1999年 |
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お弁当を入れる袋を作成。全部手縫いなので、時間がかかる。途中、設計ミスに気付くがなんとか修正。結局完成まで7時間ぐらいかかった。 というわけで、インターネットできず。ね、ねむい……。
ついでなので、近くのBOOK・OFF大宮中川店へ。先週も行ったけど。
大宮中川店を後にして、はるか彼方(県境を二回も越える)のBOOK・OFF水海道店へ。
『BASARA』をまとめて手放した人がいたらしく、1〜17巻まできれいに並んでいた。 ぬけている巻(5,7-9,12-13巻)を拾って、あっと言う間に24巻まで揃ってしまった。
「萌え」の語源は不明。私も知りたい。通常は「萌え萌え」「○○萌え」(○○にはキャラクターの名前が入る。例:「さくら萌え」「マリア萌え」「紅蘭萌え」)といった使い方をする。 私が最初に見かけたのが、NIFTYの『サクラ大戦』だか『FF7』だかの会議室でしたから、もともとはゲーマー用のボキャブラリーだったのかもしれないです。 ただし、ワタクシ的には、「キャラ萌え」「○○萌え」は許せても、「萌え萌え」は許せませんが。 「○○に萌え萌えでーす。」というような書き込みが4件以上あると、その会議室を読まないようにするぐらい嫌い。
実は、私自身が「キャラ萌え」を使い出したのも、比較的最近。 身につかない言葉はみっともないという理由から、流行語は極力使用しないようにしているのですが、水玉蛍之丞画伯が使用しているのを見て、ボキャブラリーにに加えました。 キャラクターに熱をあげるあの状態を言い表わすのには、適切な言葉かと思います。
「擬似恋愛」ですからね、好きな相手のことは何でも知りたい……というわけで、キャラクターグッズが売れる、売れる。 でもって、好きな相手のことしか目に入らないから、作品全体のことはどうでもいいわけ。ストーリーもテーマもどうでもいい。 「萌え」てるキャラさえちゃんと登場すれば。――ということですな。
私が今までで一番「キャラ萌え」したのは『トーマの心臓』でございますね。あれは、私にとってはオスカーを見る為だけにあるマンガ(爆)。
だからNiftyの萩尾望都会議室で『トーマ』のテーマを語っている方々を見て、「えっ? そーいう話だったの?」と思った。トーマの存在なんかすっかり忘れてましたわ、私。
あとは、蔵馬を見るためだけの『幽遊白書』とか〜、マリアを見るためだけの『サクラ大戦』とか〜。
男も女もごつくてね、ほとんどジェームズ・キャメロンの世界。絵的にはあまり好きじゃないんだが……(肩幅広い男キライ)。読み始めると途中で読むの止められないです。 出てくる女性はみんな強くたくましく潔い。一番たおやかな千手姫でさえああだし、女を売り物にしている黒の王の妾は妙に潔いし。 多分作品の中では太郎ちゃんの恋人が一番「愚か」だと思われるけれど、あれは太郎ちゃんが悪いのよ。 アン・マキャフリィの作品に出てくるような自己チュー女が出てこないのは、女性としては読んでいて気持ちいいですが、男性から見るとどうなんでしょうね。 そもそもこの作品、男性が読んでいるのか???
主人公なんかはどうでもいいが、浅葱と菊音ちゃんはちょっと好き。浅葱は、結構美味しい役だよなぁと思います。 私はああいうヒネくれたキャラが好きで。『はみだしっ子』のアンジーとか〜、絶対に主役は張れないタイプが好き。 おほほ、「萌え」始めたかも〜(笑)。 (結局「キャラ萌え」の話は、この話題の前振りのためにあった。)
変更手順は以下の通り。(自分用のメモ。秀丸マクロを書けば一発なのだが、正規表現での変換がうまく動かないのだ。)
1.「 題名:」を「Subject: 」に一括変換。
2.「action:save」を「==mail==」に一括変換。
3.「\nDate:」を「Date:」に一括変換。
4.「MAIL>com」「」に一括変換。
5.NIFPで表示してみて、発信者名が読めるメールはNIFTYメールなので別途保存。
6.BKUtilを起動して、メールの区切りに「==mail==」を指定。
Nifpは、タイトル一覧と内容閲覧、ツリー表示が簡単にできるし、軽いので大好きなのだ。 ソフトのマニュアルなんかは、全部Nifty風のヘッダを挿入して、NIFP/WINで閲覧できるようにしてある。 見出しの一覧から見たい場所がさっと開けてとっても便利。 ブラウザみたいに、アーティクル表示画面で、マウスをズリズリすると文字が選択できてコピーができるともっといいのだが。
もともと私は記録をつけるのが好きなのです。
でもって、自分のつけた記録を読み返すのも好き。
どんな本を読んだかの記録は中学時代からつけてましてね、
そもそもは中学時代、同性の友人たちとお揃いのノートに
本やマンガの感想やら詩やら物語やらを書き付けては廻し読みしてたのだけれど、
その習慣は高校生になっても続けられ、別々の高校にいったその友人と何ヶ月かに一遍会っては、
ノートを交換して黙々と読み、ちょっとだけ感想を述べ合って「じゃね。」と別れるという、
よく考えると妙なことをやっていたわけで。ほとんどパソコン抜きのBBS。(笑)
オトナになって、誰かと日記を交換することがなくなっても、やっぱり記録はつけていて、いままではノートだったのが、パソコンのファイルになったということですね。
いちいちページを繰らなくても、grepかければ一発だから備忘録として、とっても便利。
わざわざホストにアップする最大の理由は、「ホストに置いとけば、なくならないから」ですね。
いえ、アップロードしたデータだって、ふっとぶ時はふっとぶんだけど、自分のマシンにだけ置いておくと、どれが最新なのかわからなくなったり、どっかのフォルダに紛れちゃったりするから、
「これは公開しているファイル」って自分に言い聞かせた方がちゃんと管理できる。
あと、「日記に近況を書いた方がメールや掲示板や会議室に書くより楽」ってのがあります。
いちいち複数の人に近況書き送らなくても、「近況は日記読んでね」っていえば、書くの一回で済むし。相手に合わせた書き方しなくても済むし。
押し付けがましくないし。手間的にも精神的にも楽だから。
(もっとも、オフライン時代からの友人たち――高校や大学時代から友人たち――には、「時々何いっているのかよくわからない」と不評ですが。)
メールや掲示板や会議室は、一応コミュニケーションの場だから、自分の言いたいことだけ言いっぱなしというわけにはいかない――そうじゃない人もいるみたいだけど、私はそう思っているから、結構気を使いますの。
相手の発言に耳を傾けて、それに反応してみたり、相手に合わせた言いまわしを考えたり。
でもそーゆーのって、相手が一人や二人ならいいけど、何人もいると疲れるんです。
WEB日記は不特定多数への交換日記みたいな面はあるにせよ、基本的には独り言ですからさ。
すごく楽。
それにメールや掲示板だとあからさまに相手からの返信を待つようなところがあって、なんかイヤ。
日記間でさりげなくコミュニケーションがあればあったで楽しいし、なければないでそれでいい。
本の情報は備忘録としての他に、同じような読書傾向を持つ人への情報提供の意味もあります。 私自身、他の人のページを読んで、本の発刊を知ったり、興味をそそられたりすることが多いもので。 ほんとは、あらすじまで紹介した方がいいんですけど、あらすじを書くのはアタマ使わなきゃならなくて面倒なのでサボってます。
というわけで、この日記は備忘録と近況報告と交換日記が入り交じった ものになってます。
<H4>★<FONT COLOR="GREEN">で始まっているのが、普通の話題で、 <H4>★;<FONT COLOR="#CC3366">で始まっているのが、本の感想です。 □はまだ読み終わっていない小説、■は読了小説、◆はマンガです。 これなら、ブラウザで「★」を検索すると、各話題のアタマに飛ぶことが出来て便利。
ついでに日付にも「☆」をつけることにしました。日付には一応、アンカーを埋め込んであります。
99年分は、月前半が「1999mm_a.htm#1999mmdd」で、月後半が「1999mm_b.htm#1999mmdd」という形式。
mmは月(01〜12)、ddは日(01〜31)です。
ちなみに98年分は、月前半が「98mmbook.htm#99mmdd」で、月後半が「98mmbool.htm#99mmdd」です。
途中からファイルを分割することにしたので、妙なファイル名になってます。
隣の県だけどわりと近くにある文教堂のチェーン店はかなり品揃えの良い店で、海外文学のハードカバーも ハヤカワ文庫も創元文庫もちくま文庫も岩波文庫もちゃんと置いてあるのだが、新刊の入るのが遅い。 講談社ノベルズなんて、新聞広告が出てから2週間ぐらいしてやっと配本される。ほんとにねぇ……。 赤羽あたりに結界があって、新刊書はそこで跳ね返されちゃうんだ、きっと。
海外文学の棚の本の並べ方は、【安田ママさん】からの質問。 私は国別かつ著者名順を推したのだが、良く考えたら私の場合、それでは本を探せないかも。作者名だけ覚えてて、どこの国の人かなんてあんまり頓着しないから。
今なら創元ライブラリ版で「人形たちの夜」と「黒鳥譚」の両方が読める『中井英夫全集[2] 黒鳥譚』が手にはいるようですね。(私はまだ本屋でみかけていませんが)
あのシリーズはちょっと高いのですが(ハードカバー並みのお値段)、中身の濃さ、解説の充実度は確かですから、皆さんとりあえず確保しましょう。
東京創元社が社運をかけて出している……という噂もあるし。
第4回だか第5回だかの配本予定だった『黒衣の短歌史』(一番読みたいんですけど)が、予定日を半年過ぎても出なかったときには、
マジで企画が潰れたかと思いました。(発行の遅れは編集作業の遅れによるものだったらしいです。)
以来、中井英夫全集は、見かけたら即買いです。全部出しおわるまで、つぶれるなよ〜東京創元社。
新本格ミステリ――綾辻行人、竹本健治あたりが好きな人は『虚無への供物』、皆川博子とか<異形コレクション>とかホラーや幻想文学系が好きな人は『とらんぷ譚』『人形たちの夜』 から読むのがよろしいかと。三島由紀夫が好きなら『黒鳥譚』から入っても可。 もし古本屋で講談社文庫版の「とらんぷ譚」(『幻想博物館』『真珠母の匣』『悪夢の骨牌』『人外境通信』)が千円以下で売っていたら即購入すべし。 建石修志の挿絵がすばらしいです。2千円でも安いでしょう。
とまあ、人にお薦めしつつ、自分は最近全然中井英夫を読めないのでした。
「これは君の自伝じゃないか!
第一このだらけたタイトルはなんだ!?
「ブルー アンド ブルー(ユーウツまたユーウツ)」だと!?」
「ここまでデフォルメすりゃ完全なフィクションよ
誰ひとり本名が書いてあるわけじゃなし わかりゃしないわ」
「よくもまあぬけぬけと
――わざとわかるように書いたくせに」(P.109)
人がなぜ物を書く/描くのか――という話のような気がする。
でも私が一番ウケたのは、主人公のビダーが口先評論家のことを評したこの言葉です。
「――ああ、ほっときゃいいのよ
あんな脇役体質」
「脇役体質?」
「他人のアラ探ししなくちゃ
生きていけないだなんて
完全な脇役体質よ」(p.13)
たった一晩で地味で冴えない引込み思案の女からバリバリの自立した美女に変身してしまったシド・キャロル先生ですが、 あのヒトはもともとああいう人だったんでしょう。ジェームズを手に入れてもう恐いものなんか何にもなくなって、猫かぶるのをやめたってことでしょう。 (猫被るのは、世界がコワイからですからね) 恋は女を変えるじゃなくて、恋愛による自己肯定は人間の行動を変えるというのが正解だと思う。
伸たまきのオフィシャルホームページというのもあるようですね。【BIGCAT Studio】
だいたい知り合いの方のページからいらした方が多いのですが、ひとつ見慣れないURLがあったので、ジャンプしてみましたら、
【池澤春菜さんの本棚】というところに辿り着きました。
京フェスレポートでも話題になっていた「ビデオで声優の池澤春菜さんの本棚を解析する」ページでした。
なぜにそこからリンク? と思ったら、池澤春菜さん、ハヤカワ文庫FTを随分読んでいて(判明した本のリストを見ると「通」ですね>池澤春菜)、その関連でのリンクでした。
ところで、池澤春菜さんって誰の声やってるんです?
ここは波多野鷹がいっぱいありました。買わなかったけど。
もう欲しい本はほとんど手に入れてしまって、ブック・オフいっても今一つ面白くないです。
だもんで、最近は100円コーナーで掘り出し物を探すことにしています。
100円コーナーでゲットしたのは以下の本。
・アゴダ・クリストフ『悪童日記』(早川書房)
・萩尾望都『ストロベリー・フィールズ』(新書館)……マニアが欲しがるのに〜
・ゼラズニィ『アンバーの九王子』(ハヤカワ文庫SF)……ゼラズニィ買ってもなかなか読めない。
荒俣宏『えびす殺し』(徳間文庫)をみつけたのでゲット。
ちなみに『SFマガジン』99年3月号は、別の書店でみつけました。
帰り道に見つけた古本屋で、またまた萩尾望都『ストロベリー・フィールズ』(新書館, 初版)を見つける。 布教用にゲット。
はっと気付けば月末で、なんてことだ、1月後半の読了本が一冊もないぞ。
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