更新日: 2005/12/19
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【ライトノベル☆めった斬り! Official Site 】の新コンテンツを作ってました。
既読調査データ:既読数グラフ
この本を読んだ人はこれも読んでますリスト
044『あいつ』須和雪里 018《逆宇宙レイザース》朝松健 034《ヘルメハイネの水晶の塔》 069《天魔の羅刹兵》高瀬彼方 072『獣たちの夜』押井守
とりあえず既読率の低いものを5つ。
毛利 志生子『風の王国 女王の谷』イラスト:増田恵(集英社 コバルト文庫も 2-16 ,2004年12月,520円, ISBN4-08-600514-X)読了。
吐蕃(現在のチベット)を舞台にしたヒストリカル・ロマンス第三弾。
前半のリジムと翠蘭とのラブラブっぷりがすばらしい(笑)。いまどきホモでもバカップルでもないロマンス物は貴重です。史実どおりじゃなくてもいいから、二人の幸せがこのまま続くようにと祈らずにはいられません。
しかし何かある度に王様とお妃様が出張っちゃうのはいかがなものかと思うんですが、そうしないとお話が動かないからなぁ。
加地 尚武『図書館のキス 福音の少年』イラスト:中臣亮(ぺんぎん書房 ,2004.12, \1418, ISBN4-901978-41-1)読了。
『福音の少年』[→感想]の続編。
一応主人公である少年少女たちよりも脇役の大人たちの描き方がいいんですよ。今回もファンキーな錬金術師オヤジの御厨象山が良かったです。中年おやじが臆面もなく奥さんをお姫様抱っこ! えらいぞ。
あとはウィズ・ブリティッシュがかっこよかった。新キャラの大場京介もなかなか。次作でも活躍してくれるといいんですが。
ライトノベルというよりも中年のためのヤングアダルト小説ですね。
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井辻朱美さんが発行人の同人誌【かばん】の2004年12月号が届きました。特集3が「井辻朱美を巡る物語」。5ページの特集ながら、佐藤弓生、有川英里、金原瑞人、中山明の4氏がそれぞれ「井辻朱美」について語っていて興味深いです。特に歌人としての井辻朱美像や、金原瑞人氏と井辻さんとのファンタジーに対するスタンスの違いなどが面白かったです。
著書・訳書についてのページでは、拙サイトの[井辻朱美〜妖精国の歌人〜]もご紹介いただいています。(私の知らない情報もいくつかありました)
特集以外に、井辻さんご自身の小論も掲載されています。(「リアリティの行方2」2ページ)
【かばん WEB】から購入申し込みができるほか、東京・神保町の東京堂書店、東京・リブロ池袋本店内「ぽえむ・ぱろうる」、名古屋・ちくさ正文館、京都・三月書房でも購入できます。定価500円。
昨日ようやく障子貼り完了。夫がやった。私は見てただけでした。
壁のほこりを掃って(和紙風壁紙なので、タオルでぬぐう)、丁寧に水フィルター掃除機をかけた。普段はクイックルワイパーで済ませていて、何ヶ月に一度しかちゃんと掃除機かけないから、フィルターの汚れがすごかった。(水フィルターって汚れが目に見えるんだよね。そこが楽しいんだけど、ごみ捨てるときが大変)
障子が白くてまぶしい。なんだか部屋が広く見えます。
フェンス工事仕様を決めて見積もりを頼んだ。
家計簿のチェックもようやく完了。
フェンス工事の予算ぐらいは出そう。繰上げ返済が遠のいたが。
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だけど、ケーキもチキンも昨日食べちゃったから、あんまり関係ないや。
めった斬りのコンテンツをいじくったり、年賀状を印刷したり、謎のクリスマスコンテンツを作成したり。
夏 緑『静寂の森の殺人 理央の科学捜査ファイル』イラスト:船戸明里(富士見書房 富士見ミステリー文庫,2000.11, \483, ISBN4-8291-6106-X)読了。
船戸明里のイラスト目当てで買ったが、微妙にデフォルメされたキャラが鼻についてダメだった。特に主人公。TVの二時間推理ドラマか推理マンガ(『探偵学園Q』とか)のキャラみたいな感じ。プロットのための繰り人形のようなキャラは、実写やマンガならまたいいんだけど、小説では読むのが辛い。登場人物たちの暗い過去の設定もなんだか浮いている。
アンダー・ザ・ローズの意味がわかったのは収穫だったが。
ミステリーがライトノベルっぽくキャラクターを立てるのは問題がないのだが、「ライトノベル」がミステリーに近づこうとするといろんな部分に齟齬が出るんだなと思った。
超自然的要素抜きでリアルに死を扱えば重くなるしデフォルメされたキャラが浮くし、論理的にプロットを展開するとキャラクターが繰り人形になりがち、ということか。
富士見ミステリー文庫があまり上手くいってないのもしかたないのかも。
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夫の実家でもちつきの手伝いをしました。
我が家的にはクリスマスよりこっちのが大イベント。
午前中でもちつきを終えて、午後から雑貨を買いにでかけたんですが、夫も私も疲れていたせいか双方不機嫌でけんかになりました。
結論:
疲れたときに夫と出かけてはいけない。
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「2004年度ノベル大賞最終選考発表!!」(『Cobalt』2004年12月号)より
入選 :該当作品なし
佳作 :高川ひびき『冬のねじ鳥』
佳作 :桃井あん『無限のマリオン』
読者大賞:足塚鰯『蛇と水と梔子の花』
最終予選通過作品:
『蛇と水と梔子の花』――足塚鰯 (20歳)
『ダッシュ』―― 伊勢崎燈子
『冬のねじ鳥』―― 高川ひびき(27歳)
『 閨房夜話《けいぼうやわ》』―― 堤綾子
『夏の終わり』―― 楡森栞
『地上に降りた星』―― 広瀬晶
『無限のマリオン』――桃井あん (20歳)
選考委員:井沢元彦、大岡玲、瀬名秀明、田中雅美、眉村卓、唯川恵
応募作品数:1248編
【Yahoo!Booksで著者名「高川ひびき」を検索】
【Yahoo!Booksで著者名「桃井あん」を検索】
【Yahoo!Booksで著者名「足塚鰯」を検索】
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ライトノベル度診断表(Web版)
……書籍のライトノベル度を診断する「あなたにもできる ライトノベル度診断表」のJavaScript版。結果をライトノベル度診断結果用掲示板に投稿することができます。
あと、書評Wikiにめった斬りブックガイド既読調査結果リンク集の項目を立てました。
いくつか教えてもらったので、メモ。ほかにもお勧めがあったら教えてください。
blogmapがRSS対応になってから、この日記の書籍情報を拾ってもらえなくなってしまった。RSSは一応出力してるつもりなんだけど、ASINが載ってないから。
12/26 日曜日
・寝室の掃除
12/27 月曜日
・年賀状投函
・玄関掃除
・ダイニングのカーテン洗濯
・きんとん作り
12/28 火曜日
・寝室カーテン洗濯
・リビングカーテン洗濯
・リビングの本棚の上を掃除
・とりはむ仕込み
今後の予定
・伊達巻を作る
・寝室壁掛け扇風機掃除
・寝室クローゼット掃除
・電燈のカサの掃除
・リビングの本の整理
・ダイニングの小物の整理
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掲示板で教えていただきました。
【言及検索(http://kengo.z1.bbzone.net/gqsearch/)】
ウェブログの単語やURLを複数のサービスで検索。横断検索に便利。
上位機能の【MetaDictionary】も複数の辞書を検索できて便利。
清水義範『大人のための文章教室』(講談社現代新書 ,2004年10月,756円 (税込), ISBN4-06-149738-3)読了。
いままで読んだ文章の書き方についての本の中では、一番使えそう。
第一講に「ワープロは使うな」なんて書いてあるので、脊髄反射的に敵と認定したくなりましたが――なにしろパソコンがなかったら私は文章が書けませんから――、第二講以降は、なるほどと思える指摘や、すぐに実践できそうな裏技がたくさん出てきて面白かったです。
たとえば、第二講の「接続詞とは、文章の論理を決めている品詞」(p.29)だから、文章を考えるときにはなるべくたくさんの接続詞を使うと「論に乱れのない文章になる。」といった指摘や、第三講の「<です・ます>体には、上下関係へのこだわりが内在している」(p.68)のに対し「<だ・である>体とは、それを書いた人の立場や実態から離れた、絶対の話者の文体なのだ」(p.67)という指摘に納得。
普段、無意識にやっていることをきちんと言語化してもらった感じがします。
第十講の紀行文の書き方や、第十一項の随筆の書き方もすぐに役に立ちそう。
というわけで、Webで文章を書いている人には一読をお勧めします。ただ、第一講は飛ばしたほうがいいかも。
昨日は雪が降って寒かったので、伊達巻作りしかしなかった。
今日は正月用食材の買い物。
でも海苔とか蕎麦とかあづきの缶詰とか買い忘れたヨ。
本の整理をした。
処分する本の箱を5つ作った。何を処分したかわかるよう、本の背表紙は写真にとっておくことにする。
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大雪だー。
雪が降る前に買い忘れた食材を買ってきてよかった。
おせちは、鳥はむスープも作ったし、なますも作ったので、これで完了。実は、きんとんと伊達巻となますと雑煮用スープしか作らないのである。
さっきまでパソコンまわりの掃除と片付けをしていた。
すっきりした。
これから雑誌を縛って、溜まったブックカバーや挟み込みチラシの整理をしなきゃいけないのだが、ちょっと一休み。
義母が雪の中蕎麦を買ってきたそうで、おすそわけにあずかった。
いつもはご近所の神社に初詣にいくのだが、今年はこの雪じゃ無理かもね。(夫は「雪だからやめよう」といっている)
神社では、町内の持ち回りで甘酒を振舞うのだけれど、どうなるのかな。夫の実家も今年は当番なんだけど……。
今年最後の本の感想は、飛浩隆『象られた力』に決定。9月に途中まで読みかけたんだけど、ハガレンにハマって先に進めなかったんだよね。
飛 浩隆『象られた力』(早川書房 ハヤカワ文庫JA ,2004.9, \777 , ISBN4-15-030768-7)読了。
同人誌版の『飛浩隆作品集』[→感想] で読んだ作品ばかりなのだが、加筆修正されているせいなのか、最初に読んだのとは印象が異なる作品が多かった。印象がほとんど変わらなかったのは「呪界のほとり」ぐらい。
「デュオ」は、最初に読んだときは一種のホラーだと思ったのだが、加筆修正されば版を読んでみたら、あのラストに明るい解放のイメージを感じた。どこが変わったんだろう? 一番変わったとこは、ミニヨンの歌詞なんだけど、それがラストにかかわっているとは思えないし……。
「夜と泥の」も改定版を読んで印象が変わった作品。旧版では沼から生えてくる少女の描写が印象に残ったが、改訂版ではジェニファーに関する感傷的ともいえる言及が削除されているせいか、ナクーンのシステムのほうが印象に残った。
「象られた力」は、冒頭こそ同じだが途中からは旧版とはまるっきりの別物。旧版はSF的な説明が多くて読むのが大変だったという記憶があるのだが、改定版は描写と登場人物たちの行動とで話が進んでいくので非常に読みやすかった。
登場人物たちは『グランヴァカンス』の延長線上にある感じ。
鮮やかで官能的な描写力に気をとられていて今まで気がつかなかったけれど、飛浩隆が一貫して描こうとしているのはシステム――さまざまなものが有機的に結合し影響しあっている体系――そのものなのだと気付いた。
同人版の感想で、私はメタ落ちが多いことに文句をいっているんだけれど、システムを描こうとしたら、どうしてもメタな視点に立たなくちゃならないから、仕方がないことなのかもしれない。
SFだけど、ともかく描写がすばらしいのでファンタジーファンにもおすすめ。
世間的には災害の年という感じだけど、個人的にはライトノベルと布ナプとせっけんとハガレンの年でした。とくに布ナプとハガレンは影響が大きかったな。世界が変わってしまいました。
新しいことをいろいろ知った、とても楽しい一年でした。
というわけで、皆様、よいお年をお迎えください。
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有里 (Alisato Akemi)