更新日： 2005/12/19
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【インターネット殺人事件：このライトノベルがすごい！作品相関図】
……関連度 2 のものを切り捨てたグラフは、『Missing』『キーリ』が『イリヤ』としかつながっていなかったり、『A君(17)の戦争』が『七姫物語』としかつながっていなかったりと、なかなか興味深いです。
【屍を越え行く也〜「このライトノベルがすごい！」反省記】
……実は言いたいことがあって、ウズウズしてるのですが……。
「このラノどれだけ読んだかにゃ？」（発案【うたたねこや】）は、あってもいいと思うけど、誰か作っているのでしょうか。【WebEnquete】を使えば設置は簡単だけど、選んだ一覧が表示されないので不便だし。改造するかにゃ。
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【うたたねこ】さんのアイデアをいただいて、【このライトノベルがすごい！】の一般参加部門ランキングの既読チェックアンケートを設置しました。
※追記：あれ？ うたたねこさんの挙げたタイトルは「このラノ」でしたね。
どっかで間違えて「ラノすご」にしちゃったようです。
まぁ、あちこちでリンクされてるし、どうせ非公式企画だから、このまま「ラノすご」でいきます。
一般参加部門で2票以上を獲得した作品の既読アンケートです。
得票した作品全部だと、さすがにデータが多すぎるので、2票以上のもののリストです。
CGIとJavaScriptを併用しています。
投票画面で読んだ本をチェックして「回答する」ボタンを押すと、JavaScriptでチェック項目一覧画面が表示されます。この段階ではまだホストにデータは送信されないので、何度でもやり直すことが可能です。
ホストにデータを送信するには、チェック項目一覧画面で「回答を送信する」ボタンを押します。
私は、183冊中31冊が既読でした。
チェックした項目数:31 02 七姫物語 第2章 世界のかたち (23票) 05 マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust-排気 (21票) 07 バッカーノ! 1931 The grand punk railroad 特急編 (19票) 09 銀盤カレイドスコープ vol.2 (16票) 13 バッカーノ! 1931 The grand punk railroad 鈍行編 (13票) 17 銀盤カレイドスコープ vol.1 (12票) 17 バウワウ! Two dog night (12票) 32 マリア様がみてる レディ、GO! (9票) 35 マルドゥック・スクランブル The Second Combustion-燃焼 (8票) 35 GOSICK−ゴシック− (8票) 43 君の嘘、伝説の君 (7票) 43 ディバイデッド・フロント I 隔離戦区の空の下 (7票) 49 彩雲国物語 はじまりの風は紅く (6票) 49 フルメタル・パニック！（12）踊るベリー・メリー・クリスマス (6票) 60 マリア様がみてる 真夏の一ページ (5票) 60 マリア様がみてる バラエティギフト (5票) 60 カオス レギオン02 魔天行進篇 (5票) 60 マルドゥック・スクランブル The First Compression-圧縮 (5票) 60 しずるさんと偏屈な死者たち (5票) 78 暁の天使たち 5 女王と海賊 (4票) 93 ＺＯＯ (3票) 93 世界で一番優しい機械 Soft Machine (3票) 93 ストーム・ブリング・ワールド カルドセプト創伝 2 星を輝かせる者 (3票) 93 失はれる物語 (3票) 133 フルメタル・パニック！（13） 安心できない七つ道具？ (2票) 133 ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ (2票) 133 平面いぬ。 (2票) 133 バッカーノ! 2001 The children of bottle (2票) 133 銀盤カレイドスコープ vol.3 (2票) 133 ストーム・ブリング・ワールド カルドセプト創伝 1 星の降る都市 (2票) 173 扉の書 (2票)
高瀬 彼方『ディバイデッド・フロント ２ 僕らが戦う、その理由』（角川書店 角川文庫 角川スニーカー文庫 ,2004.5,\680,ISBN4-04-429302-3）読了。
“憑魔”と呼ばれる異形の生物群に寄生されたがゆえに、完全隔離下の戦場に送り込まれた少年少女の生活を描くシリーズ第二作目。
『ガンパレード・マーチ』に設定がかぶるかな。私は『ガンパレ』をやっていないので、どれくらい似ているのかわかりませんが。
イラク情勢とかを重ねあわせると読んでいてとても辛いんですけれども。特に1巻は、戦場に送り込まれた少年の家族の嘆きというめまいがするほど暗い内容で始まるし。本編も戦場に送り込まれた内気少女のネガティブ思考スパイラルがぐるんぐるんして、別の意味で読んでいて辛い――というよりイライラするし。
2巻でようやく先が見えてきたので、少し楽になった感じ。
冒頭の筒井彩ちゃんは可愛いし、内気少女も前向きになってきました。
登場人物の心理描写がリアルなのがこの作者の特徴ですが、イコマ先輩がからむところだけ、なんとなく作り物めいています。どうやら作者はイコマ先輩にだけは感情移入できなかったとみえます。イメメンで、ある種スーパーマンですからねぇ。
購入ガイド
ISBN4-04-429302-3 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】
【bk1(02436798)】
賀東 招二『音程は哀しく、射程は遠く フルメタル・パニック！−サイドアームズ−』（富士見書房 富士見ファンタジア文庫 ,2004.4,\546, ISBN4-8291-1605-6）読了。
フルメタル・パニックシリーズのミスリルオンリー短編集。
賀東招二は描写力に優れた作家であることを、いろんな面で示した作品。アーム・スレイブに乗ったときの描写は凄いと思いましたよ。p.189ページとか。
温泉描写については……何もいいますまい……。
シリアスなクルツ君はステキでした。
購入ガイド
ISBN4-8291-1605-6 【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】
【bk1(02432802)】
恩田陸『禁じられた楽園』（徳間書店 ,2004年4月,1890円, ISBN4-19-861846-1）読了。
序盤からの不安を掻き立てる描写や「神の庭」のアトラクション（？）は面白いんだけど、ラストがよく分からない。【高永麻弥】さんが「尻すぼみ感」と評していたけれど、実際そんな感じ。
要するに「神の庭」を描写したかったんだろうなー。鈴木光司『リング』へのオマージュも入っているかな？
ランドセルの真相は怖くて美しかったけど、そういう印象的な場面やアイテムをきれいにまとめることが出来ないのが恩田陸だよなと思ったり。鮮やかなどんでん返しなり、全体を貫く真相なりを提示できるなら、もっとメジャーになれると思うんだけどなぁ。
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そろそろエアコンと扇風機を掃除しなくちゃねというわけで、エアコンのフィルターを掃除。プラスチックのネットなので、せっけんをあわ立てて洗ってやったらきれいになりました。
フィルター掃除で満足してしまって、扇風機掃除は終わらず。
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ブラウザによっては、JavaScriptによる項目一覧機能が動かないみたいなので、JavaScriptなしでも投票できるようにしました。
あと、結果をcsv形式で表示するようにしました。
投票されるごとに、どの項目にチェックがはいったかのデータは取っているので、「コレに投票してる人はコレにも投票してる」を出すことは可能です。1回の投票ごとの値なので、2回に分けて投票した人とか、登録し忘れたのをあとから投票した人がいたりすると誤差が出るとは思うけど。
キリのいいところ（有効投票2万件を越したぐらい）で、個人情報を特定できない形でチェックされた項目のリストはアップしてもいいかなと思っています。
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申し込み時にクレジットカードでリサイクル料を支払ったIBMからはエコゆうパックの伝票が届いた。クレジットカードが使えない三菱からは、コンビニ払込用の請求書が届いた。カードが使えないと、けっこう面倒である。
部屋の隅に積んであったパソコン（Aptiva750）を引きずりだす。
HDDの中身をどうしようか、一応フォーマットだけはしておいた方がいいかね、と思っていたら、タイムリーに【WebCatch 2004/5/17号】に【All About Japan：パソコンを処分するその前に】が紹介されているのを見つけた。
そこからリンクをたどって、HDD消去用のフリーウェアが置いてある【Vector ディスク用ユーティリティ】で、ハードディスクの中を完全に消去する【DESTROY】というフリーウェアをダウンロードした。
で、それを使ってHDDの中身を消去した。ちなみに消去前は、1999年9月の段階のデスクトップがそのまま残っていた。このまま出したらやっぱりマズかっただろう。
中身を消去した本体は、箱詰めして、エコゆうパックの伝票を張った後、郵便局に電話して引き取ってもらった。さようなら、初代Aptivaちゃん。（実は3台買ったの）
ディスプレイのほうもリサイクル料を入金したから、そのうち伝票が届くだろう。
CD-Rの処分に仕方は【CD-Rの壊し方】参照。ラベル面に傷をつけて、ガムテープを貼って剥がせばOKらしい。
とりあえず、メモ。
土踏まず日記 2004/05/18
↓
圏外からのひとこと：いまお互いの信用という面で負のスパイラルに落ちっていると思うよ日本
から、ちょっと上の記事へ
圏外からのひとこと：みんなってあんたと誰？
↓
YOMIURI BOOKSTAND/書評：世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい
しかし、一つ全面的に賛成するメッセージがある。１人称で語れ、語れなかったことを他人のせいにするな。自分への怒りと憎しみを他人への憎悪と不信にすりかえるな。それさえしなければ、世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい。かつてすりかえた経験のある１人として、私も同じことをいいたい。
【YOMIURI BOOKSTAND/書評：世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい】
bk1に『クイック・ジャパン Vol.54』が入荷したので、注文。
『カードの王様 8』を買い忘れた。やっぱり欲しいと思ったときに、買い物カゴに入れておかないとダメだ。
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『クイック・ジャパン Ｖｏｌ．５４』（太田出版 ,2004.6, \945 , ISBN4-87233-857-X）のライトノベル特集を読む。
永久保存版 ライトノベル大特集
拡散し続ける「小説」形態(吉田大介)
ライトノベル変遷史(米光一成)
ライトノベル完全マップ(米光一成)
小説家・冲方 丁 ロングインタビュー
「今まさに僕たちが、ライトノベルの方法論を作っている」(吉田大介)
主要ライトノベル・レーベル編集者大アンケート
電撃文庫／月刊ドラゴンマガジン／角川スニーカー文庫／SFマガジン／徳間デュアル文庫
ハルキ文庫／ファミ通文庫／EXノベルズ／MJ文庫／X文庫
冲方 丁×乙一が選ぶ ライトノベル必読書100冊
【米光一成】さんの「ライトノベル完全マップ」は、『Ｌ文学完全読本』【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】の「コバルト文庫年表概略」に続くよい仕事。左下に若合春侑『無花果日誌』、綿谷りさ『蹴りたい背中』につづいて『銀盤カレイドスコープ』がさりげなく入っているのがなんとも……。いや、女の子の一人称なんだから、あそこでいいんだとは思いますが。
「冲方 丁 ロングインタビュー」も割と濃い目で面白かった。冲方丁のインタビューは、これで5本目ぐらいかな。自作のテーマを端的に言い切っちゃうのが凄いと思った。評論家と作家が一人の中に同居しているみたいな感じ。小説を書くのに、まず方法論から入って成功する人って珍しいと思う。
「小説業界に、マンガ業界のようなアシスタント制度を持ち込もうと思っています」(p.101)とか、ちょっと大塚英志っぽい方向性かも。
「冲方 丁×乙一が選ぶ ライトノベル必読書100冊」では、せっかくウブカタが池波章太郎『剣客商売』のネタを振ってるのに、皆さんそれに反応せずに『終わりのないラブソング』とか『ゆんゆんパラダイス』とかに反応するのね。(笑)
個人的には冲方丁が妹尾ゆふ子『真世の王』を挙げていたのが嬉しかったり。
インタビュー
対談・鼎談
※『ザ・スニーカー』にも、デビュー直後の対談が載っているはずなのだが。
単行本未収録作品
※月刊ドラゴンマガジンの連載はすぐ本になると思うので省略。
エッセイ
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重複データやテスト用データが混ざっていたので、それを取り除いた集計結果を出しました。
「このラノ」の一般投票と同じく、『イリヤの空、UFOの夏 その4』がぶっちぎり。
投票件数：595
項目数合計：21499 21472
項目数最高：154
項目数最低：1
項目数平均：36
[既読数分布図]
csvデータが欲しい人は、[csvデータ表示]と[個人情報を除いた投票データ]をどうぞ。
今、もう少し細かいリストを作成中。
→結果発表
2004/05/21追記
あ……なんか『悪魔のミカタ 9 It/ドッグデイズの終わりかた』のデータが壊れてるっぽい……値が変だ……27票だなんて、シリーズの中でこれだけがこんなに少ないわけない。
（調査中）
すみません、不具合を確認しました。
こちらの設定ミスで、『悪魔のミカタ 9 It/ドッグデイズの終わりかた』への投票が正常取得できませんでした。原因は項目IDを誤って二重登録してしまったためで、他の項目の得票データが登録されていました。
よってこの本の得票は無効とします。投票してくださった皆さん、ごめんなさい。
2002年12月に出た『このミステリーがすごい！ 2003年版』の立命館大学ミステリー研究会の国内編のコメントが「ライトノベル」という言葉を活字で使った最初の例かと思ったら、もっと古い例を発見！
斎藤 美奈子編『２１世紀文学の創造 7 男女という制度』
（岩波書店 ,2001.11,\2310,ISBN4-00-026707-8）
【bk1/amazon/boople/Yahoo!】【blogmap】
この本のなかで、割とあっさりと「ライトノベル」という言葉が使われていました。
ひこ・田中「冒険物語の中の男の子たち」は、ゲームソフトやアニメから、まんが、ライトノベル、児童文学作品まで、「男の子の物語」の今日を俯瞰した論考です。
斎藤 美奈子「性と批評が出会うとき」(p.21)
私たちの社会では「一〇代の女の子が日頃読んでいるフィクション」を普通何と呼んでいるのだろうか。また、何と呼ぶのが妥当なのだろうか。少女小説？ ジュニア小説？ それとも、ライトノベル？
横川 寿美子「ポスト「少女小説」の現在」(p.207)
ひこ・田中「冒険物語の中の男の子たち」には、ライトノベルについての注釈もありました。
ティーンズ向けの、文字通り軽い読み物のこと。もし大人の文学に純文学と大衆文学があるとすれば、後者に近い。値段の安くできる文庫や新書で主に出版されます。数巻、時には数十巻にも及ぶ連続物が多いのも特徴。したがってそこには読者の好みや意向が反映されることもあります。
(p.249)
コバルト文庫のことしか気にしていなかったので、まさかこんなところで「ライトノベル」が使われていたとは気づきませんでした。
成田良悟『デュラララ!!』（メディアワークス 電撃文庫 0917,2004年4月,661円, ISBN4-8402-2646-6）読了。
現代の池袋を舞台にした、「頭のない存在」の物語。石田衣良作品に似ているのは舞台だけ。もっとブチきれてます。なにしろ「ヒロイン」が海外から渡ってきたデュラハン（妖精）で首のないライダーという設定。なんだよ、そりゃ。
でも作者が描きたかったのは、もうひとつの「頭のない存在」だったんじゃないかと思いますが。
ネットでチャットや掲示板に入り浸っている人じゃないと理解しにくいかもしれませんが、ネットをやっている人には結構リアルな話なんじゃないかと思います。
森 博嗣『探偵伯爵と僕』（講談社 Mystery land ,2004.4,\2100, ISBN4-06-270570-2）読了。
新太が探偵伯爵と出会った夏、親友がトランプの謎と共に次々と行方不明に。彼等は新太とともに秘密基地を作った仲間だった。そしてついに新太に忍び寄る犯人の影！
軽いノリの夏休みの冒険話かと思ったら、実はシリアスな話でした。
森博嗣は「本気で」子供たちに向けて書いているんじゃないかという気がします。
きちんと読める小学生もいると思うので、そういうリアル小学生の感想を聞いてみたいなと思います。（小学生が読んだらトラウマになるかも。）
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有里 (Alisato Akemi)