1999年 |
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さぶいですねー。
あまりに寒いので、こたつにもぐって『トルネコ2』をやってました。
パソコンの前に座るのがつらいです。手がかじかむしねー、足元冷えるしねー。
去年は、『通販生活』で買ったボルナドのフットヒータというのがとても御役立ちだったのですが、バランス・チェアと併用できないので、どうしようか考慮中です。冬の間だけはバランス・チェアを使うのを止めようかなぁ。現に今もバランス・チェアに正しく座らずに、ひざ掛け巻き付けて体育座りをしているわけで……。
【本やタウン】
のエキスパート検索は、検索画面は残っているけど、使用は出来ないもよう。
キーワード「コバルト」で在庫検索をかけてみたところ、1977年発行の本が表示されたので、「おおっ!」と思って詳細を表示してみると、「版元品切れ重版予定なし」だと……。それじゃ意味ないじゃん。あ、一応、本が出版されたことだけは確認できるからそれでいいのか? でも表示される一覧データが妙にハンパなんだよねぇ。本当に使い物になるんでしょうか、あれ。
次に流行りそうな判定物のひとつ
【A以上B未満】
をやってみました。震源地は
【ヒラノマドカ】
さんの日記。
私の結果は、
安室奈美恵 以上 榎本加奈子 未満
でもって振り向かせられる男の上限が、
篠井英介
安室より榎本加奈子のほうが上なのか? まあ、確かにどっちが楽な人生かっていったら榎本加奈子のほうが上かもしれない。
他の人より若い結果が出たのは、「若いというより幼い」を選んだせいだろうか?
篠井英介というのは、WWW検索してみたところ、『FIVE』などに出ている俳優さんらしい。女顔のけっこうイイ男だが、私の好みじゃないなぁ。あ、眼鏡かければ、好みかも。
本気でSFを売りたいのなら、ヤボを承知で、こういうのに注釈付けたほうがよいのではないでしょうかねぇ。(ネタが高度すぎたと思ったからか、2回目からは副題がついとるが。)雀さんの中にはニヤリとするヒトとさーっぱりわからないヒトがいるとおもうんですよねぇ。モトネタが分かれば本屋に走るヒトもいるとおもうんですよねー。
魔術師は、ペパーミントじゃなくてマイクロチップ。復刊希望。薄すぎて無理か。
そういや、秋元文庫の書誌情報を調べていたら、若桜木虔『SF ニフの影の挑戦』(秋元文庫,1980)ってのを発見。 いろんなもの書いているんですね、若桜木虔先生って。しかし、なにゆえ「ニフ」?
漫研仲間の【藤木ゆりこ】さんの【藤木日記】 で知った判定物 【梅吉君の「あたる姓名判断」】。
本名による姓名判断では、
「瞬間的判断の鋭さがあり観察が細かく自分にも他人にも妥協を許さずまじめに努力しますが毒舌で人を不幸にする事もあります。」ですと。(苦笑……)
私の名前は、姓名判断に凝っていた祖父の命名によるものだそうで、たいへん運勢の強い名前なのだが、強運すぎて結婚相手の運まで吸い取る「後家相」といわれてたりもするのだ。困ったもんだ。
誕生日での性格判断は、「孫悟空」。なぜーっ!? わたしはそんなに乱暴ものかーっ!?
『クロノクロス』やりたいなぁと思いつつ、『トルネコ2』やってます。
「もっと」の12階ぐらいまでしか潜れないヌルいゲーマーの私。
アイテム集めが楽しいので、魔法使いはつまんないです。
戦士は好き。
「井戸」は、持ち物さえ揃えていけば、攻略は簡単。ラクしたくないヒトは正攻法で向かうのも、よろしいかとはおもうが。
レベル1だったら、武具と防具を装備して、大部屋、イオ×2で楽勝。飛び道具を使う奴がいるので、聖域はイマイチのようです。(1999/12/04追記 イオ×2より、イオと回復グッズの方がよいかも。ここにもミミックっているのね)
レベル2以降は、武具と防具を装備して、大部屋、聖域、ひきよせ OR 世界樹の葉。
聖域があれば素手でも構わないので、別の巻物を追加しても可。でも素手で殴ると、相手を倒すまでにえらく時間がかかるのだ。
ミミックに食いつかれると即死なので、世界樹の葉があった方が安心。指輪や武器はたいていミミックですね。
保存の壷があったら、白紙の巻物を詰め込んでいくのが吉。
レベル6はドラゴンシールド必須。下手に大部屋にすると炎が怖いので、聖域の上で戦ってHPをあげてから探検するのがよろしいようです。やっぱり一番コワイのは爆弾岩かなぁ。
ところであそこって、魔法使いや戦士でも潜れるのだろうか?
相変わらず、コバルト文庫リストの入力作業は続けております。一応旧作家番号200番までのリストは作成しましたが、現役でやたらと冊数の多い人(倉本由布、藤本ひとみ、山浦弘靖、日向章一郎などなど)は、まだです。
1990年あたりから旧作家番号と新作家番号が入り交じってくるので、なんだかよく分からなくなります。作家番号が二重採番されているらしいケースもあって困ってます。(例:「かー4」川田みちこ と 笠原かずお。まさか同一人物なんてことはあるまいが……)
ついでなので、コバルト・ノベル大賞、ロマン大賞の受賞者一覧も入力。
一番楽しみにしているのは、『リスキー☆セフティ』と『THEビックオー』。
既に定番『カードキャプターさくら』。みるだけは見る『HUNTER×HUNTER』。
でも一番面白いのは、最初のうち馬鹿にしていた『エクセル・サーガ』だったり……。
で、なぜか見てしまった『オーフェン』の「エビ男、カニ女」の回(11/27)に出てきた長虫の描写がなんだか妹尾ゆふ子『風の名前』を思い出させるなぁと思ったり。似てるのは粘液をまきちらしつつ直進する長虫ってところだけですが。
ところで私は「エビ男」が好きです。いやそれだけなんだけど……。
以下の漫画を買う。どれも面白くて、幸せ。
波津彬子『夜のやさしい手』(白泉社ジェッツ・コミックス)
CLAMP『カードキャプターさくら 10』(講談社KCDX)
ほったゆみ/小畑健『ヒカルの碁 4』(集英社ジャンプコミックス)
波津彬子『夜のやさしい手』は、A4版の本。とってもきれいです。波津彬子さんの本は、どこから出てもカバーにキラキラした紙が使ってあるのね。
『ヒカルの碁 4』、私はアキラ君のファンでーす。これも続いていくとアニメになりそうですね。
スーパーでポップコーン用のコーンというのを見つけました。250グラム入りの袋で100円。
面白そうなので買ってきて、さっそくポップコーン作りに挑戦してみました。
ティースプーンに3杯ほどの粒コーン(20グラムぐらい?)を深い片手なべに入れ、ティースプーン1杯のサラダオイルをまぶします。 塩を振って、蓋をして火にかけます。しばらくすると油が煮えてきて、やがてコーンのはじけるポンという音がします。 それから一斉にコーンがはじけますから、焦がさぬように鍋をゆすります。音がやんだら、火を止め、しばらく待って(いきなりあけると、コーンがはじけて飛び出すことがある)、蓋を取ります。すると、あら不思議両手いっぱいのポップコーンが出来合っています。
自分で作ったポップコーンは香りもいいし、なにより安い。
材料も20グラムのコーンとサラダオイル6ccなんだから、市販のスナック菓子よりカロリーも低い……はず。
【ポップコーンを電子レンジで作る】こともできるようです。
はじけたポップコーンをじぃっと眺めていたら、どういう原理でポップコーンが出来るのかが知りたくなりました。 多分空気と圧力が関係あるのだと思うのですが、さて? どこかに科学的に説明したページはないかと、WWW検索をかけてみました。
gooで「ポップコーン AND 科学」検索をかけてみたところ、解説ページはありませんでしたが、そのものずばりを解説した本を発見。
・相場博明 『ポップコーンの科学-ふくらむなぞに挑戦-』
【さ・え・ら書房,1992.03,ISBN4-378-03863-3】
図書館にリクエストして、読んでみようと思います。
でも本が届くまでには2週間以上かかるので、もし原理を説明できる方や説明ページを知っている方がいらしたら、教えていだたけると嬉しいです。
体調不良。風邪なのか自律神経失調なのか眼精疲労なのかは不明ですが、頭痛がひどいので、更新を休みます。
……
ひたすら眠ったら、だいぶ良くなりましたが、パソコンに触るとぶり返しそうです。
というわけで、しばらくメールや掲示板のお返事できません。すみませーん。ああ、ネタは、あるのに……。
トーマス・M・ディッシュ『いさましいちびのトースター』(ハヤカワ文庫SF) 読了。
噂どおりのキュートなファンタジー。SFではないと思います。
リチャード・アダムズ作/井辻朱美訳『鉄のオオカミ』(新書館)読了。
さまざまな語り手によるおとぎ話集。カラーの挿し絵の入ったすばらしく美しい本。昔の新書館は本当に綺麗な本を出していたんです。
回復。でもゆだんはきんもつ……だと思う。メールのお返事はもう少しお待ちを。
2日間だらけていたので、今日はいっぱい働きました。いつもこれだけ働いていたら、家のなかはぴかぴかだ。でもやらない。
新刊書店に『メフィスト』を買出しに行く。うちのほうでもちゃんと配本されていることがわかったので。
新刊書の棚に牧野修『忌まわしい匣』(集英社)を発見。悩んだ末に購入。
この書店にキチク系の客が約一名でもいることがわかったら、取り次ぎのヒトがそういう本をもっといっぱい回してくれるんじゃないかと思ったんですー。
『メフィスト』には、なーんとなんと泡坂妻夫の曽我佳城シリーズがぁ。しかも、この展開は……。 育った串目君の美青年ぶりをもう少しアッピールして欲しかったです。
Windows版風来のシレンをファミリーマートのデジキューブまで探しにいったのだが、うちの近所の店では扱っていないようである。うーっ。
●新井素子『チグリスとユーフラテス』がSF大賞受賞。
べつにどうでもいいです。山周賞の選評で呆れ返って以来、『チグユー』には、興味なくしました。
自らSFと名乗って売れた作品なんだからぁー、賞の趣旨にぴったりでいいんじゃないですかぁー。
みのうらさま、「もとこひめにかんむりを」って、そ、そんな的確すぎて冷徹でさえある評価を……。(笑)
●『ハサミ男』について。
【りなりな】さんと
【ヒラノマドカ】さん
の意見に一票。自己評価は難しい。ネガティブすぎることもあれば、その逆もある。カーテンレールは古かったり、安物だったり、急に負荷がかかったりしたら、曲がることもあると思う。(私はラストで驚いた)
『ユリイカ 1999年12月号』のインタビュー(p.140)で、なぜティプトリーを出してきたかの理由がわかって嬉しい。やっぱりー、って感じ。
●【サイファイ掲示板】のアニメ年表。
うーん……。せっかく挙げた資料をあのように扱われては……。
リスト者としては心よりご同情申し上げたくなりましたです。>小川びい様。
83〜86年のアニメの状況を知りたいときには、どんな資料を調べればよいかわかったので、ワタクシ的には収穫。
【ドラクエ3性格診断シュミレータ】 をやってみたところ、とっても人生に疲れているらしく「なまけもの」になってしまった……。
ここを見つけた経緯は、以下の通り。(メモしておかないとどこを廻ったか分からなくなるもので)
ふじーさんの【日記の試み】
↓
荒井さんの【日々の日記 】
↓
【ちゃらぽこ日記】
実家に帰る。
北与野駅前のブックデボ書楽へ行き、食事をしてから、ゆっくり本を見る。
児童書コーナーで『季刊 ぱろる 7』に井辻朱美さんが文章の紙面について書いているのを発見。
紙面によって文体が変わるとか、ワープロを使うのと手書きとでは文体が変わってしまう話とか。
『翻訳の世界』で井辻さんが持っている投稿ページでは、ワープロ書きの人の方が圧倒的に文体のリズムが良いのだとか。
買おうかどうしようか迷って、結局買うのを忘れてしまった。
一階の幻想文学コーナーは書棚が増えていたが、ごちゃごちゃしていてイマイチだった。どうして誉めるとこうなるの……。
今はまだ整理の途中なのかもしれないので、今後に期待。
中井英夫全集は全集コーナーへ移動していた。噂の『ハリー・ポッター』は山積みになっていたが、ハードカバーなので見送り。
角川ホラー文庫も出ていたが、うちのご近所にも配本されるはずなので、これも見送り。
ハヤカワ文庫のコーナーを物色。
香山リカ『あなたのココロはダイジョーブ!!』(ハヤカワ文庫NF)と『ココロに向かって耳をすまそう』(ハヤカワ文庫NF)を見つけて購入。
雑誌コーナーで『鳩よ!』を探すがみつけられず、『本の雑誌』をみつけて『オルガニスト』の書評と『魔法の庭 3』の書評を立ち読み。
SFMのバックナンバーがあったので、版元品切れだという『SFマガジン 1998年1月号』を買う。
「品切れ」のひとことに弱いのね、ワタシ。
書店を出て、電車の中で『あなたのココロはダイジョーブ!!』を読み飛ばす。
実はこの日の最大の目的は、東京・下谷の法昌寺にある中井英夫供養塔へ詣でることだった。中井英夫のお墓は山口にあって、法昌寺はお葬式をやったところである。
12月10日(中井英夫の命日である)に横浜に帰るというのは、ずいぶん前に決めたことで、 【幻想掲示板の本多正一氏の発言(1999/12/07)】を読んで改めてカレンダーを見てタイミングの良さ(?)にびっくり、法昌寺の場所(台東区下谷2-10-6)を検索してみたら、ちょうど帰り道の途中にあるので、またびっくり。これで行かなきゃファン(薄いですが〜)の名がすたる。
というわけで、JR山の手線鴬谷駅へ。
鴬谷駅南口を出て、金網張りの鉄橋を渡って、ガードをくぐって、言問通りの信号を渡り、果物やの角を曲がって、勘を頼りにずんずん歩く。途中「ナビウス根岸」なんて住所を書き間違えたら最後、中をぐるぐる回って二度と出られないような名前のマンションの前を通ってさらに歩くと五叉路に出た。角は花屋である。花屋があればいいなと思っていたので、ラッキー!
「中井英夫供養塔」であるならば、供物には黄薔薇か真紅の薔薇を、と思っていたので、花の種類をチェック。真紅の薔薇があるのを確認して、法昌寺があると思われる右方向へ進む。目標とする「根岸3」の信号を発見。
ここでプリントアウトしてきた地図を見ればよかったのだが、格好つけて記憶を頼りに道を曲がった私は、ものの見事に迷った。(「根岸3」の信号の先にある神社の道路を隔てた向こう側にある横道に入れば、すぐに法昌寺だった)
国道4号まで出てうろうろ歩き、ようやく地図を開いたときには既に自分の現在位置を見失っている。ぐるっと周辺をひとまわりして「根岸3」の信号へ戻り、やっと法昌寺にたどり着いたのであった。
法昌寺は毘沙門天を奉ってあるこぢんまりとしたお寺だった。
「中井英夫供養塔」は高さ1メートルにも満たない小さな石の五重の塔で、台座には「虚無への供物 中井英夫供養塔」と記されている。期待通りに黄薔薇(というにはややオレンジ色がかっていたが)が供えられていたのに思わずにっこり。
石塔の隣にあるのが、「迷惑かけてごめんね」というタコ八郎さんの碑だというのが、なんとも凄い組み合わせだと思った。似合うといえば、似合うのかもしれないけれど。
(後で知ったが、黄薔薇の主は【牛込さくら会館 一般的掲示板】の常連の酒井さんだった。)
お寺の場所を確認したので、さきほど見つけた花屋へ花を買いに戻る。
正しい中井英夫ファンならば、薔薇の花束くらい抱えていくべきかもしれないけれど、ビンボーな不良読者は真紅の薔薇を一本だけ買う。「真紅の薔薇」を「一輪」という妙な買い方をしたもので、花屋のおばちゃんに思いっきり不審がられる。ストーカー女かなにかに間違われたのかもしれない。
お寺に戻って、お参りにきていたおばあちゃんをやり過ごして、薔薇の花を捧げる。 最初は黄薔薇のいけてある花瓶に一緒に挿そうかと思ったのだが、1本だけ赤い薔薇というのもなんだか変なので、台座の上にそのまま置いておく事にした。 萎れちゃうかもしれないけど、どのみち虚無への供物なんだから構わない。 でも、茎が長すぎて台座からはみ出ちゃったのが、ちょっとばかし間抜けだった。トホホ。
ところで「中井英夫って誰?」と思った人は、以下のページをご覧くださいませ。
・【宮澤の探偵小説頁】の【中井英夫】
・【Imagination Pool Web Site】の【中井英夫】
かつて横浜のチベットとか呼ばれていたH立ソフトのお膝元のあの街に、ばかでかいショッピングセンターができていたです! ほんの20年前までは、むじなが出るの、タヌキが化かすのといわれていた場所だったのに。
でもって、なんとまぁ、リブロが入っていたですよ。場所柄を反映して、たいしたものは置いていませんでしたが、棚の分類がミョーでした。特に広くスペースをとっているのが「宗教」「民俗」「精神世界」「癒し」! 「民俗」の棚には清明本や妖怪本が……。さすがはタヌキが出没していた土地です。
レジの近くの稀覯本コーナーに探偵小説の棚とSFの棚ができた。(まさかダサコニストや血風な人たちが活躍しているせいではないでしょうね?)ハヤカワ文庫SFの品切れ本が500円で出ている。 あまり美本はないが、リーズナブルなお値段なので、お近くの方は寄ってみるのも吉。
実家では各種資料や本を発掘。 『ユリイカ』バックナンバーとと安田均『幻夢年代記』(ビジネス・アスキー,1989)などのゲーム研究本、ベスター『虎よ、虎よ!』(ハヤカワ文庫SF)、ロバート・マイアル『謎の円盤UFO』(ハヤカワ文庫SF)などなど。
ベスター『虎よ、虎よ!』を読み飛ばしつつ、横浜近辺の古本屋をめぐって図書館へ。
この店はいつもかなりの掘り出し物がある。
・ロバート・シェクリー『ロボット文明』(創元推理文庫)……なんと1965年の初版。検印つき。
・ロバート・シェクリー『残酷な方程式』(創元推理文庫)
・ジョン・ヴァーリー『ブルー・シャンペン』(ハヤカワ文庫SF)……探していたので嬉しい。
・ロジャー・ゼラズニィ『ユニコーンの徴』(ハヤカワ文庫SF)
・ロジャー・ゼラズニィ『混沌の宮廷』(ハヤカワ文庫SF)
・ラリー・ニーヴン『魔法の国が消えていく』(ハヤカワ文庫SF)
・ジャック・ヴァンス『冒険の惑星 I 偵察艇不時着!』(創元推理文庫)
・ジャック・ヴァンス『冒険の惑星 III ガラスの箱を打ち砕け!』(創元推理文庫)
・阿刀田高『ことばの博物館』(文春文庫)
・浩詳まきこ『ねむる保険室』(集英社コバルト文庫)
・アイザック・アシモフ『アシモフのミステリ世界』(ハヤカワ・SF・シリーズ)
前回行ったときにあった、金背はすっかり消えておりました。誰かがごっそり買っていったのかな?
相鉄線で天王町へ。
先生堂天王町店は、もともと小さい店なのでたいした物は置いていない。『ユリイカ』が10冊ほどあった。
ロバート・J・ソウヤー『さよならダイノサウルス』(ハヤカワ文庫SF)を見つける。品切れだったかどうか忘れたが、確かどこぞのSFベスト10にランクインしていたはずなので購入。
ぽんぽん船天王町店では「売る本を選択するリサイクル店」のつまらなさを実感する。 「古書店」の棚には店主の個性が反映するし、売りにきたものをそのまま並べるブックオフの棚は売り手の個性が反映する。 でもハンパに「売れそうな本を選ぶ古本屋/リサイクル店」の棚は、金太郎飴な新刊書店と変わらない。 中古本が並んでいる新刊書店みたい。
そういった意味では、その帰りに寄ったアダルトビデオ販売がメインの古本屋のほうが、ずっと面白かった。 いや、別にアダルトビデオの棚を見ていたわけではなくて、3冊100円コーナーを見ていたんですが。 埃かぶった箱の中にサンリオ文庫のロシュワルト『レベル・セブン』と谷山浩子『猫森集会』(新潮文庫)を発見。 『猫森集会』は表紙が痛んでいるものの、中身はきれいなのでブックカバーかけてしまえば、読むのには困らない。 多分これも、「出たときに買え!」(By 大森望) な本なんだろうと思います。
さらに相鉄線で星川駅へ行き、『ユリイカ』などなどの書誌情報を求めて、保土ヶ谷図書館へ。
コンピューター検索機は混んでいるので、
【図書館蔵書検索システム】
を使って自宅で検索していった方が時間の節約になる。
『ユリイカ』を所蔵しているはずだったのだが、購読中止でバックナンバーは別の図書館へ移されたのだとか。 うーっ。調べ物をするなら、中央館へいかなくてはだめのようだ。
雑誌コーナーでは、「この雑誌は盗難が多いので、カウンターにおいてあります」という表示が目立つ。『相撲界』だの『今日の料理』あたりは、さもありなんと思うけど、笑っちゃったのは『法律ジャーナル』の棚にまでそういう表示が出ていたこと。 盗んでいくのが法律関係者だったらコワイぞ。
経費節減のためリクエスト本の貸出可能の電話連絡はやめる事になったというお知らせが出ていた。 市内電話とはいえ馬鹿にできない金額だろうから仕方がないとは思うのだが、もともとたいしたサービスしていないくせに、なんだかなかなぁ〜という気もするのであった。いいけどさ、私はもうヨコハマ市民じゃないし。
アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』(ハヤカワ文庫SF)を再読。
浩詳まきこ『ねむる保険室』(集英社コバルト文庫)読了。
紺野キタ『ひみつの階段』かと思ったら、もう少しシビアでした。
面白いんだけど、文章のリズムが私とは会わないみたいで、ちょっと読みにくいです。
香山リカ『あなたのココロはダイジョーブ!!』(ハヤカワ文庫NF)読了。
香山リカ『ココロに向かって耳をすまそう』(ハヤカワ文庫NF)読了。
実家から旦那の車で帰宅。ミシンをもらってきました。
途中古本屋に寄って武田武彦『海外ミステリー傑作選』(集英社文庫コバルトシリーズ)を購入。
新刊書店に寄って、探していた『鳩よ!』を発見したけれど、ブギーポップ最新刊は売り切れ。ヨコハマで買ってくるべきたっだか。
今日は花郁悠紀子さんの命日なのでした。
【花郁悠紀子ファンルーム】には、お墓参りにいらっしゃった方の報告が。
昔は『ダ・ヴィンチ』サイズのポエムの雑誌だった気がしたが、リニューアルされて『SFマガジン』と同じサイズの雑誌になったのね。版元が思い出せなくて難儀しましたが、マガジンハウスだったか。
不況でオシャレなヒトたちが雑誌を買わなくなったので、
これからはオタクに活路を見出すしかないと思いつめたマガジンハウスが、
慣れないオタク路線で編集やりましたみたいな雑誌。
オタクは食費を削っても欲しいものは買うし、現に私は買ってしまったので狙いがまずいとはいえないが、うーん……。
薄いとかなんとかいうよりも何か勘違いをしているような……。
鷹城宏「有明の檻 コミケ、やおい、そしてミステリ」は、割と妥当な解説だと思う。
(私は今のコミケ事情はよく知らんけど。)
去年の『小説現代 12月増刊号 メフィスト』の件でボコボコにされて(笑)以来、
たいへん注意深くなって、結果として解りやすい原稿を書くようになった(ような気がする)千街晶之「残照のアルカディア」
も面白かった。
「本格ミステリマップ作家編」では、私の好みは第三象限のアクロバット+プロット派に偏っているのを知る。なるほど。
末國義己「<ヤングアダルト>という現象 キャラクターと物語受容、その変容をめぐって」は、すごくヘン。 ぢつはあんまり<ヤングアダルト>読んでなくて、結論からむりやりこじつけたんでないの、という気がする。
もっとヘンなのは、小森健太郎「分岐する世界の試み RPGで本格ミステリを実現する試みについて」。
そもそも「RPG」という言葉を持ってくることからしてヘンだ。謎解き&フラグはずしゲームは「アドベンチャー」っていわないかフツー? ゲーム業界でいう本当の「RPG」の形式のミステリ物なんて『YAKATA』ぐらいでしょ。
「RPG」って何の略だか知ってるのかな? コンピューターゲームのことをいうんじゃないんだよ。
こんなヘンなお題で原稿書かなくちゃならなかった小森サンはお気の毒ではある。
外国製のパソコンゲームには、シャーロックホームズになりきって推理をするものもあったと、
安田均『幻夢年代記』(ビジネス・アスキー,1989)に書いてあったので、お題が「コンピューターゲームと本格ミステリ」なら
よろしかったではないかと私は思う。
某ボランティアサークルの会合に出席した後、小学校でのボランティア講習会のお手伝い。
疲れました。
夫が上遠野浩平『ブギーポップ・カウントダウン エンブリオ侵蝕』(電撃文庫)を買ってくる。 ほとんど東京から埼玉への個人輸入という感じであります。
新刊書店で、綾辻行人『セッション―綾辻行人対談集』(集英社文庫)を買う。
実家からもってきた『ユリイカ』の巻末リストをもとにユリイカ特集一覧を更新しました。「暫定版」の文字が取れました。情報を提供してくださった皆様、ありがとうございます。
そういえば、「なぜいきなりユリイカのリストを作り始めたのだろうと思った」というメールをいただいたのですが(苦笑)、
大義名分としては、「和製ファンタジーリストのため」です。必要にせまられてやっているんですよ、一応。
ユリイカの特集になるってことは、世のえらい批評家のヒトが批評するに足るテーマと認め、
なおかつ、編集部が一定の部数は売れると判断するほどに一般の人がそのテーマに興味をもった、
ということだと思いますので、ファンタジー関係は、いつごろ出てくるかなぁ……と。
(でもホントは単に作りたかったから作っただけだったりして。需要はあると思います。
文学部の学生だったら、レポート書くのにまず『ユリイカ』をチェックするが基本でしょ。)
気になる特集を調べてみますと、
「妖精物語」の特集が1979年、
「北欧神話」「SF」の特集が1980年、
「妖怪学」「ラヴクラフト」の特集が1984年、
「ケルト」「アーサー王伝説」が1991年です。
和製ファンタジー年表と突き合わせてみると、ある種の波を感じるんですが、詳しい考察はそのうち。
というわけで、日記の更新は滞っております。
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