2000年5月 ( 上旬 / 中旬 / 下旬 )[前月] [次月] | ||||||||||||||||||||||||||||||
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コバルトリスト入力完了。これからHTML化に取り掛かります。
報告し損ねてましたが、うちにも来てます、韓国海苔メール。残念ながらお役所経由でも出版社経由でもないようです。
韓国海苔は大好きですが、わざわざ通販で買わなくても、ご近所のスーパーで買えるからいいや。
日本の海苔もね、薄切りバターに七味唐辛子をふったものを巻くと、ビールのおつまみに最適になりますですよ。
図子慧『キャット・ボーイ』上下(角川スニーカー文庫)読了。
図子慧『虹彦』(角川ルビー文庫)読了。
『キャット・ボーイ』の登場人物が出てくるのですが、続編というよりは独立した話。
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「たけしの万物創世紀」の東編集長の登場シーンをしっかり録画。番組冒頭で放映されたので、8:00ジャストから録画していたら見損ねてしまうところでした。時間変更のことを教えてくださったかた、本当に感謝!感謝! 噂の美声はほんとうに美声でした。よく響くお声ですねー。たけしの質問に答える下目黒博士が妙に深みのあるいい声になっているのが愉快でした。(笑)
京極夏彦『どすこい(仮)』(集英社)ようやく読了。重かった。
『パラサイト・イヴ』『すべてがFになる』『理由』などさまざまなベストセラー小説をネタにしたパロディ連作小説集。どの短編も、47人の力士が討ち入りをするという書き出しで始まり、しかもひとつ前の作品の作者が次の作品に絡んでくるという超メタメタな構造で、おまけに文体模写までしてあって、しかも全体のオチが……。
腕の筋肉を鍛え、表紙を見てダイエットにいそしむための本かも。
『理由』のパロディと「すべてがデブになる」が面白かったです。
購入ガイド
京極 夏彦『どすこい(仮)』 (集英社 ,2000.2,\1,900+税)
ISBN4-08-774414-0【amazon】 【bk1(00004823)】
浅暮三文『カニスの血を嗣ぐ』(講談社ノベルス)読了。読むの忘れてました。
神戸を舞台に犬のように嗅覚を中心に世界を認識する男が探偵役をつとめるハードボイルド。サスペンスを盛り上げる仕掛けがなく、割と淡々と話が進む。
嗅覚による世界の描写を読んでいると、この作者は基本的にミステリーではなく幻想文学の人なんんだなぁという気がします。
タイトルは「かにすのちをつぐ」と読みますが、読みにくい。読者が読めない書けない覚えられないタイトルは、それだけで不利だと思うが。
購入ガイド
浅暮 三文『カニスの血を嗣ぐ』 (講談社 講談社ノベルス,1999.8,\980+税)
ISBN4-06-182091-5【amazon】 【bk1(01693530)】
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あるイベントのため東京へ出る。電車の中でゼラズニイ『真世界シリーズ1 アンバーの九王子』(ハヤカワ文庫SF)を読み飛ばす。
上野駅のBOOK GARDEN フローラ上野店で本を買った後、御茶ノ水駅へ。【安田ママ】さん、【ニム】さん、【雪樹】さん、【ヒラマド】さん、【おおた@粗忽長屋】さん、【青木みや】さんと落ち合い、デニーズで昼食を取ってから会場へ向かう。
上野駅構内にある新刊書店。駅の本屋にしては品揃えが異様にマニアック。3ヶ月以内に出た新刊書ならわざわざ大型書店にいかなくても、ここでたいてい用が済む。とはいえ本多正一『プラネタリウムにて―中井英夫に―』(葉文館出版)まで置いてあるのにはびっくりしました。もっともこの店では中井英夫が売れるらしく、私の見ている目の前で若い女性が創元ライブラリ版の『彼方より』を手にとってレジに持って行ったこともあるので、こういう本が置いてあるのも不思議じゃないのかも。
赤江瀑の新刊はもちろん置いてありました。倉阪鬼一郎『夢の断片 悪夢の破片 倉阪鬼一郎のブックガイド』(同文書院)も、当然置いてありました。
ハヤカワ文庫と創元文庫の品揃えがすばらしいこの店に『薔薇幻視』(創元ライブラリ)が置いてあるのは当たり前。
ええと、細かいことは思い出せたら書きます。
古本ディーラーズコーナーで、アレッホ・カルペンディエール『バロック協奏曲』(サンリオSF文庫)を拾う。書き込みはあるものの300円は掘り出し物。ニムさんに「どこにあったのっ!」って問い詰められましたけど、文庫がずらっと並んでいるところの端っこにおいてありましたよ。なんで他の人が誰も気がつかなかったのか不思議。
角川春樹氏はスモーク焚いたりアヤシゲな後光をしょって登場したりすることもなく、予想したよりもフツーな感じ。インパクトの強さでは昨年の「大森っ、 大森っ!」の方が上のような……。「直観は外れない」という言葉で萩尾望都『11人いる!』の一節をを思い浮かべたのはワタクシだけでしょうか。
意外だったのは、「新人作家パネル」での森青花さんがおとなしやかな見かけによらず司会者体質だったこと。藤崎慎吾さんと三雲岳斗さんに話を振ったりして、とても面白かったです。
森青花さんは『BH85』を書いたときには『ブラッド・ミュージック』を知らなくて(担当編集者も知らなかったそうな)、後で読んでみたらすごく似ていてショックだったけれども、「これが名作なら、読んでなくて同じの書けたんなら(私の作品だって)名作じゃん」とも思ったとか。
夜になるまでバスジャックのことを知らなかったのは日本でSFセミナーの人たちだけ……だったらしい。
(実は私はいまだに事件の顛末を知らない)
「浅暮三文改造講座」は、むちゃくちゃ面白かったです。出版や編集の話や作品論も出て、すごくタメになったし。
朝4時に沈没して寝部屋に帰って、眠ったのが4時半ごろ。目が覚めたのが6時半過ぎ。私は旅行に行くと必ず日の出と共に自然に眼が覚めるのです。他の人が眠っているので、こっそり部屋を出て顔を洗って缶コーヒーを飲みながら大広間に行って、バスジャックがどうなったかと聞いたりしながら、田中嬢とちょっとだけお話。
7時20分に寝部屋に戻って同室の人を起こして身支度して、少しお話。お互いの自己紹介とかセミナー歴とかSF大会についてとか。この時間が一番充実してたような……。
8時半にエンディング。
旅館を出て、ダサコン勢はルノアールで朝食。2時間延々としゃべりまくる。
とりあえず【U-ki総統】の「記憶の押し入れ」の話(U-kiさんはカメラアイの人らしい)と【タカアキラ ウ】氏発案の「アイデア萌え」は面白かったので、メモ。
11時に解散。
本企画のディーラーズコーナーで【倉阪鬼一郎】せんせいとミーコちゃんとバットちゃんとかたつむりちゃんとお会いしました。ミーコちゃんをなでるという野望は達成できました。でもタイミングを逸してしまって、倉阪鬼一郎せんせいにサインをいただくことはできませんでした。しくしくしく。そのためにずーっと『夢の断片 悪夢の破片』を持ち歩いていたのに……。
【土田裕之】さん(予想よりはるかに若い!)に福島正実『地底怪生物マントラ』(ソノラマ文庫)と 香山滋『海底煉獄』(ソノラマ文庫)をお渡しして、代わりにジャック・ヴァンス『魔王子シリーズ4 闇に待つ顔』を拝領。既に郵送にて拝領済の図子慧『十二月王子3』とヴァンスと上記2冊のトレードだったのです。
初対面の人と会って最初にするのが、名刺交換じゃなくて古本交換だってのがなんとも。(笑)
水玉蛍之丞さんにお目にかかれた(とゆーか遠目で眺めたとゆーか)が嬉しかったです。
堺三保さんは「たれさかい」そっくりでした。って、当たり前か。
申し込みだけして会社に戻るはずだった某氏(特に名を秘す)は、会場にきたとたん「熱が出た」とかで、会社に戻らずに会場の椅子に座っていました。熱があるというわりには元気だったみたいです。(笑)
たとえどれだけツッコミを入れられようが、どれだけ説明をされようが、 ぜーーーーーーーーーーーーーーーーったいに 他人に影響されて自分の意見を変えることはないという点において、ヒラノマドカ嬢と小浜徹也氏はとってもよく似ていると思いました。
って書くと、ふたりとも嫌がるような気がしますが、私はそう思うよ。
寝部屋で同室になった【silverberry】さんは、去年のSFセミナーの神林長平サイン会で見かけたかた。高校の後輩に良く似ていたので、ずっと印象に残っていました。実はこのサイトからもリンクされている【加藤@異次元を覗くホームページ】さんや【みと@なりゆきの本棚】さんつながりのかたである事が判明。SF界とWEBは広いようで狭いらしい。
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朝イベントから帰って、お昼ご飯食べて寝る。合宿企画というのは、2日間を1.5日と0.5日に分けて過ごすことなのだと思った。
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旦那の実家の冷蔵庫が壊れた。幸い飲み物を冷やすために小さい冷蔵庫が別にあるので、冷蔵しないといけないものはそこに避難させたらしい。新しい冷蔵庫を買うか、修理するかで揉めていたので、我が家に新しい冷蔵庫を買って今使っているのを旦那の実家に回すという提案をしてみた。(実を言うとその手で電話も買い換えたのだ。)夫の実家は同一敷地内に建っているから、移動させるのはそれほど手間ではない(?)のである。
提案は受け入れられ、冷蔵庫を買いに行くことになった。
日立の自動製氷機能がついていないものが気に入ったのだが、在庫がなくて納品が一週間後になるという。それじゃ困るというと自動製氷機能がついているやつを提案してきた。価格は一万円ちょっと高い。
私は自動製氷機能が嫌いである。今使っている冷蔵庫の自動製氷皿がカビでしまって、始末するのにえらい苦労をしたからである。(結局飲料用の氷は別の製氷皿を使って作っている。)そのことを店員に伝えると「今の製品は、カビないようになっています」と主張する。 それでも渋っていると、ついに店員はやけくそ気味で叫んだ。「厭だったら使わなければいいんですっ!」
そりゃそうだけどさ……。なんで使わない機能のために金払わにゃならんの?
結局それ買いましたけどね。旦那の実家が冷蔵庫必要だから。納品は日曜日。連休は冷蔵庫の中身の処分でつぶれる予感……。
眞明さんから以下の本を送っていただく。
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冷蔵庫を新しくするので、中身の整理をしていた。あとジオシティメールの設定とか。
メールくださった皆さん、お返事はもう少し待っててください。
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新しい冷蔵庫が届いた。でも冷蔵庫は届いてから2時間は使えないんである。ではその間中身はどうしたらよいのか?
というわけで、2日間で冷凍庫の中身をお腹の中に処理して減らし、それでも食べきれないものをクーラーボックスの中に保冷剤と一緒にいれて保存した。冷蔵庫の中身も極力減らすように努力して、バターや卵など室温においておくのはちょっと不安なものをクーラーボックスで保存。
冷凍食品が解凍されちゃうんじゃないかと気がきではなかったが、なんとか無事だった。
品物を詰め込んでみたが、缶ビールなどはドアポケットに収納できるので、庫内が広い! 冷凍庫も広い。
ちょっと幸せ。
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『ダ・ヴィンチ』の倉阪鬼一郎インタビューを立ち読み。ふふふっ、私は実物と会っちゃったもんねぇ。(あの写真そのまんまです。全身黒尽くめなので、混んだ会場でもすぐに発見可能。)ミーコちゃんとも握手したし。
前田珠子『女神さまのお気の向くまま 3』(コバルト文庫)読了。
異世界からの侵入してくる怪物たちと戦う女神さまの巫女(よりまし)にされてしまった女子高校生のおはなしの第三弾。基本的にお笑い物なので軽く読める。でも前の話をすっかり忘れていた。(←いつものことだけど)。
今回は主人公の桜子よりもその姉で童顔・鈍感・能天気な桃子さんの活躍が目立ちました。
図子慧『シンデレラの夜と昼』(集英社文庫 コバルトシリーズ)読了。
実家からの仕送りを打ち切られてしまったヒカルは、プレイボーイの加賀と同棲すれば百万円という依頼を引き受ける。首尾よく同棲(ただし扱いはペット並み)まで持ち込んだはいいが、加賀には秘密があるらしい……。
陰のあるワルい男、その男に惹かれる女、その女を愛する純情青年という、図子慧作品の黄金の三角関係パターンをむりやり少女マンガ的ハッピーエンドに持ち込んだサスペンス仕立てのロマンス物。
加賀の過去につながる伏線がちょっとばかり弱い気がする。加賀の苦悩の原因となる女のエキセントリックさをもう少し出しておいて欲しかった。
挿し絵も作者本人が担当。全身像になるとちょっとデッサン狂うこともあるけど、うまいのだ。作家でなく漫画家でもオッケーでしたね。少女小説家って絵も描ける人が多いんですよね。この世代だと漫画を描くことから創作の世界に入った人が多いのかな。
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図子慧『王子さまは、孤独 ―続シンデレラの夜と昼―』(集英社文庫 コバルトシリーズ)
『シンデレラの夜と昼』の続編。映画作りの話になってます。
【みのうら】さんのとこでみつけた【塩沢兼人氏の訃報】。おねがい誰かうそだといって……(滂沱)。見なかったことにしたい。あ、【麻弥】さんとこにも。
哀悼……。
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