1997年〜1999年・2000年
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恒例ブックオフ巡り。ブックオフとハードオフが併設されていた小山店はハードオフだけになった模様。(ここは直営店じゃなくてフランチャイズ)代わりにハードオフのあった真岡店にブックオフが併設された。
新大久保店もなくなったし、そろそろブックオフにも制度疲労が起こってきているんだろうと思う。あんだけ乱立すりゃ当然でしょう。新刊書店と違って返品で金を作るような真似ができないんだから。閉店した店の品物はどうなっちゃうんですかね。廃棄処分かにゃ。まあ、いいです。行ったときに見つけた欲しい本は拾っているし、見つけられなかった本はなかったも同然。
ところでブックオフが「本を捨てる」というのを理由に非難する人間(古本屋の人か?)がいるようですが、フェアじゃないよなと思います。古本屋が本を捨てずにいるのは捨てなきゃいけないような本はハナから買わないからだよね。仕方ないから売り手は泣く泣く自分で本を処分するんだよね。他人に押し付けているだけなのにそのことで非難するなんて根性ド腐れ。
(追記:2001/04/27 【本を調べる】の管理人さんからツッコミがはいってますが、今のところ逆上せずに説明をできる心理状態にないので、保留。ブックオフに本を捨てさせないで済む方法を考えるという方向にもっていかずに非難ばっかしてる――ように見える――から、「根性ド腐れ」っていているんだけどね。)
(追記:2001/05/01 認識の相違についての擦りあわせに成功しました。私の認識と言葉も不足していましたので、補足します。詳しくは5/1の日記をご覧ください。)
それはさて置き、宇都宮のブックオフである。宇都宮は人口が多いせいなのか、濃ゆい人を産する土地なのかは知らないが、時々変なものが出る。今回も出た。
宇都宮西店にて、J.R.R.トーキン『ファンタジーの世界 ―妖精物語について―』(福音館)発見。ファン垂涎の名著がなんでこんなところに100円で落ちてんの? しかも私がもっているのより美本。
宇都宮滝谷店にて、ジョイ・チャント『赤い月と黒の山』(評論社)を発見。うひゃー、なんでこんなのが落ちているのかな。1980年(原書が1970年、翻訳は昭和55年刊行です)にロイド・アレグザンダーの《プリディン物語》シリーズなんかと一緒に出た浅羽莢子訳の異世界ファンタジーの大傑作。私は大学生になってから図書館で読みました。図書館のどの棚においてあったのかさえ思い出せる。あまりに好きなので、再読して自分の中のイメージが壊れるのが怖くて、購入するのもためらっていた本なのに、なぜ出てくるーっ! 学生時代の憧れの人に再会しちゃったような気分だぞ。人間と違って本は老けないのが救いというか。他人に渡すのは悔しいので買う。
家に帰って調べてみたら、『赤い月と黒の山』には「西崑蔵書」という蔵書印が押してあった。もしやと思って『ファンタジーの世界 ―妖精物語について―』を調べてみたら、こっちにも押してあった。わーははは。同じ人の蔵書だわーっ!
どちらも凄い美本なの。大事にしていたんだろうなぁ。どういう事情で手放されたのかは存じませんが『赤い月と黒の山』は大切にしますんで。
『ファンタジーの世界 ―妖精物語について―』は探している方にお譲りします。(大事にしてくれそうな方がみつかったので、縁組み先決定)
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【not】さんに教わって、【Cygwin のページ】に行ってみる。
Cygwin って何だろうと思っていたんですが、Windowsで動くUNIX風のツールを提供しているところなんですね。インストーラーは、世界のあちこちにあるプログラム置き場からファイルをダウンロードして、インストールまでしてくれるプログラム。
本家のページは英語ですが、【Cygwin 文書図書館】にドキュメントの日本語版があります。インストールの説明は【Using Cygwin.】【Cygwin のインストール】などが詳しいようです。
とりあえず patch と diff と grep と perl と man を拾ってきました。
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右目がかすむので、目医者に行く。いつものように瞳孔の開く目薬を挿されて、目の玉ぐりぐりされました。異常なしだそうです。目が乾くので、ドライアイ用の目薬を出してもらう。
森博嗣『臨機応変・変問自在』(集英社新書, \680+税, ISBN4-08-720088-4)読了。
担当した講義の学生が出した質問に森博嗣が答えるQ&A集。
森博嗣のユーモアセンスは私のものとは一致しないので、あんまり面白いとは思わなかった。当世学生気質を知るにはよろしいかも。
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★書誌情報:【amazon】【bk1(02016649)】
★ISBNでネット書店を検索:ISBN4-08-720088-4
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橋本治『「わからない」という方法』(集英社新書, \700+税, ISBN4-08-720085-X)読了。
橋本治が「わからないからやる」という自分の方法を解説した本……というのか?
21世紀においては「正解」はどこにもないので、わからなくてウロウロするというのは「正しい」方法であるらしい。
しかしこの調子だと『平安桃尻語辞典』の刊行はまだ先の話のようです。
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★ISBNでネット書店を検索:ISBN4-08-720085-X
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おほほ、遅くないですよ>みのうらさん
心当たりの人に問い合わせたら、他の方から譲ってもらったということだったので、いまのところリストは空でしたのじゃ。ということで、メールします。
【あめぞうりんく2000】を使うようになってから、【顔面加工日記】と【ほぼ日刊イトイ新聞】と【冬眠日記。】のチェックが楽になったのがありがたい。
【ほぼ日刊イトイ新聞】は、ある種の匂いを感じて巡回には抵抗があるので、ときどき面白そうなところを摘み読みする。
今回ひっかかったのは、【おとなの小論文教室。】の「 Lesson47 「うわさ」と、どう付き合うか?」。某巨大掲示板を見ている人は必読。ただ、このコラムは、読んでいる人が自分のアタマで考えるように揺さぶりをかけるところがあるので、あまりにも不安定な精神状態のときに読むのはキケンだと思う。
おもしろそうなタイトルをいくつかメモ。
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体調悪くて何を見ても腹が立つので一回休み。
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【bk1】のブリーダープログラムの本稼動に伴い、[エレホン堂]を正式オープン。コンテンツは変わると思いますが、とりあえずリンク集だけ。
プチbk1を作ったはいいが、リンクを張るのがかったるいという人のために、[プチBK1用リンク作成支援ツール]を作成しました。bibid(書籍ID), isbn, auid(著者別ID), tpl(コラムディレクトリ)などのコードを入力して、bk1へのリンクを生成するJavaScriptツールです。
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ブックオフ50号小山店は、直営店ではなくフランチャイズらしいのだが、別の同系列フランチャイズ店で配っていたチラシから名前が消えていた(*1)ので、閉店されているかどうかを確かめに行く。まだ店は残っていたが、100円コミックスなどは福袋セット叩き売り状態。閉店準備をしているんじゃないかという気がするんだが……。
それではというので、店内のめぼしい本をチェック。100円のハードカバーは捨てられる可能性が高いので、必要なくてもとりあえず拾う。
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館林はツツジの名所でこの季節はすごい人出なのです。でも我々はツツジには目もくれず、ブックオフで本を売る。ブックオフでもコバルトとか『メフィスト』とか児童書は値がつきませんね。(もちろん従来型古本屋では当然断られる。)「持ち帰られますか?」って尋ねられたけど、捨ててもらうことにしました。自分で捨てるの面倒くさいし。紙袋5杯の本+LD10枚+CD3枚で5500円なり。従来型の古本屋だとクソみたいな扱いをされるエンタティメント系の本でも丁寧に引き取ってくれるからブックオフって好きよ。
そろそろブックオフも飽和状態らしいので、捨てられたくないと思う本は自分で流通させる手段を考えないといけないだろう。【Easy Seek】あたりをこまめにチェックするようにした方がいいのか。
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外山滋比古『思考の整理学』(ちくま文庫)読了。
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ジョアン・マヌエル・ジズベルト『アドリア海の奇跡』(徳間書店)読了。
舞台は十五世紀末のクロアチア、修道院をひとりの錬金術師が訪れ、みなしごの少年に三つの箱をアドリア海に運ぶという秘密の使いを頼む。馬車で出発したマティアス少年は、やがて自分が大きな策謀と罠におちこんでしまったことを知る。果たして多くの人々が狙う錬金術師の宝とは何なのか……?
冒頭はわくわくするようなジュブナイル冒険ファンタジーを思わせますが、視点があちこち移動するので、いまひとつ感情移入のしにくい話でした。登場人物がそれぞれ秘密をかかえている割には謎解きがあっけなかったりするし。なんだか、長い物語のあらすじを読まされているようでした。
ただ、マティアス少年が遭遇する「奇跡」のシーンは美しいです。
視点をマティアス少年に絞って、エピソードをふくらませれば冒険ファンタジーの傑作になったはずなのに。惜しいっ。
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橋本治 『二十世紀』(毎日新聞社, \2400+税)読了。
1901年から2000年までの二十世紀百年分を一年づつコラムにまとめた橋本治の二十世紀論。
巻頭の総論をまとめれば
・二十世紀は十九世紀の原則を引きずったまま百年をやっていた。
・十九世紀の原則は ”商売”で、それが戦争を引き起こした。
・”商売”とは「作りすぎた物」を売って金を儲けることである。物を作りすぎるようになったのは産業革命のせいである。
・十八世紀に起こった産業革命は工場に機械を導入し人間から”働くこと”を奪った結果、人間は暇を持て余してロクなことにならなかった。
で、橋本治は「必要なものは作る、必要でないものは作らない」という「工業制手工業」の段階に戻るべきだという。
うーん……。
『通販生活』が以前ちょっとだけそれに似たことを言っていたような。
コンピューターを入れて合理化するのではなく、パートの人間を雇って雇用を確保しつつやっていくんだとか。
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