更新日: 2005/12/19
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これからnDiaryのバージョンアップ作業をしなくてはなりません。
今年はジュニア小説〜コバルト文庫・スニーカー文庫〜ライトノベルに関するblogを開設しようかと思っています。
RSSのお勉強もしたいです。
今年の1月21日でネット生活も14年目に突入するらしいので、昔のログを掘り返しつつ、ネット自分史を綴ってみたいと思います。
それでは、2004年もよろしくお願いします。
日記原稿を1年ごとに管理しているので、2003年12月末の日記にアクセスしにくくなっております。(昨日の分なのにね)
というわけで、読みたい方は、下記のリンクからどうぞ。
今まで使っていたnDiaryのフォルダに 0.9.4をコピーしたら、全然動かなくなりました。
一番最初でコケているっぽい。Rubyのバージョンも上げなくてはいけないのだろうか。
しかたないので元に戻して、0.9.3で試してみます。
0.9.3は動くはず。
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夫と一緒に湘南ラインで横浜の実家へ。TVの駅伝を見ていて1時間に1本しかない列車に乗り遅れ、仕方なく出発を1時間ずらず。おかげで新刊書店に寄る暇もなかった。(ブックオフには寄ったけど。)
実家は外壁を改装して見違えるようにきれいになっていた。もっとも内装は全然変わりばえがしないのだけれど。客間には高電位治療器が鎮座ましましていた。ネットで評判を調べたところでは、不定愁訴には効果があるらしいので、まぁいいんじゃないか。
私もちょっと使ってみたが、足の裏がぶるぶるするだけで、別にビリッとかチクッとかするわけではなさそうだった。長く使ってみたかったのだが「こういうのは毎日使わないと効果がないんだ」と追い出されてしまった。ちぇっ。
パソコン通信を始めたころの参考書を取りにいったのだが、影も形も残っていなかった。処分しちゃったのだろうか。諦めて、面白そうな本を何冊か持ってかえることにした。
ちなみに私がパソコン通信を始めたときの参考書は『ワープロでアタックパソコン通信 』森沢美穂とワイパーマーケット(啓学出版 ,1990.6,\1359+税, ISBN4-7665-0987-0)だと思う。
両親と寿司とケーキを食べながらだらだらとTVを見て、夜の11時に帰ってきた。
冲方 丁『カオスレギオン 02 魔天行進篇』(富士見書房 富士見ファンタジア文庫,2003.12,\660+税, ISBN4-8291-1578-5)読了。
黒印騎士団のジーク・ヴァルハイトとその従者ノヴィアが赴いた先は大聖堂を抱える豊穣の地ナデッタ。だがその大聖堂は、聖王庁の叛逆者ドラクロワと聖地シャイオンの新領主レオニスの姦計により爆発し、ナデッタは死の大地となった。
生き残った二万の民衆は、故郷を捨て、遥かな新天地へ向かって荒野を進む。ジークは、かつてドラクロワとともに抱いていた理想を守るため、彼らの行進を単独で守ることを決意する……。
難民の行軍というライトノベルにしては重い題材を扱っていますが、長くてシリアスなほうが、冲方丁の特色が出るようです。結構オススメ。
相変わらず、お笑い担当の妖精ちゃんが浮いてます。今回のノヴィアちゃんの頑張りは良いですね。
新キャラでは、エノル君が良かったなぁ。ロマンスの描き方は今一歩というところ。
購入ガイド
ISBN4-8291-1578-5 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】
【bk1(02393844)】
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夫の実家(隣なんですが)に、義妹夫婦が甥っ子連れて年始の挨拶にきていたので、私達もお呼ばれに。
小三の甥っ子に「デュエルマスターズ」をやろうとせがまれ、相手をしたのはいいけれど、なにしろ説明するのが甥っ子だから、ルールがさーっぱり分からん。「マジック・ザ・ギャザリング」は齧ったことがあるので、その要領でやろうと思ったら、マナカードないし〜。
で、適当に勝負して負けました。喜ぶ甥っ子。ルールを全く知らない相手に勝っても嬉しいところがお子様だ。
で、帰ってきてネット巡回してたら「J-oの日記跡地 1月2日」で「デュエルマスターズ」の詳しい説明を発見。
あーあ、これを読んでいたら、もっとマトモに戦えたのに。
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【読書速度測定】
1200文字/分〜1800文字/分あたりをうろうろ。2度目の文章だったら、たまに2000文字を超える。乱視のせいか一点を集中して視ることが出来ないので、ゆっくり読むことができないのだ。
軽く4000字/分いっちゃう人もいるんだなぁ。映像入力するのがコツか。映像記憶は苦手なので(どっちかっていうと聴覚人間)、2000字以上は無理だろうなぁ。鍛えればできるのかしら。
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2002年版は、[エレホン堂 おすすめ本]。
新刊本ではなく、あくまでも2003年に読んだ本でよかったものを読んだ順に挙げてみる。
ともかく個人的にも世間的にも冲方丁の年でありましたよ。
桜庭 一樹『GOSICK−ゴシック−』(富士見書房 富士見ミステリー文庫 ,2003.12,\600+税, ISBN4-8291-6229-5)読了。(読み終わったのは去年なんだけど)
舞台は第一次世界大戦後のヨーロッパ。西欧の小国・ソヴュールに留学した少年・久城一弥は、聖マルグリット学園の図書館塔の屋上にいる少女・ヴィクトリカと知り合いになる。妖精のような可憐な外見のヴィクトリカは、パイプをくゆらせ、「混沌の欠片を再構成しよう」と名探偵さながらの推理をみせる。ふたりは郊外に住む占い師殺人とそこに繋がる幽霊船の謎に挑むのだった。
美少女「ホームズ」と東洋の少年「ワトソン」のキャラクターはなかなかよろしいです。この二人の漫才をずっと見ていたいなと思いました。
どうしてもオチのためには必要だってのは分かるんですが、幽霊船の過去の因縁話と現在とか交互に出てくる構成のせいで、主人公ふたりの印象が散漫になってしまったのが残念。
ヴィクトリカの正体は最後に明かされますが……本物の女の子なのかどうか私はまだ疑っていたりして。
購入ガイド
ISBN4-8291-6229-5 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】
【bk1(02390264)】
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【インターネット殺人事件:日記 2004-01-06 未知なるナカマをログに求めて】
「ネットで自分の同類を見つける方法は簡単だ。
まず、自分の好きなものの中からなるべく互いに関係ないものを 2 つ選ぶ。
次に、それを Google に叩き込む。
最後に、検索結果の中から日記のログを探し、それを読む。」
試しにやってみました。
【Googleで「井辻朱美+blog」を検索】
【Googleで「赤木かん子+倉阪鬼一郎」を検索】
たしかに同類を見つけるのは簡単かも。後者なんて、知ってるページしかヒットしないよ。
他にもキーワードを思いついたら検索してみよう。
追記:
ヴィクトリア朝+東雅夫(関係なくもないけど)で検索したら、【石堂藍さんのページ】【深川拓さんの日記】【殊能将之さんの日記】がヒットしました。未知のページでは、【Clockwork Joker〜図書館】がヒット。やっぱり面白い。
先日お会いしたときに【石堂藍】さんに「チェックリストみたいなの作っていいですか?」と許可をいただいたのだけれど、索引に使ったデータもいただいてしまったので、気合入れて作ることにしました。
でも凄いデータ量なので、書誌情報を入れるとメインの本だけでも1ヶ月以上かかるかも。書名と著者名だけなら1週間ぐらいかな。
書誌データリストの見本を[Aliログ:『ファンタジーブックガイド』書籍リスト 1]に作りました。まだ途中。シリーズ物が多くて大変だけど、作業自体は楽しい。
チェックリストは、よくあるCGIアンケートのようにどれが読まれているかを調べても意味がないと思うので(どうせ『ハリポタ』か『指輪』が一番だ。)、チェックしたものをリストアップするだけのものを考え中。どこかにJavaScript利用したものがあったはずなので、探して参考にしようと思っています。
ということで、日記更新は止まるかも。
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山尾 悠子『ラピスラズリ』(国書刊行会 ,2003.9,\2800+税, ISBN4-336-04522-4)の再読完了。秘蔵のブランデーを楽しむように、年頭から少しづつ読んでいたので1週間かかった。でも山尾悠子の作品はこれぐらいのペースで読んでちょうどいいくらいかもね。
『銅版』『閑日』『竈の秋』『トビアス』『青金石』の5つの作品からなる連作短編集……といっていいのかな。
冒頭の『銅版』は、深夜営業の画廊の壁にかけられた古い三枚の銅板画をめぐる話。続く2作は、その銅板画に関係があるかもしれない、冬眠をする一族の館での物語。『閑日』は冬の最中に目覚めてしまった冬眠者の少女とゴーストの物語。『竈の秋』はその続編。『トビアス』は日本のどこか(だだし時代は多分現代ではない)で暮らす冬眠者の一族の話。冒頭の物語に関係があるのかもしれないし、ないのかもしれない。『青金石』は聖フランチェスコの話。
山尾悠子の作品は半分夢うつつの幻想小説なので、物語の繋がりをうんぬんしても意味がない。迷路の中をさ迷うように、物語の中をさ迷うのがいいのだと思う。
冬眠者のモトネタがこれだと知ると、細かな描写がさらに興味深くなるかも。
『竈の秋』登場人物一覧
こんなものを載せるのは無粋だといわれそうだけど、作者が「登場人物の出し入れ」を楽しんでいたという以上、読者も同じように楽しんで悪いことはあるまい。
【国書刊行会:『ラピスラズリ』著者独占インタヴュー】
【bk1 幻想怪奇ブックストア:山尾悠子が選ぶ異界小説十選】
【bk1 幻想怪奇ブックストア:『ラピスラズリ』が話題の山尾悠子さんに訊く!】
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ISBN4-336-04522-4 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】
【bk1(02352521)】
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凄い労作。雑誌の判型をしていて、裏表紙にゲームの広告(同人ゲーム)まで載っている凝りよう。解説は連載コラムや読者ページをメインに語っているので雑誌本体を知らないとよく理解できないが、書誌情報と年表だけでも値段の価値はある。
欲をいえば、各雑誌の前身となった角川書店で出していた雑誌(『コミックコンプ』とかね)についても解説があるともっと嬉しかったのだが。
「角川お家騒動」の簡単な解説マンガも載っている.
「角川お家騒動」から株式上場以降の角川書店の戦略をまとめた菊地研一郎「コンテント・オブ・カドカワ」は興味深かった。もう少し詳しくてもよかったと思う。秋山瑞人について妙に詳しく書いていると思ったら【秋山瑞人ファンページ EGoism】の管理人さんだったのね。
『ファンタジー・ブックガイド』書籍リストは、順調に作成進行中。JavaScriptのプログラムも作成中。
【まつもとかなめ】さんから、
読んだ本のチェックリストで、「どの本とどの本を読んだか」のデータを取れれば、「ライトノベルファン度調査」でやったように、読者層の偏りから作品間の距離を計算できますね。
(誰が解析するんだ、というのは……(^^;))
というご意見をいただきました。うーん、面白そうなんですけどねぇ。でも、ライトノベルファン度調査と違って、『ファンタジー・ガイドブック』は取り上げられた作品には微妙に偏りがあるので、そういう解析には向かないんじゃないかと思います。偏ったデータをもとにした解析情報が一人歩きしても困るし。
なお、まつもとさんがいっているのは、【ライトノベルファン度調査】とその派生物の【ライトノベル世界地図】【ライトノベル読んでます読まれてます】【ライトノベル・ベクトル計算機】のことです。
ライトノベルファン度調査の解析結果は1年前のデータですが、今読んでも面白いですね。男女での比較があれば、もっとよかったと思います。
新規にデータを追加して、また10月ごろにやってみると面白いかもしれません。今度は、男女別と前の調査に参加したかという質問も加えるといいかも。
ジョージ・マクドナルド/ナニー・ホグロギアン絵/小柴 一訳『フォトジェン』(新樹社 ,1989.5,\1262+税, ISBN4-7875-8387-5)読了。
魔女に育てられた「昼の少年」フォトジェンと「夜の少女」ニクテリスの物語。
エジプトの墓を模した部屋でランプの光だけで育てられたニクテリスが、初めて外界に出て月の光の美しさに驚嘆するシーンは圧巻。夜の生き物すべてに愛を注ぐニクテリスの愛らしさよ。
一方、闇を知らずに育てられたフォトジェンの方は、闇の恐ろしさに息も絶え絶えになっているところをニクテリスに救われたくせに、朝になったら太陽のまぶしさに苦しむニクテリスを放ってとっとと一人で帰ってしまうという思いやりのなさ。ひどいっ。マクドナルドは、闇を知らない者(あるいは男性)の傲慢さを描きだす。
オーロラ(フォトジェンの母親)が「宮廷の人」の名前であるとか、不死の狼を殺すことができる矢の詳しい説明といった重要な情報を示す文章がないんだけれど、これは多分原文でも書かれていないんだろうなぁ。最初は文章を読み飛ばしたのかと思った。
ナニー・ホグロギアンの挿絵もよい雰囲気。
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ISBN4-7875-8387-5 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】
【bk1(00605361)】
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4号石橋店、宇都宮西川田店、宇都宮西店、宇都宮滝谷店、宇都宮宿郷店の5件をはしご。
宇都宮には濃ゆいファンタジー&ホラーファンがいるらしく、ハードカバーで妙なものが大量放出されていることが多い。同一作家の本がどどどんと出てたりとか。
「もう収納が限界だから仕方ない、売るか。どうせすぐ文庫が出るさ」というつぶやきが聞えてきそうなラインナップだった。
こちらもハードカバーが溢れていて収納場所がないので、手は出さなかったが……。
資料用のティーンズハートなどを何冊か買う。『丘ミキ』も旧版と新版と両方集めようかなぁ。
コバルトシリーズの川端康成『万葉姉妹』の実物を見つけた。川端版『TUGUMI』です。今は、フレア文庫【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】で読めるみたい。
で、買ってきた本をしまおうとおもったら、本棚から溢れてしまったので、ハードカバーを処分することにした。
筒井康隆とか。今はブックオフで100円で売られていたりするのだが。
文庫化された本はさっさとダウンサイジングするのがよいと思うのだが、恩田陸の本は愛着があってハードカバーが手放せない。ハードカバーは装丁が良いものが多くて、手放すのが惜しいんだよねぇ。
ともかく早いとこ積んである本も読んで、なんとかせねば。
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有里 (Alisato Akemi)