Alisato's 本買い日誌

2004年 05月 下旬

更新日: 2005/12/19

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2004.5.22 (土)

[mysite] ラノすご どれだけ読んだかにゃ?結果発表

(2004/05/22)

集計ページができました。今日は一日これを作っていました。ぜいぜい……。
レーベル別の集計もあります。

[「ラノすご どれだけ読んだかにゃ?」結果発表]

一歩】さん作の【このライトノベルがすごい! かもしれないラノすご どれだけ読んだかにゃ? sort】もどうぞ。

一歩さんのところで「比率?」という名前になっている「得票/既読数」の値は、「傑作度」というより期待値に対する満足度みたいなもんじゃないかと思って、「満足度?」という名前にしてみました。それならシリーズ物が読まれているのに「このラノ」で票が入らなかった理由も説明できるし。

電撃文庫の冊数や既読率は圧倒的だけど、その他のレーベルにも「満足度?」が高い作品がありますよということで、レーベル別の集計も面白いんじゃないかと思います。
本家の作品評にリンクしているともっといいかもしれませんね。
気力が残ってたら、リンク張ることにします。

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2004.5.23 (日)

[diary] 夫は休日出勤

(2004/05/23)

昨日は仕事で午前様(よーするに帰ってきたのは土曜日だった。途中で電車がなくなって義父に車で迎えにいってもらった)だったのに、今日も出勤です。なんか、仕事が火を噴いているらしい……。
日曜日も出勤だそうです……。

購入本

(2004/05/23)

[購入漫画]八房龍之助『宵闇眩灯草紙 5』(Dengeki comics EX,4840226725),893円

(2004/05/23)
  • 八房竜之助 『宵闇眩灯草紙 5』
    (メディアワークス Dengeki comics EX,2004年5月,893円 (税込), ISBN4-8402-2672-5)
     ISBN4-8402-2672-5 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap

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2004.5.25 (火)

[diary] 梅の収穫

(2004/05/25)

梅のサワードリンク用にと、青梅を収穫。今年は梅が不出来で、葉の陰にかくれた梅の実を宝探しのように探して集めても、1.5kgしか採れませんでした。

洗って、ヘタとって、冷凍してからリンゴ酢に漬けます。
冷凍してから漬けると、エキスが出やすくなってシワシワにならないのです。

郵便局では、アンダンテで購入したアルカリウォッシュと蚊避けアロマオイルの支払い。

購入本

(2004/05/25)

ご近所の本屋で購入。
「このラノ」で評判のいい田代裕彦『平井骸惚此中ニ有リ』bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】がみつからないのです。

[購入本]時海結以『業多姫いろどりつづり』(富士見ミステリー文庫,4829162481),630円,

(2004/05/25)
  • 時海結以『業多姫いろどりつづり』イラスト:増田恵
    (富士見書房 富士見ミステリー文庫,2004年3月,630円, ISBN4-8291-6248-1)
     ISBN4-8291-6248-1 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap
    ……「このラノ」の評も気になっていたんですが、感想スレッドでの書き込みで興味を引かれたので購入。
    富士ミスは装丁が変わってから、手にとりやすくなりました。今の装丁のほうが断然好み。

[購入本]田村登正『ブラックナイトと薔薇の棘』(電撃文庫,4840224064),620円,

(2004/05/25)
  • 田村登正/[著] 『ブラックナイトと薔薇の棘』イラスト:雪乃葵
    (メディアワークス 電撃文庫 0810,2003年7月,620円, ISBN4-8402-2406-4)
     ISBN4-8402-2406-4 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap
    ……『QJ』の乙一×冲方丁対談で50歳の受賞者と話題になっていたので、興味をひかれて購入。電撃文庫って懐が深いなぁ。

[購入雑誌]『日経キャラクターズ! 2004.07 no.2』,780円,

(2004/05/25)
  • 『日経キャラクターズ! 2004.07 no.2』,780円

[book][LNovel] 『日経キャラクターズ! 2004.07 no.2』

(2004/05/25)

p.144-145に「ライトノベルが面白くなってきた」という記事あり。
執筆は、【乙木の樹(記)】の人と、読売のライトノベル記事を書いた細谷正充。

1ページ目には、ライトノベルが最近注目されてきた事情や、出版点数、ライトノベル・フェスティバルの紹介、書泉ブックタワーの担当者(「このラノ」フェアをやってる人だと思う)の紹介とか。
2ページ目は、注目本を一冊あげてのライトノベル系レーベルの紹介。霧舎学園シリーズの紹介が面白かったです。

コミック『金田一少年の事件簿』『名探偵コナン』の読者層をターゲットにしたため、はからずもライトノベルになってしまった学園ミステリー
『日経キャラクターズ! 2004.07 no.2』p.145

そうなのか。
そういえば「このラノ」的には霧舎学園シリーズはライトノベルじゃないらしく、リストに挙がっていませんでした。つくりはまるっきりライトノベルなのになぁ。まあ霧舎巧はデビュー作が力いっぱいミステリだったし、ファウストに載っていないから、ライトノベル作家として認識されていないのかも。
乙一はハードカバーでもライトノベル扱いですから、ライトノベル読者が問題にするのは出自なのかな。

この号の特集「ヒットの鍵は女性が握る」は、ハガレン、SEED、テニプリ等のヒットの秘密を探る記事。
そんなの女性のやおい心に訴えるものがあるからに決まってんじゃん。でも、最初の数ページには「やおい」の「や」の字もなし、だめじゃん、と思ったら最後の「最遊記RELOAD」のところに出てきましたよ。よっしゃ! 
特集のまとめコラムで”「美形男の友情か!」と狙ったとたん、おそらく女性は作り手のあざとさを敏感に嗅ぎ取り逃げていく”(p.77)と書いたこのライターさんは女性(それも「腐」の字が入ってる)ではないかと推測されます。

ところで、『日経キャラクターズ!』というのは、30過ぎのオタクが手にとっても恥ずかしくないようにというビジネス書のふりをしたオタク雑誌――なのでしょうか。その割には表紙がガンダム……。いや、逆か。オタクをビジネス記事に目覚めさせるための雑誌か。版元が日経なんだし。これでビジネス記事の面白さに目覚めて、日経読めと。

[url][LNovel] 乙一と冲方丁が選ぶ100冊

(2004/05/25)

1巻だけ読んだことあるものを含めれば、35冊でした。

『QJ vol.54』の元記事も読まずにリストだけ見て「必読」の文字に反応して文句いってる人間がいるのが気にかかります。
あれってそもそもは乙一と冲方丁のライトノベルの読書遍歴を振り返りつつ100冊本を上げるという企画でしょ。「何読んでました?」から始まるんだから。
「必読」はライターか編集の「煽り」だってことぐらい気づけよ、と思うんですけどね。

読売新聞の3/17の記事のときもそうなんだけど、見出しだけ読んで脊髄反射するのは止めたほうがいいと思う。
雑誌や新聞の見出しは(最近では本のタイトルも)一種の「煽り文句」であって必ずしも内容の要約ではないということは、心に留めておくべきでしょう。

それから、冲方丁が『剣客商売』を挙げている理由はロングインタビューの方に書いてありますね。

いろんな人がいろんな定義をもちつつ、ライトノベルというジャンル全体が緩やかに広がっていくというのが僕の希望です。
『QJ vol.54』p.101

要するに冲方丁は「あなたがライトノベルだと思うものがライトノベルです」という定義が気に入っているということでしょう。
だからあえて『剣客商売』でネタを振ると。そこにツッコミ入れるのは正しい反応だとは思うけど。

もっとも、時代劇とライトノベルはフォーマット的には近いものがあるような気がしますけどね。駒崎優『足のない獅子』をひとこと「時代劇ですな」といいきった【】さんは、結構正しいんじゃないかと思う。

「時代劇とライトノベル」については、きっとそのうち細谷正充氏が何か書んじゃないでしょうか。

掲示板とりこさんのツッコミあり。山田風太郎はSFや広義ミステリーで言及されることは多いけど、池波正太郎は珍しいかなという気がします。
※「時代小説」じゃなくて「時代劇」って書いちゃったなぁ。でも「時代劇」と「時代小説」は微妙に違うような気もするし……。

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2004.5.26 (水)

[diary] 梅のサワードリンク

(2004/05/26)

梅1.5kgを使って、4Lビンでサワードリンクを漬ける。
ビンは洗って水気を切って、天日に干しておく。
一晩冷凍した梅1.5kgと氷砂糖1.5kgを詰めたら、ビンの口ぎりぎりだった。5Lビンにすべきだった。リンゴ酢1300ml+シードル300mlを口いっぱいまで注ぐ。

冷凍した梅を使ったので、ビンの周囲に水滴がついてびしょびしょになった。タオルを敷いたお盆の上に載せておくこと。

[は] 畠中 恵『しゃばけ』, ISBN4-10-146121-X

(2004/05/26)

畠中 恵『しゃばけ』(新潮社 新潮文庫 ,2004.4,\540, ISBN4-10-146121-X)読了。

店の若だんな・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同然の妖怪たちとと解決に乗り出すことに…。なぜか若だんなの周囲には、犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う……。

妖怪と暮らしている人間の青年という設定は、漫画だと今市子『百鬼夜行抄』や波津彬子『雨柳堂夢咄』、山田ミネコ『ふふふの闇』など結構多いのだけれど、江戸時代が舞台でしかも小説というのは初めてかもしれない。

第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作というだけのことはあって、よく出来てるし面白いんだけど、ちょっとキャラクターが弱いかな。
親本が出版されたのは京極夏彦『豆腐小僧双六道中ふりだし』[→感想]より前なんだけど、私はあっちを先に読んでしまったので、どうしても比べてしまう。やっぱり京極夏彦のキャラ立ての仕方のほうが鮮やかなんですねぇ。
ネタがかぶってしまって、少し気の毒。

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 ISBN4-10-146121-X 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap

[た] 田村登正『ブラックナイトと薔薇の棘』, ISBN4-8402-2406-4

(2004/05/26)

田村登正『ブラックナイトと薔薇の棘』(メディアワークス 電撃文庫 0810,2003年7月,620円, ISBN4-8402-2406-4)読了。

bk1へ

黒崎雄一が所属する高校のIT研究部が運営するインターネット上の掲示板に、自殺の予告を思わせるメッセージが書き込まれた。メッセージの送り主はこの掲示板の常連でもある天空のアイ。ただの悪戯かもしれないと思いながらも、ネット上での交流が深かった雄一は天空のアイを捜し出すことを決意する。わずかな手がかりを頼りに捜索を始めた雄一は、同じように天空のアイを捜そうとする掲示板の常連、薔薇の棘と出会う。そしてふたりは協力し、天空のアイを捜そうとするのだが…。

タイトルが印象的な、割とよくできたボーイ・ミーツ・ガール(ズ)物。でも、ところどころ微妙に内容が古臭い。特にコンピュータ関連。(イマドキ括弧の対応もチェックできないようなエディタ使うなよとか、LANを通じて感染するウィルスなんざもう珍しくないぞとか、IPアドレスぐらい調べろよとか、ツッコミどころはいろいろある)
一応21世紀の現代が舞台でインターネットやLinuxなんて言葉も出てくるんだけど、むしろ1990年代の草の根パソコンネットが舞台のほうがふさわしい気がする。

90年代に書いていた作品を書き直したのかなという印象。だったら無理に現代を舞台にしなくてもよかったのに。ボーイ・ミーツ・ガールの部分は普遍的に通用する爽やかないい話なんだから。

挿絵はたいへんにキュート。
こういうオーソドックスなお話をこのタイトルと装丁で出しちゃう電撃文庫って凄いな思います。

若い人に受け入れられているのかなと心配でしたが、結構評判はよいようですね。

購入ガイド
 ISBN4-8402-2406-4 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap

[に] 西尾 維新『きみとぼくの壊れた世界』,ISBN4-06-182342-6

(2004/05/26)

西尾 維新『きみとぼくの壊れた世界』(講談社 講談社ノベルス ,2003.11,\924, ISBN4-06-182342-6)をざっと読む。

すみません、登場人物たちの青臭い過剰な自意識にへきえきして、きちんと読み通すことはできませんでした。この手のメンタリティの持ち主はネット上に山のようにいて、彼らの書くものを読むだけでお腹いっぱい。まあ、だからこそ若い人はこの登場人物に対しても共感を持つんでしょうが、あたしゃ年寄りですから、わざわざお金出して小説でそういうものを読む気にはなれません。

というわけで、トヨザキ社長こと豊埼由美サンと同じく、私も舞城王太郎は読めるけど西尾維新は読めないようです。

購入ガイド
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[url] 電撃大賞公式サイト

(2004/05/26)

電撃大賞

第6回からは、選評もネット上で読めるんですね。
読み比べると評者のアンテナというか感覚の差が歴然。

購入本

(2004/05/26)

『エマ4巻』出たー! 購入しようとしたら『雨柳堂夢咄10巻』『カオスレギオン03』もおすすめされてしまいました。むむっ、やるな、bk1のおすすめエンジン。

[購入漫画]森 薫『エマ 4』(エンターブレイン Beam comix,475771887X),\651,

(2004/05/26)
  • 森 薫『エマ 4』
    (エンターブレイン Beam comix ,2004.6,\651, ISBN4-7577-1887-X)
     ISBN4-7577-1887-X 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap

[購入漫画]波津 彬子『雨柳堂夢咄 其ノ10』(朝日ソノラマ,4257905026),\910,

(2004/05/26)
  • 波津 彬子『雨柳堂夢咄 其ノ10』
    (朝日ソノラマ 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス ,2004.5,\910, ISBN4-257-90502-6)
     ISBN4-257-90502-6 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap

[購入本]冲方 丁『カオスレギオン 03』(富士見ファンタジア文庫,4829116188),\714,

(2004/05/26)
  • 冲方 丁『カオスレギオン 03 夢幻彷徨篇』イラスト:結賀さとる
    (富士見書房 富士見ファンタジア文庫 ,2004.5,\714, ISBN4-8291-1618-8)
     ISBN4-8291-1618-8 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap

[購入漫画]立野 真琴『カードの王様 8』(花とゆめコミックス,4592173880),\410,

(2004/05/26)
  • 立野 真琴『カードの王様 8』
    (白泉社 花とゆめコミックス ,2003.9,\410 , ISBN4-592-17388-0)
     ISBN4-592-17388-0 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap

[購入本]鈴木 輝一郎『時代小説が書きたい! 』(河出書房新社,4309016375),\1470,

(2004/05/26)
  • 鈴木 輝一郎『時代小説が書きたい! 』
    (河出書房新社 ,2004.5,\1470, ISBN4-309-01637-5)
     ISBN4-309-01637-5 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap

[購入本]ササキバラ ゴウ『〈美少女〉の現代史』(講談社現代新書,4061497189),\735,

(2004/05/26)
  • ササキバラ ゴウ『〈美少女〉の現代史 「萌え」とキャラクター』
    (講談社 講談社現代新書,2004.5,\735, ISBN4-06-149718-9)
     ISBN4-06-149718-9 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap

[購入本]梨木香歩『家守綺譚』(新潮社,4104299030),1470円,

(2004/05/26)
  • 梨木香歩『家守綺譚』
    (新潮社 ,2004年1月,1470円, ISBN4-10-429903-0)
     ISBN4-10-429903-0 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap

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2004.5.28 (金)

[book][LNovel] ライトノベルとフォーミュラ・フィクション(と時代劇)

(2004/05/28)

冲方丁がライトノベルのリストに池波正太郎『剣客商売』を入れているのを見て、「ライトノベルと時代劇って似てる」と書いてみたら、あちこちから凄い勢いで反響がありました。

】さんからは、それって「フォミュラー・フィクション」というものでは? というお返事が。

[掲示板]でも盛り上がってしまいました。

  • [54] おお、何か面白そうな話題が:加藤隆史@東京放浪中 - 2004/05/28 17:32
  • [53] ハーレクインもライトノベル:有里 - 2004/05/28 16:07
  • [51] おおっと失礼!:とりこ@会社のひるやすみ - 2004/05/28 13:03
  • [50] 長文失礼します:とりこ@会社のひるやすみ - 2004/05/28 12:59
  • [49] フォーミュラ・フィクション:林@不科研 - 2004/05/27 22:07
  • [48] 時代劇とかケリー・リンクとか:有里 - 2004/05/27 19:49
  • [47] スペシャリストの帽子リンク:ヒラマド - 2004/05/27 17:59
  • [45] 時代劇と時代小説。:めがきら - 2004/05/27 14:18
  • [44] Re:[41] ライトノベルと時代劇:はやし(哲) - 2004/05/27 12:56
  • [43] 過去ログについて:有里 - 2004/05/26 18:28
  • [42] Re:[41] ライトノベルと時代劇:有里 - 2004/05/26 17:56
  • [41] ライトノベルと時代劇:とりこ@会社のひるやすみ - 2004/05/26 12:46

「フォーミュラフィクション」は、大森望さん周辺のSFの人が主に使っているようなんですが、「毎度、同じプロット、同じストーリーの小説(創作)」というものらしいです。

formula fiction refers to storylines and plots that have been reused over and over again. It is similar to, but not necessarily identical to, genre fiction Writings by multiple authors that are very similar in theme and style, especially where these similarities are intended and deliberately pursued by the authors, are often grouped together as genres. Well-known genres of fiction include romance, western, science-fiction, fantasy, Crime fiction and mystery stories and novels.
http://encyclopedia.thefreedictionary.com/formula%20fiction

私が想定していた「時代劇」(時代小説ではなく)には、とりこさんの「読者が一定の効能を求めて消費する定型のもの」という定義のほうがふさわしいかな。

私が「時代劇とライトノベルってフォーマット的に近い」といったときには、かつてコバルトやソノラマで書いていた鳴海丈[→YahooBooks]や六道慧[→YahooBooks]が今は時代小説(というかチャンバラアダルト小説というか)を書いていることが頭にあったからなんですけど、ある時期までの「ライトノベル」(=中高生向け挿絵付文庫)って、「青少年向け山田風太郎」だったんですね。

[url] 地雷犬日記

(2004/05/28)

地雷犬日記

ウォッチャー系ブログ。(ウォッチ対象は「波状言論」とか「創世記」とか)
上記リンクは比較的穏当なページにリンクしてあります。その他のページは、ウォッチ対象の関係者の方はあまりご覧にならないほうがよいかもしれません。

「地雷犬」を名乗るだけのことはあって、ヲチ系サイトにしては、なかなかバランスのとれた部類に入ると思います。自分も吹っ飛ぶような危ないネタには手を出さず、確実に叩けるネタだけを叩くのですな。しかもかなりフェアです。ちょっと斎藤美奈子的かも。(それだけにヲチ対象にとっては厄介だともいえる)

リンクしようかどうしようかずっと迷っていたのですが、私の心の平安のためにリンクすることにしました。

[url] Web公募ガイド:公募ストーリー

(2004/05/28)

Web公募ガイド公募ストーリー-公募文学賞の巻 平成編(1)

ライトノベル系の文学賞のことがコンパクトにまとまっています。

[url] 明治〜昭和 少女雑誌のご紹介

(2004/05/28)

菊陽町図書館明治〜昭和 少女雑誌のご紹介

熊本県の菊陽町の町立図書館なんですが、なぜか少女雑誌のコレクションを持っているんですね。コレクターの人が寄贈されたのでしょうか。こんなにあったんですね。
一応『ぶ〜け』『プチフラワー』まで持っているところが、なかなか(笑)。

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2004.5.29 (土)

[す] 鈴木 輝一郎『時代小説が書きたい!』,ISBN4-309-01637-5

(2004/05/29)

鈴木 輝一郎『時代小説が書きたい! 』(河出書房新社 ,2004.5,\1470, ISBN4-309-01637-5)読了。

鈴木輝一郎】による時代小説書き方指南。小説技法ではなく、歴史小説、時代小説の決まりごと――資料の集め方や時代考証についてがメインです。
別に時代小説を書こうと思っていなくても、歴史雑学を学べる読み物として面白いし、資料の集め方や図書館の使い方などは、小説を書く以外にも応用が利きそうです。時代小説ファンの方やテレビの時代劇が好きという方は一読されると、さらに楽しみが増えるんじゃないでしょうか。
(テレビ・映画の「時代劇」は「時代小説」と比べて考証の正しさよりもストーリーの面白さを優先というようなことも書いてあります。)

巻末のプロフィール欄によりますと、著者の鈴木輝一郎は1960年生まれ、ってことは新井素子と同い年ということになります。もっと年上の人のような気がしてたんですけど。

購入ガイド
 ISBN4-309-01637-5 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap

購入本

(2004/05/29)

[購入本]松田哲夫『編集狂時代』(新潮文庫,4101480214),700円,

(2004/05/29)
  • 松田哲夫『編集狂時代』
    (新潮社 新潮文庫,2004年5月,700円, ISBN4-10-148021-4)
     ISBN4-10-148021-4 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap

[購入本]川端裕人『The S.O.U.P.』(角川文庫,4043748019),780円,

(2004/05/29)
  • 川端裕人『The S.O.U.P.』
    (角川書店 角川文庫,2004年5月,780円, ISBN4-04-374801-9)
     ISBN4-04-374801-9 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap

[購入雑誌]『flowers 2004年7月号』(小学館),480円,

(2004/05/29)

『バルバラ異界』はお休みで、波津作品以外ほとんど読むところがなくてコストパフォーマンス最悪。あ、さいとうちほの漫画でプーシキンの『オネーギン』を読みたくなりました。映画になっているのね。ヒロインが……リブ・タイラーだぁ。

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2004.5.31 (月)

[diary] 梅のサワードリンク その2

(2004/05/31)

小粒の青梅を1kg買ってきたので、サワードリンクをもう一瓶漬ける。
先日4Lビンに漬けたものを5Lビンに移し、4Lビンに冷凍した青梅1kg、氷砂糖1kgを交互に詰め、穀物酢1000mlを注ぐ。今回は水滴がたれないよう、外側をタオルでくるんだ。

[diary] 眼精疲労

(2004/05/31)

急に暑くなって、冷房をいれたせいか、肩が凝って、目の奥が痛い。うーっ……。

[book][LNovel] ライトノベル関連

(2004/05/31)

創世記妹尾ゆふ子 「ライトノベル」という名称の誕生について 番外編】に、ライトノベルの名称の由来が出てきますが、名付け親の方がブログで名乗りをあげてらっしゃるので、リンクしておきます。

神北情報局: 名付け親だぞ

一歩】さんの掲示板の書き込みから、『ロードス島戦記』『野生時代』連載掲載だったということを知りました。(連載というより、一挙掲載みたいなものかも)
「ロードス島戦記 3 火竜山の魔竜――狂戦士編」が『野性時代 1989年12月号』掲載のようです。

2004/06/01追記:
連載ってのは私の早合点でした。
「野生時代」掲載なのは3巻以降で、1,2巻は文庫本書下ろしだったようです。
でも『ロードス島戦記』『野生時代』に載っていたって、すごく違和感が。ティーンズ向けというより大人向けという考えだったんでしょうか。まあ、中学生で買っていた人もいるみたいですが。 

[う] 冲方 丁『カオスレギオン 03』,ISBN4-8291-1618-8

(2004/05/31)

冲方 丁『カオスレギオン 03 夢幻彷徨篇』(富士見書房 富士見ファンタジア文庫 ,2004.5,\714, ISBN4-8291-1618-8)読了。

シャイオンのレオニスが放った刺客の力によって、記憶の迷宮の中をさまようジークとノヴィア。何が真実で何が偽りか。すべてを疑え……。

面白いが、同じエピソードがぐるんぐるんしてちょっと長い。
このシリーズは最初の長編で既に物語の結末が描かれていて、あとから間を埋めるエピソードが語られる形になっているんだけど、後から書かれた作品の濃度が異様に高いので、一作目を読み返すとものすごく違和感がある。ほとんど『ホビットの冒険』『指輪物語』の関係みたい。

モチーフは「風の名はアムネジア」を「メメント」な感じ?
頭蓋骨かかえた美少女のイメージはどこかで見たぞ……んーと……(脳内検索中)……「緑のハインリヒ」かな?(いや私は未読ですが、竹宮恵子がイラスト付で紹介していてその美少女像があまりに印象的だったので、いつか読もうと……)んでもって、くとぅるーだね。にゃるらー。

購入ガイド
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有里 (Alisato Akemi)
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