更新日: 2005/12/19
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あっちこっちで騙されっぱなし。警戒してても引っかかるんだから世話ないね。
追記:2003/04/02
エイプリルフールネタ大賞は、【Mystery Laboratory】に差し上げます。今は消えてますけど、以下のようなネタでした。(実物とちょっと違っていたようなので、修正)
■『暗黒館の殺人』(情報元:Amazon.co.jp)
でもって、書名リンクから跳んだ先がこれ。一瞬何が起きたかわからず、次に思ったのが「amazonもグルかー!?」(←違うって)
4月2日になってもエイプリル・フールネタなのかホンモノなのか区別がつかないのが【第2回文学フリマ】。第1回からして、冗談なのか本気なのか分かんない企画だったし。
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『カオスレギオン 0 招魔六陣篇』(富士見書房 富士見ファンタジア文庫 ,2003.3,\520+税, ISBN4-8291-1496-7)読了。
『カオスレギオン 聖戦魔軍篇』の前日譚に当たる短篇集。出版は長編の方が先になったが、書かれたのはこちらが先。割と面白いです。
第1話での、謎の墓堀人にして 黒印騎士団《シュワルツ・リッター》のジーク・ヴァルハイトの登場シーンがかっこいいので、長編よりこちらを先に読むことをお勧めします。長編は、シリアスなプロローグとどこかお笑いな登場シーンとのギャップがありすぎて、キャラクターが把握しにくいと思う。
偉大なる万里眼の使い手である母フェリシテ・エルダーシャの力を受け継ぎ、〈銀の乙女〉の後継者となった少女ノヴィア。だが、彼女は万里眼の力を使いきれず、盲目となってしまった。
離反騎士団に包囲される都市で 黒印騎士団《シュワルツ・リッター》を待つ彼女の前に現れたのは、シャベルをかついだ一人の墓堀人だった。
ノヴィアがジークにくっついて旅をするうち、自分の本当の力に目覚めるという物語。
長編では、お笑い担当のマスコットにしか見えなかった妖精アリスハートの存在意義(と変な名前の由来)が分かったのが収穫。
敵の登場パターンが似通っているので、展開が読めちゃうのが難点か。敵側にもいろいろ事情はあるんだろうから、そのへんもう少し細かく書きこめばいいのにと思った。特に第四話と第五話。
あー、作者は「沖方」ではなく「冲方」です。さんずいじゃなくてにすい。(←念の為にこうやって書いておくと、どっちでも検索にひっかかるのだ。)
購入ガイド
ISBN4-8291-1496-7 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】 【bk1(02299120)】
冲方 丁『カオスレギオン 聖戦魔軍篇』(富士見書房 富士見ファンタジア文庫,2003.2 ,\620+税, ISBN4-8291-1495-9)、読み終わったのはちょっと前。
ゲームとのコラボレーションのようです。
時間設定的には短篇集『カオスレギオン 0』の続編ということになりますが、ジークと離反騎士団の長ドラクロワとの過去の因縁話の回想部分がかなりあります。
ドラクロワが出てくる部分と、ノヴィアとアリスハートが出てくる部分との雰囲気のギャップがありすぎて読むのが苦痛。特にノヴィアの「一人頑張るちゃん」には脱力感が。お笑い要素はレーベルが要求するのかもしれないけど。
ドラクロワ、ジーク、シーラの「愛ではなく理想という絆で結ばれた三人」という設定はいいんだけど、それにしてはシーラのキャラクター設定が弱い。彼女のキャラクターがもうすこし強烈だったら、「ドラクロワとジークの設定が『ベルセルク』のパクリみたい」なんて言われなかっただろうにね。(
ライトノベル系ファンタジーとしては良く出来てるんだけど、この作家だったらもっと上手く書けたはずだという気がしないでもない。
購入ガイド
ISBN4-8291-1495-9 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】 【bk1(02285962)】
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4/10のvol.4の発売目指して、キャラクターを鍛えていたりします。
マダムセットを月長石君に進呈したら、あいつってば武器と帽子を残して売り飛ばしやがりまして。悔しいので、もう1回探すところからやり直します。
しくしくしく。ファントムイベントもやり直しかい……。
高価なアイテムをプレゼントしたときの、マーローのうろたえっぷりが可愛くてせっせと貢ぐワタクシ。
【.hack 攻略】……このサイトはコメントが面白くて好き
【.hack//完全攻略】……vol.1、vol.2のときにもお世話になりました
【.hack 家ゲー攻略板情報保存庫】
巷で噂の「From: 債権管理」から「Subject: 【御請求通知】 回収整理番号:XXXX」というメールが来ました。「アダルトサイト見ただろ、金出せや、ゴラァ」って奴ですね。知人のところに来たという話を聞いていたので、うちにも来るかもなと思っていたら、やっぱり来ました。
ああ、これが例のやつかと思いながら、本文の一部で検索してみました。いろいろレポートがあがってます。
【Googleで「大至急御連絡致します」を検索】
ここ数日で大量に発送されたらしく【INTERNET Watch】などでも話題になっていますね。
【有料番組等の情報料の架空請求トラブル(総務省)】
【架空の情報料請求のトラブルにご注意ください。(JAIPA)】
身に覚えがなく、詐欺だってわかっていても、実際に来ると不愉快なものですね。
ネット情報に疎い初心者だったら、身に覚えがあろうがなかろうがパニックに陥って、お金を払ったりうっかり問い合わせて個人情報を漏らしてしまうかも。そこが狙い目なんでしょうけど。
追記:2003/04/08
メールに記載してある企業名や電話番号、口座などは、全く無関係の企業や人物のものがいやがらせのために記載されている場合もあるらしいので、詐欺メールをそのままネット公開してしまうのは止めたほうがいいかもしれない。(やるんなら、個人情報っぽいところは、伏字にすべし。)
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『黒い季節』で第1回スニーカー大賞を受賞した冲方丁(うぶかたとう)の受賞後第1作。書下ろし2647枚、ハードカバー上下巻、税込みで六千円以上、厚さ上下合わせて7センチ。『航路』より厚くて高い!
こんな本を書くほうも書くほうなら、出版するほうも出版するほうだと思うけど、天晴れ、角川書店、よくぞ刊行した!
この作品を眠らせておく方が罪だ。たとえ馬鹿高いハードカバーでも、出版して読者に届けるのが正しい。
『ばいばい、アース』というタイトルをみて、多分SFなんだろうと思ってあまり注目もしていなかったのですが、実際に読んでみると華麗なルビ付き用語が踊る、きっちり作りこんだ世界観をもったファンタジーでした。もっとも、ある意味ではSFではありましたが。
最初に帯の説明を見たときには、ベルが旅人として諸国を巡るうちに自分のことを知るという(ありがちな)話かと思いましたが、全然違いました。旅に出た後ではなく、旅に出る前の話なのです。
いかなる種族の特徴ももたない少女ベルは、自らの由来を知り同じ種族に出会うことを望み、〈 唸る剣《ルンデイング》〉を手に 都市《パーク》へと向った。それは 旅人《ノマド》となる試練を受けるため。
試練を受けるため、〈 剣の国(シュベルトラント)〉の剣楽士となったベルは、戦い赴きそこで、仲間とも呼べる者たちとであう。
だが、やがてベルは自らが 都市《パーク》の神の法に矛盾する「 理由《ことわり》の少女」であることを知る……。
プロローグで、〈水媒花〉に「さかな」とルビが振ってあるのをみた瞬間に、メロメロになりました。うっとり。そして、〈飢餓同盟〉という言葉には「タルトタタン」というルビが。
このセンスは古橋秀之『ブラックロッド』【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】(品切れかい……)の「 機甲折伏隊《ガンボーズ》」のセンスに近いものがありますね。全くもってワタクシ好み。
プロローグからの一節を引けば、たとえばこんな感じ。
「あんたは! そうやって、いつも、誰からも必要とされない者になろうとするんだ」
「それが教示者 としての俺の宿命だ」
ひっくとベルの喉が鳴った。かろうじて涙をこらえていた。
「……私も……あんたみたいな強さが欲しい」
「お前には必要ないさ」
優しさに満ちた声。シアンはとうとうその剣を掲げた。レンゲ科の鋼鉄を美しく磨き上げた、色深く鮮やかな青燐色 の剣だ。光と影の間で鋭く青ざめた輝きを放つ刃の腹には、ENOLAの刻印 が刻み込まれていた。教示者 を意味する、神代の文字が。
冲方丁『ばいばい、アース』上巻 p.31
「レンゲ科の鋼鉄」って何? 「 教示者《エノーラ》」って? と思うでしょ。でも解説のないままに話は進みます。どうやら作者は、地の文さえも物語世界の住人の視点で描くことを選択したらしい。だから、物語世界の住人にとって自明のことは特に説明されたりはしないのです。読み進むうちに分からなかったところも見えてくるわけですが、「そんな宙ぶらりん状態はいやだ、さっさと説明しろ!」と思うような人は、このプロローグで脱落するでしょう。
まったくもって、人を選ぶ作品です。
私はといえば、ファンタジーや歴史小説で「○○というのは、われわれの世界(あるいは現代)でいえば、××のようなものである」というような記述がでてくると読む気が削がれてしまう(要するに、その世界に感情移入したい)タイプなので、『ばいばい、アース』のような書き方は読み解く苦労はあっても好ましいのです。
そして文章だけでなく、描かれた世界もキャラクターも私好みでした。
魚も鳥も動物も剣ですら植物から生み出される世界。そこでは、剣は楽器のひとつであり、集団戦闘は 剣楽隊《バンド》によって行われる。そして、そこここに見え隠れする『不思議の国のアリス』と『美女と野獣』の断片。
(ついでにいえば、『少女革命ウテナ』の影も見えます。「 世界を穿孔せよ《デュレヒ・ブ・レッヒェン》――」)
いとおしいキャラクターたち。最初は驕慢な 水族《マーメイド》の女として登場し、やがて友人となりベルを癒すためにその存在を賭けたベネディクティン。世間知らずの王女であることをやめ、最後には〈魔〉として唄うことを選び取るシェリー。尊敬すべき 蛍族《ロイテライテ》の老練の剣士・ジンバック。
私の一番のお気に入りはギネスなんですが、彼については詳しく書くとネタバレになってしまいそうなので、やめておきます。
非常に読者を選ぶこの作品で、気に入る人は、ものすごく気に入って、冲方丁の熱狂的なファンになるだろうと思うんですが、ダメな人はプロローグから先に進めないだろうと思います。ファンタジー寄りの古橋秀之、ライトノベル化した飛浩隆、耽美抜きの野阿梓みたいな感じなんですけどね。
気になる方は文庫で手に取りやすい『微睡みのセフィロト』[→感想] か、漫画家の伊藤真美と組んで原作をやっている『ピルグリム・イェーガー』(1巻【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】)(2巻【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】)あたりから読んでみるのがよろしいのではないかと思います。
それで気に入ったら、『ばいばい、アース』を図書館にリクエスト。2000年に出た本なので、県内のどこかしらの図書館がもっているはず。(いや別に購入してもいいんですが、ネット書店でも品切れだったりと、手に入れ難い本なので。)
『ピルグリム・イェーガー』は漫画ですが、『ばいばい、アース』に非常に近い雰囲気です。『微睡みのセフィロト』は『ピルグリム・イェーガー』のSF篇といった位置付けになるんじゃないかと思います。
なお、bk1では、原作者名が「沖方」になってますが、サンズイじゃなくてニスイの「冲方」です。間違えてる人たくさんいます。実は私も最初間違えてました。
【ぶらりずむ黙契録】……著者本人のサイト
【狂乱西葛西日記96年6月21日〜23日】……1996年6月25日付け日記にスニーカー大賞のパーティの模様が出てくる。
感想リンク集
絶賛の評が多いのは、読みとおせたという時点でこの作品と性が合う人間しか残っていないからだと思う。
【第弐齋藤 2002.09.20】
【積ん読パラダイス:ばいばい、アース】……ちょっとネタバレかも?
【“蓼食う虫”のあたらし本コーナー】
【Reading Diary 2001.7.22】
【Reading Diary 2001.7.24】
【Always with Jornada 0705】
購入ガイド
・冲方 丁『ばいばい、アース 上 』
(角川書店 ,2000.12,\2900+税, ISBN4-04-873245-5)
ISBN4-04-873245-5 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】 【bk1(01970883)】
・冲方 丁『ばいばい、アース 下 』
(角川書店 ,2000.12,\2900+税, ISBN4-04-873246-3)
ISBN4-04-873246-3 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】 【bk1(01970884)】
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暖かくなってきて、急に掃除したい意欲がわいて来たので、【カタログハウス】に床用ワックスと排水管掃除用洗剤とモップを注文。
私はきれい好き(注1)でも掃除好き(注2)でもないが、汚れたものをきれいにするのは好き(注3)なのだ。
(注1)ちょっと汚れたらきれいにする。
(注2)汚れてなくても掃除する。
(注3)きれいにする甲斐があるまで汚れを放っておく。
資料とデータで仮説を裏づける社会学的方法論が、いかに無意味でばかげているか。それを証明するのも、反社会学の使命なのです。
【スタンダード 反社会学講座】
社会学者が資料とデータを挙げて裏付けしているからといって、それを鵜呑みにしてはいけないということを証明するサイト。当然、このサイトのいうことも鵜呑みにしていけない。
かなり長い間パラサイトシングルをやっていた身としては、【第4回 パラサイトシングルが日本を救う】が、楽しゅうございました。
コンピュータを使う人に限らず、たいていの専門家は、専門の話をするときに変わった言葉をつかいたがるものです。また、素人(やマスコミ・雑誌等)は本来の言葉の意味と違った意味で言葉を使います。ここでは、そんな「専門家が話す変な言葉(主に動詞・形容詞)」や「よく間違って使われている言葉」を中心に、ちょっと変わった用語を集めてみました。
【妖しい用語集「邪言ファイル」】「はじめに」
読み物として楽しい。
労作。メールで教えていただきました。
こういう全作品リストというのは、マイナー作家の単行本未収録作品を探すときなどに便利。
【署名Web】
アスキーアートを駆使したメールの署名(Signature)をあつめたサイト。
OutlookExpress風のレイアウトも楽しい。
メールを書くときのちょっとした配慮について書いた以下のページも参考になる。
【メールの書き方】
【Re:メールの書き方】
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サラ・パレツキー/山本 やよい訳『ゴースト・カントリー』(早川書房,1998.8,\2000+税, ISBN4-15-208174-0)読了。
女探偵ヴィクの出てくるシリーズが好きで、サラ・パレツキーの作品はずっと読んでいたのだが、ある時期からヴィクの頑固さになんとなくひっかかりを覚えるようになった。シリーズ外作品だということで、期待半分不安半分で読み始めたのだけれど、いやはやこれは…………。
現代のシカゴを舞台にした、心温まるファンタジーかと思ったら、とんでもない! 自分で責任を取るということもしないで周囲に反発ばかりしているキャラクター達が窮地に追い込まれてお祈りしたら大きなオッパイの古代の女神様の生まれ変わりが現れて身を犠牲にして癒してくれて厭な男どもには罰を当ててくれました。めでたしめでたし(なのかどうかはあやしいが)――という、いい年をしてティーンエイジャー的精神構造しか持てない女性の願望充足小説だった。
100円で拾った本だからいいようなものの、定価で買っていたら、壁に投げつけていたかも。豊崎由美が『ミステリマガジン』1998年11月号書評欄でボロクソに貶したらしいが、気持ちはわかる。
読んでいて榛野なな恵『Papa told me』のことを考えた。
パレッキーの作品も『Papa told me』も1980年代後半に登場し、主に働く独身女性に強く支持されてきた作品なのだが、1990年代の半ばを過ぎるあたりから同じような袋小路に入っているという印象なのだ。
「大人」になるというのは、世間と折り合いをつけることでもあるから、それを拒否した知世は「大人」になれない。ヴィクも「大人」になれないままに中年になって身動きがとれなくなりつつある。そこから無理やり抜け出すためにファンタジーを導入するわけなのだが……。
ひきこもりばかりの『Papa told me』のほうがまだ成長の余地があって救いがあるけどね、攻撃的なキャラクターが成長しないまま「癒され」てしまうパレッキーの作品のほうは、苦労が身に染みていないんだから、すぐにまた行き詰まると思うよ。
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ISBN4-15-208174-0 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】 【bk1(01580432)】
村上龍/著 山崎元/企画・解説 北野一/企画・解説 『おじいさんは山へ金儲けに』(日本放送出版協会 ,2001年8月,1,200円+税, ISBN4-14-080629-X)読了。
昔話のパロディでつづる投資入門書。
投資入門書を書いたり、Eメール指南書を書いたり、村上龍って大衆を啓蒙するのが好きなのねぇ。
我が家のように宅ローンがある場合は、下手に投資に手を出さずにローンをささっと繰り上げ返済するのが一番賢い財テク法なのだそうな。なんだ、今のままでいいんじゃん。
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・単行本
(日本放送出版協会 ,2001年8月,1,200円+税)
ISBN4-14-080629-X 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】 【bk1(02062204)】
・文庫版
(幻冬舎 幻冬舎文庫,2002年12月,600円+税)
ISBN4-344-40306-1 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】
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本読んで、ゲームして、ネットしてだらだら過ごす。あーーーっ、こんな典型的なひきこもり生活してたんじゃダメだダメだ。と、思いつつ昼寝する。……。
柴田 よしき『貴船菊の白』(新潮社 新潮文庫 ,2003.2,\514+税, ISBN4-10-139621-3)読了。
京都を舞台にしたミステリ短篇集。広告には「七つの悪意の物語」とあるけれど、7篇全部が悪意の物語というわけでもない。
悪意の物語のきわめつけは「銀の孔雀」。全く京女は怖いね、と思うけど、主人公も言い勝負だしなぁ。
「躑躅幻想」は、この作者には珍しい「やおい風味」というか中井英夫風。小説用じゃなくて漫画用のネタだったような気がする。
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ISBN4-10-139621-3 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】 【bk1(02279409)】
西崎 憲『世界の果ての庭 ショート・ストーリーズ』(新潮社 ,2002.12,\1300+税, ISBN4-10-457201-2)読了。
第十四回ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。装丁が超絶的に美しい。いくつもの短篇小説やエッセイを章ごとに分解して再構成。脱走兵の話が面白かった。
【メアリーローズガーデン】や【バラクラ イングリッシュ ガーデン】などの英国風庭園を見てから読むとさらに味わい深し。
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ISBN4-10-457201-2 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】 【bk1(02250972)】
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有里 (Alisato Akemi)