更新日: 2005/12/19
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【まいじゃー推進委員会!】の10/1から。
表紙絵の変遷ですが小説が明らかにイラストを意識しだしたのは1976年のコバルト文庫登場以降だと思われます。
うーーーっ、ツッコミたい!
追記:「1976年」が気になってツッコミいれてしまいましたが、「めるへんめーかーさん(コバルト文庫の挿絵)辺りからイラスト買いする層が出現」というのは当たっているかも。
ティーンズ向けの小説にマンガやアニメ絵のイラストが必須になったことにコバルト文庫が重要な役割をはたしたのは確かですが、1976年の創刊時からイラストを意識していたわけじゃないと思います。
追記2003/10/02:この「イラストを意識」というのは、「アニメのキャラクターデザイン」のように小説のイメージを決めてしまうイラストのことを念頭において書かれています。
1976年のコバルト文庫(当時は集英社コバルトシリーズ)創刊時には、表紙イラストはそれほど重要視されていないはず。写真が表紙のものもありますし。(萩尾望都や大島弓子が描いていたりするんですが、ほとんど話題にならなかった)
解説目録1986年版には、表紙画像の掲載もなくイラストレーター名は記載されていません。1988年版にも、イラストレーター名は記載されていませんが、イラストレーター名鑑が載っています。この辺がイラストレーターを重要視するようになった分岐点かな。
1990年版から、目録はカラーになり表紙画像が掲載され、イラストレーター名もクレジットされるようになりました。
追記2003/10/02:
掲示板で、78年春版のコバルトカタログでは、「全187冊中112冊の表紙がカラーで紹介」されているとの情報をいただきました。ただ、イラストレーター名はクレジットされていないそうです。
めるへんめーかーのカバーの久美沙織『丘の上のミッキー』の登場は1984年ですね。久美沙織の10冊目の小説。久美沙織の小説は9冊目の『薔薇の冠 銀の庭』にかがみあきらのイラストを使用するなど、マンガ絵のカバーが多いんですが、これは編集部の意向というより作家本人の意向なんじゃないかと思います。この頃の他の作家の本は、漫画家を挿絵に起用しても、マンガというよりはイラストレーションと呼ぶほうが近い表紙が多かったですから。
追記:よく調べてみたら、藤本ひとみ+谷口亜夢のまんが家マリナシリーズが1985年、山浦弘靖+服部あゆみの星子シリーズも1985年から始まっていて、小説とイラストがセットで評価されるのは、この頃から始まっていたのかもしれません。
コバルト文庫の表紙が少女マンガ調に変ったのは1988年ごろのことのようです。
たとえば正本ノンの作品は、ずっと久保恵子のイラストだったのに、1988年の『渡り廊下でハイヒール』からマンガ絵(いでまゆみ)の表紙になりました。
氷室冴子も1983年『シンデレラ迷宮』のころは、藤田和子の表紙でもイラスト風だったのに、1988年『冬のディーン 夏のナタリー1』ではキラキラの少女マンガ絵です。
これは画像を見たほうが早いと思うので、画像をまとめてみました。
[コバルト文庫のイラスト]
変ったきっかけは、X文庫ティーンズハートの大ヒットであろうと思われます。
『小説花丸』の夢枕獏と氷室冴子の対談にはそのあたりのことも載ってます。
昔、久美沙織さんが、小説を書くときにイラストを描くマンガ家も決めて、プロデューサー的にやりたいって言っていたんだけど、それをマーケット理論と合体してやったのは花井愛子さんなの、それで少女マンガのイラストをつければ売れるっている神話ができちゃって、また、ある程度当たってたのね。
『小説花丸』1号(1991/11) p.137 「特別対談 夢枕獏×氷室冴子」より
それから、小説の挿絵に漫画家を登用したのは、ハヤカワ文庫が最初じゃないかと思います。C.L.ムーア『大宇宙の女王』(ハヤカワ文庫SF 36, 1971/9) の松本零士のカバー&挿絵とか、フランク・ハーバード『デューン 砂の惑星』(ハヤカワ文庫SF 76,1972/12)の石森章太郎のカバー&イラストとか、 マキリップ『星を帯びし者』(ハヤカワ文庫FT ,1979/7/31)の山岸涼子のイラスト&カバーとか。1970年代の話ですけれど。
1986年ごろの角川文庫のファンタジーフェアは、ハヤカワ文庫の路線の延長線上にある気がします。
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【the Poetaster Is a Romanticist】の2003/09/30付け。
ちょうど今、実家に放置中の雑誌を処分しようと思っていたところであり。揃いじゃなくて中途半端なのだが、世の中欲しい人もいるのかしらん、とか。
あー、『ザ・スニーカー』と『電撃王/電撃姫』は資料として欲しいです。
追記2003/10/04:
と思ってメールしたのですが、情報整理中なので、実際に処分するのはまだ先とのこと。了解しました。
いままで使っていた AntiVirus 2001の保証期限が切れるので、【@nifty:ソフトウェアダウンロード】で購入したAntiVirus 2003をインストール。
インストール後に再起動したらフリーズしてしまい冷や汗をかきましたが、電源切って立ち上げ直すのを2回ほど繰り返したら、動くようになりました。ああ、よかった。
しかし相変わらず日本語が不自由なソフトだ。メッセージの意味がよく分からん。
うちは過去のしがらみ(プレインストールソフトがシマンティックだったり、Norton System Worksを使っていたり)するので、Norton AntiVirusを使ってますが、新規導入だったら、もっと日本語が達者な他のアンチウィルスソフトを使ったほうがいいと思います。
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作品単位で検索可能な漫画の書誌情報データベース構築をめざす、有志による非営利目的のプロジェクトだそうです。
データベースの統一フォーマットを決める段階でストップしてるみたいです。(この手のプロジェクトにありがちな展開。書評リンクデータベース……)
まあ、がんばってください。
各種雑誌目次掲載サイトへのリンク満載の【MDPリンク集】は、役立ちそう。
【空想少年】
ジュヴナイルSFのページ。年表あり。
[エレホン番外地 2003/10/02] で、1979年の作品だったら「ジュヴナイル」と呼ぶべきじゃないかという話題がでているんですが、私の感覚だと「ジュヴナイル」と呼べるのは〈SFベストセラーズ〉までで、『クラッシャー・ジョウ』も〈グイン・サーガ〉も『ダーティペア』も「ジュヴナイル」ではない。
じゃあなんて呼べばいいのかというと、答えに詰まる。「ヤングアダルト」もやっぱり違う気がするし。
ともかく適当な呼び名がないことが、問題です。
ところで【ジュヴナイルSF叢書 リスト】を見て思うんですが、1977年の映画「スター・ウォーズ」公開と(リストには載ってないけど)「宇宙戦艦ヤマト」ブームは、なにやら影響が大きそうな気がします。
追記:というような話は、三村美衣「「表現とリアリズムの変遷 ライトノベル25年史」」[→感想]でちゃんと触れられてました。
【★宇宙戦艦ヤマト発信!★】
……『宇宙戦艦ヤマト』公式ページ(多分)。【月刊ヤマト】がヤマトブームの時代背景を説明していて興味深い。
【第19回ヤマトの時代】から読み始めると、1970年代の世相がだいたい分かる。
「ヤマトブーム」で検索かけたら、こんなページもヒット。
【TINAMIX 竹熊健太郎「見る阿呆の一生」】
……おお、こんなところに「オタク個人史」を載せている人がいたわ。
実は私も自分の「オタク個人史」を作ろうとしているところなので(公開するかどうかは微妙)、参考にしようっと。
ひょっとすると「ライトノベル」の元祖かもしれない新井素子のデビューが決まるまでの状況が【新井素子研究会】に載ってました。
【「奇想天外」新人賞・選考過程】
【「奇想天外」新人賞・最終選考】
現在『Cobalt』に「ブラック・キャット4」が掲載されているわけですが、今の執筆陣とどこかが違うのか、それとも違わないのか……さて?
コバルト文庫&ジュニア小説の源流について【掲示板】に興味深いコメントいただいております。興味のある方、どうぞ。
今日の作業予定
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情報の取りまとめには便利だというのが分かったので、自分でもWikiを導入したいと思う今日この頃。
【日本発の wiki クローンリスト】
【日本発の wiki クローンリスト2】
Biglobeのサーバーが容量アップされることになったので、そっちに建てるかなぁ。
@niftyにも遊んでいる領域があるのですが、CGIの設定のやり方がよくわからん。
プロバイダ領域に作るとしたら、perlベースのものになりますが、何がいいですかねぇ。一番使ってみたかったのが【極悪版Wiki】だったんですが、もう新規用パッケージは配布していないとのこと。残念。
久々に遠出して、ブックオフ巡り。今回の目的は、『丘ミキ』、花井愛子などなど資料用の昔のスニーカー文庫やX文庫、コバルト文庫を手に入れること。
売れていた本ばかりなので版数にこだわりさえしなければ楽に手に入るはずという予想通り、目的の本をゲット。
元カンセキの宇都宮西川田店では、立風書房版の平井和正『狼男だよ』『アンドロイドお雪』なんてのが出てました。豊田有恒やハインラインもありました。今ならまだあると思います。100円単行本の棚です。
資料用の文庫をしこたま購入。全部100円なので、金額そのものはそれほどでもないですが。でも、背表紙違いの『ゴクドーくん漫遊記』3冊とか買うと、ちょっとムナしい気分も。
大量にあるので、詳細は省略。
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掲示板で【Stella】さんに教えてもらったPerlベースのWikiクローン。
【BIGLOBEのホームページサービス】では、perl の標準的なモジュールは提供していないということなので、軽量版の【FreeStyle Wiki Lite】を試してみることにしました。
とりあえず、BIGLOBEのサーバーに立ててみました。
自分用のメモ書きの取りまとめ用で、共用Wikiではありません。
凍結機能とoutline出力機能がないのがとても残念。無くなって困るようなことを書いた時には、まめにバックアップするようにしましょう。
.htaccessで編集機能へのアクセス制限をかけられるらしいんですが、説明がないので、やり方がわからない。
今のところコラボレーションツールとして使うつもりはないので、気休めにCSSで編集用リンクを見難くしてみました。極力「Wiki」という名前も使わないようにしてます。
本気の荒しには無意味ですが、閲覧者に対して勝手に編集して欲しくないという意図が伝わればいいので。いや、フツーは公開Wikiでも勝手に手を出す人はあんまりいないと思うんですけどね。
【FreeStyle Wiki】の製作者は、コラボレーションツールとしてだけでなく、Blogというか日記用ツールとしての使用も念頭にいれているようなので、こういう使い方もアリだと思います。
講談社X文庫Teen's Heartをまとめて4冊読了。1冊40分ぐらいで読めましたが、ちょっと辛かった。
でも多分女の子向け文庫の方が、男の子向け文庫よりは楽だと思う。
マンガの原作みたいな小説ばかりでした。24〜48ページぐらいのマンガのネタをちょっと引き伸ばしたという感じですね。もともとそういうコンセプトなんだろうけど。
花井愛子は、「花井愛子」「神戸あやか」「浦根絵夢」の3つのペンネームを駆使して少女小説を書きまくったらしいですが、一応純愛物は「花井愛子」、不良っぽいのは「神戸あやか」、メルヘンっぽいのは「浦根絵夢」と区別していたようです。多分お話作るのは、それほど苦労しなかったんじゃないかと思うのですが、それらしくキャラ作りつつ身辺雑記を書くあとがきは大変だったんじゃないかと……。
花井愛子『一週間のオリーブ』(1987.04, 講談社X文庫 Teen's Heart)【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】読了。
以下、あらすじ&感想ツッコミ。ネタバレあり。
あたし、久遠時由布子。宮様のお妃候補になるかもしれないといわれて、一週間だけの「青春」を体験するために北海道に家出した。旅の始まり、憧れののハウンドドックのコンサートで清潔な感じのすてきな男の子に会っちゃった!
「宮様のお妃候補」のお嬢様の一人称が「あたし」ってところで既に目眩が。マクドナルドと「マルイ」に行きなれている「お嬢様」。最後の方には、「お姫さまコトバ」で話すところもありますが、それでも一人称は「わたくし」ではなく「あたくし」。うーん……。
「オリーブ」って何のことかと思ったら、雑誌の「オリーブ」のことでした。
「お嬢様」がオリーブ少女風に北海道を一週間旅行する――というお話だったのね。
コバルト文庫よりもはるかに改行が多い、くだけたテンポのいい文章で、ストーリーも勢いだけはあるわけで、表紙と挿絵はまるっきり少女マンガ絵だし、最初に出たときは衝撃的だったろうなと思います。売れたのも無理はない。
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[AliNote] で、ライトノベルとかヤングアダルト関連の話題を整理中。
なんでこんなにごちゃごちゃしてるんでしょう、私の日記は。
最近お料理ハマってるらしい【一歩】さんに倣って、にんにく15玉入りを買ってきてしまったので、せっせと処理する。
にんにく醤油。2玉分、皮を剥いて醤油に投入。炒めものに最適。
にんにく酢。3玉分、皮を剥いて穀物酢に投入。使い方不明。ドレッシングに使うのかな。
にんにく酢醤油。1/2玉分、皮を剥いて軽くつぶして、100円ショップの醤油差しに入れ、酢と醤油を注ぐ。
冷奴に良し、キャベツの塩もみにかけても良し。豚バラ肉を焼いたのにかけたら、さっぱりして美味しかった。
にんにくチップス。4玉分、皮を剥いて(根元に切れ目を入れて、電子レンジにかけると吉)、てきとーな厚さの輪切りにする。
フライパンを火にかけ、1センチぐらい油(オリーブオイルのほうが吉)を入れて、輪切りニンニクを投入。じっくりじっくり弱火揚げる。
(大蒜1玉ペペロンチーノの唐辛子抜きみたいなもん)
焦がさぬよう、かりかりに揚げて、ペーパータオルで油を切る。ビンまたはカンに密封して冷蔵庫に入れれば、結構長く保存できる。
サラダに入れたり、スパにかけたり、カレーのライスにトッピングしたり、スープやシチューに投入したりする。
フライパンに残った油は炒め物に使う。
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この日記と [AliNote] と [Aliログ] の使い分けの方針が決まりました。
まあ、飽きたら放りっぱなしにするかもしれませんが。
井上ほのか『名探偵を起こさないで』(1989.05, 講談社X文庫 Teen's Heart)【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】読了。
研究のため、ティーンズ・ハートまとめ読み中。
眉子・アロウラスは日本人の母とスペイン系の父を持つカナダ生まれの14歳。
眉子とのデートをすぽかし他の女の子と会っていたボーイフレンドの車に当て逃げされて、崖から落ちたところを、天才科学者ゴーバル博士とその助手のダンカン・アシュレイに助けられる。
だが、眉子はショックで現実を拒否して、物語の登場人物である少年探偵セディ・エルロイの人格になりきってしまう。
そんなとき、ゴーバル博士の研究所に支援者デューイ一族がやってくるのだが……。
うーん、主人公のキャラは可愛いし、「呪われたデューイ一族」を巡る事件の真相などなども面白いんですけどねぇ。ゴーバル博士が人間のクローンを作っちゃうほどの天才だとか、怪盗S79号の設定だとか、妙にマンガチックで荒唐無稽なネタが気に障ってしまう。
二重人格ネタだけ残して、ゴーバル博士がもうすこしフツーの天才で、S79号もスケールの小さなチンピラ泥棒だったらよかったのに……。全部マンガだったら、多分平気だったと思うんですが。
いや、ティーンズ・ハートというレーベル自体が、「字で書いたマンガ」というコンセプトなんで、これはこれでOKなんでしょう。読者としての私のモード切り替えスイッチがうまく切りかえられないだけで、多分これは70年代少女マンガ用モードにして読まないといけない話なんだと思います。
井上ほのか『スコットランド古城殺人事件』(1990.02, 講談社X文庫 Teen's Heart)【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】読了。
『名探偵を起こさないで』の続編。前作より荒唐無稽度は減っています。でもやっぱりS79号のキャラはヘンだ。あんなオマヌケさんで、なぜ捕まらない? (ルパン三世の路線だからなんだろうけどね)
人魚伝説のある古城の殺人事件といった舞台設定や、ミスリーディングやセディが口にした謎の言葉なんてのは、すごく面白いのになぁ。
視点と語り手がころころ替わって、会話文と地の文と内面描写の文と作者のツッコミが入り混じって区別つかない文体(新井素子文体の超変異種)は、いっそ新鮮。
マンガのフキダシ内外の台詞や手書き文字のツッコミやキャラクターの表情まで全部まとめて文章に変換すると、こんな感じになるんでしょうね。
面白いことは面白いので、続編が見つかったら読んでみます。
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各方面で評判のよいアニメ。
【- animate.tv -デジタルコンテンツ- Webアニメシアター】で無料配信されてるのを、19話目ぐらいから見てるんですが、面白いですわ。現在22話〜25話まで配信されてて、あと1話で完結。
あらすじは、【プリンセスチュチュ公式サイト】(絵本風のデザインがすてき)で読んでたんですが、こーゆー演出だったとは。
もっと早くから見ればよかった。最初の頃ナローバンドでトライしたことがあったんですが、画像は悪いしパソコンの前に20分も座っているのも辛そうだしと思って、オープニングだけでパスしてしまったんですよね。もったいないことしたなぁ。
これって、『少女革命ウテナ』の変奏曲というか、メルヘン変換した『ウテナ』って感じですね。『ストレンジドーン』は投げっぱなしでしたけど、今回はちゃんと終わるらしいので、最終回が楽しみです。
購入ガイド
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「フェアリー・テイル ―妖精たちの物語―」展
【埼玉県立近代美術館】にて。2003年9月13日(土)〜11月3日(月)
妖精画てんこもり。すばらしい。すばらしい。
井村君江先生による解説ビデオも上映され、蔵書も多数展示されているので、ファンは行くべし。与勇輝の人形の特別展示もあり。
展示室の一角に百合の花や波頭を象った椅子(これも美術館の収集品らしい)が置いてあって雰囲気を盛り上げているのも良かった。椅子にはもちろん座っていいのだ。(←一応係員に尋ねてから座ってみた。座り心地はあまりよくない)
こんな企画を立てるなんて、えらいぞ、埼玉県立近代美術館。埼玉県って、建物だけ作って中身がないところだと思っていたけど、やるもんだね。
東京からは、ちょっと遠いけど、他では見られない展示なので、ヴィクトリア朝妖精画が好きな人なら足を運ぶ価値はあると思います。
上野から京浜東北線の北浦和駅まで各駅で37分。駅からは歩いて3分。西口の階段を降りたら、木が見える方向に突進していけば、美術館のある北浦和公園。
公園内には音楽噴水もあって、12:00、14:00、16:00、18:00には、音楽に合わせて噴水が舞い踊ります。見ると感動すると思うので、その時間にはぜひとも外にいるべし。
北浦和周辺にはなんにもないので、美術館を見た後は、京浜東北線で2つ先のさいたま新都心駅までいくと、ジョン・レノン美術館とかがあります。高層ビルがズバズバ建ってて、おしゃれなカフェテラスも。12日には市民まつりだそうなので、お祭り好きな人はどうぞ。
さいたま新都心から少し歩いた先の北与野駅前にはブックデポ書楽もあります。ここの児童書コーナーは見ごたえありますよ。幻想文学コーナーもおすすめ。
北浦和公園から駅に戻る途中に、昔からあるような時計屋さん(「松本時計店」というらしい)で「時計の電池取り替え」の看板を確認したので、腕時計の電池交換を頼む。(止まってしまったので、バックに入れたままだった)
店主は気さくなおじさんで、いかにも昔からやってる職人さんという感じ。メガネも扱っているというので、ついでに傷みが気になっていたメガネのノーズパッド(鼻にあたる部品のこと)も取り替えてもらう。
インターネットで検索して初めて知ったのだが、ノーズパッドって取りかえられるんだってさ。店主いわく「昔はメガネの部品は全部取り替えがきいたのよ。つるだって取り替えられたんだよ。でも今は、修理しないで売るだけ。メーカーもつぶれちゃうんで、2年ぐらいで部品がなくなっちゃう。」
はぁ……。
ノーズパットは部品があるので、あっという間に取り替え完了。シリコン製なので、ずれにくいけど寿命は2年ぐらいだそう。「鼻のところが赤くなるんですけど」といったら、「それは、ツルが開いちゃってたから。普通はメガネを耳のところで50%、鼻のところで50%支えるのに、鼻のところに90%の力がかかってたからだよ。」
なるほどー。
うーん。職人さんのいる店っていいわね。近くじゃないんで、メガネを作りにこれないのが残念です。眼科で処方箋出してもらったら、作るのは職人さんのいる店の方が確実のような気がするんだよねぇ。割引はしてくれないかもしれないけど。
この後、さいたま新都心に出て、靴とベルトを買い、ブックデポ書楽で本を買った。
ブックデポ書楽では、先ず大型絵本『中世の城日誌』【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】を探す。新聞の整理をしていて目にとまった本。2400円の絵本をいきなりネット書店で買うのはためらわれたので、実物を見てみようかと。でもビニ本になっていて中身は見られず。しかたなく表紙で大丈夫だろうと判断して、購入。
この本、原書は、”Castle Diary: The Journal of Tobias”【amazon】。トビアスという名前がなんだか駒崎優の小説の登場人物みたいですが、1999年の刊行なので、書かれたのは駒崎優の小説の方が先。中世史によく出てくる名前なんでしょうか。
内田樹の新刊を探してて、新刊コーナーで『大人は判ってくれない』【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】(←すでに間違ってます)を見つけ、帯に踊る「エヴァンゲリオン」の文字に「なんで内田センセイがエヴァを語るんだろう?」と思いながら手に取ったら、野火ノビタの評論だった。でも【みのうら】さんの日記10/7を読んで、探そうと思っていたところだったので、ちょうどよかったという……。
『大人は判ってくれない』【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】と『子どもは判ってくれない』【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】の両方を買って、店員のウケを狙うというのも考えたけど、お金がなくて断念。
で、野火ノビタのやおい論は、ざっと立ち読み。「やおいは、楽しいからやるんじゃん」みたいな結論部分を除けば、だいたいの主旨は【蜜の厨房】に近いかなという感触。大変わかりやすかった。でも、私が欲しいのは「やおい論」じゃなくて「やおいの歴史」なのだ。
ところで、私に「やおい」がさっぱり分からないのは、多分私に「ウーマンヘイト」の感情がないからなんだなと納得。「マンヘイト」はあるんだけどさ。女の子好き。
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有里 (Alisato Akemi)