1997年〜1999年・2000年
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【悪意ある Javaスクリプト実行による被害情報】によりますと
(引用開始)
2001年 8月18日より、悪意のある Javaスクリプトの埋め込み等による改ざんを受けたと思われる特定のホームページを見たユーザのPCが、立ち上がらなくなるという症状の被害届出、問い合わせが複数寄せられています。
(引用終了)
【悪意ある Javaスクリプト実行による被害情報】
怖いですね、これ。
いつも見ているページだからといって安心はできないらしい。
とりあえずブラウザのセキュリティ設定を「Javaスクリプトからアプレットを起動できないように」しました。
Active Xを全て無効になるように設定したら、読めないページ続出(『千と千尋の神隠し』公式ページとか)で、閉口しているんですが今度はどうかなぁ。
CD-ROMに収録されたネスケ6.1を手に入れるために本屋でパソコン雑誌を買おうと思って忘れている。うーっ。
ファイルが馬鹿でかいので、うちの環境ではダウンロードできないんのだ。
今野 緒雪『マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物』前編/後編 (集英社 コバルト文庫,2001.2)読了。
上級生と下級生が「姉妹の契り」を結び交流を深め合うといううるわしい(笑)伝統のあるお嬢様学校・私立リリアン学園の生徒会役員とその「妹」たちを主人公にした、お姉さま物シリーズ。今回はヴァレンタイン・ディに企画された、「薔薇の妹」たちとのデートをかけた宝捜しゲームの顛末。短編がいろいろ収録されてます。
このシリーズでの最高傑作じゃないでしょうか。ゆれる乙女心がいろいろ描かれていてよかったです。「ファースト デイト トライアングル」のデザート2章の泣き続ける二人なんて絶品でございました。静さんも素敵だったし。「紅いカード」も良かったね。締めくくりは私の愛する(ビジュアル的に好きなの)紅薔薇さま。ああ、幸せ。
乙女心の詰め合わせ、堪能いたしました。ごちそうさま。
購入ガイド
・今野 緒雪『マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物 前編』 (集英社 コバルト文庫,2000.3,\476+税)
ISBN4-08-614695-9【amazon】 【bk1(00009002)】
・今野 緒雪『マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物 後編』 (集英社 コバルト文庫,2000.5,\476+税)
ISBN4-08-614715-7【amazon】 【bk1(00018655)】
3月になり、私立リリアン学園の生徒会役員の「紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)」、「白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)」、「黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)」の3人も卒業です。彼女たちが卒業すると、「紅薔薇さま」以下の名前は、その「妹」たちに引き継がれるのですね。まぁ、なんという麗しい伝統でしょう。(笑)
さて、卒業を控え、3年生も2年生も1年生もみーんな情緒不安定気味なところで、黄薔薇さまが引き起こす(?)騒動とは……?
『いとしき歳月 前編』に収録されている「一寸一服」の挿し絵の「黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)」こと江利子さんが、下級生からみた「お姉さま」ではなくて、高校卒業目前の「女の子」の表情をしているのが良いなぁ。
今回も短編詰め合わせ。『いとしき歳月』というタイトルがぴったりです。
これで「初代」の薔薇さまたちとお別れかと思うと私も寂しい。
というわけで、書影を飾ったりして。左から 「黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)」「紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)」「白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)」です。みんな美人。
購入ガイド
・今野 緒雪『マリア様がみてる いとしき歳月 前編』 (集英社 コバルト文庫,2001.2,\438+税)
ISBN4-08-614817-X【amazon】 【bk1(01983265)】
・今野 緒雪『マリア様がみてる いとしき歳月 後編』 (集英社 コバルト文庫,2001.4,\438+税)
ISBN4-08-614841-2【amazon】 【bk1(02010598)】
医者にいく。ボーコー炎だそうです。夏場は冷房で冷えるのでかかりやすいらしい。
帰りに本屋で 今野 緒雪『マリア様がみてる』をまとめ買い。
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8/18に書いた通り、[網にかかった本たち]のジャンル別の分類を試みてみました。
でも基本的に私にしか役にたたないかもしれない。
この件については何通か反応のメールをいただきました。
【香雪雑記帳】の「文字数を決めて書いた簡単な内容紹介をリストにそえ」ているページページをみて、色変えコメントがすてきだったので真似っこしてみたりして。でもこういうのは、色使いのセンスが出るらしく、私のほうはイマイチです。
あと、匿名希望の方(引用の許可はいただいてます)からは
(引用開始)
もし自分のためだけじゃなく、他の人にもオススメしよう、という気持
ちがおありなら、引っ掛けた場所よりも、どういう文脈で引っ掛かったのかを
教えていただければ、有用な情報となりうるでしょう。
(引用終了)
とのご意見。なるほど。
この方からは、「bk1の買う本リストにコメントがつけられて、並び順も変えられたらいいのに!」というご意見も。これには私も激しく同意します。コメントをつけた買う本リストの公開、非公開を選べたら、ブリーダーをするのも楽になるのですけれど。
[掲示板]で質問が出ていたので、私の回答をこちらに転載。
本の収納方法
本の整理ですが、私は文庫本は作者別あるいは買った時期別にまとめて透明ガムテープで補強したティッシュの空き箱につめて、そのブロックを本棚に縦に(短いところが本棚の外側にくるように)つっこんでいます。
作者別の場合は、空き箱の外に作家名を書いておきます。
シリーズものなんかは、まとめて読み返すことが多いので、この方式は割と便利です。収納量も多くなるし。
文庫と新書と新書版コミックスは、この方法でブロック化すると割とまとまります。
問題はB6判コミックスやハードカバーなんですけど、これは空き箱で本が入る箱を作って同じようにブロック化してます。
本棚もティッシュの空き箱が効率よく収納できるようなものをダンナに作ってもらいました。
20ミリの厚さの白木を使って、棚自体の大きさは幅64cm×高さ180cm×奥行き38cm、棚板の内法が幅60cm×奥行き36cm、一段の高さは20cmで、8段。1つの棚に文庫または新書を入れたティッシュの空き箱が5個収納できます。
本棚一段あたりの本の収納冊数は文庫本で約60〜80冊。本棚一つで500冊ぐらいの本が収納可能です。
ブックカバー
ブックオフやネット書店で買った本にはブックカバーがついていないので、読むときには布製や皮製の既製品のブックカバーをかけることが多いです。
あと、とりあえずなにかでカバーをつけたい場合は、雑誌のカラーグラビアページが便利。薄目の紙で風景写真などの文字が少ないものを選びます。通販カタログのカーテンや寝具のページもおすすめ(笑)。ブックカバーにしちゃうと一見しただけでは何のページだかわかりません。色の薄いものを選べば、油性マジックで背にタイトルを書くこともできます。
長期保存用には包装紙を使います。適度な厚さで色の薄いものを使用。模造紙を使ったこともありますが、厚すぎて使いにくいです。それよりはプリンタ用紙(普通紙)の方が使いやすいです。
【bk1のブックカバー・ダウンロード】からは、印刷してブックカバーに使用できる画像をダウンロードできます。いい感じですが、耐水性のあるインクを使わないと水にぬれたときに滲みます。
私は漫画コミックスにはブックカバーをつけないので、漫画コミックスにつけられたブックカバーをひっぺがしており直して文庫のつけることもあります。
掲示板では、おおたさんから半紙をつかうアイデアが出ています。半紙、いいかも。和紙のカバーは手にしっくり馴染みそう。
【一学校司書の見た中・高生に人気のティーンズ小説リスト】
……【踊るらいぶらりあん】さんによるリスト。現役ティーンズに近い立場からのこういうリストというのは、案外珍しいかも。若干の例外はあるものの、現役乙女にとっても元・乙女にとっても同じように面白いようです。
【ロボット21世紀』 主要参考文献】
……【ケダ】さん作成。科学の入門書は次になにを読めばいいのか悩むので、こういうリストページがいろいろあると嬉しい。
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平行して読んでいた本を一度に読み終わったので、読了記録がいっぱい。
2冊ほど商談が成立したので、発送処理。
探し物のページで『金羊毛』を探している人がいたので、興味を引かれて他にどんな本を探しているのだろうと思ってチェックしてみたら、とっても濃いぃぃ人でした。『金羊毛』なんて市場に出るんですかね?
なんかやたらとインストールソフトのメッセージの腰が低いんですけど、なんかあったの?
最後に「Microsoftの製品をお選びいただきましてありがとうございます」なんて出るんだよ。
機能アップではなく、セキュリティ部分の穴をふさぐだけのバージョンアップだからかなぁ。
ついでにいささか不本意ながら、某巨大掲示板用閲覧ソフト「かちゅ〜しゃ」とやらも導入してみました。ファンタジーについてのスレッドをチェックしていたのに「大きすぎる」というエラーで読めなくなってしまったもので。
ちょっと動作が不安定だけど、使い勝手の点は良くできてますね。
今野 緒雪『マリア様がみてる チェリーブロッサム』 (集英社 コバルト文庫,2001.8,\476+税)読了。
現時点での最新刊。ようやく追いつきました。
二条乃梨子は受験に失敗して滑り止めのつもりだったリリアン学園に通うことになる。カトリックのお嬢様学校の生活は、庶民で仏像マニアの乃梨子にとってはいささか肩身が狭い。
ある日乃梨子は、講堂裏の桜の木の下でマリア像にも似た上級生と出会う。
乃梨子が出会ったのは、2年生で「白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)」と呼ばれるようになった志摩子です。今回ようやく志摩子の悩みが判明。どうやら打ち解けることのできる「妹」もできるようで良かったですね。
志摩子が2年生ということはシリーズ一冊目の主人公・福沢祐巳も2年生、それも「紅薔薇のつぼみ」と呼ばれる身分になったわけですが……どっか抜けている性格は変わりません。大丈夫なのか、こんなんで。
今回はライバルの下級生も登場。絵に描いたようなカタキ役(?)の瞳子は、なんかイヤンな感じだぞ。私、年齢を偽って「瞳子を祐巳の妹にするのなんてぜーーーったいにやめてくださいっ!」というファンレターを作者に出そうかと思っちゃったくらい。
でも、この作者のことだから、そのうちどんでん返しがあるんでしょう。
購入ガイド
ISBN4-08-614895-1【amazon】 【bk1(02054974)】
篠田 節子『三日やったらやめられない』 (幻冬舎 幻冬舎文庫,2001.8,\571+税)読了。
篠田 節子のエッセイ集。
最近読んだ上野 千鶴子のエッセイ集『ミッドナイト・コール』 (朝日文庫)[→感想] あたりと比べると、凛々しく逞しい感じがする。地に足がついた生活を志向しているという点が男らしい女の橋本治というか。学者と小説家の違いなのか、単に篠田節子サンが「漢(オトコ)前」なだけなのかは不明。
小説家生活のあれこれを書いた「三日やったらやめられない」がとても面白い。
購入ガイド
ISBN4-344-40142-5 【amazon】 【bk1(02057592)】
加門 七海『うわさの神仏 日本闇世界めぐり』 (集英社 集英社文庫,2001.6,\457+税)読了。
自他共に認める神仏マニアの加門 七海による、神仏に関するエッセイとオカルトスポット巡りのルポタージュの二本立て。
面白おかしく書いてあるし、本当にコワイ場所には行っていないはずなのだが、さりげなーく触れられた話題がやたらめっぽう怖かったりする(池の横の社を立て替えようとしたら周辺の家で順番に人死にが出たとか)ので、夜中にひとりで読むのは止めたほうがよいと思う。
購入ガイド
ISBN4-08-747332-5 【amazon】 【bk1(02040388)】
ルース・M・アーサー/杉崎和子訳『プリンセスへの鎮魂歌』(集英社文庫 コバルトシリーズ, 1982)読了。
以前ヤングアダルトや日本のファンタジーのルーツについて調べていたときに話題になった本で、「どんな本でしょう!?」と騒いでいたら実物を見つけてお譲りくださった方がいたのでした。
ピアニストを目指して勉強中だった16歳のウィローは自分が養女であることを知って思い悩み健康を害してしまう。
転地先の古い城館で彼女は一枚の肖像画に出会う。それは数奇な運命の悪戯で敵国イギリス人の養女となったスペインの王女の肖像だった。夜毎の夢の中で、ウィローは王女の人生を体験することになる。
16世紀の王女の人生を一緒に生きることで、自分の現在の悩みを昇華していくという、果てしなくファンタジーに近い(晶文社系)ヤング・アダルト小説。『思い出のマーニー』や『時の旅人』に近いけどあれほど派手にファンタジーしているわけではありません。
ファンタジーではなく「ミステリー・ロマン」と銘打たれています。ファンタジーもヤング・アダルトも一般的な言葉じゃなかったんですよね、この頃は。
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[縫わずに作れる超簡単ブックカバー]
端布と幅1センチのリボンで作れます。芯にマニラ封筒を切って使います。
パッチワーク用に売っている端布とかケーキやチョコレートの箱にかかっているリボンなどを溜め込んでいる人、どうぞ。
上手く作ればバザー用の商品になるかもしれませんね。
Netscape 6.1 をインストール。NC4.75とは別のフォルダにイントールすることができるのね。
Netscape 6.0よりも違和感がないけれど(IEに近づけたのか?)立ち上がりや画面表示が遅い気がする。
日記ページを見てみたら、マルチカラムがうまく表示されていない。
幅の指定(width)と詰め物(padding)との計算が合わないと、マルチカラムがキャンセルされてしまうらしいので、幅の指定を調整。
図子 慧『ピュアミント’88』 (集英社文庫 コバルト・シリーズ,1988)読了。
離婚寸前の両親に対して、せめて1年だけでも「理想の家族」という要求を突き付け、そのために父の実家に一家で居候することになったモネ。転入した高校で、なぜかエリートばかりの生徒会の役員にさせられてしまい……。
なんとなくとっちらかった印象のある学園物。エリートで美形ばかりの生徒会でイジメにあうエピソードなどは、後年出てくる漫画『花より男子』あたりに引き継がれていくのかなぁなんて気もしますが。
★書誌情報:
図子 慧『ピュアミント’88』 (集英社文庫 コバルト・シリーズ,1988)
ISBN4-08-611124-1 【bk1(00530282)】
図子 慧『狼なんかこわくない ピュアミント 2』 (集英社文庫 コバルト・シリーズ,1988)読了。
結局両親は離婚してしまい、弟と一緒に父の実家に居候することになったモネ。幼なじみの順三郎ともいい雰囲気に。
そんな時、資金集めの学園祭に前衛劇団を呼ぶという話が持ち上がり……。
大人たちの妨害にもめげず、なんとか公演を実現させようと奔走するモネ。学生運動のシッポをつけているような学園生活ですわね。
教育ママのおかげで「壊れて」しまい、小動物を殺しまくるようになった少年が劇団員扮する精霊たちに連れ去られて消えていく幕切れは、素晴らしいというべきか尻切れトンボというべきか。小説としては完全に破綻したラストなのだが、なんだか妙に美しい。
図子慧の小説は、パーツはすばらしいのに構成が破綻しているものが多いような気がする。
★書誌情報:
図子 慧『狼なんかこわくない ピュアミント 2』 (集英社文庫 コバルト・シリーズ,1988)
ISBN4-08-611178-0 【bk1(00547086)】
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懸案だった[エレホン堂]のトップページをリニューアル。
中身も順次リニューアルの予定。はやくちゃんとファンタジーの棚作りたいです。
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まだ8月だというのに、夫の実家で稲刈り作業が始まった。夫が労働力を提供しにいきました。私はドリンク差し入れ係。
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自転車で走っているときに、「潰れた店」に気を取られて電柱に激突しました。自転車カゴがクッションになって、転倒して手の甲と左足のさきっぽを擦りむいただけで済みました。自動車が通っていなくて幸い。いや、自動車が通ってたら、いくらボケボケの私でも潰れた店に気を取られたりは……するかも……。
こんなワタクシでも車の免許はもっているが、完全ペーパードライバー。(ゴールドカードです。)世のため人のため私は自動車の運転はしないほうがいいかもしれない。
[bk1ホラー棚マップ]をリニューアルしました。フレームなし、CSS使用。
[bk1ホラーサイト コラムインデックス]というのも作ってみました。
ホラーサイト以外でもこういうのがあると嬉しいのだけれど。
SFと科学・技術は【青木みや】さんのところを見ればいいし、文芸系は【青月にじむ】さんの 【読むまで死ねるかっ的ぷちbk1】が随分とフォローしているけれど、他にも棚はいっぱいあるんだよねぇ。誰かまとめているのかなぁ。
どうやら好評らしい [縫わずに作れる超簡単ブックカバー]は、掲示板の藤井さんの書き込みを参考にちょっとだけ改訂。
考えてみたら、独身男性って布を持っていないんですね。そういうときは、100円ショップのバンダナとか着古した綿のワイシャツとかアロハシャツの背中の部分を使うとよろしいかと。
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昨日の「激突事故」の後遺症ではげしく筋肉痛。普段使わない筋肉を使ったかららしい。動作がいつにもましてノソノソになっています。
小2の甥っ子の子守りをすることになった。いつもは夫の実家で義母が面倒をみているのだが、稲刈り作業で義父と義母が田んぼにいってしまうので、農作業にはまったく向かない私にお鉢が回ってきたのだ。
ニンテンドー64とレゴで半日遊んだ。甥っ子の認識では、私は「大人のくせにTVゲームをやりたがる変なおばさん」なのである。(甥っ子だけでなく、友人の息子からもそういう目で見られているみたいだ)
アクションゲーム系はこどもには勝てないことが分かったので、最後の方は甥がドンキー・コングとかボンパーマンとかで遊ぶのを後ろから見ていた。
ボンパーマンでコンピュータ相手に負けて泣いて悔しがるとはやっぱりコドモね。と、思ったら私もキングベヒーモスに負けたのに腹を立ててFF4のカセットを壊したことがあるのを思い出した。血は争えない……わけではない。夫の妹の息子だから全然血はつながっていないんだけどなー。
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【SFオンライン54号(2001年8月27日発行)書籍レビュー】を読んで、たまげる。
なんとエリザベス=エンライト『ひかりの国のタッシンダ』が復刊されている!!!
1970年ごろ学研から『ちいさいおばけ』や『ムッドレのくびかざり』[→感想]『リンゴの木の上のおばあさん』などなどと一緒に出ていたファンタジーの名作。アイリン=ハースの手による挿し絵がものすごーく美しくて、子供のころの私のもっとも大切な一冊だった。(今読むとストーリーそのものは昔話風で割と単純。)今でも手元にあるけれど、あまりに気に入りすぎて何度も読んだため染みだらけでボロボロなのである。
どこかで復刊してくれることを切望していたので、このSFオンラインの記事に狂喜を通り越してパニックを起こす。
買わなくちゃっと版元をチェックすると 「フェシリモ出版」とある。あれ? フェリシモじゃないの? あそこは同じく学研ででていた『マツの木の王子』【bk1(01712167)】を復刊させた実績があるはず。
【Google】で検索をかけると、確かにフェシリモと記述してあるページもあるんだけど……。うーん。
ネット書店を検索するもデータなし。
とりあえずSFオンラインに問い合わせのメールを書く。(サクッと直ったようです。「フェリシモ」でした。)
【Felissimo Web Site】を探してみるがごちゃごちゃしていてどこに欲しい情報があるか分からない。フェリシモ出版に直接電話をしようと思ったら、なんと所在地が神戸である。遠距離通話じゃん、こりゃだめだ。「ブックポート」で検索をかけて、【Felissimo Culture Port】というのを見つけるが、復刊情報の中に『ひかりの国のタッシンダ』はない。
ここらへんで自力検索をあきらめ、他力本願に切り替える。
その手の情報を持っていそうな人の集まる掲示板を狙って書き込み。具体的には【ニムさんの掲示板】と【うさぎ屋本舗】の本関係の掲示板。狙いは当たって、サクッと回答が寄せられた。
【ニムさんの掲示板】では、フェリシモのページでの翻訳エントリーの情報と復刊ドットコム掲示板(No.9813)の情報をゲット。
【うさぎ屋】さんからは、たしかにフェリシモで予約を受け付けているという回答。
みなさま、情報をありがとうございます。
復刊ドットコム掲示板の書き込みによれば、店での発売は9月末だがフェリシモの通販では既に注文を受け付けているとのこと。また、白泉社刊の『MOE9月号』でも紹介されているらしい。
というわけで、フェリシモのカタログを買いにいかねば。あとはフェリシモで注文するか、9月末の発行をまってブックサービスで注文するか、bk1の児童書担当者にお願いして入荷してもらうかだな。
まずはbk1の児童書担当の人にメールを書いてみようか。
返却は9/12。
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[エレホン堂]に[bk1TOPインタビューリスト] と[bk1インタビューリスト ]を追加しました。面白そうなインタビュー記事はいろいろありますので、興味のある分野をチェックするのにお使いください。拾えていない記事もあると思いますので、タレコミ歓迎。
【bk1】のサイトとしての欠点のひとつは、まともなサイトマップや記事の一覧が存在しないことです。(こんなのはサイトマップなんて呼べない。)だからどんなに面白い記事があったって、ユーザーがアクセスすることができない。
いくつかのサイトではインタビュー一覧記事を用意していますが(【エンタティメントサイト】の【インタビュー一覧】や、【人文・社会・ノンフィクション】の【インタビュー・著者コメント一覧】など)、トップページから入って、まっすぐにそこに辿り着けるユーザーはまず存在しないと思います。
まだ一覧が掲載されている記事はいいのですよ。記事によってはどこからもリンクされていなくてゾンビ状態になっているものもあると思うんですよね、絶対。もったいないっ! ああ、腹が立つ。
【bk1】のシステムを設計した人間のウェブユーザビリティに対する意識の低さには、殺意を感じますよ、私は。口の中にウェッブユーザビリティ本を詰め込んでやりたい。
既にbk1の児童書担当の人に連絡を取ってくださった人もいるようですが、駄目押しでメールを出してみると……。
なんと予約扱いで入荷してくださるそうです。万歳っ!!
ありがとうフェリシモ出版! ありがとうbk1! ありがとう児童書担当のBさん!
『ひかりの国のタッシンダ』は、潜在的な需要は多いと思うんですよね。(漫画家のめるへんめーかーさんとそのお友達の同人誌にも、何度も書名が出てきてました。)ただあまりにも昔の本なので、題名を覚えていなかったりして名前が挙がらないだけなんじゃないかと思います。(Googleで検索かけてもウチしか名前が挙がらない…… 2001/09/03追記:すみません、名前が出てこないのは『ムッドレ』のほうでした。リトライしたら『タッシンダ』は10件ぐらい挙がりました。そのうちの何件かはフェリシモの本がらみなので、ここ数日で更新された模様。)
あかぎかんこの『この本読んだ?おぼえてる?』(フェリシモ出版)【amazon】【bk1:ISBN4-89452-150-5】にも名前が出てきます。114ページ「素晴らしかった「学研」翻訳童話シリーズ」のところです。このシリーズでの本の探偵依頼のトップが『ひかりの国のタッシンダ』だったそうです。
というわけで、みなさん、bk1の児童書予約ページにご注目!!
家にある『ひかりの国のタッシンダ』と『ムッドレのくびかざり』の巻末から、リストを書き写してみます。
小さい魔女, プロイスラー作, 大塚勇三訳
小さい水の精, プロイスラー作, 大塚勇三訳
小さいおばけ, プロイスラー作, 大塚勇三訳
小さなスプーンおばさん, プリョイセン作, 大塚勇三訳
スプーンおばさんのぼうけん, ブリョイセン作, 大塚勇三訳
空とぶ家, ホッジス作, 渡辺茂男訳
サムくんとかいぶつ, リーフ作, 渡辺茂男訳
三人のおまわりさん, デュボア作, 渡辺茂男訳
きりんのいるへや, エステス作, 渡辺茂男訳
ムスティクのぼうけん, ギュット作, 塚原亮一訳
カテリーナのふしぎな旅, モランテ作・画, 安藤美紀夫訳
とってもすてきな動物記者, アングィッソラ作, 安藤美紀夫訳
いたずら小おに, ドゥシニスカ作, 内田莉さ子訳(*1)
ぼくはネンディ, コブナツカ作, 内田莉さ子訳
ノロちゃんのおとぎ話, ウンネルスタード作, 下村隆一訳
ゆかいなどろぼうたち, エグネール作, 鈴木武樹訳
アンと山の小びと, アトリー作, 鈴木武樹訳
橋の下の子どもたち, カールソン作, 弘田令子訳
ホッパーさんのペンギン, アトウォーター作, 光吉夏弥訳
火のくつと風のサンダル, ウェルフェル作, 関楠生訳
こんにちはスザンナ, ウェルフェル作, 関楠生訳
たいようの小馬, バウマン作, 関楠生訳
ウサギが丘, ローソン作, 松永冨美子訳
ムッドレのくびかざり, リリウス作, 福田貴訳
がんばれヘンリーくん, クイアリー作, 松岡享子訳
町かどのジム, ファージョン作, 松岡享子訳
ほらふきマックス, ジューダ作, 神宮輝夫訳
十一わのハト, リーブズ作, 神宮輝夫訳
おひとよしのりゅう, グレーアム作, 石井桃子訳
たくさんのお月さま, サーバー作, 今江祥智訳
とこ屋のチャーリー, ジェイムズ作, 猪熊葉子訳
さよならホセフィーナ, サンチェスシルバ作, 江崎桂子訳
ひかりの国のタッシンダ, エンライト作, 久保田輝男訳
『ムッドレのくびかざり』が出たのが1967年、『ひかりの国のタッシンダ』が1968年です。この後『りんごの木の上のおばあさん』も、このシリーズで出ているはずです。
(『りんごの木の上のおばあさん』は今でも手に入るかな)
訳者名を見ると分かるんですが、「世界の童話」と銘打っているだけあって英米だけでなくドイツ、イタリア、フランス、北欧といろんな国の作品がピックアップされているようです。ちなみに編集委員は大塚勇三、神宮輝夫、塚原亮一、渡辺茂男。
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