、友人の鷹原とともに切り裂きジャックの事件を追った日々……。
切り裂きジャック事件が起こったのロンドンを舞台に、実在の人物と架空の人物を織り交ぜて繰り広げられる歴史ミステリ。でも読後感はなんとなく木原敏江の漫画だ。
主人公の柏木薫は、京極夏彦の小説の「関口」みたいな感じ。いや昔の小説家なんかは、皆こんな感じなのか。その友人で、顔が榎津で中身は蘊蓄を披露しない京極堂みたいな鷹原がカッコイイです。もう少し活躍するかとおもったのにね。
実在の人物と架空の人物の行動がクロスする構成は面白いですが、おなじく実在の人物と架空の人物を織り交ぜて切り裂きジャックを扱ったキム・ニューマン『ドラキュラ紀元』[→感想]あたりと比べると地味ですな。
ヴィクトリア朝が舞台だし、お耽美好きな作者だしで、いろいろヨコシマな想像の余地は残されておりますが、あんまり露骨な描写はありません。外伝で、同じ登場人物のやおい小説を書いてくれれば楽しいのに。
大作だしハードカバーだから仕方がないんだけれど、この値段はちょっと高いと思う。
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ISBN4-488-01219-1 【amazon】 【bk1(01339596)】
午前1時に注文したのに夕方5時になっても発送の通知がない。
システムが変わったので、現場が混乱しているのか?
と思ったら午後7時に本だけがいきなり届いたよ。発送メールはどうした?
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ちょっと歩いただけで、右半身の首から背中にかけて痛みが。バックの持ち方が悪いのだろうか。
腰痛用コルセットをするとマシになるので、腰が問題なのか? なんにせよ、情けないことです。
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瀬名 秀明『虹の天象儀』 (祥伝社 祥伝社文庫,2001.11,\381+税)読了。
うーん、いささか構成にムリがあるような。タイムスリップは別に構わないんですけど、行った先の人間があっさり言うことを信じてくれちゃったりするあたりがご都合主義に見えちゃって……。
『瀬名秀明 奇石博物館物語』 [→感想]などを見ていると、瀬名秀明は三題噺のような物語の作り方をするようなので、これもそんな風に作られた作品なのかなという気が。調べていくうちに気になった題材を拾い上げてそれをこね回すという方式ですね。上手くやらないと、作品全体が軋みます。
でも全体的な雰囲気やプラネタリウムへの愛が感じられる描き方はとても良い感じ。こういう路線のほうが合ってますね。
ノスタルジーの方向に向かうのも多分正しい。21世紀の「現在」の我々に「未来」は見えない。でも少し前に戻れば、そこらからは確かに「未来」が見えた。だから今、「未来」を語ろうと思ったらいったん過去に溯って、21世紀を飛び越した「未来」をみせるしかないんじゃないだろうか。
主人公が少年に投影機の説明をするところとかはとても嬉しそうに書いてますねぇ。やっぱり解説が好きなのね。
それにしてもよくもまあタイムリーにこんな写真が撮れたものですね。
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ISBN4-396-32884-2【amazon】 【bk1(02089950)】
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新しい経路(*1)を試してみる。あっという間に着く。
田中 芳樹『KLAN 1』 (集英社スーパーダッシュ文庫,2001.7,\476+税)読了。続きを霜越かほるが書くというので、1巻目も読んでみた。
アニメ化を前提にした作品だというが、あらすじだけという感じ。田中 芳樹の書いた中では一番出来の悪い作品じゃなかろうか。
エセ関西弁をしゃべる美形のロシア人がキャラ立っているので、なんとか最後まで読めるけど。
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ISBN4-08-630038-9【amazon】 【bk1(02054671)】
田中 芳樹原案/霜越 かほる『KLAN 2』 (集英社 集英社スーパーダッシュ文庫,2001.10,\476+税)読了。
霜越かほるが書いているので読んだ。
冒頭は「ツアーコンダクター」役の新キャラの視点で始まる。(ライトノベルとしては)凄く巧い。この部分が霜越かほる本人のペースで書かれた部分だろう。このまま続いていっても構わなかったのに。
2章目からは、メインキャラたちが合流。視点が変わるので、ちょっと混乱する。ノリはイマイチ。もともとメイン・キャラの性格設定が弱いんだから仕方ないか。でも面白いです。一巻目よりもかなり持ち直した感じ。
霜越かほるには、『双色の瞳』の続きをぜひとも書いて欲しいのですけれどねぇ。マニア受け(というかオトナ受けか?)しても一般受けしないみたいなのが残念です。このシリーズで認知されて、オリジナルをどんどん書けるようになるといいですね。
【タニグチリウイチ】さんのティーンズノベル・フェスティバルの記述などを見ている限りでは、編集さんもちゃんと売り出そうと努力はしているみたいですが……。でも、いしかわじゅんの表紙は……。何考えてるんだろう。
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ISBN4-08-630056-7【amazon】 【bk1(02087568)】
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作/田中 薫子訳/佐竹 美保絵『クリストファーの魔法の旅』 (徳間書店 大魔法使いクレストマンシー,2001.10,\1,700+税)読了。
夢の中で「あいだんとこ」(”世界の狭間”ですね)に行くことができるクリストファー少年の冒険。
クリストファー・チャントがクレストマンシーになる前のお話。
まったくクリストファーってば、キャット(*1) にお説教できる義理ではないのだよ。コロコロと命なくすような真似ばかりするんじゃないよ、ほんとにもうっ!
クリストファーの両親って、あの後どうなったんでしょうね? 日の出ずる国のやんごとない方々相手の占師? 青い眼の陰陽師? うーん……。
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ISBN4-19-861435-0 【amazon】 【bk1(02066154)】
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「有里の本棚」
新URL:http://alisato.cool.ne.jp/book.htm
「ハヤカワ文庫FT総目録」
新URL:http://alisato.cool.ne.jp/book/hft/index.htm
「波津彬子ファンページ」
新URL:http://alisato.cool.ne.jp/book/hatu/index.htm
「花郁悠紀子ファンページ」
新URL:http://alisato.cool.ne.jp/book/kai/index.htm
「井辻朱美著作リスト」
新URL:http://alisato.cool.ne.jp/book/ituji/index.htm
疲れた……。
これでやっと日記の移行にとりかかれる。
でも別件にひっかかったりして、前途多難。
リニューアルも一緒にとか思うからイカンのだな。
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日記ページの整理のついでに書誌情報も記載しておこうと【bk1】を検索したら、以前注文したときは品切れだった『高天原なリアル』(集英社スーパーファンタジー文庫) が24時間以内配送になっているのを発見し、早速注文。誰かは知らんが、在庫係のヒト、えらい。
何か忘れているような気がしていたのだが、注文してから『Hellsing』のコミックス版を買うつもりだったのを思い出した。今なら24時間以内配送なのにー。これだから、思い付いたときに買い物カゴに放り込んでおかないとダメなのだな。予約本をチェックしたら、青池保子『修道士ファルコ2』があったので、これと抱き合わせで注文。来年からはこのワザが使えなくなるのが痛い。
全然使いやすくならないくせにこういサービスは廃止して、見当違いのことばっかりやっているんだよな、bk1は。
それでもbk1を使うのは、第一にブリーダーにポイントが入るからですね。いつも情報ありがとうという意味で、ポイントをつけたい人のサイトからわざわざ入り直すのだ。第二に在庫があるから。amazonでもいいんだけど、在庫がなさすぎ。在庫を入れないことで経費節減しれいるんだろうか?
楽天は使ったことないのでおっくうだし、今はプリンタが死んでいる(インク詰まった)ので、プリントアウトしていかないと店員がパニックしてしまう es! は使えない。
ルーマー・ゴッデン作/野口 絵美訳『すももの夏』 (徳間書店 ,1999.3 本体価格: \1,600,+税)読了。
戦場跡を見るために、母に連れられイギリスからフランスへ遊びにきたセシルたち四人姉妹と弟。だが、旅の途中で母は病気で入院してしまい、子供たちは滞在していたホテルにいたイギリス人男性エリオットに預けられることになる。エリオットは魅力的だが謎めいている人物で、子供たちは彼になつく。だがホテルの女主人の愛人でもあるエリオットが、セシルの姉のジョスに惹かれはじめ……。
フランスのホテルで子供たちだけで楽しいひと夏を過ごしたお話かと思いきや、思春期を迎える少女がであったミステリアスな事件を描いた話でありました。
ホテルの人間模様はスキャンダラス。なにしろエリオットと愛人関係にあるマドモアゼル・ジジには別にマダム・コルベという女性の愛人までいるんですから。そこに主人公の姉の美少女ジョスが加わるので、さらに事態はややこしいことに。
ジョスの視点から描いたら、ロマンチック・ミステリーになったかもしれませんが、美しい姉にコンプレックスを持つ次女の視点から描いているので、児童文学と思春期小説の間をいったりきたりしているような、奇妙な味わいのある小説になっています。
実体験に基いた話だそうです。いやはや15歳でこんなキョーレツな体験しちゃったら、あとは小説家になるより他はありませんわね。
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ISBN4-19-860996-9 【amazon】 【bk1(01671522)】
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久々に、サーカムが来た。しかも会社のパソコンからで、ドメインには社名がばっちり入っている。送られてきたのは社内文書っぽい。大丈夫なのか、こんな書類をばらまいて。
とりあえず、送信元アドレスを着信拒否する。届いた先のアドレスからすると、ひょっとすると面識がある人なのかもしれないんだけど、本名でメール送られても誰だか分からん。というわけで、shindoさん、ここ見てたらウィルスチェックしてね。
ハードカバーが増えてしょうがないので、あちこちの本を動かして本棚に入れ直す。パズルのようです。
床に出ていた本が、なぜか本棚に収納できるようになる。不思議。
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