更新日: 2005/12/19
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【第弐斎藤 土踏まず日記:ライトノベルのキャラクター相関図が欲しい】
まったく同感ですよ。
それにしても、この記事すごい反響では? みんな同じように思っているってことか。
ちなみに【コバルト文庫の公式サイト】には、【コバダス2004】という各シリーズの簡単な登場人物紹介のページがあります。
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このサイト経由で『鋼の錬金術師』のDVDを購入してくださった方がいらっしゃるようです。ありがとうございます。自分のハマり物が売れると嬉しいっす。『ばいばいアース』が売れたときと同じくらい嬉しい。
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読むひまはないんだけど、とりあえず買っておく。『桜の下の人魚姫』が入荷してなかったですよ! カナシイ。
思うところがあって、これから購入本や読了本にはイラスト情報もつけようと思いました。
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賀東 招二『フルメタル・パニック! つづくオン・マイ・オウン』イラスト:四季童子(富士見ファンタジア文庫 ,2004.10, \546 , ISBN4-8291-1659-5)読了。
購入記録がないのは、家人が購入した本だから。
林水生徒会長の引退とともに平穏な日常は終わりをつげる。学校とミスリルという安住の地を失った宗介とかなめは……。
うわぁー、噂どおりのシビアな展開。負けるな、みんな!
いやもう、テッサちゃんがカッコいいです。宝島社の「ライトノベルBESTランキング」アンケートで、テッサちゃんを3位にいれたことを誇りに思いますですよ。こんなことならマオ姉さんとマデューカスさんにも点を入れておけばよかった。
この作品はライトノベルというよりキャラクター小説というのが正しい気がしますね。
赤城毅『麝香姫の恋文 女怪盗vs.一高教師!』イラスト:波津彬子(講談社 講談社ノベルス ,2004年10月,840円, ISBN4-06-182387-6)読了。
麝香の香りの予告状から「麝香姫」と呼ばれる女怪盗が狙うのは、富豪が作り出した幻と青い薔薇? それとも……? 一高教師間宮諷四郎(まみやふうしろう)と美貌の女怪盗の知恵比べの勝敗は!?
男装の麗人の女怪盗、その忠実な執事、女怪盗を慕う薄幸の令嬢、飄々としていて頭脳明晰な童顔の一高教師、とワタクシのツボ直撃要素のオンパレードなのに、薄味すぎて萌えない……。せっかく『黒蜥蜴』へのオマージュなんだから、もっとロマンス風味を強めろや。
波津彬子さんのイラストはすばらしいです。いっそ漫画化て欲しい!
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少し時間ができたし、天気もよかったので、上野の国際子ども図書館で『小説ジュニア』を調査。休刊の前の年の1981年から1977年までの5年分をチェックして、「短編小説新人賞」の発表ページと「青春小説新人賞」の最終選考のページをコピー。
あと『読書世論調査』の読まれている本のページも1982年〜2002年までコピー。
氷室冴子と正本ノンは1977年の第10回青春小説新人賞で同時に佳作だったのね。
氷室冴子は当時20歳、正本ノンは25歳でした。
久美沙織さんが「創世記 第五回」で書いている「原稿募集!」は、正確には「新人小説」賞。1978年10月号の巻末から募集記事が掲載されています。希望者には感想と批評をつけて原稿を返却とあります。
で、唯一の「新人小説」入選作が1979年4月号掲載の山吉あい名義の『水曜日の夢はとても綺麗な悪夢だった』です。
男の子の一人称の夢オチファンタジーで、どこか『ここは魔法少年育成センター』に通じるものがあります。ま、処女作にはその作家の後のすべてが含まれているっていいますからね。
1979年の第12回青春小説新人賞の入選作は前中行至『太陽の匂い』。
山吉あい改めすばるいつみ『童女懐妊!?』と田中雅美『夏の断章』が候補作に残って、『童女懐妊!?』は久美沙織名義で1979年8月号に『プラトニック・ラブ・チャイルド』というタイトルで掲載され、『夏の断章』は1979年9月号に掲載されました。要するに佳作扱いですね。
田中雅美は前年の第11回青春小説新人賞の最終候補にも残っているので、実力が認められてのデビューってことなんでしょうね。
『小説ジュニア』に掲載されていた興味深い作品をいくつか。
山尾悠子だけでなく皆川博子や小泉喜美子も書いていました。
1977年6月号 小泉喜美子「またたかない星」
1977年11月号 山尾悠子「オットーと魔術師」
1978年2月号 小泉喜美子「オレンジ色のアリバイ」
1978年2月号 皆川博子「地獄のオルフェ」
1978年5月号 山尾悠子「チョコレート人形」
1979年7月号 皆川博子「天使」p.335-354
1981年4月号 氷室冴子「なんてすてきにジャパネスク」
1981年4月号 赤川次郎「吸血鬼はお年ごろ」
皆川博子「天使」は、不良少年が剥製を作る年上の女性に誘惑される幻想耽美小説。中井英夫へのオマージュかな。皆川博子は昔から皆川博子でした。
「地獄のオルフェ」は後の「地獄の猟犬」を思わせるロックスターのアウトサイダー物。
1977年から1979年にかけての『小説ジュニア』は、わりと面白かったです。
特に1977年は表紙を少女漫画家が描いていて、口絵も美少女写真+ポエムだったりして、少女向けという感じでした。
(ちなみに描いているメンバーは、1月 一条ゆかり、2月 池田理代子、3月 大島弓子、4月 萩尾望都、5月 津雲むつみ、6月 池田理代子、7月 一条ゆかり、8月 みつはしちかこ、9月 大島弓子、10月 しらいしあい、11月 立原あゆみ、12月 みつはしちかこ。)
それから樹村みのりライクな挿絵を描いている人がいるので気になっていたんですが、挿絵はどうやら別ペンネーム(ながの・ひさえ)で描いてようですね。
それが1979年9月には、「いま愛と性に悩みぬくわたし『ひと夏の浜辺に”性の地獄”を見た!』」なんて記事が載る雑誌になっちゃって……。
で、1980年以降はいっちゃ悪いけどホントつまんないです。リニューアルせざるを得なかったのも無理はない。
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有里 (Alisato Akemi)