更新日: 2006/01/05
2005年 [
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2005年1月 ( 上旬 / 中旬 / 下旬 )[前月] [次月] | ||||||||||||||||||||||||||||||
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紅白も見ずに、飛浩隆『象られた力』を読みつつネット。
読み終わったら、感想を書いて、ネット。
ちなみに夫も自分の部屋でネット。
インターネットは家族の絆を希薄にします。(苦笑)
いっそ家族でチャットすりゃいいんじゃないかという気もしますが。
気が付いたら12時を過ぎてましたー。
あけましておめでとうございます。
良い年でありますように。
今年は去年始めたことを、もう少し頑張って勉強してみたいなと思っています。
で、雪が降っていて寒かったので初詣にも行かずにコタツで寝正月でした。
のんびりできてよかったのですが、元旦からこれでは、ぐうたらした一年になりそうであります。
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横浜の実家に新年の挨拶をしにいく。
湘南ラインに乗り損ねたので、上野回りで約3時間。実家にいる時間より移動時間のが長かったりするのであった。
帰りにブックオフで本を買ったり。時間がなくて新刊書店には寄れなかった。
たけうちりうと『ウスカバルドの末裔 前編・後編』イラスト:雪舟薫(講談社 講談社X文庫 White heart ,2004年10月,578円, ISBN4-06-255740-1/ ISBN4-06-255764-9)読了。
庭師であった父の使いで王宮を訪れた少年カノンは、そこで伝説の槍ル・ノーグの加護を持つ聡明王・ランキアに逢い、恋を誓う花ガーデニアを、そうとは知らず手渡してしまう。優しい王に憧れの念を抱くカノン。運命に導かれるまま、王宮で暮らすことになるのだが!? 200年に一度の乾きの夏に、ランキア、カノン、気紛れな吟水詩人バル、華やかな美貌に寂しさを隠す王弟アリル、ランキアの美しい婚約者エレーネ、それぞれの運命が交錯する。
初読みはこれ。やおいを書いている作者によるファンタジーなので、もっとやおいっぽいかと思いましたが、それほどではありませんでした。話がそっちの方面にいこうとすると手綱を引き締めて軌道修正しているような感じ。
こまやかな描写が光る作品。
魔法のような現象も出てくるファンタジーではあるのですが、メインとなるのは登場人物たちの心の交流でしょうね。主要な登場人物たちに「悪意」がなさすぎるのが少々物足りなくはありますが……。
妹尾ゆふ子のファンタジーの魔法濃度を低くして心情濃度をうんと高めたような感じ。
登場する女性たちが妙に「おとこまえ」なのは、やおいを書いている人の特色かな。あと男女の恋愛がとってつけたような感じで、男同士の関係のほうが濃密なのは、別に私の気のせいじゃないと思います。いっそ、もうちょっと「やおい」っぽくても良かったかもしれません。(ひょっとすると同人誌版でそういうのがあるのかも。そっちを読みたかったり)
脇役の執事ブッセルがいい味出してます。
おすすめです。
購入ガイド
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近くにある割と有名な神社に初詣に出かけたものの、最初の鳥居まで辿り着くのに10分はかかりそうな長蛇の列にめげてリタイア。
「行っても必ずご利益があるわけじゃないし」
「1月中に行かなきゃいけないってことともないし」
と、いいわけしながら、そのままブックオフへ。
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月ごとの面白かった本はメモしてある。
翻訳物をほとんど読まなくなってしまった。
成田良悟を知ったのが去年の4月だったことに改めて驚く。何冊も読んだから、もっと前から読んでいるような気になっていた。
10冊選ぶとするならば、順不同で以下のようになる。
飛浩隆『象られた力』は、同人誌版を読んじゃったので、再読扱いで次点。
実は別格で『鋼の錬金術師』があったりするのだが、これは少々扱いが難しい。なにしろ一番ハマったのが原作でもアニメでもなく二次創作作品だったりするわけで……。
雑誌・ムックと漫画が約100冊。それ以外の書籍が約300冊。
書籍代はリアル書店とネット書店で合計26万円。
そのうちハガレン関連が4万円ぐらい。もっともこれはアフィリエイトでペイできたけど。(あるとき検索でやってきた人がCDを大量購入してくれて、一瞬アフィリエイト成金になったときがあったのだ。その分をほとんどハガレンに突っ込んだ)
リアル書店
01月 10555
02月 12400
03月 8010
04月 11690
05月 12235
06月 8710
07月 9960
08月 14020
09月 12290
10月 8100
11月 8500
12月 5920
----------------
合計 109790
ネット書店
01月 16619
02月 2457
03月 7800
04月 9717
06月 4890
07月 1781
08月 12000
09月 20630
10月 17050
11月 13000
12月 5320
----------------
合計 111264
ハガレン関係 37000円 ハガレン書籍(MM/本のメモ)
DVD/CDその他 33000円
年に本が300冊増えていくと、さすがに保管場所がなくなるので、いろいろ処分しないといけないのであった。もうサンリオ文庫とか読まないから売り払ってもいいと思うのだが……。どうしようかな。
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主婦は年末年始が一番気忙しい。(本当に忙しいかどうかは……)
今日から通常運転。去年のベストブックもまとめたし、がんばって更新しませんと。未読を処理しないと新しい本も買えない。といいつつ、ブックオフで14冊も買っているわけですが。
本の感想のまとめ索引を作りたいんですが。とりあえず 2002-2004 の3年分。作者名を拾っていくのが面倒なんだよね。それ以前のと一緒にしてもいいんだけどまとめるのは大変なので、別ページで。
あとは『めった斬り』(ラッタ斬り?)の索引作りかな。
神坂一『サイラーグの妖魔 スレイヤーズ 3』イラスト:あらいずみるい(富士見書房 富士見ファンタジア文庫 ,1991年2月,504円, ISBN4-8291-2388-5)読了。
スレイヤーズをきちんと読まねばと思って、ブックオフで拾ってきました。
リナとガウリイは賞金首のお尋ね者として追われるハメになった。手配をかけたのは、倒したはずの〈赤法師〉のレゾ。果たしてレゾの正体は?
レゾって誰だっけ? と思ったら、どうやら1巻に出てきたラスボスらしい。
やっぱり文体は、漫画の絵コンテを文章に変換しているみたいな感じ。特にキャラクターたちがドツキ漫才をやっている部分はほとんど会話文だけしかないし。でも慣れている人間はそれで十分読めちゃうんだけど。
誰かが〈スレイヤーズ〉の魅力は、ミステリー仕立ての部分にあるんじゃないかといっていたけれど、確かに必ず謎と二転三転するどんでん返しが用意されていて巧いなと思う。先が読めないんだよね、意外に手ごわい。それでいてきっちり伏線も張ってあるし。
派手なキャラクターと文体に惑わされがちだけど、神坂一の真髄はその巧みなプロット作りにあるんじゃないのかな。ストーリーテラーというのとはちょっと違う、ある種の職人芸。技巧を感じさせないで、勢いで書いているように見えるというのは、ひょっとしたらすごい腕なのかも。
ところで〈スレイヤーズ〉のライトノベル度判定はこんな感じ。キャラクターの「ライトノベル」度が低め。まあ「にょ」とかいうキャラが(いまのところ)出てこないんで。
合計:79/100点
判定:A
パッケージ :18/20点 90%
物語 :15/20点 75%
キャラクター:13/20点 65%
文章 :13/16点 81%
著者&その他:20/24点 83%
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感想の索引を作っていたんですが、あまりの寒さにこたつに移動し本を読むことにしました。こたつは偉大な発明ですね。こたつでパソコンを使えれば最高なんだけど、デスクトップだから無理。
秋月こお 『寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ』イラスト:西炯子(角川ルビー文庫 ,1994年4月,483円 (税込), ISBN4-04-434601-1)読了。
とても有名なボーイズラブ小説、富士見二丁目交響楽団シリーズの1冊目。
これを勧めてくれた人はふたりいて、ひとりは「やおいというよりも音楽成長物。特に一巻目は才能に対する嫉妬や自己嫌悪といった感情が出ていてすごくいい。2巻目、3巻目になるとバカップルだけど」(超パラフレーズ)といい、もうひとりには「お願いですから、1巻でひかずに3巻目まで読んでください」といわれました。
読んでみて、どちらの意見もなるほどと思いました。
守村悠季がコンサートマスターをする「富士見二丁目交響楽団」(通称フジミ)に、芸大出で留学帰りの二枚目指揮者・桐ノ院圭が就任した。才能溢れる桐ノ院に対する嫉妬と自己卑下から楽団を辞めようと思いつめていた悠季は、なんと当の桐ノ院に押し倒されて……。(「寒冷前線コンダクター」)
「不幸な事故」の後もコンサートマスターとして桐ノ院と付き合っていかねばならない悠季は、練習場所として桐ノ院のマンションを提供される。悠季は落ちこぼれ楽団員・八坂の個人レッスンを続けるのだが、その帰りに……。(「D線上のアリア」)
ノンケのヴァイオリニストが指揮者に押し倒される話とは聞いていましたが……えーと、こんなに……お笑いだったとはっ! 変にシリアスにならないようにという作者の配慮なのかもしれませんが、ほんとにいきなりでしかもお笑い……。いいのかこれで。
もう少し心の交流とか、そーゆーのないの? そういうのは後から出てくるの? ……後から出てくるんだろうな、多分。
とりあえず恋愛物としてよりも音楽成長物として面白そうなので、続きを読みます。
木原音瀬『B.L.T』イラスト:稲荷家房之介(ビブロス Be boy novels ,2002年2月,893円 (税込), ISBN4-8352-1304-1)読了。
レーベルでおわかりのように、ボーイズラブというか「やおい」です。
これは面白かった。勧めてくれた方に、感謝!
地味でまじめなサラリーマン(でもゲイ)の大宮雄介は、電車の中でみかけた中学生北澤眞人に恋をして痴漢行為をはたらいてしまい、それをネタに眞人に強請られ(?)振り回され、結局職も失ってしまう。5年後ふたりは再会し……。
出会いからしてずいぶんな話なんですが、再会してくっついた後でも大宮の同棲相手(もちろん男)とのドロドロの修羅場なんぞがあります。ほんと粗筋だけだとずいぶんな話なんですが、案外あっさりと切ない恋愛物語として読めてしまいました。
男女物で同じストーリーだったら冒頭で投げ出しちゃうところです。だって女子中学生に痴漢行為をするストーカーサラリーマンとそいつを強請る女子中学生なんて、イヤすぎ。(現実にありそうな話ではありますが)とてもじゃないけど、恋愛物として楽しめませんって。それが登場人物の性別が変わったとたんに、回路が切り替わったみたいに、ある種の「ファンタジー」(このファンタジーは「現実にはありえねー話」の意味)として楽しく読めてしまったのですから、不思議。これぞ、やおいマジック。
「やおい」というのは、心理障壁を乗り越えさせるための(女性向けの)装置なんだなと思いました。ツッコミをいれたい気持ちを一時停止させてロマンス小説を楽しむための装置というか。(だから男性が「やおい」を理解できなくても、それは当然)
大宮の悶々ぶりは読んでいて大変に楽しめました。この切なさ、やるせなさが恋愛小説を読む醍醐味。これでもう少しカッコよかったら、もっと萌えたのに。
しかし趣味の悪い奴だな、大宮。なんでそう性格の悪い奴にばかりひっかかるのかと思ったり。まあ、中学生相手に痴漢するような奴だから自業自得ともいえるわけだけど。
この作家はもう少し追ってみます。『LOOP』【bk1/amazon/boople/Yahoo!】と『恋愛時間』【bk1/amazon/boople/Yahoo!】が気になる。
作家名の読み方は「このはら・なりせ」だそうです。やおい作家の名前って難読度高し。
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【幻燈博物館:少女小説人気アンケート調査】
調査期間は、2005年1月1日〜2005年2月28日。
こんな感じで投票してみました。、対象期間が2004年1月〜12月でシリーズではなく作品で投票ということなので、「まるマ」が入りませんでした。まるマシリーズで一番よく出来てると思うのは『今度はマのつく最終兵器!』[→感想]で、好きなのは『天にマのつく雪が舞う!』[→感想]と『地にはマのつく星が降る!』[→感想]なんですがどれも期間外だし、2004年刊行分は完結してないから票が入れにくいし。
あんまり表立っては書いていませんが、実はワタクシまだハガレンの人です。
あれほど買わないと宣言していたマスタング大佐のお歌のCDを買ってしまいました。ついでに『ブックインフィギュア RED』も購入。さらにデスクトップアクセサリーの大佐バージョンも注文してしまいました。あははは……。
で、お歌のCDですが、歌詞を読むだけで身悶えするほど恥ずかしいので、まだ聴いていません。
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有里 (Alisato Akemi)