2002年5月 ( 上旬 / 中旬 / 下旬 )[前月] [次月] | ||||||||||||||||||||||||||||||
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南家 礼子『センチメンタル・ゴースト・ペイン』 (学研 ,2002.2,\1,300+税, ISBN4-05-401595-6)読了。
ブティックに勤めるか榛子(はるこ)は誰とも何とも関係を持たず、ひっそりと生きようとしていた。だが、部屋の鍵をあけると、見計らったように電話が鳴るようになった。「おかえり」と、一言だけいって切れる電話。
そしてある日、部屋に帰ると死んだはずの兄がいた……。
「ムー伝奇ノベル大賞佳作」ですが、伝奇というよりファンタジー・ホラー。後味が良いとはいえないので、ワタクシとしてはファンタジーとは呼びたくない。
美しい装丁の本です。サンリオから出ていた谷山浩子のハードカバー童話集と並べても違和感がないような。あるいは『あなたのファンタジィ』を出していた頃の新書館の本みたいというか。装丁だけでなく内容もそんな感じ。とてもあの『ムー』と関係ある本とは思えない(笑)。装丁担当は柳川貴代+Fragment。なるほど。
霊が見える骨董屋の店主の老女というのが出てきて、このキャラクターがなかなかよろしいです。
「ムー伝奇ノベル大賞」の選考会のときにこれを推したのが皆川博子。たしかに『骨笛』などに通じるものがあります。漫画化して『ネムキ』に載せたら似合いそうです。
上記に出てきた固有名詞のどれかに反応する人は一読を。
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ISBN4-05-401595-6 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(02130722)】
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良い天気が続いているが、夫の実家の関係で田植えやら葬式やらがあるので、遊びに出るわけにはいかず、鬱屈している。わじわじー!
ネット関連も、3月の「春の『指輪』祭り」のあと、どうも煮詰まり気味。うーっ。
なにか新しいことがしたいです。
bk1がメンテナンス中なので、書誌情報が取れなくて不便ですな。中島らも本も欲しいのになぁ。とりあえず、未読本をやっつけねば。
須賀 しのぶ『砂の覇王 7』 (集英社 コバルト文庫 流血女神伝,2002.4,\495+税)読了。
久々にカリエちゃん、モテモテ。ぐるっと回って元通り? あの人とあの人がいなくなって、あの人が再登場。大変ですな。
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ISBN4-08-600038-5【bk1/amazon/Yahoo!】
早見 裕司『仮想世界の優しい奇跡―Mr.サイレント』 (富士見ミステリー文庫,2002.4,\500+税)読了。
事故で声を失い、現在はパソコンと編物に熱中する17歳の少年・林晋一郎と、その幼馴染の真理香が、ネットで見つけた奇妙な事件の解決に乗り出す。
連作集。どの話も「優しい奇跡」とは思えませんが。
手話で「なんちゃって」ってどうやるんだろうな。指文字かしら。それとも対応する表現があるのか。多分後者なんだろうな。動作は「今のは冗談」で口は「ナンチャッテ」と動かすとか。
口絵の晋一郎は大変にかっこいい。萌え〜。イラストは唯月一。コバルト文庫の小沼まり子『Rude Girl』のイラストなども担当しているけど、こっちの方が良い感じ。集英社より富士見系のほうがイラストレーターの使い方が上手いんだと思う。(集英社は感覚が古いんだと思うよ、多分)
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ISBN4-8291-6162-0 【bk1/amazon/Yahoo!】
中島らも『水に似た感情』 (集英社文庫,2000.5,\495+税,ISBN4-08-747192-6)読了。
軽い「らも中毒」状態にあったので、とりあえず本屋に走ってみつけたコレを購入。
人気作家のモンクは、友人のミュージシャンたちとともにテレビの取材でバリ島を訪れる。躁状態の作家と不手際・不協和音の続くスタッフたちのバリ島滞在の顛末。
冒頭から全体の1/4ぐらいまでを躁病の状態で書き、残りを躁病が収まった状態で書いたというだけあって、ものすごく変。
実在の人物の名前を変えただけの、ほぼノンフィクションらしい。それなりに面白いが、『今夜、すべてのバーで』のようなマトモさを期待してはいけない。
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午前中は夫の実家の関係の告別式に参列。私は故人とは面識がなかったのだが、それでも落ちこむ。
午後から気晴らしに、とちぎわんぱく公園へ。緑を見て、ちょっと和む。薔薇が見たかったのだけれど、薔薇はほとんどなくて代わりに芍薬が花盛りでした。薔薇を見るなら筑波にある栃木県フラワーパークの方がいいのかな。
帰りに中島らもの本を購入。
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詳しい感想は、気が向いたら書く。
帯に「ユーレイが本を書いた」とあったので、お笑いホラーだと思って読んだら、ホラーじゃなくて詐欺師の出てくる話だった。予想とは違ったけど、面白かった。
出版や印刷の裏側もちょっぴり覗けます。おすすめ。
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・中島 らも『永遠も半ばを過ぎて』
(文芸春秋 ,1994.9,\1,456+税, ISBN4-16-315030-7)
ISBN4-16-315030-7 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(01074842)】
・中島 らも『永遠も半ばを過ぎて』
(文春文庫,1997.9,\448+税, ISBN4-16-758501-4)
ISBN4-16-758501-4 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(01462895)】
お笑いホラー短編集。「白髪特急」「夜走る人」「白いメリーさん」が好き。
年に一度商店街にいる人間なら誰を殺しても良いという「日の出通り商店街 いききデー」あたりは、初期の筒井康隆の短編のようだ。中島らもは実はバックボーンも含めてかなり筒井康隆に似ている人なのかも。
ところで、ワタクシまだ学生のころ、「白いメリーさん」の実物を目撃したことがあります。横浜ダイヤモンド地下街の高島屋への入り口と地下鉄通路出口への通路が交差しているところに佇んでおいででした。山岸凉子『天人唐草』の主人公が実体化したかのような姿に一瞬ギョっとし、次にテレビのロケだろうかと考え、最後に「そーゆー格好が好きな人」なんだなーと思って通りすぎました。
後で友人に横浜や関内では「有名人」なのだと聞きました。
「白いメリーさん」は、日常に突如出現する非日常的な存在で、たしかにこの本の解説にあるように「幻想的」ですらありましたよ。
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・中島 らも『白いメリーさん』
(講談社文庫,1997.8,\448+税, ISBN4-06-263577-1)
ISBN4-06-263577-1 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(01459186)】
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「サーバーメンテナンス」が終わって【bk1】復活。
あんまり代わり映えしないけど、トップページが微妙に変わったり(ヘルプの画面には反映されていないので、そのうち直してね)、詳細画面に関連ジャンルへのリンクがついたり(意味があるとは思えないけど)、ヘッダの検索フォームの位置が変わったり(使いやすくなった)、フッタの検索フォームがなくなったり(ソースコメントになっている)、タイトルに表示されるのが「bk1<オンライン ブックストア>」じゃなくて「bk1<オンライン書店>」になったりと、多少は手をいれている様子。
詳細書誌情報画面のタイトルに「bk1<オンライン ブックストア>」じゃなくて書名を表示するようになったのは、1月末ぐらいからですが、これのおかげで書誌情報へのブックマークがやりやすくなって、ずいぶん使いやすくなったと思っています。
検索結果のタイトルも「bk1<検索結果>」って出してくれればいいのにね。(2002/05/13 出るようになったようです)
サーバが止まっていた間、書誌情報が取れなかったのには困りました。代わりになる他のネット書店を探しましたが、どのサイトもイマイチ。【amazon.co.jp】【紀伊国屋】は書誌情報が見難く、【TRC】は情報掲載が遅い上に漫画の情報がないので使い難く、【Books.or.jp】は、書影がなくて使い難い。【eS! books】は書影が多く書誌情報も見やすいけれど文庫かどうかの判断が難しい。その他のサイトは書誌情報の記載がかなり不安と、改めて【bk1】は書誌データベースは良く出来てるねと思いましたです。
[コバルト文庫全点目録] に2001年6月〜2002年5月分のデータを追加。
特筆すべきは、絶版になっていた久美沙織『丘の家のミッキー』や氷室冴子『クララ白書』といった往年の名作が新装版で復活したことでしょう。2002年6月からは、田中雅美のアリスシリーズも復活します。
スーパーファンタジー文庫がなくなったので、そちらの看板作家(瀬川貴次、七穂美也子、毛利 志生子等)がコバルト文庫に書くようになりました。月に10〜12冊の出版枠の振り分けがかなり厳しくなってきたかも。
あとは、フツーの学園小説でデビューした人たちが、ファンタジーっぽいものを書いて(書かされて?)いるのも気になります。
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8日の午前1時に本を注文しようとしたら、【bk1】のホストが落ちていたので、【amazon.co.jp】に注文しました。
データベースを誉めたとたんに、これだ。やれやれ。
朝になって【bk1】が復活したので、ホラー棚サイトマップなどなどのURLチェックをしたら繋がらないページがいくつもありました。
tpl=dir/01/01010700/の下のデータをURL入れて一個つづつチェックしていったら、3月末にURL移動していたコラムを見つけました。現在、URL一覧を作って修正中。
古いコラムなどは、データは一応残すけれど、サイトトップからはリンクしないという方針にしたようですね。メンテナンスに手間がかかるのでリンク整備はしないというのも、一つの手ではありましょう。データさえ残してくれるなら、私はそれでも構わないです。
【山形浩生の「無節操。」:14回】
【斎藤美奈子&永江 朗の「甘い本辛い本」:第15回「ことばの本を読む」】
【石堂藍の「ファンタジー・スピリット」:《大魔法使いクレストマンシー》シリーズに触れよう】
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あちゃーっ! biglobeにあるサイトのファイル整理をしていて、千代紙つづりのゲストブックのあるディレクトリを削除してしまいました。
きゃー、バックアップ取ってないよーっ。
記入内容はメールで送信されるので、そこからデータを復旧させます。ああ、泥沼(T_T)
『サンキュ!』という奥様雑誌に噂の40分でできるパンの作り方が載っていたので、ドライイーストと強力粉を買って、トライ。
材料を準備して、混ぜて、電子レンジで一次発酵させて、丸めて10分置いて、ガスぬいて丸めて、電子レンジで二次発酵させて、15分寝かせると……おお、膨らんでるっ!
オーブントースターで8分焼いて、見事にパンが出来ました。
こんなに簡単でいいのかと思うほど簡単。ほとんど手も汚れません。
一番大変だったのは焼くときで、うちのオープントースター(1000W)だと焦げすぎる可能性があったので、つきっきりで様子を見て、アルミフォイルをかぶせたりトースターのドアを開けて温度を下げたり。それでも少し底が焦げちゃいましたです。
味は、給食のコッペパンみたいでした。焼きたてなので美味しいけど、市販のパンと張れるかというと……?
高校時代に一度だけトライしたときは、もっと大変だったけどなー。成功のポイントは、イマドキのドライイーストが良くなっているせいだと思う。昔のドライイーストはもっと変な匂いでしたよ。今のは、ちゃんとパン屋さんの匂いがします。
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友人からスキャナ CanoScan600 を譲ってもらった。
たまたま有休で家にいた夫が自発的(?)に接続と設定をやってくれたので、らくちんだった。
めでたく画像スキャンができるようになったのだが、どう活用するかが問題なのだ。
【文献所蔵調査と書誌情報との関係】
【SIST02 参照文献の書き方 目次】
【SIST02 参照文献の書き方】
【SIST02 参照文献の書き方(補遺)電子文献参照の書き方(案) 目次】
【SIST02 科学技術情報流通技術基準 参照文献の書き方(補遺) 電子文献参照の書き方(案)】
【Standars for Information of Science and Technology:科学技術情報流通技術基準 】
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有里 (Alisato Akemi)