2000年10月 ( 上旬 / 中旬 / 下旬 )[前月] [次月] | ||||||||||||||||||||||||||||||
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プリンタを修理に出す。年賀状を印刷する時期までには戻ってきて欲しいなり。
中原淳一『しあわせの花束(コロナ・ブックス 80)』(平凡社, 1600円)読了。
中原淳一の詩画集。技術とセンスに溢れた作品は、50年経っても古びないのだ。
購入ガイド
ISBN4-582-63378-1【amazon】 【bk1(00013194)】
マーガレット・マーヒー『足音がやってくる』(岩波書店)読了。
ホラー仕立てだが、実は大人に傷つけられた子どもたち=AC(アダルトチルドレン)の物語。
★書誌情報
マーガレット・マーヒー作/青木 由紀子訳『足音がやってくる』
(岩波書店 ,1989.10,+税)
ISBN4-00-115508-7 【bk1(00618940)】
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【bk1】で【高瀬彼方】さんが、【五代ゆう】『〈骨牌使い〉の鏡』(富士見書房 FANTASY ESSENTIAL,\2300+税)を売るという企画がスタートしました。1ヶ月の間に30冊を売る、売れ残った分は高瀬さんが買い取るというハードな《背水の陣》企画。
もともとこの企画は高瀬さんの【掲示板】での発言(10/5 「PSのゲーム「ガンパレードマーチ」が」)をきっかけに、bk1のSFの棚担当の【森山和道】さんが具体的な企画案を出して、あれよあれよという間に実現してしまったのです。自分の発言に責任をもつ高瀬さん、エライ!
掲示板の発言(まだなんとか流れずに残っている模様)のほかに【高瀬さんの日記】( 10/8, 10/22)や【森山和道さんの日記】(10/7)にも言及がありますので、合わせてご覧ください。
で、高瀬彼方さんが売る『〈骨牌使い〉の鏡』(富士見書房 FANTASY ESSENTIAL,\2300+税)ですが、『指輪物語』とか《ゲド戦記》とかハヤカワ文庫FTを読んできたファンタジー読みの方は特にお勧めしたい傑作です。海外ファンタジー読みの方は、日本のファンタジーはあまり読まないことが多いようですが、日本の作品だって捨てたもんじゃありませんぜ。
こちらが、わたしの感想。
とという(いわゆるRPG小説のお約束の)言葉をあえて避けて通ったと作者があとがきで語るこの作品は、作者自身にもコントロールできないほどの「物語の力」に溢れています。値段が高いのと、マンガ絵の表紙に退いちゃったのとで、買うのには少々勇気がいりましたが、思い切って買って良かったと思っています。
まだお読みでない方は、この機会にぜひとも手にとってください。
さあ、立て、真のファンタジー読みよ!
今こそ【ここ】へ行き、勇者・高瀬彼方を買い取りによる経済苦から救うのだ!!
伝説を作るのは君だ!
既に『骨牌使いの鏡』を持っている人は、高瀬さんの御本を買いましょう。
それも持っている人は……あちこちでこの企画を宣伝したまへ。
(2000/10/26追記)
予定冊数は売り切ったようです。さあ、今度は何冊売れるかに挑戦!
購入ガイド
【bk1の<背水の陣>企画】
【bk1で高瀬彼方の本を検索】
もうひとつ、ネットでの書籍販売の話題を。
先日読了した、皆川博子『あの紫は わらべ唄幻想』ですが、電子本版が【e-NOVELS】で購入できることがわかりました。
「作家別産直販売コーナー」の皆川博子のページで『わらべ唄幻想』の項をご覧ください。
加納朋子の駒子シリーズの三作目『スペース』も販売中です。連載が完結したようですね。これはかなり魅力的。読みたい。
e-NOVELSでは、プリペイド形式のWebマネーのほかに、so-netでの決済もできるようになったみたいです。【SFオンライン】の有料ダウンロード小説を購入するのと同じ要領だと思います。
購入ガイド
【e-NOVELS】
出荷報告のメールがきてからなかなか届かないので、Webでチェックしてみたら、「21日に持戻」されていたことがわかった。メール便なのになぜ? ポストが新聞でいっぱいだたからか?
翌日営業所に電話した。その後ポストを見たら、ポストの入り口に半分はみ出た状態で詰め込まれていた。うーん……。新聞が入っていなくても、bk1のパッケージはでかいからポストには入りきらないんだよなぁ……。ポストを大きくするか、新聞&大きい封筒を入れるポストをを別の場所につけるべきか……。
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東雅夫ふあんくらぶの「へんしうちょう出稼ぎ備忘録」更新しました。
『ユリイカ』から『プータオ』、学研の『5年の学習』まで、神出鬼没の大活躍。
それから【bk1のホラーサイト】ではスティーブン・キング『ザ・スタンド』の予約受付中です。
しばらくサボっていたファイルのバックアップ作業を行う。みなさーん、バックアップちゃんと取ってますかー?
私の場合、一番大事なのはサイトのデータとメールデータなので、それらをディレクトリ単位で圧縮してMOにバックアップ。圧縮ファイルには日付名をつけて世代管理してます。だいたい月に一回、サイトのトップページの模様替えをするときにやります。今月はサボったけど。
本当はMOも2枚用意して、奇数月と偶数月で交互に使ったほうがいいんですけどね。そうすれば、MOとHDDが一度に両方こけた場合でも、2ヶ月前のデータが無事に存在するわけです。……と書いているうちに不安になったので、もう一枚MOにバックアップ。
腐海と化していたメーラーの中身も整理しました。
メルマガ用の受信メインのアドレスとML用の受信/発信アドレスを分けて、アドレスを登録し直したりとか。ソフトのユーザー登録のアドレスも変更しなければ。
11月から、biglobeの 個人ホームページ基本容量が10MBに拡大されるそうな。11月になったら容量変更の手続きをしなくては。
ちなみに現在の容量ですが、パソコン上では
3.1MB …… ありさとの蔵 (biglobe)
5.5MB …… ありさとのべつくら(@Nifty)
2.7MB …… ありさとのジオ倉 (geocity)
となっています。合計すると10MB越えてるのね。
bk1で以下の本を注文。
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結城浩『Perlで作るCGI入門 基礎編』(ソフトバンク, 2730円)を読む。
プログラム言語 Perlで作るCGIの入門解説書。 PerlやHTMLの説明だけでなく、FTPのやりかた、ありがちなエラーとその解決方法までやまで丁寧に解説してある。その上、ネチケットやセキュリティを含めた掲示板運営方法、ホームページ運営の心構えまで載っている。
プログラム初心者には少々難しいかと思うが、プログラム経験のある人や既存のスクリプトを使ってCGIを設置したことのある人が、基礎から勉強してCGIの改造や自作にチャレンジするときには、非常に役に立つと思う。文章も読みやすく、分かりやすい。
私も見よう見まねで書いていた FORM についてや、おぼろげな知識しかなかったクッキーのことがよくわかった(気がする)。
おすすめ。
続編として『Perlで作るCGI入門 応用編』(ソフトバンク,\3000+税)がある。
著者のWebページでは、スクリプトのサンプルがダウンロードできる。クリスチャンなのだそうな。
【結城 浩 : The Essence of Programming】
購入ガイド
・結城 浩『Perlで作るCGI入門 基礎編』 (ソフトバンク ,1998.1,\2,600+税)
ISBN4-7973-0507-X 【amazon】 【bk1(01549311)】
真夜中、寝ようとして洗面所に歯を磨きに行った。ふと鏡をのぞきこむと、鏡に映る私の肩越しに異様な黒い物体が!
きゃーっ!
壁にへばりついた黒いかたまりは、体長5センチのゴキブリである。助けを呼ぼうにも、ダンナは既に夢の国。仕方がないので、ひとりで殺虫剤片手に追い回したが、本棚の後ろに逃げ込まれてしまった。貴重な睡眠時間が30分減った。(その分昼寝することにした。しかし、夜寝ないと疲れは取れない)
洗面所の壁際、床と壁の間に5ミリほどの隙間があって、どうも床下にいるヤツがそこから侵入してくるような気がしてならない。気になるので、詰め物をしてみた。気休めかもしれないが。
後日、ダイニングの天井をはいずりまわっているのを発見、食卓の上に落ちてこない位置に移動するのを見澄まして、殺虫剤を噴射、落ちてきて逃げ回りやがるのを広告を丸めたものでひっぱたいて、ようやく仕留める。ぜいぜい。
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bk1からアンケートの謝礼として図書券500円分が届いた。【ヒラノマドカさんの日記】を見て、うらやましく思っていたところだったので、嬉しい。一応抽選だそうなのだが、2日間しか実施しなかったそうなので、抽選倍率はめちゃくちゃ低いのかも。
bk1で以下の本を注文。
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プリンタ修理完了の連絡あり。
……恩田陸&とみなが貴和のインタビューあり。
図書館で以下の本をリクエスト
・『本の雑誌 96年4月号』
・『本の雑誌 96年6月号』
図書館で以下の本を借りる
・『爆笑問題の世紀末ジグソーパズル』(集英社)
気分的に小説が読めないので、エッセイとか解説書ばかり読んでます。
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【インターネットうろうろ日記】が面白かったので、そこからあちこち飛ぶ。このところ知り合い(主としてDASACON関係者)のところばかり巡回していたので、少しは新しい場所を開拓せねばと思って。
それで分かったのは、私は「ポエム」な日記にも知らない人の日常生活にもほとんど興味が持てないということでした。散文で考察的だったり戦闘的だったりする日記は面白いんですけど、そーゆーのは日記とはいわないのかもしれない。
ということで、新しいページは開拓できず。時間があったら、次は「雑文」読みに挑戦します。
【ちはら】さんの日記で知る。
しかし新ペンネームが「獸木野生(けものぎやせい)」とは、なんとも覚えにくい名前だ。
いつの間にか『愛でなく』も完結していたらしい。でもそれがいつなのか よくわからん。オフィシャルサイトの【BIGCAT Studio】には、そういう情報は出ていないようだし。サイト構成がわかりにくいっす、あそこ。
私の中では、シドとジェームズがくっついた時点でパーム・シリーズは終わっているので、どうでもいいですが。
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服と靴の買出し。気が付いたら、ボルドー色の服ばかり買ってました。
倉阪鬼一郎『文字禍の館』(祥伝社文庫,¥400)読了。
中島敦で泡坂妻夫で夢枕獏です。でもやっぱりこーゆーこと考えるのは倉阪鬼一郎ぐらいかも。漢和辞典を手元に置いて読むとより一層楽しめます。(多分)
一般非公開のテーマパーク「文字禍の館」に招待された、オカルト雑誌「グノーシス」編集部の髀塚たち三人。彼らがそこで見たものは……。
ところで、某所で「文字禍の館」が「文学禍の館」と誤植されていて、あまりにもタイトル通りの事故(?)だったのが妙に可笑しかったです。あと一回ぐらいどこかで、誤植されそうな予感が……。
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ISBN4-396-32814-1 【amazon】 【bk1:ISBN4-396-32814-1】
霜越かほる『双色の瞳II ヘルズガルド戦記』(集英社スーパーダッシュ文庫,¥495+税)読了。
こちらば、前巻の感想。
軍人となった少女ウナは、隣国ゾルキエフとの国境紛争に巻き込まれ、親友エクトラの設計した軽戦車を駆って敵陣へ進撃していくが……。
少女たちが運命を切り開いていく、宮廷&ミリタリー風SFの二巻目。第一次世界大戦直前の欧州の陰謀劇をSF的設定にしたようなといえば雰囲気を分かっていただけるかな。
冒頭がいきなり戦場シーンで人が死にます。ちょっと漫画版の『風の谷のナウシカ』の戦場シーンを思い出させるような……。
主人公と養家の家族との心の交流もよいですが、私のツボにはまったのは、(いろんな意味で)闘っている女性達の凛々しさカッコ良さですね。今回は、ヘルズガルド公国第三皇子タンバールの愛人とされる謎の美女ゾーラ・メックの過去も語られます。
「物語」に没入したい貴方におすすめ。
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・霜越 かほる『双色の瞳 ヘルズガルド戦史』 (集英社 集英社スーパーダッシュ文庫,2000.7,\495+税)
ISBN4-08-630004-4【amazon】 【bk1(01906119)】
・霜越 かほる『双色の瞳 II ヘルズガルド戦史』 (集英社 集英社スーパーダッシュ文庫,2000.10,\495+税)
ISBN4-08-630012-5【amazon】 【bk1(01943433)】
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山之口洋『0番目の男』(祥伝社文庫, 400円)読了。
読み終わって、作者はタイトルを『第三の男』に倣って「第0の男」にしたかったんじゃないかなと思った。SFと銘打たれているけれど、モノクロの画面の似合いそうな話だった。
タシュケントの旧市街の片隅にある会員制のマカロフ・クラブ。そこには、増殖個体群(マルチプレカント)の《マカロフ》、クローニングによって生まれた《マカロフ》たちの集まる場所だった。バーテンの《マカロフ》、俳優の《マカロフ》、科学者の《マカロフ》、詩人の《マカロフ》。ある日、その店を訪れたひとりの《マカロフ》、彼こそは……。
クローン+冷凍冬眠物で、ル・グィンや《24年組》とそのフォローワーの少女漫画家たちによって繰り返し描かれてきたネタであり、アイデアとしてはそれほど目新しいものではない。ただ、男性作家が男性を主人公にしてこういう風に描くのは、かなり珍しいんじゃないかと思う。ソウヤーの『ターミナル・エキスペリメント』あたりが近い気がするけれど、ソウヤーよりも山之口洋はもっとロマンチストだ。
70年代後半、私が好んで読んでいたのはこういうタイプのSFだった。いまでもこういうタイプの作品が好きだ。というわけで、アイデアより感情を重視する私のような人には、お勧めである。
読んでいて頭の中をちらちらしたのは《24年組》というより竹宮恵子と萩尾望都の作品群で、良い意味で少女漫画の影響を受けた作品という気がしてならない。(綾辻行人の作品からも似たような感触を受ける。)
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ISBN4-396-32815-X 【amazon】 【bk1(01938171)】
【bk1で山之口洋の著作を検索】
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井辻朱美『とっても奇蹟な日常』(ヴォイス ,1995.5,\1,650+税)読了。
なぜ生物学部から大学院の文学部に進んだのかとか、なぜ翻訳の仕事をしているのかとか。井辻さんの秘密満載。井辻ファン必読!(笑)
購入ガイド
ISBN4-900550-65-5 【amazon】 【bk1(01199795)】
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書きたいことはいろいろあるような気がするんだけど、パソコンに向かうと霧散してしまうのだった。
ネット書店があちこちリニューアルしてるである。検索機能もいろいろ変わっている模様。
皆川博子『笑い姫』(文春文庫)読了。
冒頭の子供が赤ん坊を抱いて逃げる場面に惹かれて買ったのだけれど、実はそこは作中作の部分だったのだ。
海賊や異人さんまで出てくる冒険活劇に幻想的な作中作が絡み合う。
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・皆川 博子『笑い姫』 (文芸春秋 文春文庫,2000.8,\629+税)
ISBN4-16-744007-5【amazon】 【bk1(01914932)】
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