Alisato's 本買い日誌*

2001年 08月 上旬

更新日: 2002/01/06

2001年08月 [ 上旬 / 中旬 / 下旬 ]

1997年〜1999年2000年
2001年 [ 01| 02| 03| 04| 05| 06| 07| 08| 09| 10| 11| 12]
2002年 [ 01| 02| 03| 04| 05| 06| 07| 08| 09| 10| 11| 12]

2001年8月 ( 上旬 / 中旬 / 下旬 )[前月] [次月]
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Topics

01 (水)
[net] SirCamウィルス: 08/01
[購入本] 『活字倶楽部 2001夏号』(雑草社, \1020): 08/01
『活字倶楽部 2001夏号』: 08/01
[購入本]富沢 ひとし『エイリアン9 1』 (秋田書店 ヤングチャンピオンコミックス,2000.9,\514+税): 08/01
[購入本]タッド・ウィリアムズ『黄金の幻影都市 1』 (ハヤカワ文庫SF,2001.6,\660+税): 08/01
[購入本] タッド・ウィリアムズ『黄金の幻影都市 2』 (ハヤカワ文庫SF,\660+税): 08/01
[購入本] 今野 緒雪『マリア様がみてる ロサ・カニーナ』 (集英社 コバルト文庫,1999.12,\476+税): 08/01
02 (木)
[diary] テレホーダイ番号の変更: 08/02
[book] 図書館を利用する人・しない人: 08/02
03 (金)
[zakki] 齟齬の原因とか: 08/03
[book][url] 図書館相互貸借とリクエスト制度: 08/03
[url] ストーカー対策: 08/03
04 (土)
タッド・ウィリアムズ『黄金の幻影都市』1〜2: 08/04
今野 緒雪『マリア様がみてる ロサ・カニーナ』: 08/04
大塚 英志『戦後民主主義のリハビリテーション』: 08/04
かづき れいこ『メイク力』: 08/04
[bk1購入本] 松田美智子『「ただいま」から20分のひとりぶんごはん』 (河出書房新社 ,20010804,+税): 08/04
[bk1購入本] 紺野 キタ『夜の童話』 (ポプラ社 POPLARコミックス,2001.5,\580+税): 08/04
05 (日)
[out][url] 「手作りアニメーションの魅力」 in 埼玉県立近代美術館: 08/05
袰岩 奈々『感じない子ども こころを扱えない大人』: 08/05
[購入本]袰岩 奈々『感じない子どもこころを扱えない大人』 (集英社新書,2001.7,\660+税): 08/05
[購入本]ビービット/篠原 稔和監修『ウェブ・ユーザビリティルールブック』 (インプレス ,2001.7,\1,800+税): 08/05
[購入本]KAZU『はじめての3分ハッキング』 (三才ブックス ,2001.8,\1,143+税): 08/05
[購入本]須藤 真澄 『おさんぽ大王 5』 (エンターブレイン,2001.7.25,\850+税): 08/05
[購入本]富沢 ひとし『ミルククローゼット 1』 (講談社 アフタヌーンKC,2000.6,\505+税): 08/05
[購入本]ほった ゆみ/小畑 健『ヒカルの碁 13』 (ジャンプ・コミックス,2001.8,\390+税): 08/05
06 (月)
[out] 白樺湖へ出発: 08/06
[obs] ブックオフ佐久中込店: 08/06
[購入本]アイリーン・ダンロップ『まぼろしのすむ館』 (ベネッセ,1990.12): 08/06
[購入本]図子 慧『ピュアミント’88』 (集英社文庫 コバルト・シリーズ,1988): 08/06
[購入本]図子 慧『狼なんかこわくない ピュアミント 2』 (集英社文庫 コバルト・シリーズ): 08/06
[out] 白樺湖到着: 08/06
07 (火)
[out] 霧のビーナスライン: 08/07
[out][url] イルフ童画館:武井武雄の世界: 08/07
[out] ブックオフ岡谷若宮店: 08/07
08 (水)
[obs] ブックオフ諏訪赤沼店: 08/08
[out][url] バラクラ イングリッシュ ガーデン: 08/08
[out][url] メルヘン街道と小海町高原美術館: 08/08
[obs] ブックオフ本庄小島店: 08/08
[購入本]海野 弘『江戸星月夜』 (河出書房新社 ,1997.3): 08/08
[購入本]ロバート・ホールドストック『ミサゴの森』 (角川書店 ,1992.3): 08/08
09 (木)
藤原 薫『おまえが世界をこわしたいなら』: 08/09
藤原 薫『おまえが世界をこわしたいなら』全3巻 (ソニー・マガジンズ きみとぼくコレクション): 08/09
[購入本]ジェフ・ライマン『夢の終わりに…』 (早川書房 夢の文学館 3,1995.8,\2,913+税): 08/09
[購入本]タッド・ウィリアムズ『黄金の幻影都市 3』 (ハヤカワ文庫SF,2001.8,\640+税): 08/09
[購入本] 『プチフラワー』2001年9月号(小学館, \490): 08/09

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2001.08.01 (水)

◆[net] SirCamウィルス

今のところ7名のアドレスからウィルスメールが来ています。Webページに記載した別々のアドレスに同じアドレスから2通来ているから、ブラウザのキャッシュを使ってメールを送ってくるようですね。全員 Microsoft Outlook Express 5.50 をお使いです。
添付ファイル名が興味深かったりして。私は添付ファイルは即削除しているので中身は見ていませんが。

バレたらマズいんじゃない?──SirCamは何でも暴露する(国内編)

今までは該当アドレスを着信拒否するだけにしておいたんですが、今日届いたのは以前素材ページにメールをくださったかたのアドレスだったので、「おせっかいかもしれないけれど、コンピュータ・ウィルス感染しているかもしれないから注意するように」という返信を送りました。
年配のかたでがんばってサイト作りされているので、コンピュータ・ウィルスのせいでデータ消えちゃったら気の毒だし(でももう手後れかも)、初心者なのでほっておくと知らずにウィルスをばらまいてしまう可能性が高かったので。一応ウィルスの情報と駆除ソフトのURLを記載して、「よくわからなかったら、パソコンメーカーのサポートに連絡してね」と書いておきました。(サポートのみなさん、よろしく頼みます。)

あの返信が変なスパムメールだと思われたら悲しいけど、ウィルス警告を装ったウィルスメールといのも存在するからなぁ……。

アドレスを着信拒否したので、補助掲示板(エレホン番外地)連絡用に確保してます。
(安全のため、メールアドレスのある書き込みは過去ログに追いやりました。)万が一あそこに書き込むときは、メールアドレスは記載しないようにお願いします。

W32/Sircamウイルスに関する情報
シマンティックセキュリティ情報
W32.Sircam.Worm@mm 駆除ツール

BIGLOBEではサーバ上でのウィルスチェックを行うサービスを開始したようです。
商売で使っている人は利用したほうがいいかも。@niftyにはこういうのないんでしょうか。

コンピュータウイルス「W32/Sircam」に関するご注意
BIGLOBEメールウィルスチェックサービス

□[購入本] 『活字倶楽部 2001夏号』(雑草社, \1020)

■『活字倶楽部 2001夏号』

特集は十二国記と上遠野浩平。
個人的には「シリーズ本を作る」のユニークな出版社(アーティストハウス、ビリケン出版、フリースタイル)への取材と、p.157の手作りブックカバーの作り方と「疲れ目にはイヤリング」という投書が興味深い。

年見悟『アンジュ・ガルディアン』(富士見ファンタジア文庫)が気になった。あと秋田禎信『閉鎖のシステム』(電撃文庫)とか一条理希『鬼童来訪 起の章』(徳間デュアル文庫)とか。
活字媒体の書評だけではイマイチ不安なので、あとでネット検索のこと。三角測量の要領でその本が自分向きかどうかを判断しているから、評者の傾向と対策がわかんないと、対象の作品と自分との距離がわかんないのよ。

□[購入本]富沢 ひとし『エイリアン9 1』 (秋田書店 ヤングチャンピオンコミックス,2000.9,\514+税)

□[購入本]タッド・ウィリアムズ『黄金の幻影都市 1』 (ハヤカワ文庫SF,2001.6,\660+税)

□[購入本] タッド・ウィリアムズ『黄金の幻影都市 2』 (ハヤカワ文庫SF,\660+税)

□[購入本] 今野 緒雪『マリア様がみてる ロサ・カニーナ』 (集英社 コバルト文庫,1999.12,\476+税)

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2001.08.02 (木)

◆[diary] テレホーダイ番号の変更

@niftyとBIGLOBEのアクセスポイントの電話番号が変わっているのに気が付いたので(いつの間に?)、テレホーダイの電話番号の変更手続きを行った。8/11の夜11時から番号変更をすること。

◆[book] 図書館を利用する人・しない人

魔鳥】さんにピントが外れているといわれ、我ながら話がかみ合わないなぁと思っている図書館話ですが、ピントの合わせ方がわからない。
と思っていたら【ざぼん掲示板】で【加藤隆史】さんから「「一般論」「問題点」といった言葉の使い方や思考のアプローチの時点ですれちがっているような気がするのですが」という指摘が。
私もそんな気がするので、語定義と命題設定のところから擦りあわせが必要なのかも。
でもまあ、それは置いといて。

7/27のメモをさらに発展させて、図書館を利用する人としない人を分類してみたのが以下の表です。本を必要としない人は図書館も必要としないものと見なします。(でも実際には学習室として使われているような)

私が「図書館を利用しない人」として想定しているのは、Bのグループ。【ヒラマド】さんが想定している「図書館を利用すれば幸せになれるのに図書館を利用しない人」は、B1のグループですね。

本を
必要とする
図書館を
利用する
(A)
本を
所有しなくても可
(A1)
本を
所有したい
(A2)
図書館を
利用しない
(B)
本を
所有しなくても可
(B1)
・図書館利用を思い付かない ※1
・利用に対する心理的さまたげがある ※2
・利用に対する物理的さまたげがある ※3
本を
所有したい
(B2)
・図書館の本は所有できないので
 利用しない ※4
本を
必要としない
=図書館を
利用しない

※1
・図書館に自分の希望の本があるとは思っていない。
・リクエストができることを知らない。エトセトラ
※2
・建物の暗さ、古さが嫌。
・昔司書にいじわるされたのがトラウマになっている。
・敷居が高いような気がする。エトセトラ
※3
・最寄りの図書館が遠い。
・開館時間内に利用できない。エトセトラ
※4
・貸出期間があって返却しなくてはいけない=好きなときに読めない
・本に書き込みができない
・本が新品でない。エトセトラ

図書館を利用しない人の理由として私が挙げた

は、結局のところ本を所有できないことから派生していますから、B2グループの「図書館の本は所有できないので利用しない ※4」という理由に含まれます。B2はBに含まれるのですから、これらの理由をBグループの「図書館を利用しない理由」として挙げても的外れではないでしょう。もちろん、これらの理由を【ヒラマド】さんが想定するB1グループが「図書館を利用しない理由」として挙げるのは的外れです。

本を所有したいので図書館を利用しない B2グループの人は、入手困難な本に対する必要性が高まれば、仕方なく図書館にやってくるでしょう。だからこの手の人たちに対して図書館ができることは、ちゃんと本を保存して、検索しやすくしておくことでしょうね。

でも今は資料の保存機関としての図書館の機能が低下している気がします。古い本、捨てちゃったりする場合があるようで。1館でもどこかが保存していればいいんですけど、ちゃんと管理できているんでしょうか。

7/27のメモに載っていない、「それ以外のなにか」がB1グループが「図書館を利用しない理由」です。思い付くままに以下のものを挙げてみました。(もっと他にもあるかもしれません)

「図書館利用を思い付かない」というのは結局のところ、図書館側の宣伝・広報不足のような気がします。
「心理的さまたげ」も宣伝・広報でイメージアップに努めれば、解消される可能性はあります。
「物理的さまたげ」というのには「行くのが面倒」というのも含まれます。

目録サービス(OPAC)とかネットでリクエスト/貸出予約とか開館時間の延長とかは、「物理的さまたげ」をすこしでも小さくするために行われているんだろうなと思います。

ちなみに私のポジションですが、A2ですね。本当は本を所有したいが、入手が難しいので仕方なく図書館を利用し、本を買うお金や保存スペースがもったいないので図書館を利用するタイプ。図書館という場所に対する執着はないので、ジュンク堂みたいな品揃えのブックオフ(専門書や関連本がいっぱい100円コーナーに揃っていて、好きなだけ手元においておいて好きなときに手放せる……って現実には無理だけど)があれば、私にとってはそれが一番しあわせかも。

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2001.08.03 (金)

◆[zakki] 齟齬の原因とか

図書館話(【ヒラマド】さんの8/1他)で、【ヒラマド】さんと私の話が噛み合わなかった最大原因は、お互いの想定する「論点」が違っていたからですね。
発端から誤解があったわけです。
(2001/11/27追記: 最初「命題」という言葉を使っていましたが、「論点」という言葉がふさわしいようなので書き直しました。文意は変えていません。詳しくは、2001/11/25付 山田ズーニー『伝わる・揺さぶる!文章を書く』の感想参照)

ヒラマドさんの論点
「本当に読みたいのならどーして図書館で借りないんだろう」
いいかえれば
「本を読みたいだけの人が図書館を利用しない理由は何か?」
その奥にあるものは
「図書館を利用すれば幸せになる人に図書館を利用してもらうにはどうしたらよいか?」

有里の論点
「図書館を利用しない人の理由は何か?」
その奥にあるものは
「図書館を利用しない人が利用しやすくするにはどうしたらよいか?」

さらに有里が、「図書館を利用する人の理由」「図書館を利用しない人の理由」を思い付くままに挙げた未完成のリストを「メモ」として日記に掲載したことが、混乱に拍車をかけました。(*1)
未完成メモゆえ、「図書館を利用しない人の理由」には「本を所有したいので図書館を利用しない人の理由」しか挙げられていなくて、ヒラマドさんの論点に対しては不適当な答になっていたからです。どのように不適当であったかについては、8/2 図書館を利用する人・しない人参照。

ここまでは、8/1の時点でわかっていたのですが、さらにまだ誤解の種はあったのです。それが、加藤隆史さんから指摘された、用語やアプローチの仕方のズレです。
「一般論」「問題点」といった言葉の意味や使い方がヒラマドさんと私とでは異なっていたのです。

盲点だったのは「問題点」という言葉の使い方です。私は「課題」「検討すべき点」というような意味で使っているのですが、「問題を起こす」という言い回しもあるようにネガティブな意味もないわけではないのですね。
「一般論」については、私の意味のつかみ方が悪かったようです。「自分の意見とは違うが、そういう意見を持つ人も一般の中には存在する」という意味でつかってしまったのですが、辞書的な意味とはちょっとズレますね。確認せずに使ってしまったことは反省。
これからは言葉の使い方にもう少し気を配ることにします。(でもそうすると言い回しが硬くなっちゃうんだよなぁ)

というわけで、以下は個人的にタイムリーだったので、引用。
毎度おなじみ(?)【ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。】から

(引用開始)
この対立の原因、なんだか分かりますか?

キーワードの定義だ。

(中略)

言葉は不自由な道具である。

会話や文章に何回も登場する言葉、
あるいは、重要な意味を持つ言葉、
これが「キーワード」だ。
「キーワード」は、相手がどんな意味で使っているか、
正確に押さえなければいけない。
(引用終了)
「Lesson55  誤解されない伝え方 結果を出す文章の書き方(8)―Keyword」
ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。

◆[book][url] 図書館相互貸借とリクエスト制度

ざぼんの葉】で「相互貸借とリクエスト制度」を書いてから、実際にどういうシステムになっているのだろうと思って【Google】で「図書館 相互貸出」で検索してみた。なかなか有用なページがヒット。

(1)【図書館間協力】:【東洋大学図書館学研究会】の【分科会活動
……非常によくまとまっていて、分かり易い。
(2)「図書の収集分担と協力貸出など・・・」【埼玉県立図書館だより 74号
……【埼玉県立図書館ホームページ】の中にあったのを【Google】で発見。
(3)「図書館が増えていく中でネットワークシステムをどのように考えていくのか」【<よかネット>No.51
……福岡県内の公立図書館の現状などがレポートされている。書いているのは図書館関係者ではないらしい。

(1)の4章「1.2 図書館間協力の状況」を読んで、相互貸出協力時の情報のやりとりにいまだにFAXが使われているというのを読んでたまげる。(1999年の状況だが2001年でもほとんど変わりはないだろう)
しかも埼玉県は図書館間協力の面では全国でもかなり進んでいるらしいこともわかって、さらにびっくり。うひゃー、そうなのか。スマン、埼玉県の図書館。ブーたれて悪かった。

このシステムの解説をみると、図書館員が苦労して所蔵を調べているようだ。もし利用者がどこに所蔵されているかを知っていれば、それだけ図書館員の手間も省けてそれだけ本が早く届くことになるのではないか?

(2)の【埼玉県立図書館だより 74号】は、【埼玉県立図書館ホームページ】で目次を見たときは、「紙資料をHTML化しただけか、しょぼい」とか思ってしまったが、【図書館間協力】の資料と合わせて読むと非常に興味深い。
でも、なんというか利用者へのアッピールが下手だよなと思う。リクエスト制度にしても「こうすれば、あなたの欲しい情報が手に入るんだ!」という点をもっと強く打ち出して欲しいものよ。

以下のページもみつけたので、メモ。

図書館へ行こう
公共図書館蔵書検索リンク集

◆[url] ストーカー対策

某巨大掲示板の某スレッドに載っていたので、一応知識として。
(あそこもメジャーというか日の当たる場所になってきたという気がしますね。)

正しく理解しよう!ストーカー、DVホームページ
警視庁ホームページ 相談窓口】【ハイテク犯罪対策センター


*1: 有里としては「メモ」というタイトルをつけて、「未完成」であることを示したつもりだったのですが、その意図はヒラマドさんには伝わらなかったようです。未完成の覚え書きは取り扱いに注意しないといけませんね。

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2001.08.04 (土)

■タッド・ウィリアムズ『黄金の幻影都市』1〜2

タッド・ウィリアムズ/野田 昌宏訳『黄金の幻影都市』(早川書房 ハヤカワ文庫SF)の1巻と2巻を一気読み。

購入ガイド
★書誌情報
『黄金の幻影都市 1』amazon】【bk1
『黄金の幻影都市 2』amazon】【bk1

■今野 緒雪『マリア様がみてる ロサ・カニーナ』

今野 緒雪『マリア様がみてる ロサ・カニーナ』 (集英社 コバルト文庫,1999.12,\476+税)読了。

購入ガイド
★書誌情報:【amazon】【bk1
 ISBN4-08-614661-4

■大塚 英志『戦後民主主義のリハビリテーション』

大塚 英志『戦後民主主義のリハビリテーション 論壇でぼくは何を語ったか』 (角川書店 ,2001.7,\1,600+税)読了。

購入ガイド
★書誌情報:【amazon】【bk1
 ISBN4-04-883679-X

■かづき れいこ『メイク力』

かづき れいこ『メイク力』 (ワニブックス ,2000.9,\1,429+税)読了。

bk1インタビュー:かづきれいこが語る『メイク力』

購入ガイド
★書誌情報:【amazon】【bk1
 ISBN4-8470-1356-5

□[bk1購入本] 松田美智子『「ただいま」から20分のひとりぶんごはん』 (河出書房新社 ,20010804,+税)

□[bk1購入本] 紺野 キタ『夜の童話』 (ポプラ社 POPLARコミックス,2001.5,\580+税)

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2001.08.05 (日)

◆[out][url] 「手作りアニメーションの魅力」 in 埼玉県立近代美術館

北浦和公園の中にある埼玉県立近代美術館で行われた「手作りアニメーションの魅力 守田法子・山元るりこ・横須賀令子の世界」を見に行く。要するに自主制作アニメーションの上映会である。

ブックデボ書楽で本を買出ししてから、北浦和公園へ。木陰があって大噴水があってなかなか気持ちのよいところだった。北浦和駅から徒歩三分なので便利。埼玉県立近代美術館の建物も素敵だったが、今年の9月から来年3月まで空調設備工事のため休館になってしまうらしい。残念である。

上映会に先立って手作りアニメーションのワークショップが行われ、上映会の準備やプログラム作りはその参加者によって行われるのだという。要するにアニメーションの作成から上映会の運営までを教えるワークショップということらしい。興味深い試みである。

上映会の入場者は80名ぐらい、ほぼ満席だった。学生も多いが往年の(?)自主制作アニメファンもいたようだった。横須賀令子さんの作品は3月の上映会でみているのだが、守田法子さんと山元るりこさんの作品を見るのは初めて。動きのある作品が面白かった。

埼玉県立近代美術館ホームぺージ
横須賀令子の墨絵アニメーション

■袰岩 奈々『感じない子ども こころを扱えない大人』

袰岩 奈々『感じない子どもこころを扱えない大人』 (集英社 集英社新書,2001.7,\660+税)読了。
日々子供と接している人は読むと吉。

購入ガイド
★書誌情報:【amazon】 【bk1
ISBN4-08-720099-X

□[購入本]袰岩 奈々『感じない子どもこころを扱えない大人』 (集英社新書,2001.7,\660+税)

□[購入本]ビービット/篠原 稔和監修『ウェブ・ユーザビリティルールブック』 (インプレス ,2001.7,\1,800+税)

□[購入本]KAZU『はじめての3分ハッキング』 (三才ブックス ,2001.8,\1,143+税)

□[購入本]須藤 真澄 『おさんぽ大王 5』 (エンターブレイン,2001.7.25,\850+税)

□[購入本]富沢 ひとし『ミルククローゼット 1』 (講談社 アフタヌーンKC,2000.6,\505+税)

□[購入本]ほった ゆみ/小畑 健『ヒカルの碁 13』 (ジャンプ・コミックス,2001.8,\390+税)

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2001.08.06 (月)

◆[out] 白樺湖へ出発

夏休みです。旅行です。去年は那須へ行きましたが、今年はまた白樺湖です。健保の保養所使った方がリーズナブルなんだもの。
目的は避暑ですが、ここ2〜3日はわざわざ長野まで行かなくても涼しいらしい。ひょっとして長野県は寒いのか?

関越自動車道に入る前に遊あいらんど本庄店に寄ろうとしたら、ゲーセン&漫画喫茶に変身していた。あらら。レンタルビデオ&CD→ゲームショップ→ゲームショップ&リサイクル書店→ゲーセン&漫画喫茶と業種をころころと替えて生き残りを計っているらしいのだが、今度はどれくらい持つやら。

佐久インターで降りて、ブックオフ佐久中込店へ。

◆[obs] ブックオフ佐久中込店

旅行に来てもブックオフに寄る。2年ぶりですけど、埼玉あたりのブックオフと変わらない品揃えになりつつあるようです。客からの買取りだけじゃなくて、出版社かどこぞの倉庫から流出した本が並んでいるせいかもしれません。
あ、でもコバルトの図子慧が並んでいるあたり、ちょっと違うかも。
箱入りの岩波少年文庫が並んでいたり。箱入り布装の『ホビットの冒険』にはちょっとだけ心が動きました。

□[購入本]アイリーン・ダンロップ『まぼろしのすむ館』 (ベネッセ,1990.12)

□[購入本]図子 慧『ピュアミント’88』 (集英社文庫 コバルト・シリーズ,1988)

□[購入本]図子 慧『狼なんかこわくない ピュアミント 2』 (集英社文庫 コバルト・シリーズ)

◆[out] 白樺湖到着

そんなこんなで、夕方5時に白樺湖到着。曇り空。半袖だと寒いです。
夕食はフランス料理。ここの宿舎には過去3回来ているのですが、毎回「料理がいまいち」という感想を書いておりました。が、なんと今年の料理は美味しかった!!
シェフが変わったのか? それとも一般大衆にあう味付けに変えたのか? なんにせよ結構なことです。

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2001.08.07 (火)

◆[out] 霧のビーナスライン

朝から曇り空でありました。車山からビーナスラインで霧が峰を通って諏訪へ抜けるコースを取ったのですが、有料道路だというのに霧にまかれてしまいまして……。景色を見るどころか車2台分の先は真っ白なのです。「五里霧中」ということわざの意味がよくわかりました。暗闇だったら性能のいいライトがあれば先を見通せるけど、霧だとぜんぜん先が見えないんですねぇ。

結局、霧で何もみえないままビーナスラインを通り過ぎ、諏訪湖へ。途中「蓼の海」というなーんもない公園のようなところに寄りました。平成3年から4年にかけて整備はしたのもの、ほとんど利用する人もなく(だってベンチもないんだもの)放置されてるかのような謎の公園施設。こういうところが日本全国にいっぱいあるんでしょうね。もったいないというのかなんというのか……。

さて、諏訪湖。前にもいったけどルネ・ラリックでも見ようかと寄ったSUWAガラスの里で見たものは……。

「うわーっ、武井武雄の美術館ができてるよーっ!」

「イルフ童画館:武井武雄の世界」のパンフレットでありました。

◆[out][url] イルフ童画館:武井武雄の世界

というわけで、運転手やっている人をせっついて、諏訪湖の北西にある岡谷駅そばの「イルフ童画館」へ。
オープンは1998年4月とのこと。

ここは素晴らしかったです。
3階には武井武雄展示室があって、原画展示のほか本の形をした美術工芸品というべき刊本作品や「余技」で作ったステンドグラスなどなどを展示。タッチパネル式パソコンによる作品紹介もあって、これも結構面白かった。
CD-ROMで販売していたら欲しかったのですが、残念ながら非売品のようです。
2階は企画展示室で飯田正美(リイドコミックの表紙とか倉阪鬼一郎ワンダーランドin大青山の表紙を描いた人)の個展とモーリス・センダックの原画展をやっていました。1階には絵本ライブラリーとミュージアムショップ。

武井武雄や童画に興味のある人には超おすすめ。

イルフ童画館

◆[out] ブックオフ岡谷若宮店

この後、もう一個所ぐらい美術館を回りたかったのだけれど、運転手やってる人の意向をうけて、ブックオフめぐりに予定を変更。
諏訪湖まで来てもやっぱりブックオフ……。この店にはハヤカワ文庫JAの鈴木いずみがありました。珍しいといえば珍しい。買わなかったけど。

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2001.08.08 (水)

◆[obs] ブックオフ諏訪赤沼店

宿舎を出てバラクラ・イングリッシュガーデンへ向かうはずが、なぜかブックオフ諏訪赤沼店へ。
結局一時間半もブックオフで過ごしてから、ようやくイングリッシュ ガーデンへ。

◆[out][url] バラクラ イングリッシュ ガーデン

2年前よりも大きくなってるーっ! フードコート(食料品売り場)もできていた。それだけ客の入りがあるということなのだろう。
レストランでは、カフェテリア方式で食事もできようになっていました。我々はいつもの通り、スコーンセットを食べる。スコーンはいまいち……かな。那須で食べた輸入物のショートブレッドのほうが美味しい。ま、本物のクロテッドクリームを食べるのが目的ですから。

8月で雨も少ないせいか、庭の花たちはしおたれ気味。それでも木陰のベンチは涼しくて、思わずお昼寝モードに。ああいうところで数日ゆっくりしたいなぁ……。

バラクラ イングリッシュ ガーデン

◆[out][url] メルヘン街道と小海町高原美術館

今年はいつもと違う道で帰ろうと、「メルヘン街道」と呼ばれる国道299号を通ってみたのだが、あのくねくねするだけでなーんにもない道のいったいどこが「メルヘン」なんだろう? 針葉樹林で囲まれているところか?

くねくね道にも飽きたので、途中で松原湖方面へ向かう。小海町高原美術館というのがあったので、寄ってみる。建物はかっこいい。喫茶室はいかにも公営の店というメニュー(でも観光地のさびれた店よりは良いかも)。美術展示は時間がなくて見なかった。

小海町高原美術館

◆[obs] ブックオフ本庄小島店

トンネルの多い軽井沢あたりは霧が出ていたが、渋滞もせず、佐久インターから本庄小島インターまであっという間に着いてしまう。さすが高速道路。
疲れているんだからさっさと帰ればいいものを、ブックオフ本庄小島店に寄りたがる運転手。本庄小島店は、やたら奥行きのある店でB6漫画本やビジネス書が多い店なのだが、ワタクシ的にはあまり面白くなかった。

□[購入本]海野 弘『江戸星月夜』 (河出書房新社 ,1997.3)

□[購入本]ロバート・ホールドストック『ミサゴの森』 (角川書店 ,1992.3)

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2001.08.09 (木)

■藤原 薫『おまえが世界をこわしたいなら』

萩尾望都『ポーの一族』+萩尾望都の別の作品の解体リミックス現代バージョン、メタ構造付き。
絵柄的には萩尾望都よりも森むく(=森博嗣)を思い出させるのだが、森博嗣の絵は本人によれば「萩尾望都そっくり」のつもりなのだそうで、結局延長上に萩尾望都がいることになるわけね。

別に誰の影響を受けていようと構わないし、アレンジもモトネタの原形をとどめないほどお見事なのだが、なんでメタ構造に逃げちゃうんだろうなぁと思うのであった。途中までとても良い感じだっただけに残念。

購入ガイド
★書誌情報:
 1巻 【amazon】 【bk1(01983076)
 2巻 【amazon】 【bk1(01983077)
 3巻 【amazon】 【bk1(01910128)

□藤原 薫『おまえが世界をこわしたいなら』全3巻 (ソニー・マガジンズ きみとぼくコレクション)

□[購入本]ジェフ・ライマン『夢の終わりに…』 (早川書房 夢の文学館 3,1995.8,\2,913+税)

□[購入本]タッド・ウィリアムズ『黄金の幻影都市 3』 (ハヤカワ文庫SF,2001.8,\640+税)

□[購入本] 『プチフラワー』2001年9月号(小学館, \490)

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