2000年11月 ( 上旬 / 中旬 / 下旬 )[前月] [次月] | |||||||||||||||||||||||||||||
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夕食用の鉄板餃子を黒こげにする。ショックで一回休み。
2ヶ月も放ってあった「千代紙つづり」利用者のリンク集をようやく更新。いろいろ問い合わせがあったので、使い方のガイドラインも作らなきゃならないんですが、作業がおっくうで。リンクというのは気を遣うので、CGIを使った自動登録にしてもらおうかとか思ってしまう。 CGIが使える@ホームページに移転したいー。
ハヤカワ文庫FT書評リンク集も更新ストップしてるし。ちょっと手を広げすぎ。ときどきサクッとコンテンツを削除しちゃいたい気分になるけど、それももったいない気がして……。
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bk1から瀬名秀明さんの「直筆サイン入り特製カード」が届く。メール便だった。ポストに入りきらないサイズの封筒なので、雨でぐちょぐちょになっていた。気が付いたのが早かったので、かろうじて中身は無事。黒猫のメール便は気の利かないおばさんが自転車で配っているのである。
荷物がメール便でくるか通常の宅配便でくるかは、出荷完了メールでは分からないのだろうか?(2000/11/06追記: 【青木みやさんの11/4の日記】に関連情報あり。0079から始まるのがメール便で、それ以外が通常の宅配便らしい。)
10月23日に注文した
高瀬彼方『女王様の紅い翼』(講談社ノベルス)
高瀬彼方『戦場の女神たち』(講談社ノベルス)
高瀬彼方『魔女たちの邂逅』(講談社ノベルス)
高瀬彼方『天魔の羅刹兵 2の巻』(講談社ノベルス)
については、「発送遅延のご連絡」というメールが届いた。なんだ、やればできるじゃん。最初っからそれくらいシステムに組み入れとけよ。と思いましたです。
ダメモトで注文したので、こんなもんでしょ。多分版元品切れだと思います。でも版元に注文はいっているわけだから、ちょっとは高瀬さんの作品について出版社にアッピールできたのではないかと……。ひょっとしたら、重版かかるかもしれないしー。
でもって、【amazon.co.jp】。
トップページが、軽いー!!! 試みに【bk1】も開いて時間を計ってみたが、bk1がもたもたと犬のマークだけを表示している間に、amazonはトップページを表示し終わり、bk1のトップページを表示し終わるころには、amazonじゃ検索結果の表示が終わっているという……。
ヘルプ画面は「押し付けがましいまでの」親切さ。海外からやってきたにしちゃ日本語変じゃないしー。(某フリーメーリングリストサイトの案内文は、翻訳ソフト通したてみたいな妙な日本語だった。)ちゃんとソートもできるしー。
MARCのデータとかも参照できるしー、書影がある場合は、ちゃんと大きい画像も表示できるしー。直接リンクができるかどうかは、不明なのだがー。
今の段階で、bk1が勝っているのって、コラムの充実度(それも外部エディターの熱意だけで持っているようなもの)だけじゃん。エールなんて送っている場合じゃないと思うがのー。
ところで【BOL】のトップ画面は amazon.comのパクリなんですね。
リクエストした以下の本を借りる。県立図書館から来たらしい。
目的は、コバルト編集部の方針変更についての記述がちょっとだけ出てくる、『本の雑誌 96年6月号』の「三角窓口」p.90〜91の波多野鷹の投稿。ある方にこういう資料があるよ、と教えていただいたのである。
4月号の読者アンケート「この作家にひとこと」の「シリーズの続きはどうなった?」という投稿(p.29)への回答で、本人は完結させるつもりだったけれども、社長交代に伴う大規模な人事異動があって、コバルト編集部も体制、方針が変更していろいろあって……ということらしい。
ちなみに中断したシリーズの最後の本は『断崖のアルテミス(下) −恋愛物語−』で、1991年3月刊行。 91年以降コバルト文庫で本がでていない作家というのは、波多野鷹のほかにもいっぱいいる。
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ダウナーな日。どれくらいダウナーかというと、ブックオフにいっても新刊書店にいっても全然嬉しくないぐらいダウナーだった。
某ショッピングセンターでやっていた古本市で以下の本を購入。
須賀しのぶ『流血女神伝 砂の覇王3』(集英社コバルト文庫)読了。
妾妃ギュイハムに毒を持ったという濡れ衣を着せられ、再び投獄されたカリエ。処刑を前に王子バルアンに直訴する機会を得るが……。
一難去ってまた一難のカリエちゃん。今回もサバイバルです。今回のキーキャラクターは王子バルアンですが……なんかイヤ、こいつ。
えー、シリーズ物ですので、これからお読みのなる方は必ず『帝国の娘』からどうぞ。
★ISBNでネット書店を検索:ISBN 4-08-614781-5
(ISBN 4-08-614781-5)
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西澤保彦『なつこ、孤島に囚われ。』(祥伝社文庫,¥400)読了。
見知らぬ女に拉致され、孤島に軟禁されたバイ・セクシャル作家の森奈津子。紺碧の海に白い砂浜、お洒落な別荘で毛蟹食べ放題とあって、当人はいたって上機嫌で軟禁生活を楽しんでいたが、向かい側に見える小島<アニキ島>で死体が発見され……。
一応ミステリーですけど、バカミス系。【森奈津子】さんをモデルにしたキャラクター小説だと思って読むべきなんでしょうね。倉阪鬼一郎さんとミーコちゃん、牧野修さん、野間美由紀さんも登場。倉阪さんとミーコちゃんは、イベントでお目に掛かった「そのまんま」でしたから、牧野さん、野間さん、森さんもきっと「そのまんま」なんでしょう。
ちなみに一番ウケた個所はここでございます。
====引用開始====
「そうかもしれません。作家さんにもいますものね、そういうひとたちって。倉阪さんや牧野さんは違うけど」
「だってあのふたり、中身は女じゃん」(p.84)
====引用終了====
妄想を暴走させる主人公があまりにもチャーミングだったので、『東京異端者日記』(廣済堂出版)と『西城秀樹のおかげです』(イースト・プレス)を買うことに決めました。西澤保彦の著作でなくて、森奈津子の著作であるあたりちょっとアレですが、ちゃんと《小説推理》(双葉社)連載の『両性具有迷宮』の探して読む予定でございますので……。
購入ガイド
★ISBNでネット書店を検索:ISBN 4-396-32810-9
(ISBN 4-396-32810-9)
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ブックオフを3軒はしご。へとへと。
まわった店は、17号桶川店、白岡店、埼玉伊奈店。
今回初めて行った17号桶川店は、1階がマンガ本と児童書で2階がそれ以外。ものすごく広い。ただ、店の広さに比べると駐車スペースが少ない(少し離れたところに第二駐車場もある)ので、時間帯によっては駐車できないこともある。
1階には若者があふれ、2階は定年退職後のおじさんばかりなのが興味深かった。光琳社出版の本が積んであったので、ポストカードブックを2冊ばかり買う。定価1000円の本が1冊300円。カードが24枚入っているから、一枚12円ぐらい。画材屋で買ったら一枚100円はするのにー。
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眼精疲労で一回休み。
『アワーズ・ガール』(少年画報社)購入できました。あんな女性週刊誌みたいに背の丸い雑誌だったとは。
『ネムキ』で描いてるみなさん(今市子・波津彬子・篠原烏童・川原由美子)と巻頭の人(おがきちか)と古本屋の話を描いてる人(芳崎せいむ)と犬上すくねが面白かったので、ふつーの雑誌よりは読むところが多いようです。
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コバルト文庫カレンダー ラインナップを更新しました。
コバルトの女王・氷室冴子がついにラインナップから消えて(新作書いていないんだから、現役度は当然低い)、新人の片山奈保子が入りました。本沢みなみと七穂美也子(この人はスーパーファンタジー文庫だけど)が消えて、響野夏菜と藤原眞莉が返り咲き。
前田珠子・榎木洋子・桑原水菜・若木未生の4大スター(10年選手!)が1987〜1990年デビュー、金蓮花・真堂樹・須賀しのぶが1994年デビューで、その後は際立った新人がいないなぁという感じ。
というわけなのかどうかは知りませんがボーイズ・ラブ・フェアとかやってますねぇ。テコ入れ? 今更ボーイズ・ラブねぇ……って気もしますが。
【ヘイ・ブルドッグ】とか【本の虫】とか【nDiaryの新機能】とかを参考に、私も真似っこしてマクロ組んでみました。私はQXエディタ使って手打ちでHTML書いているので。
【nDiary】は、便利そうですねぇ。新年からの導入を検討中。
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『幻想文学 59』が届く。
うーむ、【ヘイ・ブルドッグ】の 本日の言葉に引用されてますな。引用元はこちら[ 不毛な言い争いをしないための批評ルール()]。
半年たっても書いたことに対しての考えは変わらないですが、2chの某スレッドにあった
「【一部批評家に対するレズニックの反論】は面白かったぜ。ああいうのが出てくるのだったら、反論したっていいじゃないか」(←かなりパラフレーズ)という意見は、一理あると思ったことは付け加えておきます。確かにあれは面白かった。でも、いくら面白くてもしょせん「反論」は作品じゃないわけで、作品じゃなく、反論で後世に残るってのもありかもしれないけど、そういうのって、あんまり嬉しくないんじゃないかなぁ。
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目の前に情報があるのに問い合わせのメールを出すというマヌケなことをしてしまう。済みません、変なメールがいっちゃった方。疲れているのか、ワタシ。
ページの更新をいろいろ。
来年からは、購入本とか話題の区分とかを抽出しやすいシステムにしたいなぁ。
【nDiary】はともかくrubyをインストールするところまで辿り着くのが大変。私もまだやっていない。
あんまりエレガントなプログラムじゃないけど、 [QX用のISBN検索タグ挿入マクロ]。(名前が Htm_isbnsc_ins.txtになってるので、拡張子を.macに変えてね)
【not】さんの【オンライン書店 メタ検索ページ】を参考にJavaScriptのお勉強。検索用HTML文を生成する機能というのを付け加えてみました。こんなの。
別ファイルのフォームにパラメータを設定して、著者名でのメタサーチもできるんじゃないかと思います。
【bk1】の【SFの棚】の左側に出版社文庫別直通サーチがついたのが使いやすい。リアル書店で書棚を見ていくのに近づいたかなという感じ。これでもっと表示が速けりゃね、と思うのだ。 SFサイトを表示させるだけでも時間かかるもんね。やっぱり自分のサイト内にプチbk1を作ってしまった方がいいのかも。
【背水の陣企画】([当日記内の関連記事])について、【みのうら】さんが11月6日の日記で「ちょっとつらい」と複雑な心境を告白。
====引用開始====
本に付加価値(この場合は著者ではない作家のキャラクター)をくっつけて販売してるわけで、売れなかったものと売れたものが発生した場合、その付加価値以上に、本や著者自体に傷が付くんじゃないかと心配です。マイナスに傾いたときにでっかい。編集者やファンがやるのも関心しないけど、作家がやるのはどうかなあって思っちゃうわけですよ。付加価値がでかすぎる。本がかすむ。それでも「読まれるチャンス」を与えられた本は幸せなんだろうけども。
====引用終了====
うーん、気持ちは分かります。企画案が出たときに【うさぎ屋】さんも似たようなことを言っていたような……。
あの企画は「数字」を出すための一回きりのイベントであって、同じやり方をしてもまた本が売れるとは限らないと思うし、棚担当の【森山和道】さんもそう思っているんじゃないでしょうか。実績は出たし、ネットコミュニティの底ヂカラを見せつけることもできた(?)し、やった意義はあったと思います。
私がこの企画にリンクしたのは、自分の発言に責任をもつ高瀬彼方さんの姿勢に感動したのと、ネット書店の企画に実績をあげて欲しかったからです。(ネット書店の実績があがるというのは、最終的には使えるネット書店ができることに繋がると思うので)だから扱う本はなんでもよかったんですけどね、それがたまたま、五代ゆう『〈骨牌使い〉の鏡』(富士見書房 FANTASY ESSENTIAL)だったという……。
実をいえば、内心フクザツなんですよ。
『〈骨牌使い〉の鏡』はすごくいい本なのです。すごくいい本でお薦めなんだけど、出来ることなら書店や図書館で「運命の出会い」をして欲しいたぐいの本なのですよね。
でも現在の出版事情ではそんな悠長なこといっていられないから。今、手にとってもらわないと、本そのものが消えちゃうから。高い本だから、こういうイベントで盛り上げて、背中をおさないと手を出せない人がいるだろうから。万が一、この本とあまり相性のよくない人の手に渡ったとしても、個人が買った本なら捨てられずにいつか世に出てこの本にふさわしい人の手に渡るかもしれないし……。と、自分にぶつぶつ言い聞かせなければならない程度に心境はフクザツなのです。
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あああああ、火種になってる……。(涙)
【高瀬彼方】さん、すみません、お仕事が忙しいのに余計なストレスかけちゃって……。
でもっって、【森山和道】さん。
良かれと思ってやったことに文句いわれてグレたくなったのは私も経験したことなのに、そういう気分にさせちゃってすみません。どうかいじけたりグレないでください。私がまだbk1を見捨てずにいるのは森山さんのように「闘ってる」人がいるからなんですから。
====引用開始====
底ヂカラって言ったって、あの程度の数じゃ力見せたうちには入らないですよ、残念ながら。それなりの数ではあるけれども版元がびっくりするほどじゃないし。
====引用終了====
ううう、もっと売れなきゃいけないのか……。
ええと、私がいっているのは決して文句では……いや、やっぱり文句か…… ? 本が売れて新しい読者と出会えたことはいいことだと思うんですけれど、私が一番ひっかかっているのは、売れなかったらどうこうという点よりも、期間を限定して購買意欲を煽ってしまった点にあるようです。(←「ようです」と曖昧なのは、自分でもはっきりしないから。)本に対して消費期限みたいなものを設定しちゃったんじゃないかとか思ったり。
私の望みは「読みたいときに、読みたい本を、すぐに適正な価格で手に入れられること」です。(今それが可能なのはWeb上にある無料の文書および一部の有料の文書だけ)
「今買わないと」読みたくなったときに本が手に入らないと困るから、読まない新刊書を「とりあえず」購入しておかなくてはいけない、という今の出版状況はすっごくイヤなのです。でも、インパクトがあるからと、私自身が「今買わないと……」と、この企画に期間の制約があることを前面に出してしまったわけで、それじゃ、私の望む方向とちがーう。
私は、他の人の書評や推薦を参考にして(あくまでも参考ですけれど)、本を選ぶことが多いので、作者以外の作家やファンや書店員が本を推薦したり販売促進活動をすることに対して抵抗はありません。(作者には販売促進活動よりも読んだ人向けのサービスとして制作裏話してくれたほうが嬉しい。)露出度が上がって、情報が流れるのはいいことだと思うし。
だからフェアをやるのは賛成なんですよ。でもフェアのときだけじゃなくて、その後でもちゃんと本が買えるようにして欲しいのです。 どうせ自腹を切るんだったら、売れ残ったら買い取りじゃなくて、金を出すから何冊かを1年間は24時間体制で売ってくれ(←本のパトロン?)とか、そういう方向のほうがいいなと。
(なんかもっとグチャグチャと考えていたはずだけど、書いてみたらこんだけになってしまった)
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