diary Alisato's 本買い日誌
1999年1月後半 *


1999年
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1月後半

1月後半の話題
1月後半の読了本


1999.01.15(金)

 食料品やらなにやら買い出し。防寒対策にババシャツとか分厚いタイツとか買ったです。

 お弁当を入れる袋を作成。全部手縫いなので、時間がかかる。途中、設計ミスに気付くがなんとか修正。結局完成まで7時間ぐらいかかった。 というわけで、インターネットできず。ね、ねむい……。


1999.01.16(土)

 EDベータのビデオデッキの修理が完了したので、サービスステーションまで取りに行く。 ヘッドを交換して、修理代2万5千円なり。次に壊れたら、もうダメという感じ。

 ついでなので、近くのBOOK・OFF大宮中川店へ。先週も行ったけど。

BOOK・OFF大宮中川店

 田村由美『BASARA』1,2,3,4,6,10,14巻(小学館フラワーコミックス) を買う。
やっぱり全巻揃えたくなってしまった。

 大宮中川店を後にして、はるか彼方(県境を二回も越える)のBOOK・OFF水海道店へ。

BOOK・OFF水海道店

 入口付近に大型マンガ本の100円コーナーがあって、山田ミネコ『湖の猫』(フロム出版)を発見。 これはイラスト付き小説というか、絵物語というか、紙芝居というか、1ページごとに挿絵が入っている本。 ほとんどマンガの原作状態なので、こういうの、小説とは呼びたくないんですけど……いくら山田ミネコファンとはいえ。

 『BASARA』をまとめて手放した人がいたらしく、1〜17巻まできれいに並んでいた。 ぬけている巻(5,7-9,12-13巻)を拾って、あっと言う間に24巻まで揃ってしまった。


1999.01.17(日)

ソフトのインストール

 『使えるオンラインソフト1000本』(宝島社)から、いくつかのソフトをインストール。
いくら便利といっても、ワタクシ的には使えないソフトもいくつかあって残ったのは、 WWWページの更新チェックをするWWWC、壁紙カレンダーのCALEN32、GIF画像のサイズをクリップボードにコピーするGIFサイズ、 インターネットのNTP/SNTPサーバー(って何?)にアクセスしてパソコン内蔵時計を正確にしてくれる桜時計でした。 機能がシンプルなフリーの定番ソフトばかりですね。
リンク切れをチェックしてくれるソフトも欲しかったのですが、気に入ったのが見つからず、残念。


1999.01.18(月)

「キャラ萌え」の定義

 【大森望さんのページ】の伝言板に「キャラ萌えってなんですか?」って質問があって、誰かが返答するのを楽しみにしてたんですが、 電子本の話題の盛り上がりで、答えがつく前に流れちゃったみたい。仕方がないので、自分で考えましたです。
ワタクシ的な「キャラ萌え」の定義は、「小説、アニメ、マンガ、ゲーム等の登場人物に対する擬似恋愛状態」です。 ただ好きというだけでなく「擬似恋愛」だから、裏にはいささかのセクシャルな意味合いも込められています。 というわけで「萌え」られるキャラクターは、やおいやエロに登場させられることが多いわけで……。

 「萌え」の語源は不明。私も知りたい。通常は「萌え萌え」「○○萌え」(○○にはキャラクターの名前が入る。例:「さくら萌え」「マリア萌え」「紅蘭萌え」)といった使い方をする。 私が最初に見かけたのが、NIFTYの『サクラ大戦』だか『FF7』だかの会議室でしたから、もともとはゲーマー用のボキャブラリーだったのかもしれないです。 ただし、ワタクシ的には、「キャラ萌え」「○○萌え」は許せても、「萌え萌え」は許せませんが。 「○○に萌え萌えでーす。」というような書き込みが4件以上あると、その会議室を読まないようにするぐらい嫌い。

 実は、私自身が「キャラ萌え」を使い出したのも、比較的最近。 身につかない言葉はみっともないという理由から、流行語は極力使用しないようにしているのですが、水玉蛍之丞画伯が使用しているのを見て、ボキャブラリーにに加えました。 キャラクターに熱をあげるあの状態を言い表わすのには、適切な言葉かと思います。

 「擬似恋愛」ですからね、好きな相手のことは何でも知りたい……というわけで、キャラクターグッズが売れる、売れる。 でもって、好きな相手のことしか目に入らないから、作品全体のことはどうでもいいわけ。ストーリーもテーマもどうでもいい。 「萌え」てるキャラさえちゃんと登場すれば。――ということですな。

 私が今までで一番「キャラ萌え」したのは『トーマの心臓』でございますね。あれは、私にとってはオスカー はぁと(笑)を見る為だけにあるマンガ(爆)。 だからNiftyの萩尾望都会議室で『トーマ』のテーマを語っている方々を見て、「えっ? そーいう話だったの?」と思った。トーマの存在なんかすっかり忘れてましたわ、私。 あとは、蔵馬を見るためだけの『幽遊白書』とか〜、マリアを見るためだけの『サクラ大戦』とか〜。

◆田村由美『BASARA』

 田村由美『BASARA』1〜24巻(小学館フラワーコミックス)を一気読み中。25巻目は出たのだろうか?
この作品、10巻ぐらいまでは、ちゃんと新刊書店で買っていたのだが、 あまりに長いのでめげて本屋で雑誌を立ち読みするだけになっていた。 いつの間にか終わっていて、外伝をやっていたので驚いた。
 アニメにもなったし、今更説明するまでもないでしょうが、 舞台は未来――だけど、いろいろあったせいで王様がいて、無国籍な安土桃山時代みたいな文化になっている――日本で、 村を焼かれ、父と兄を殺された更紗という少女が「運命の少年タタラ」として、仲間を集めて日本国王に戦いを挑む……というような話ですな。 途中、親の仇の「赤の王」朱理といろいろあったりなんかもして、北は北海道網走から南は沖縄まで、日本国中走り回る、ケレン味たっぷりのドラマチック少女マンガです。 美内すずえ・和田慎二の路線の人。こーゆーの描ける人って、最近は少ないような気がする。あ、篠原千絵がいるか。

 男も女もごつくてね、ほとんどジェームズ・キャメロンの世界。絵的にはあまり好きじゃないんだが……(肩幅広い男キライ)。読み始めると途中で読むの止められないです。 出てくる女性はみんな強くたくましく潔い。一番たおやかな千手姫でさえああだし、女を売り物にしている黒の王の妾は妙に潔いし。 多分作品の中では太郎ちゃんの恋人が一番「愚か」だと思われるけれど、あれは太郎ちゃんが悪いのよ。 アン・マキャフリィの作品に出てくるような自己チュー女が出てこないのは、女性としては読んでいて気持ちいいですが、男性から見るとどうなんでしょうね。 そもそもこの作品、男性が読んでいるのか???

 主人公なんかはどうでもいいが、浅葱と菊音ちゃんはちょっと好き。浅葱は、結構美味しい役だよなぁと思います。 私はああいうヒネくれたキャラが好きで。『はみだしっ子』のアンジーとか〜、絶対に主役は張れないタイプが好き。 おほほ、「萌え」始めたかも〜(笑)。 (結局「キャラ萌え」の話は、この話題の前振りのためにあった。)


1999.01.19(火)

Becky Internet Mailへのデータインポート

 NiftyのメールログをBecky Internet Mailへのインポートする。膨大な量があるので、毎日少しづつやろうと思っている。
Niftyのメールログは、ログといってもプレーンなテキストである。NIFP/WINというものすごく良く出来たログ閲覧ソフト で管理していたのだが、残念ながらNifpは、WWWブラウザとは連動していないし、メールの並べ替えもできないので、ついにBecky!への本格移行を決心したのである。

 変更手順は以下の通り。(自分用のメモ。秀丸マクロを書けば一発なのだが、正規表現での変換がうまく動かないのだ。)

1.「 題名:」を「Subject: 」に一括変換。
2.「action:save」を「==mail==」に一括変換。
3.「\nDate:」を「Date:」に一括変換。
4.「MAIL>com」「」に一括変換。
5.NIFPで表示してみて、発信者名が読めるメールはNIFTYメールなので別途保存。
6.BKUtilを起動して、メールの区切りに「==mail==」を指定。

 Nifpは、タイトル一覧と内容閲覧、ツリー表示が簡単にできるし、軽いので大好きなのだ。 ソフトのマニュアルなんかは、全部Nifty風のヘッダを挿入して、NIFP/WINで閲覧できるようにしてある。 見出しの一覧から見たい場所がさっと開けてとっても便利。 ブラウザみたいに、アーティクル表示画面で、マウスをズリズリすると文字が選択できてコピーができるともっといいのだが。

なぜWEB日記を書くのか?

 いえね、【ワープ日記】を読んでいたら、そういうネタがあったから、考えてみました。

 もともと私は記録をつけるのが好きなのです。 でもって、自分のつけた記録を読み返すのも好き。
 どんな本を読んだかの記録は中学時代からつけてましてね、 そもそもは中学時代、同性の友人たちとお揃いのノートに 本やマンガの感想やら詩やら物語やらを書き付けては廻し読みしてたのだけれど、 その習慣は高校生になっても続けられ、別々の高校にいったその友人と何ヶ月かに一遍会っては、 ノートを交換して黙々と読み、ちょっとだけ感想を述べ合って「じゃね。」と別れるという、 よく考えると妙なことをやっていたわけで。ほとんどパソコン抜きのBBS。(笑)
オトナになって、誰かと日記を交換することがなくなっても、やっぱり記録はつけていて、いままではノートだったのが、パソコンのファイルになったということですね。 いちいちページを繰らなくても、grepかければ一発だから備忘録として、とっても便利。

 わざわざホストにアップする最大の理由は、「ホストに置いとけば、なくならないから」ですね。 いえ、アップロードしたデータだって、ふっとぶ時はふっとぶんだけど、自分のマシンにだけ置いておくと、どれが最新なのかわからなくなったり、どっかのフォルダに紛れちゃったりするから、 「これは公開しているファイル」って自分に言い聞かせた方がちゃんと管理できる。

 あと、「日記に近況を書いた方がメールや掲示板や会議室に書くより楽」ってのがあります。
いちいち複数の人に近況書き送らなくても、「近況は日記読んでね」っていえば、書くの一回で済むし。相手に合わせた書き方しなくても済むし。 押し付けがましくないし。手間的にも精神的にも楽だから。
(もっとも、オフライン時代からの友人たち――高校や大学時代から友人たち――には、「時々何いっているのかよくわからない」と不評ですが。)

 メールや掲示板や会議室は、一応コミュニケーションの場だから、自分の言いたいことだけ言いっぱなしというわけにはいかない――そうじゃない人もいるみたいだけど、私はそう思っているから、結構気を使いますの。 相手の発言に耳を傾けて、それに反応してみたり、相手に合わせた言いまわしを考えたり。 でもそーゆーのって、相手が一人や二人ならいいけど、何人もいると疲れるんです。 WEB日記は不特定多数への交換日記みたいな面はあるにせよ、基本的には独り言ですからさ。 すごく楽。
 それにメールや掲示板だとあからさまに相手からの返信を待つようなところがあって、なんかイヤ。 日記間でさりげなくコミュニケーションがあればあったで楽しいし、なければないでそれでいい。

 本の情報は備忘録としての他に、同じような読書傾向を持つ人への情報提供の意味もあります。 私自身、他の人のページを読んで、本の発刊を知ったり、興味をそそられたりすることが多いもので。 ほんとは、あらすじまで紹介した方がいいんですけど、あらすじを書くのはアタマ使わなきゃならなくて面倒なのでサボってます。

 というわけで、この日記は備忘録と近況報告と交換日記が入り交じった ものになってます。

日記の話題見出しについて

1999年分より、話題の見出しタグを付けることにしました。もぱっら自分の便宜の為です。 この日記の最大の読者は自分自身だから。本当はアンカーも埋め込んだ方がいいんだけど、 番号ふっていくのが大変なので保留。気が向いたら直すかも。

 <H4>★<FONT COLOR="GREEN">で始まっているのが、普通の話題で、 <H4>★;<FONT COLOR="#CC3366">で始まっているのが、本の感想です。 はまだ読み終わっていない小説、は読了小説、はマンガです。 これなら、ブラウザで「★」を検索すると、各話題のアタマに飛ぶことが出来て便利。

 ついでに日付にも「☆」をつけることにしました。日付には一応、アンカーを埋め込んであります。
99年分は、月前半が「1999mm_a.htm#1999mmdd」で、月後半が「1999mm_b.htm#1999mmdd」という形式。 mmは月(01〜12)、ddは日(01〜31)です。 ちなみに98年分は、月前半が「98mmbook.htm#99mmdd」で、月後半が「98mmbool.htm#99mmdd」です。 途中からファイルを分割することにしたので、妙なファイル名になってます。


1999.01.21(木)

◆名香智子の同人誌『暴君』

 コミケに行った方が譲ってくださった、名香智子の同人誌『暴君』が届いた。
『DEEP』という雑誌に掲載されたコスチューム・やおいマンガ。ネタがカリギュラでとってもすごいです。
最近はプロのベテランの漫画家さんでもコミケに出るんですねぇ。


1999.01.22(金)

リンクチェックをした

 リンク切れを簡単にチェックできるソフトはないものかと探していたのだが、 【 Woody-RINNさん】が作った Link Checkerというのを見つけた。 HTMLファイルをドラッグ&ドロップすると、外部リンクをリストアップしてリンクをチェックしてログを書き出してくれる。 とっても便利。
って、ことで、リンクページをちょっとだけ直しました。
すっごく疲れてるんですけどねぇ、疲れているときほど何かやりたくなるのは、悪い癖だ。


1999.01.23(土)

Ultra Rankingに登録

 最近あちこちでみかける【Ultra Ranking】のバナーですが、私も登録することにしました。 読者の方々が何のブラウザでアクセスしているのかが知りたかったからです。 クッキーがうるさくって、ごめんなさい。

大型書店と棚の並び

 溝口さんの掲示板【Hybrid City】で、大型書店の話と海外文学の棚の本の並べ方の話題が盛り上がっている。
池袋や渋谷では、大型書店がいくつもできて競争が激しく、そのためかなり充実した品揃えになっているとか。 都内に近い人はうらやましい。はてしなく群馬茨城に近い埼玉では、書店間の競争なんか望めない。 車飛ばせばブック・オフはたくさんあるし、あんまり棚の手入れをしないので品切れ本が残っているという本屋は多いけど。 大宮には三省堂系の書店もあるのだけれど、場所が変わると店員の質も変わるらしく、ダサダサな棚であった。(あ、国内純文学系ハードカバーの棚はちょっと面白かった記憶が……) 埼玉はハコばっかり造って魂入れない県だから、いつまでたっても洗練されないのさ。

 隣の県だけどわりと近くにある文教堂のチェーン店はかなり品揃えの良い店で、海外文学のハードカバーも ハヤカワ文庫も創元文庫もちくま文庫も岩波文庫もちゃんと置いてあるのだが、新刊の入るのが遅い。 講談社ノベルズなんて、新聞広告が出てから2週間ぐらいしてやっと配本される。ほんとにねぇ……。 赤羽あたりに結界があって、新刊書はそこで跳ね返されちゃうんだ、きっと。

 海外文学の棚の本の並べ方は、【安田ママさん】からの質問。 私は国別かつ著者名順を推したのだが、良く考えたら私の場合、それでは本を探せないかも。作者名だけ覚えてて、どこの国の人かなんてあんまり頓着しないから。

中井英夫

 おなじく溝口さんの【書物の帝国】の「魔法の本棚」1月6日には、中井英夫『人形たちの夜』(講談社文庫)の話題が出てくる。 お気に召したようで、中井英夫の不良ファンとしても嬉しい限り。中井英夫体験の一番最初が『人形たちの夜』ってのも珍しいですね。 といいつつ、私は『黒鳥譚』(講談社文庫)で、中井英夫ファンになったんですが。

 今なら創元ライブラリ版で「人形たちの夜」と「黒鳥譚」の両方が読める『中井英夫全集[2] 黒鳥譚』が手にはいるようですね。(私はまだ本屋でみかけていませんが) あのシリーズはちょっと高いのですが(ハードカバー並みのお値段)、中身の濃さ、解説の充実度は確かですから、皆さんとりあえず確保しましょう。 東京創元社が社運をかけて出している……という噂もあるし。
第4回だか第5回だかの配本予定だった『黒衣の短歌史』(一番読みたいんですけど)が、予定日を半年過ぎても出なかったときには、 マジで企画が潰れたかと思いました。(発行の遅れは編集作業の遅れによるものだったらしいです。) 以来、中井英夫全集は、見かけたら即買いです。全部出しおわるまで、つぶれるなよ〜東京創元社。

 新本格ミステリ――綾辻行人、竹本健治あたりが好きな人は『虚無への供物』、皆川博子とか<異形コレクション>とかホラーや幻想文学系が好きな人は『とらんぷ譚』『人形たちの夜』 から読むのがよろしいかと。三島由紀夫が好きなら『黒鳥譚』から入っても可。 もし古本屋で講談社文庫版の「とらんぷ譚」(『幻想博物館』『真珠母の匣』『悪夢の骨牌』『人外境通信』)が千円以下で売っていたら即購入すべし。 建石修志の挿絵がすばらしいです。2千円でも安いでしょう。

 とまあ、人にお薦めしつつ、自分は最近全然中井英夫を読めないのでした。

本日の購入本

 レンタルビデオ店併設の本屋で以下の本を購入。活字本は読む時間がないので、マンガだけ。

・立野真琴『月に吠えろ!』(白泉社 花とゆめコミックス)
・伸たまき『パーム24 愛でなくX』(新書館)
・余湖裕輝・田畑由秋『コミックマスターJ 3』(少年画報社 YKコミックス)


1999.01.24(日)

◆伸たまき『青また青』(新書館)

 再読。一人息子を育てながら小説を書く女性の話。
人にあげるつもりでブック・オフで買ったのだが、読み返してみたら面白かった。 昔読んだときには、さっぱり訳がわからない話だったが、今読んでみるとこれは、伸たまきの私漫画だったことが判った。 いえ、演じているのはパームのキャラの顔した面々ですけどね。

「これは君の自伝じゃないか!
 第一このだらけたタイトルはなんだ!?
 「ブルー アンド ブルー(ユーウツまたユーウツ)」だと!?」
「ここまでデフォルメすりゃ完全なフィクションよ
 誰ひとり本名が書いてあるわけじゃなし わかりゃしないわ」
「よくもまあぬけぬけと
――わざとわかるように書いたくせに」(P.109)

 人がなぜ物を書く/描くのか――という話のような気がする。
でも私が一番ウケたのは、主人公のビダーが口先評論家のことを評したこの言葉です。

「――ああ、ほっときゃいいのよ
 あんな脇役体質」
「脇役体質?」
「他人のアラ探ししなくちゃ
 生きていけないだなんて
 完全な脇役体質よ」(p.13)

◆伸たまき『パーム24 愛でなくX』(新書館)

 <パーム>シリーズの最新刊。どうやら私は1冊読み逃していたようで、話がよく見えません。 でもいいや別に。シドとジェームズのラブシーンのために買ったんだから。

 たった一晩で地味で冴えない引込み思案の女からバリバリの自立した美女に変身してしまったシド・キャロル先生ですが、 あのヒトはもともとああいう人だったんでしょう。ジェームズを手に入れてもう恐いものなんか何にもなくなって、猫かぶるのをやめたってことでしょう。 (猫被るのは、世界がコワイからですからね)  恋は女を変えるじゃなくて、恋愛による自己肯定は人間の行動を変えるというのが正解だと思う。

伸たまきのオフィシャルホームページというのもあるようですね。【BIGCAT Studio


1999.01.25(月)

特にこんにちは、××からお越しの皆様

 って、書きたくなる気持ちがわかりました。
Ultra Ranking】のアクセス解析なんですが、 どのページからリンクされているかってのが面白いですね。やっぱり【細田さんのここ】からが一番ですが(ありがたいことです)、 【OmniStory 小説情報交換サイト】からのお客様(最近本の話題が少なくて、すみません)や 「早川文庫」でサーチしてくる方も多いようです。
意外だったのは、【シレンランキング】からのお客様もいたこと。 一応「風来のシレン」日記がありますんですが、全然更新してないです。ごめんなさい。

 だいたい知り合いの方のページからいらした方が多いのですが、ひとつ見慣れないURLがあったので、ジャンプしてみましたら、 【池澤春菜さんの本棚】というところに辿り着きました。 京フェスレポートでも話題になっていた「ビデオで声優の池澤春菜さんの本棚を解析する」ページでした。 なぜにそこからリンク? と思ったら、池澤春菜さん、ハヤカワ文庫FTを随分読んでいて(判明した本のリストを見ると「通」ですね>池澤春菜)、その関連でのリンクでした。
ところで、池澤春菜さんって誰の声やってるんです?


1999.01.26(火)

□竹本健治『匣の中の失楽』

 竹本健治『匣の中の失楽』(講談社ノベルス)をちまちまと読みはじめているのだが、なんせ時間がないので、なかなか進まない。
自転車で仕事場へ通っているから、通勤中に本を読むことはできないし、 昼休みは45分しかなくて睡眠不足を補うため寝てることが多いし、家に帰ればインターネットせねばならんし……。


1999.01.27(水)

本が出るってのは大変なことなのね

 【うさぎ屋本舗】が創業一周年ということで、いろいろ特別企画をやってます。 私が面白いと思ったのは、『風の名前』のプロットでしたが、お仕事日記もソーゼツで面白い――といっては失礼か、興味深いの方がいいかな――です。 いやいや本が無事に発刊されるってのは大変なことなんですね。 やっぱり絶版品切れ以外の本をブック・オフで買うなんてのは、作家や編集者の方々に申し訳ないことなのねと思ってしまいましたよ、私。


1999.01.28(木)

昔はビル・ゲイツの顔が好きだったんだけど

 【株式会社アタラシ】の古本情報を見に行くつもりで、気が付いたら【がんばれ!!ゲイツ君】なんてサイトに迷い込んでいました。タイトルに反して(?)、M$ヘイターの方のページ。ソフトウェア業界の裏話とかいろいろあります。 セガを傘下した某社ですが、あそこの社員と一緒に仕事した後輩はえらい目にあったらしい。なんでもバブル期入社の奴だったらしい。そりゃ、質は最悪でありましたでしょう。


1999.01.30(土)

新刊書店にて

懐が暖かかった(←経済的状況だけでなくメンタルな面も表す表現ですな。)ので、以下の本を購入。

・田村由美『BASARA 25』(小学館フラワーコミックス)
『本とコンピュータ』7号(トランスアート)
・恩田陸『球形の季節』(新潮文庫)……一冊しかなかった
『プチフラワー 3月号』

『本とコンピュータ』7号

本屋でひょいと横を見たら、目の高さに「私を買って〜買って〜」といわんばかりに展示されていました。
大森なんでも伝言板'98】で言及されていたのを思い出し購入。 WEB版は、【こちら】にあるらしいです。

◆田村由美『BASARA 25』

 つい最近発行されたらしい。堂々完結の本編と白の王が主人公の外伝「MADARA」と揚羽が主人公の「HAZAMA」を収録。
ええと私のヒイキの浅葱ですが、
(以下ネタバレのため、あぶりだし。LYNXとか使っている人には意味ないけど)
しっかり素直なヒトになって、生き残ってしまいましたな。
オーベルシュタインとかロイエンタールみたいに、ひねくれたまま死んでくれれば、もっとツボ押しキャラだったのに。
結局この人の親が誰だったのかは闇の中。銀子さんが親だったのか、それともどこかから拾ってきた子供だったのか。 そういやナギとの関係も謎のまま。最初の設定では、ナギもまた国王の息子(河に落ちた人ね)で、浅葱がその弟だったみたいなんだけど、 それをやってしまうと、最終章での浅葱のあの決意がまったく無駄になってしまうものね。
ひょっとしたら浅葱って、連載中に当初作者が考えていたよりももっと存在が大きくなったキャラなんじゃないでしょうか。
大河ドラマの割には、あまりキャラが死なない作品でしたね。脇役ばかり死ぬ。スタートレックのようだ。

BOOK・OFF下妻店

 本を50冊近く売りましたが、1500円ぐらいにしかなりませんで、ちょっと哀しい。 (もっと、哀しいのは売られた本の作者か。)発行日が古いと叩かれるみたいですねぇ。

 ここは波多野鷹がいっぱいありました。買わなかったけど。
もう欲しい本はほとんど手に入れてしまって、ブック・オフいっても今一つ面白くないです。
だもんで、最近は100円コーナーで掘り出し物を探すことにしています。
100円コーナーでゲットしたのは以下の本。
・アゴダ・クリストフ『悪童日記』(早川書房)
・萩尾望都『ストロベリー・フィールズ』(新書館)……マニアが欲しがるのに〜
・ゼラズニィ『アンバーの九王子』(ハヤカワ文庫SF)……ゼラズニィ買ってもなかなか読めない。

 荒俣宏『えびす殺し』(徳間文庫)をみつけたのでゲット。

BOOK・OFF玉戸モール店

購入したのは以下の本。(もっとあった気がするんだけど……)
・ベレアーズ『霜の中の顔』(ハヤカワ文庫FT)……また見つけた。わりと珍品。
・ジャック・ヴァンス『愛の宮殿』(ハヤカワ文庫SF)……魔王子シリーズの3巻目。でも3巻目だけあってもねぇ。

SFマガジンを買うには

(1999.02.07追記)
 書くのを忘れてましたが、『球形の季節』を買った本屋では、『SFマガジン』も買おうとしたのです。 いつもみかける棚には『SFマガジン』の姿が見えないので、ひょっとして、まだ配架されていない可能性もあるかもしれないと、店員に尋ねてみようと思いました。 そこで頭をよぎったのが、「田舎の本屋では『SFマガジン』と『FMマガジン』は『SMマガジン』とごっちゃにされる」という噂。
躊躇した末、私が口にしたのは「すみませーん、『ミステリマガジン』とかありませんかぁ?」
店員が『ミステリマガジン』を差し出したら、「あと〜同じ出版社から出てる『SFマガジン』はありますか?」と続けるつもりだったのです。 が、件の店員さんが首をかしげながら向かったのは、なぜかアニメ雑誌の棚。そこをチェックして見つからないと、「毎号出ている雑誌ですか?」と私に尋ね、今度はレジへと向かい、『雑誌インデックス』なんてのを引っ張り出し、 さらに在庫をチェックするための端末の前へ。それでも見からなかったらしく、別の店員まで引っ張ってきました。 あまりにオオゴトになってしまったため、私の方はこれで『ミステリマガジン』が出てきたりしたら、買わなきゃいけないのだろうかと内心ヒヤヒヤ。 新たに登場した店員は、私が先ほどチェックした本棚に向かい、そこをチェックして、 「ああ、今在庫が無いようですね。外国の作品が載ってる雑誌ですよね?」 (なんだ、結局私がチェックしたのと同じことしかしないのね。)
私は、『ミステリマガジン』が出てこなかったことにほっとしつつ、「あ、じゃあいいです」と答えたのでした。
『ミステリマガジン』ですら、このマイナーさなんですから、『SFマガジン』が『SMマガジン』と間違えられても無理はないかと……。

 ちなみに『SFマガジン』99年3月号は、別の書店でみつけました。


1999.01.31(日)

 貴重な休みをつぶすなんてアホらしいと思いつつ、ボランティアサークルの会合に出る。 ああ、めんどくせぇ。

 帰り道に見つけた古本屋で、またまた萩尾望都『ストロベリー・フィールズ』(新書館, 初版)を見つける。 布教用にゲット。

 はっと気付けば月末で、なんてことだ、1月後半の読了本が一冊もないぞ。



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