2000年9月 ( 上旬 / 中旬 / 下旬 )[前月] [次月] | |||||||||||||||||||||||||||||
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秋バテ。
DQ7はDisk1が終わって、アミュレットを集め終わったところ。
波津彬子「アフタヌーン・ティーへようこそ」が10月30日新創刊の『アワーズガール』(季刊誌で年4回の発行予定らしい)に掲載されるそうです。
美容院に行きました。あまり短くしないでというのを忘れたので、ちょっと短めになっちゃいました。前回短めにしたら、周囲の評判がイマイチだったので長めにしようと思ってたんだけど。でも、さっぱりと軽くなったので、私自身はこれでもいいのだ。
天気がよかったので、サイクリング。
台湾の方から台湾版の波津彬子のコミックスとあとり硅子のコミックスを送ってもらいました。サイズが違って、中国語に訳されているほかは、日本版とほとんど変わりなし。(ネームも縦書きですしね。)擬音もしっかり中国語に訳されていました。
「面白かったから」とあとり硅子をすすめされました。実際、妖狐や人魚がでてくるファンタジーでおもしろそうだったので、日本語版を探して買っちゃいました。台湾の人に面白い日本の漫画を教わっているというのは、ちょっと不思議な構図かも。
……通販のカタログですが、色がきれいでたまに見ると気分が和むんです。
『インターネット無法地帯』(洋泉社 洋泉MOOK)を読む。
A5判で昔の別冊宝島みたいな本。例の”ネオむぎ茶”の西鉄バスジャック事件後の2ちゃんねるの動向をレポートした記事や哭きの竜氏による伝説のバトル解説(裏モノ「火の七日間」とか「銃夢」ハンドルネーム事件とか)、2ちゃんねるのひろゆき氏のインタビューなどが載っています。
編集スタンスは、かなりマトモというかフツーです。内容は濃すぎも薄すぎもせず、持ち上げすぎも貶しすぎもない。要するにネット上で(さしたる危険もなく)入手できる情報が主ですが、ディスプレイ上より本になったもののほうが落ち着いて客観的に読むことができるような気がします。
でも、「『2ちゃんねる』って何?」 というような人にはさっぱり判らない内容かも。(知らないほうが幸せか?)
でもってアップで載ってる2ちゃんねるのひろゆき氏は少年隊のヒガシの若い頃に似てると思いました。
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ダンナはまたも休日出勤。私は渋谷にある母校の同窓祭に参加。
待ち合わせ時間よりも少し早く着いたので、渋谷文化会館6Fの三省堂コミックステーションに寄る。
うなぎの寝床みたいな細長ーーいフロアの壁いちめんにコミックスがびっちり詰まっていて、中央に設置してある棚にも濃いセレクトの本が積まれている。
なんていうか棚担当者の「こ・う・い・う・の・好・き・で・しょ」(←なぜかスタカート)という囁きが聞こえてきそう。その上、奥へ行けば行くほど内容がディープになっていく。まさにオタクホイホイ。
時間が来たので、友人たちとの待ち合わせ場所に急ぐ。毎年恒例となった卒業生のための「学園祭」なのだが、今年はあいにくの雨。屋外の特設会場で行うはずのパフォーマンスも急きょ屋内でやるハメになり盛り上がらないようであった。お気の毒です。
学食で昔なつかしのビーフシチュー定食を食べ、資料センターで卒業アルバムを閲覧したりした後、公開講座に出席する。お題は「沈黙と言葉のはざまで ―アメリカマイノリティ作家の小説における女たちの語り―(黒人女性作家トニ・モリスンを中心に)」。これまで全然読んだことのない分野(私の主として学んだのはシェイクスピア以前の英文学)だったので、どんなもんかなぁと思って「出席」したのですが、意外にも面白かったのでした。
校門を出て、すぐ近くの喫茶店で友人たちとお茶。最近のお受験事情などを聞く。公立中学は荒れているようです。
店から出ると大雨で、帰りに寄るつもりだったブックファーストまで辿り着けそうもないので、予定を変更して池袋のリブロによる。でも、私、リブロはあんまり好きじゃないです。本が探しにくい。棚の相性は、池袋ではジュンク堂が一番、旭屋書店が二番って感じでしょうか。でもジュンク堂は遠いし、旭屋書店は品揃えがいまいちだから……。
bk1でみかけてアンテナにひっかかった本の実物をチェック。やっぱり実物をチェックできるのがリアル書店の強み。bk1では情報が不十分ですね。Webデザインの本で割といいのを見つけたのだけど、高いので購入を断念。なんて本だったか書名も忘れてしまいました。ケータイとか持っていれば、ISBNをメモするという技も使えるのになぁ。
出版関連の棚の前で、いろいろチェック。【青月にじむ】さんのところで取り上げられていた 本間広政・下川和男『書協「Books」と出版社ホームページ 』は面白そうでした。やっぱり、ISBNでリンクってのがいいよね。bk1は後発のくせになんでISBNをキーにしなかったのか謎。システム設計者が、ボ…というかバ…というかなんすかね。本読まない人だったのかもね。
『アマゾン・ドット・コム』は立ち読みだけでは惜しい内容のようだったので、購入することに。
帰りの電車の中で高瀬彼方『カラミティナイト Calamity Knight』(ハルキ文庫)読了。
これはおすすめ!
メガネ娘萌えの人もネコ目娘萌えの人もクールな美少年萌えの人も読め読め。詳しい内容は【麻弥】さんのところとかを見てね。(書きたいが気力がない)
□[購入本]高瀬 彼方『カラミティナイト』 (ハルキ文庫,2000.9,\800+税)
井狩春男『返品のない月曜日』(ちくま文庫)を再読。
鈴木書店という人文書を主に扱っている中堅取次に勤務して「日刊まるすニュース」という新刊ニュース(安田ママさんの新刊速報みたいなものですね)を発行していた人の本と取次にまつわるエッセイ集。
浅田彰などがベストセラーになって、かつてないほど人文書が売れた1984年に書かれたものなので、のんびりしてます。理想と現実が折り合いをつけることが出来た時代なんでしょう。
というわけで現在の出版状況を考えるための参考にはなりませんが、「本を早く入手するには」(p.24)、「出版社を始めたい人がやってきた」(p.32)、「本屋を開きたい人たちへ」(p.50)、「雑誌の話をすこし」(p.85)、なんていうのは今でも通用する情報だと思います。
この本、今は品切れのようですが、紀伊國屋書店新宿本店にはまだ店頭在庫があるようです。あとはブック・オフで探してください。
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誕生日。また年をとってしまった……。
運転手のひとがようやく仕事を休めたので、車でブック・オフへ。でも、私が今欲しい本は新刊が多いのでブック・オフじゃ手に入らないのだ。
帰ってきたらば大雨で、私は一本だけあった折り畳みの傘を差して、肉と牛乳の入った買い物袋をかかえて決死の覚悟でガレージ(屋根付き)から玄関まで突破。5mぐらいの距離なのにびしょびしょになりました。風向きが悪くてドアを開けると雨が吹き込むし。
運転手のひとはガレージから出るのをあきらめて、車を拭いてました。
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ブック・オフの直営店のスタッフの方からメールいただきました。お返事はこれから書く予定
なお、「ブック・オフ問題」ですが、お勉強していくうちに私の見解は、ブック・オフが問題なんじゃなくて、新刊書店を含めた出版流通のほうに問題があるという方向に傾いております。
コバルト・カレンダーについての情報もいただきました。これからまとめる予定。
香山リカ『香山リカのきょうの不健康』(河出文庫,\540+税)読了。
この人の本は、なぜか買っちゃうのだ。
精神科医・香山リカが、鈴木慶一、高橋幸宏、大槻ケンヂと”神経症体験”ついて語り合うトーク集。アーティストの方々は、神経症になることが多いようです。(作家もか?)
大槻ケンヂは『くるぐる使い』を書いてからノイローゼになったそうで、「あれがよくなかった(笑)」(p.120)とか言ってます。うーん、ということは、もうああいった「『陰性』のものばかりをずっとかき集めた」ものは読めないのかな。いや、いいですけど、その方がしあわせなら。(ちょっと残念だけど)
購入ガイド
・香山 リカ『香山リカのきょうの不健康』 (河出文庫,2000.7,\540+税)
ISBN4-309-40610-6【amazon】 【bk1(01902806)】
アスプリン『魔物を尋ねて超次元!』(ハヤカワ文庫FT)読了。
家出したオウズを探して右往左往。
購入ガイド
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バテてます。やらなきゃならんことはいろいろあるんだけど。
バブル期に預けた貯金が満期になった。3ヶ月間アルバイトしたぐらいの利息がついていた。バブルおそるべし。
アニメ『ストレンジドーン』最終回。感動的ではあるが消化不良。エピローグないの?
……波津彬子さんが巻頭カラー
佐々木禎子『鬼石』(角川春樹事務所 ハルキ・ホラー文庫,\743+税)読了。
篠田節子が少女小説を書いているような感じ。
春雄じいちゃんの夢の母がでてくるシーンが泣けるっす。
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この話題は別ファイルの[「BOOK・OFF問題」から「出版流通問題」へ]に移動しました。
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「まず熱湯で3分ゆでる。お湯捨てた後、油で焼き1分半。」
ガッテン書庫「決定版!ギョーザの鉄則」より
これからギョーザを焼くのだ。
……。ちょっとお湯が多かったせいで1分半では皮がぱりぱりになりませんでした。要再挑戦。
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まだやってたんです。
ついに大ボスを倒しました。延々30分にわたる死闘でした。「しょうかん」で応援を呼んでおくと少し楽。
でもってエンディングが長い長い。夕飯の支度しなきゃいけないのに全然終わらなくて、参りました。適当に切り上げたので、出てくる人全員とお話していないのだ。しかし最後の最後でああくるとは……。いやもう泣いちゃいましたよ。
うちの主人公はまだ「ゆうしゃ」じゃないです。でも野生児は「ゆうしゃ」。「とうぞく」→「ひつじかい」→「パラディン」→「バ*****ー」→「ゴ*****」→「ゆうしゃ」と転職しました。
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今日は【DASACON4】です。
ダンナは休日出勤――のはずだったんですが、所用で会社じゃなくて岩槻に行くことに。車で行くというので、私も途中までくっついていって岩槻駅前にあるコミュニティセンター内の図書館に行くことにしました。
DASACON4の本屋と出版についての企画に関連する本はないかと、岩槻駅前にあるコミュニティセンター内の図書館(正式名称失念)に行く。目に付いた本は以下のようなもの。
棚を眺めていて『エルフランドの女王』が1991年に沖積社から原葵訳で出ていたことを知る。まだ買えるかしら。
北尾 トロ/レオナルド調査隊『出版業界裏口入学』(リクルートダ・ヴィンチ編集部, 1997.12, ISBN4-88991-497-8)を図書館で読む。面白かったので、できれば購入したい。まだ買えるかなぁ?
書店で本を買う人の行動調査(どの棚からどの棚へ移動するかとか)をしたり、書店に潜入したり、フリーマーケットで本を売って古本屋の主人の気分を味わったりと、いろいろやってます。ひょっとしたらDASACON4の精神に一番近いのはこの本だったかも。もっと早く知っていればなぁ。
小田 光雄『ブックオフと出版業界』(ぱる出版, 2000.6, ISBN4-89386-796-2)を図書館で読む。
ブックオフ研究にもブックオフ批判にもなっていない本。なにしろ主な参考図書は一冊だけ、ブックオフ関係者にきちんと取材をしたわけでもないようで、とてもブックオフ研究書とはいえない。
批判にしても、的外れだったり言いがかりしか思えないものばかり。たとえば以下のような感じ。カッコ内は、私のツッコミ。
・外側のきれいさだけを問題にして値段をつけるブックオフは出版文化を破壊している。(その程度で破壊される「文化」って何?)
・ブックオフの主張は再販制度・委託制度をちゃんと理解していない。(新刊書店だって理解していないところはある)
・ブックオフコーポレーションの社風はカルト的。(それがどうした? 客に「教義」を押し付けるわけじゃないじゃん)
・ブックオフで稀覯本を見つけたという話はほとんど聞かない。(何が「お宝」は人それぞれ。血風を吹かせている人たちのことを知らないのか?)
というわけで、読むとブックオフの味方をしたくなる本。(笑)
岩槻から上野へ出て、BOOK GARDEN フローラ上野で『SFマガジン 11月号』と『別冊宝島535 ホームページ繁盛の法則 2000年秋版』を購入。水道橋駅へと向かう。
ほかのDASA参加者と一緒に夕食を食べようと待ち合わせをしたのだが、予定時間より早くついたのでマクドナルドで時間をつぶしてから待ち合わせ場所へ。
待ち合わせたのは【ニム】さん、【まこりん】さん、【MAKI】さん、【大江戸】さん、【らら】さん。
でも、考えてみたら、私はニムさんとまこりんさん以外の人とは面識がないのだ。
あたりを見回すが、ニムさん、まこりんさんの姿はない。
どうやらそれらしい感じの人がふたりほどいるのだが、声を掛けるのはためらわれる。(冗談で決めた合い言葉は「カジマヤー」「レキオス」なんだけど、フツーは口にだせません)
「しまった、やっぱり目印を決めておくべきだった」と思い、いざとなったら「DASACON4」と書いたメモをでも見せびらかそうと思ったとき、ひとりの女性がやってきて、バッグの中からおもむろにハードカバーを取り出した。その本とは――
池上永一『レキオス』(文藝春秋社)だーっ!!
その本めざしてわらわらと集まる3人の女性。さっきDASACON参加者じゃないかと思った人たちは、やっぱりDASACON参加者だったのです。
『レキオス』を持ってきたのが大江戸さん。(大江戸さん、ナイスな目印です!)
ということは、あとのふたりが、MAKIさんとららさん。4人で自己紹介をしているところへ、ニムさん登場。少しして まこりんさんも登場して、6人でDASACON御用達(?)の台南ターミー麺へ。
コース料理をつつきつつ、いろいろお話。読んでいる本のこととか、ブックオフの社風のこととか、2ちゃんねるのこととか。「2ちゃんねる」のことを知らなかった人もいたので、しっかりレクチャーしてしまいました。知らないほうが幸せだったかも。ごめんね。
タクシーに分乗してDASACON会場に向かうも、乗ったタクシーの運ちゃんが道を知らず、ニムさん、まこりんさん、私は少々歩かされるハメに。
[DASACON4レポート]は、別ファイルになります。
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