Alisato's 本買い日誌

2006年 01月 中旬

更新日: 2009/04/14

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2006.1.11 (水)

[url][book] 丘けい子の世界

(2006/01/11)

丘けい子の世界

1960〜70年代に活躍していた少女漫画家・丘けい子さんの公式サイト。
いまでは入手困難な『カリブの女海賊』『挑戦』『海を守る36人の天使』などの復刻連載がWeb上で読めます。好きな作家さんだったので、とても嬉しい。

いや、ノスタルジー以外で読むのはいささか古い作品ですが。
もっとも『ベルサイユのばら』の池田理代子だって最初は丘けい子の延長線上にいる人だったんですけどね。

[ち] 千野 信浩『図書館を使い倒す!』, ISBN4-10-610140-8

(2006/01/11)

千野 信浩『図書館を使い倒す! ネットではできない資料探しの「技」と「コツ」』(新潮社 新潮新書 ,2005.10,\714, ISBN4-10-610140-8)読了。

「週刊ダイヤモンド」記者によるビジネスツールである図書館を使い倒すための「技」と「コツ」。あくまでもビジネス支援がメインなので、理数系や文学系の調べ物にはあまり関係がないのだが、「無駄足防止のためのネット利用」「所蔵データベース検索のコツ」といった記述や、調査の初歩段階ではデータベースよりブラウジングが重要といった指摘は調査分野を問わず有用だろう。

存在をすっかり忘れていた【WebCat Plus】の連想検索の使い方を思い出させてくれたのは有難い。
他にも有用なツールが紹介されているので、メモしておこうと思う。

調べ物をしたい人にはおすすめ。

購入ガイド
ISBN4-10-610140-8 

[url][book] 資料探し用サイト

(2006/01/11)

千野 信浩『図書館を使い倒す!』で紹介されていた資料探し用サイトいろいろ。

p.46 【WebCat Plus
p.78 【 福岡市総合図書館おしらせ-レファレンスだより
p.79 【東京都立図書館しらべま専科
p.81 【レファレンスクラブよみかた情報
p.133 【NHKアーカイブス
p.133 【放送ライブラリー
p.160 【日本新聞博物館新聞ライブラリー
p.162 【日本交通公社旅の図書館
p.166 【日本証券経済研究所証券年表

[よ] 吉田 豪/杉浦 幸ほか『元アイドル!』, ISBN4-89829-792-7

(2006/01/11)

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吉田 豪/杉浦 幸ほか『元アイドル!今の本音を語るインタビュー集』(ワニマガジン社 ,2005.6,\1680, ISBN4-89829-792-7)読了。

この本のインタビュアーの吉田豪が、永江朗『話を聞く技術!』[→感想] ではインタビューされる側にまわっていて、そこで「アイドルとトラウマは切り離せないし」とアイドルや元アイドルにインタビューすることで、一種のカウンセリング(というか毒の吐け口)のようなことができればいいと語っていたのが印象的だったので、読んでみました。

元アイドルたちの告白は壮絶。衣装代は自腹だったなんて知らなかったですよ。
でも一度は壊れかけるところまでいって、ぎりぎりで踏みとどまっている人たちなので、どっか突き抜けて明るかったり。でも親兄弟を養わなきゃいけないような人はともかく、そんな思いをしてどうしてまだ芸能界にいるのか理解できません(ひとりだけ引退した人がいました)が、三日やったら止められない何かがあるんでしょうね。

前半のヘヴィーさに比べると杉田かおるを除いた後半の3本は、比較的軽くなっていてほっとしました。特にポワトリンの人(花島優子)は「コンサートで同人誌売ってました」というツワモノで、いやー、逃げ場があってよかったねとか思いましたよ。

面白かったので男性編の『人間コク宝』も読んでみようかと思います。

購入ガイド
ISBN4-89829-792-7 

[な] 夏目 房之介『マンガは今どうなっておるのか?』,ISBN4-86147-009-9

(2006/01/11)

夏目 房之介『マンガは今どうなっておるのか?』(メディアセレクト ,2005.9,\1300, ISBN4-86147-009-9)読了。
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コミック・パーク】に連載されているエッセイの加筆修正版だそうな。

作品論よりも、マンガ界のシステムの話のほうが面白かった。
「マンガ貸本から著作権料ってどうなの?」「マンガ家はもうかるのか?」「新書版マンガ 雑誌単行本サイクルのはじまり」のあたり。

週刊誌での長編連載のシステムはもう無理なんだと思う。すでに少女漫画ではそのシステムは崩壊してるし。
FIFTH EDITION: 漫画というレッドオーシャン】のような記事を読むと、マンガにあんまり未来はなさそうな気がしてくる。

それはさておき、とても興味深かったのが、NARUTO評のところに出てきた「夏目式年表」(p.15)。縦軸に年齢、横軸に年度がとってあって、漫画家の人生と作品執筆期間が斜め線でプロットしてある。ある年に誰が何歳で何を描いていた(あるいは読んでいた)かがひと目でわかるしくみ。素晴らしい。
他のものにも転用できそうなので、あとでライトノベル年表に適用してみようかと思う。

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ISBN4-86147-009-9

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2006.1.13 (金)

[mysite] コバルト・ノベル大賞 受賞作家一覧

(2006/01/13)

久々に[コバルト・ノベル大賞 受賞作家一覧] を更新。
いままでは、受賞者名をキーワードにしてYahoo Booksへの直接リンクを張っていたんですが、一覧表示の仕様が変わって使いにくくなったので、CGIでamazon/bk1/boopleのリンクを表示する方式に変更しました。

こんな感じ。

ネット書店検索:キーワード(妹尾ゆふ子)

今はboopleのキーワードの検索結果一覧が一番使いやすいです。amazonはノイズが多いし、bk1は表示が遅い。boobleは表示が速い上に出版年月とISBNが表示されるところがいいですね。

[url][book][net] ネット本棚サービス

(2006/01/13)

感想メールをくださった方が【ブクログ -WEB本棚サービス-】で本の感想をかいてらっしゃるということだったので、覗きにいきました。
サービス開始のころにちょっと覗いたことがあるんですが、ユーザーが増えてデザインもかっこよくなったなという印象。

ECナビリスト】というサービスも開始されたことだし、他に類似のサービスにどんなものがあるか探してみることにしました。

ブクログ -WEB本棚サービス-
ECナビリスト
本棚.org
MM/本のメモ
ほんつな】……ブログだけど

ソーシャルブックマークで本用のタグをつけるという手もあるんですけどね。
はてブは使いにくいな。

MM/Memo】……書影が出るのがいい
はてなブックマーク】……コレクション機能を使えばいいのかな
FC2ブックマーク】は問題ありすぎなので、パス。

関連記事:
[☆] 本棚晒しサービス
medihenの本棚”始めました。】2004/09/22の記事
葦束:ネットに置いとく『本棚』ってやつです。

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2006.1.17 (火)

[お] 恩田 陸『蒲公英草紙 常野物語』, ISBN4-08-774770-0

(2006/01/17)

恩田 陸『蒲公英草紙 常野物語』(集英社,2005.6,\1470, ISBN4-08-774770-0)読了。

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恩田陸版『風の又三郎』『グレン・スミスの日記』
以前ほど「オマージュ」が露骨ではなくなってきたかな。
聡子お嬢様の運命には泣きませんでしたが、からくり先生の自動兵士のところで泣いてしまいました。じじいに弱いんだよねぇ。『光の帝国』のときもツル先生のくだりで泣いたし。
結局「しまう」能力の意味がよく分からなかったな。なぜそれで、人々が解放されるのかがいまいち分からない。死や消滅の不安から解放される……ということなのかしら。

直木賞候補なので賞を取る前にと思って慌てて読んだんだけど、残念ながら直木賞は東野圭吾『容疑者Xの献身』でしたね。

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ISBN4-08-774770-0

[た] 嶽本 野ばら『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』, ISBN4-09-408023-6

(2006/01/17)

嶽本 野ばら『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』(小学館 小学館文庫 ,2004.4,\630, ISBN4-09-408023-6)読了。

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すばらしく面白かった。
茨城県下妻市(ブックオフがあるので、たまに行く)を舞台にした、ロココ趣味に人生をかけるクールなロリータ娘・桃子と純なヤンキー娘・イチコの友情物語。先が読める展開ではあるのですが、なにしろ登場人物ふたりがむちゃくちゃキュート。可愛い、可愛い、胸きゅんきゅん(笑)。
私も田んぼの多いところに住んでいるので、桃子の気持ちがよーくわかります。

おすすめ!

映画【→公式サイト】も評判いいですよね。

続編もあるんですね。『下妻物語・完―ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件』

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ISBN4-09-408023-6 

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2006.1.18 (水)

[out] 銀行/Loft/映画

(2006/01/18)

三和銀行と東京三菱銀行の通帳を繰り越してもらうために、東京三菱UFJ銀行へ行く。
大宮には旧UFJ銀行と旧東京三菱銀行が隣り合って並んでいるのである。隣り合っているところへ行ってよかった。
なんと旧UFJ銀行の通帳は旧UFJ銀行の東京三菱UFJ銀行、旧東京三菱銀行の通帳は旧東京三菱銀行の東京三菱UFJ銀行でしか繰越ができないのである。
なによそれ。昨年末に電話して質問したときはどこでもOKっていってたくせによー。

昔の通帳も使えるという話だったが、店番号が変わっているものは繰越しないとダメだったりする。ATMに記帳したら、エラーになったりするんだよ。なによ、それ。
でも、一応繰り越しができたから良しとしよう。

銀行の用事が終わったので、Loftで買い物と食事。
にんにくチップスを作るつもりなので、にんにくの皮むき用具が欲しかったのである。ガーリックピーラーというらしい。シリコン製のつつににんにくを放り込んで転がす。
千切りスライサーも歯が鈍ってきたので、セラミック歯のものを買った。

あとハンディモイストというものも買ってみた。パーソナル加湿器だっていうんだけど、本当に効果あるのかしら?

食事をしてから、シネコンで映画『THE 有頂天ホテル』を見る。私は前日にネットで予約したので良い席を取れたが、一番大きいシアターが満席だって。次の回も満席。ネットで調べたら、その次の回もほぼ満席。超大ヒットってのはウソじゃないですよ。

[movie] 『THE 有頂天ホテル』

(2006/01/18)

面白かったーー! こんなに笑った映画は久しぶり。

とあるホテルの大晦日のカウントダウンパーティの夜の物語。
冒頭のキャスト一覧がアクの強い人ばっかりで、こんな「濃い」人ばっかり集めて大丈夫なのかと思ったぐらい。でも全員しっかり見せ場がありました。
笑いあり、ほろりとする場面ありの幸せな映画なんですけど、「大団円」というよりも「めでたさも中くらいなり」といった感じの少し大人のハッピーエンドだと思いました。
だって、まとまるのはメインキャラじゃないカップルばかりだし、誰かがすごいラッキーを掴むという話でもないし。でも素敵な奇跡の物語には違いないのですが。

役所広司の副支配人とアシスタントマネージャーの戸田恵子のコンビがとてもステキ。戸田恵子はいつもの役といえばいつもの役なんですけどね。役所広司は「申し分のない副支配人」で、要するに「執事キャラ」です。でもそんな人にも弱みはあって、そのおかげでトラブルに巻き込まれたりする。
川平慈英や石井正則のようにひと目で誰だか分かる役の人とオダギリジョーや唐沢寿明のようにキャスト表を見るまで誰だか分からなかった人がいて、楽しかったです。

携帯電話の使い方が面白かったな。ケータイのない時代だったら、ずっと誰かが誰かを探してまわってる話になったと思うけれど、今はケータイがあるからそういう話にはならなくて、みんなひたすらケータイで話をしてる。ストーリー上の重要な小道具であると同時に、登場人物の個性を表す小道具でもあるんですね。

必ず自作に顔を出している三谷監督ですが、今回はどうやらヒッチコックが『救命艇』でやった手を使ったようです。どこだったんだろう。

公式サイト【http://www.uchoten.com/

購入本

(2006/01/18)

立ち読みしたら、面白くて辞められなくなったので購入。

[購入本][た]竹熊 健太郎『マンガ原稿料はなぜ安いのか?』(イースト・プレス ,4872574206),\1260,

(2006/01/18)

bk1:マンガ原稿料はなぜ安いのか?
竹熊 健太郎『マンガ原稿料はなぜ安いのか?』
(イースト・プレス ,2004.2,\1260, ISBN4-87257-420-6)
ISBN4-87257-420-6
……bk1で連載していたエッセイに加筆したものなのだそうな。
夏目 房之介『マンガは今どうなっておるのか?』[→感想] に出てきた「マンガ家はもうかるのか?」以上にぶっちゃけた話が書かれています。

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2006.1.20 (金)

[mysite] Gmailでのバックアップ

(2006/01/20)

過去日記を読んでいて、去年の11月にやったはずの修正がなくなっているのに気づいた。日記ソースではなく生成した日記HTMLだけを修正したのを忘れて、日記を再生成してしまったのだ。
で、バックアップを漁ったのだが、去年の8月までの分しか残っていなかった。がっくり。バックアップは家人のパソコンに送ってから行うので、いろいろ面倒なのだ。

もっとお手軽にバックアップできる方法はないかと考え、Gmailのアカウントにメールでバックアップファイルを送ることにした。とりあえず、地道に手作業で送る。

[mysite] 掲示板アドレス変更

(2006/01/20)

掲示板業者がウザいので、掲示板のアドレスを変更してみることにした。
NGワード機能をつけたおかげで眼に余るアダルト系SPAMは激減したのだが、それでも海外業者などがアドレスを残していったりするのだ。これでなんとかなるといいのだけれど。

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有里 (Alisato Akemi)
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