1997年〜1999年・2000年
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アタマが頭痛で一回休み。
おめめじんわりスチームのEYEFEELって効きますかね。wDiaryによれば結構良さげですが。とりあえず電子レンジで蒸しタオル作って目の上に乗せておこう。
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リチャード・マクドナルド『ハンニバル・レクター博士の記憶の宮殿』(夏目書房, \1800+税)読了。
アメリカの心理学者が書いた「ハンニバル・レクター博士の謎」本。ネタバレしまくりなので、『ハンニバル』未読の方は読まない方がよろしいかと。日本の謎本よりはましだとは思いますが、文学や神話、神学、図象学といった私の一番知りたいことについてはほとんど触れられていなくてがっくり。ハンニバルの好きなワインのことなんてどうでもいいよ、私は。
日本でも食べられるハンニバル・スペシャル・メニューっていうのは面白い企画だとは思います。材料はアレじゃないけど、似てるもの。(笑)
ちなみに「記憶術」をキーワードにして【Google】を検索したら、一番詳しい情報がのっていたのは某巨大掲示板の『ハンニバル』スレッドでした。確かに役には立つ……。ちなみにイェイツ『記憶術』(水声社)【bk1(00953331)】のことが書かれていました。
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★書誌情報:【amazon】【bk1(02007090)】
★ISBNでネット書店を検索:ISBN4-931391-84-2
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友谷蒼 『デュアル・ムーン ―月光少年―』(角川書店ティーンズルビー文庫,¥438+税, ISBN4-04-440302-3)読了。
エレベーター事故で母を亡くした少年とその級友の少女の前に現われた銀髪の男と美少年。事故の関係者が消されていくのは彼らの仕業か? その理由は?
というようなお話。何人も人を殺して話をひっぱる割には真相はあっけない。これじゃ死んだ人間たちも浮かばれまいて。
この本の次が『エウリディケの娘』[感想]なのだから、大化けしたといっていいでしょう。
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★書誌情報:【amazon】【bk1(01968256)】
★ISBNでネット書店を検索:ISBN4-04-440302-3
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明智抄・恩田陸・柴田よしき『蜜の眠り』(廣済堂アテール文庫, \600+税, ISBN4-331-60816-6)読了。
うたい文句が「”女も感じる”書き下ろし官能小説」というアンソロジー。執筆者は、明智抄・榎本ナリコ・恩田陸・柴田よしき・島村洋子・中村うさぎ・姫野カオルコ・松本侑子・水樹和佳子・横森理香。
官能小説というが色っぽいというよりも、なんとも痛々しい(中にはイタイのもある。どれとはいわんが)作品が並んでいる。テーマは帯にある「ひとりで眠りたい夜――ふたりで抱き合いたい夜――。」らしいが、ふたりでいても結局ひとりというような……。中でも痛々しさの極めつけは明智抄「ハンサムウーマン」だろう。
小説的な上手さという点では、柴田よしき「化粧」が飛びぬけていると思う。恩田陸「睡蓮」は、『麦の海に沈む果実』の関連作品。恩田陸は何を書いても恩田陸。
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★書誌情報:【amazon】【bk1:ISBN4-331-60816-6】
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素材ページにリンク集兼用ゲストブックを設置しようとして挫折。メールをくれた素材利用者のリンク集を作るのが苦痛になりつつあるのだ。半年分ぐらい未リンク分が溜まってます。潔く、リンクページを削除しちゃうとか、ページを移転してリニューアルしちゃうとかすればいいんですけどねぇ……。それもメンドイ。
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種まきっていっても、稲の種まきですの。田植えに使う苗を作るためには種をまかなきゃいけませんの。夫の実家が稲作農家なので、「ヨメ」の私も一応「猫の手」を貸しにいくのです。
昔は「苗代」という特別な田んぼを使ったそうですが(*1)、イマドキの苗作りは以下のようにやりますの。簡単そうに見えるけど、細かいノウハウがいろいろあるらしい。
1.田んぼから土をもってきてフルイにかけ(*2)、薬やら肥料やらを混ぜておく。
2.30×60cmぐらいの浅いトレーに上記の土を入れたものを何十枚も用意する。
3.種モミをアミ袋に入れ水に浸しておく。ちょっと芽がでてきたら水からあげて水気を切る。(*3)
4.土をいれたトレーにたっぷりと水を撒く。
5.種まき機(*4)を使って水の染み込んだトレーにで種モミを平均にばらまく。
6.種がばらまかれたトレーの上にフルイで平均的に土をかける。
7.土をかけたトレーをビニールハウスの中に並べ、上から保湿シートをかぶせる。
8.芽が出てきたら、保湿シートを外し、田植え機にセットできるぐらいまで育てる。
トレーを並べたり、土を振るったりするのは人力です。運動不足だから、土入りトレーを20枚も運ぶと腕がパンパンになりますの。
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菊池展明 『エミシの国の女神 早池峰・遠野郷の母神=瀬織津姫の物語』(風琳堂, \2500+税, ISBN4-89426-415-3)読了。
早池峰・遠野郷の母神=瀬織津姫のルーツについて歴史的民俗学的に探った本といったらいいんでしょうか。面白いんですが、私に古代史の知識がないせいなのか、少々とっ散らかった印象です。(*1)民俗学の本ってみんなこんな感じなのかな。
いろいろなところから引用があるのに、参考文献一覧がついていないのは非常に残念。
版元の【風琳堂ホームページ】には裏話も掲載されていて、「古代史にはトンデモ学説が多い」んじゃなくて、ヤバイからトンデモを装っている本もあるのかもーと思ったりしました。
イマジネーションを刺激される題材なので、ジャパネスク・ファンタジーに興味のある人・書こうとしている人はは読むと吉ではないかと。(ちょっと値段は高いですけどね。)
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★書誌情報:【amazon】【bk1(02019144)】
【風琳堂ホームページ】で直接購入できます(送料無料)
小野不由美『黄昏の岸 暁の天』(講談社文庫, \714+税, ISBN4-06-273130-4)読了。
面白かったー! 長く待った甲斐がありましたね。でも私がこのシリーズを読み始めたのは1997年(*2)なので、『月の影 影の海』が出たときから読みつづけていた人たちに比べればまだまだですね。
このシリーズは登場人物がいろいろ正論をぶちあげてくれるのが楽しい。現代小説でそれをやられると「ウザい」感じがしますが、こういう舞台設定の話でなら気にならないです。浩瀚萌え〜(笑)。この人は柔らかいオーベルシュタインってところでしょうか。
漢字だらけで誰が誰だかわからないーっという人(私だ、私)には、【おむらよしえ】さんの【十二国記の部屋】がおすすめ。キャラクター紹介や用語集、関連リンク集があります。A4版で印刷できるような登場人物一覧が欲しいんけど、どっかにないですか?
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★書誌情報:【amazon】【bk1(02015006)】
★ISBNでネット書店を検索:ISBN4-06-273130-4
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郵便局で本代を振込み。
『メフィスト』を探して本屋にいくが見当たらず、仕方なく『インターネットマガジン』(インプレス)を買って帰る。
小二の甥っ子の子守りを頼まれたので、ニンテンドー64で遊ぶ。カレは負けるのが面白くないらしく、私が連勝するとすぐゲームカセットを取り替えてしまう。
ボンバーマンだのカービィだのもあったが、任天堂のゲームキャラが大乱闘するゲームが面白かった。ピカチュウが「ぴかちゅうぴかちゅう」とか叫びながらドンキーコングに蹴りいれたりするのだ。でも私がとろい(というか、64のコントローラーにまだ慣れていない)ので、気がつくと場外へほうりだされて、哀れピカチュウは「ぴかぁぁぁぁぁ……」の声を残してジバクしてしまう。子供相手に結構ヒートアップする(笑)。
ということで、ゲームの相手だったらいつでもするからまたおいでね。(*1)
【ヘイ・ブルドッグ】の【仮想日記 4/15】から【神無月本舗】へ。
ひさびさにまともに論理的な文章(*2)を読んだ気がします。面白かったので、バックナンバーをがんがん保存して読む。
面白かったのは、たとえば、
====引用開始====
・ 理解と納得と共感、そして信頼と信用は、全て違うモンなんじゃなー、と思ったり。
とりあえず、わたしゃ以下のように定義して、解釈しているですよ。
理解 : 論理的に理解できた状態
納得 : 感情を理解できた状態
共感 : 理解の有無に関わらず、感情が同調している状態
信頼 : 能力の評価の度合い
信用 : 人格の評価の度合い
・ 大体の人は、物事の好みを共感できるかどうかで決めていると思います。
だから、共感を否定されると、一番拒否反応が激しいんじゃなかろうかと。
ここら辺が、ネットの喧嘩(別にネットだけに限らないけど)の原因の大半なんじゃないかと思うのです。
====引用終了====
【落書き帳2000年4月 04月28日】
とか
====引用開始====
・ 対人コミュニケーション能力の事をワラワラとひねくってるうちに、
「相手に物事を理解させる」よりも「相手の共感を呼ぶ」方が効果は大きいのだなぁ、と今更ながら感じたり。
感情は感情で大切ですし、論理でオノレの言い分を理解させたところで、納得して貰えるかどうかは全然別だし、
ましてや共感が得られるなど夢のまた夢なのだな、とか思ったりする今日この頃。
====引用終了====
【落書き帳 落書き帳2000年9月 09月14日】
とか。あとは「毒舌」と「辛口」の定義(12月04日)
先ず最初に自分の使っている言葉の定義から入るあたりが、ワタクシ的にポイント高し。
ちなみワタクシ、「三十代、同じ仕事十年ぐらい続けて」おりましたんで、面白がる資格(?)は充分かと。
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森福都『薔薇の妙薬 ヨヒアの国でいちばん美しい娘』(講談社X文庫ホワイトハート)読了。
『双子幻綺行 洛陽城推理譚』(祥伝社)が評判の森福都のデビュー作。第2回ホワイトハート大賞エンタテイメント小説部門優秀賞だそうです。
そこに記された予言を成就していくかぎり公国は安泰であると言い伝えのある「未来の書」。美貌の公子エリュートは、国でもっとも美しい娘を生涯の伴侶として都へ連れて帰るという予言を成就させるべく、飲んだものを一晩で「もっとも美しい娘」に変えるという秘薬を携え、従者マシバと共に旅に出たが……
寓話的なお話。ある種スゴイ展開ですが、伏線がきっちり効いていてお見事。あまりに上手くまとまりすぎている点がかえって審査員の先生がたには不評だったみたいですが。
もう品切れなので、ブックオフで見つけたら拾っておくと吉。
この本の後なのかどうかは知りませんが、「長安牡丹花異聞」で松本清張賞を受賞してますね。で、それからは中国歴史ミステリー一直線。もともと中国物がやりたかった人なんだと思います。要チェック作家と認識しておきます。
駒崎優 『開かれぬ鍵抜かれぬ剣』上下 (講談社X文庫,各556円) 読了。
リチャードとギルフォードの騎士見習いコンビシリーズの最終話。
リチャードとギルフォードの住む荘園の近隣の領主ベインズとシェフィールドの執行長官ヒューバートとの不仲が決定的となり、ベインズはヒューバートを国王への反逆者として告発する。そのときシェフィールドには旅の途中の教皇代理の僧侶とコーンウォール伯配下の騎士も滞在しており……
厳格だけれど公正なヒューバート執行長官がベインズに陥れられ、一方リチャードの兄なのかもしれない人物も登場し、ハラハラドキドキの上下巻。
ジョナサン神父も大活躍。性格の悪さがリチャードではなく他の人にに対して発揮されるかぎりは、すんごく楽しいヒトなんですけどね。
面白かったー!。これでシリーズは一区切りで、次は日本を舞台にしたシリーズだとか。楽しみにしてます。
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★書誌情報:【bk1(01995368)】 【bk1(02010708)】
【bk1で駒崎優を検索】
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【みなみ】さんのページで、掲示板にメールアドレスなしで書き込むことの是非と掲示板でケンカが始まった場合にメールで続けるかそのまま公開の場で続けるかの話が出ていたので、大昔の思い出話をする予定。
具体的には1991〜1993年ごろのパソコン通信の草の根BBSの話と私が経験したニフティ会議室の話。
書いておかないと忘れちゃいそうだから。「草の根BBS」といってもWWWしか知らん人には通じないだろうからそこから話をしないといけないのね、きっと。
どっかに草の根BBSと商用パソコン通信ネットとインターネットの動きをまとめてみることができるような年表はないでしょうか。
【麻弥】さんのところの「リンクについてのアンケート」と一緒に見ると興味深いと思うのですが。(私の欲求は常に「俯瞰したい!」なんだな。)
というわけで目下調査中。
夫が所用で有休をとったので、用事が済んだ後で買物に出る。
昔おもちゃ屋だった店がブックマーケットに変わっていたので寄ってみた。
第一印象は「静か」というか「活気がない」というかであった。ブックオフに付き物の「いらっしゃいませーっ!」の連呼がないからだろう。
本の並べ方はブックオフとほぼ同じだが、微妙に違う。値札はどこについているのかが分かり難い。B6版の漫画などは200円均一の棚もあり、その棚の本には値札がついていなかった。値札のついている本の値札を剥がしたらどうなるんでしょ?
店員は手際が悪い。ブックオフのマクドナルド/ディズニーランド式店員教育はそれなりにたいしたものだったのだなと感じる。画一的だのマニュアル通りだのという批判は、マニュアル抜きで一定レベルをクリアできる場合にいうことでしょ。
ポイントカードがないのは、あんまり面白くないです。サービス券が発行されるというささやかな楽しみは、私のように貧乏くさい人間に対しては効果あるのですよ。
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【みなみ】さんの日記 2001/04/17 から。
====引用開始====
掲示板などで議論に発展しそうになった時は、個人同士がメールでやりとりする、第三者に見せて不快?(議論が不快っていうのがすでにアタシにはわかんない)な思いをさせないのが最低限の礼儀ですっていうのは、帝國文化圏のオリジナルの常識なのか、外でも有効な常識なのか、どっちなんでしょうか?
====引用終了====
【わたしのおきにいり 2001/04/17】
これはもう私がパソコン通信をやりはじめた頃(1991年)から何度も蒸し返されている話題ですね。「ネチケット」の観点からの統一見解はないと思います。ニフティでも草の根BBSでも場所によっていろいろです。メールで根回しが当たり前のところもあれば、メールで謝ったりしようものなら「無礼者っ!」って怒鳴られるところもあります。
議論が始まれば掲示板は緊張感に包まれるし、議論が意見交換でなくケンカに発展すれば(発展しないことは稀)掲示板の雰囲気が荒んで集まっていた人たちが離れていってしまう可能性は高いですから、「ここで議論やケンカをするな」という意見が出るのは当然だし、仕方ないことだと思います。(*1)
ただ私の経験からいえば第三者の視点がないメールでのやりとりはコトがややこしくなることが多くて危険です。
ですから、見たくない人が見なくて済むけれども第三者の視点もあるという別の掲示板に移動するのが適当な処置ではないかと思います。(ネットニュースでもそんな感じだったらしいですね。【愚者の戯れ言 4/18 昔話】)
パソコン通信時代の草の根BBS(個人がサーバーからアクセスポイントまで用意して開設するクローズドなネット)の管理人はハードウェア、ソフトウェアのスキルだけでなく対人関係処理のスキルも高い人が多かったですから、そういう場合はすかさず隔離用掲示板を作ってそこに誘導して、頃合いをみて調停に乗り出したもんなんですけどねぇ。(それで疲れて燃えつきちゃう人も多かったみたいだけど)
私はそうやってギロンを調停された経験があって、そのときの相手とは関係復旧できたので管理人さんには感謝してます。ただこれはクローズドなネットだからこそできたことかもしれません。オープンな環境だと「通りすがり」を名乗る野次馬が湧いて出てきて、事態が紛糾しますからね。
欲しいのは日本のパソコン通信/草の根ネット/インターネットの発展がわかる年表。
ホスト局の数の推移や会員数の推移なんかが分かって、一般の人も知っているような特別な事件の起こった日付(Windows95発売とか東芝クレーマー事件とかネオ麦茶事件とか)が載っているようなやつ。当然携帯端末(ケータイ/PHS)の利用者数の推移も必要。
【考察・ネット社会】は面白かったです。2000年1月までの状況なので、2ちゃんねるの台頭に関してはあまり言及がないのが残念。(言及したくないのかもしれませんけど)
携帯端末(ケータイ/PHS)の歴史についてはさらに調査が必要。
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『メフィスト』を読んだり。知らない間に竹本健治「ウロボロスの純正音律」に東雅夫へんしうちょうが登場していました。台詞は結構あります。(京極センセイには負けるけど) 最終ページに至っては、被害者の脈をとったりなんかして。しかしなぜ脈だけしか確認しないのだ。ああいう場合はやはりダメモトで気道を確保して人工呼吸でしょう。
【たかはし】さんのところにある資料。トップからは辿ることができないので、メモ。
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