2000年1月 ( 上旬 / 中旬 / 下旬 )[前月] [次月] | ||||||||||||||||||||||||||||||
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風が強かったので、ウォーキングは休み(←軟弱もの)。あとで体操しないと。
と思ったが挫折……。
中村明『文章工房』(ちくま新書)読了。
原稿用紙の使い方に始まって、句読点の打ち方、記号の使い方(「」と『』の使い分けも出ている)といった基本から、漢字の書き分け、語感にレトリックまで、いろいろ学べる便利な一冊。「漢字の書き分け」以降の章は、読み物としても面白かった。
おすすめ。
著者は「挌闘」を「格闘」、「湮滅」を「隠滅」と書くのには抵抗があるらしい。(でもうちの漢字変換じゃ「湮滅」は出てこないんですけど〜。)「集落」は元は「聚落」と書いたらしい。「しかける」のは「荒技」で、「やってのける」のは「荒業」だとか。クイズになりますね。
特にタメになった漢字の書き分けについては、同じ著者による『文章プロのための日本語表現活用辞典』(明治書院)というのがあるようだ。
購入ガイド
・中村 明『文章工房 表現の基本と実践』 (筑摩書房 ちくま新書 125,1997.9,\660+税)
ISBN4-480-05725-0【amazon】 【bk1(01464258)】
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所用で岩槻に行ったので、ブック・オフ岩槻店をチェック。2ヶ月ぶりに見ると、結構棚の中身が替わっていました。年末年始は本の回転が早いのかな。
この店は上下巻はセットで300円とか、古めのハードカバーは350円均一とか、他の店とは違う価格設定をしていました。最近はブック・オフでも店によって値段の付け方が違ってきているのかもしれません。確かにハードカバーの場合、半額からいきなり100円じゃ採算が合わないでしょうからね。
書棚をチェックしつつ、作家名の読み方を調査。作家名の読みというのは、案外掲載されていないもので、奥付けの著作権表示を見ないと正確な読み分からないことも多いです。私なんぞ、いつも適当に読んでいるものだから、書店員に書名と作家名を伝えようとするときに言いよどんだり……。
さて、問題です。
「草上仁」「小林泰三」「森下一仁」「神坂一」「竹河聖」「岬兄悟」「大和真也」「波多野鷹」「火浦功」「星敬」は、それぞれどう読むでしょうか?
答えは……1/23の日記で。
全部で1500円なり。
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問題:
以下の人たちの名前は、それぞれどう読むでしょうか?
1.草上仁2.小林泰三3.森下一仁4.神坂一5.竹河聖
6.岬兄悟7.大和眞也8.波多野鷹9.火浦功 10.星敬
この問題は、SF作家が多いので、【日本SF作家クラブ会員名簿】が便利でした。一覧表になっていると調べるのが楽ですね。
答:
1.くさかみ じん2.こばやし やすみ3.もりした かつひと4.かんざか はじめ5.たけかわ せい
6.みさき けいご7.やまと まや8.はたの よう9.ひうら こう 10.ほし たかし
こんなの常識〜と思っていても、「荒俣宏」と「南山宏」と「横山宏」とが並んでいたら、ちょっと悩みませんか? 多分、知らなきゃ読めないと思います。ちなみに読みは、「あらまた ひろし」と「みなみやま ひろし」と「よこやま こう」。
で、私が知りたいのはコバルト作家の名前の読み方なんですけど、どこかにまとまってないでしょうか?
追記
「森下一仁」は日本SF作家クラブ会員名簿では「もりした かずひと」になっているのですが、「もりした かつひと」が正しいと、【林@不純粋科学研究所】さんと【風野@サイコドクターあばれ旅】さんからご指摘がありました。ありがとうございました。
ああ、これだから情報は複数ソースで確認せねばならないのです……。
風野さんからは、さらに「読みが難しい人の名前」追加問題がっ(笑)。
面白いので、転載許可をいただいて明日にでも転載します。(『バトル・ロワイアル』の作者名が読めないです〜。>風野せんせい)
2000/01/26追記
さらに訂正。「草上仁」は「くさかみ じん」だそうです。
日本SF作家クラブって……。(^_^;)
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谷山由紀『天夢航海』(朝日ソノラマ ソノラマ文庫)読了。
本屋のレジの脇にひっそりと置かれた同人誌『天夢界紀行』。それは、どこか別の星にあるパラダイス天夢界からの迎えの船を待つ異邦人たちの物語だった。
天夢界にあこがれる少女は、冊子に挟み込まれた船のチケットを手に入れるが……。
「この世界」になじめず、自分がホントウに属する世界にあこがれる「異邦人」たちを描いた連作短編集。最初の短編のタイトルの「ここよりほかの場所(That Special Place)」というので分かる人にはわかってしまうお話です。
この手のものは、全然わからない人とすごく好きだと思う人と嫌悪する人に分かれちゃうんでしょうね。私はとても好きです。読む前から多分気に入るだろうということは解っていました。「痛い」話でありますが、中学時代の私に読ませてあげたかったなと思います。
「こんなのは逃避だ!」と断罪する人もいるでしょうが(赤木かん子あたりが何かいいそうだ)、これは逃げないで生き抜くためのサバイバルブックの最初の一冊なんだと思います。
気に入らない人は棄てずにブック・オフなり地下鉄の文庫コーナーなりに流してください。こういう本を必要としている人のところにちゃんと届くように。
恩田陸『木曜組曲』(徳間書店)読了。
亡くなった女流作家の家に集う5人の物書きの女たち。届けられたカサブランカの花束をきっかけに、作家の死の真相が明らかに……。
亡くなった女流作家とその周囲に集まった5人の物書きの女たちの計6人しか出てこなくて、ちょっと舞台劇のような趣。ラジオドラマでやったら面白いかも。
恩田陸の作品はやたらと登場人物が多いので、誰が誰やらわからなくなることが常ですが、今回は5人しかいないのでちゃんと区別できました。それぞれの登場人物にどこかしら似通ったところがある(描き分けができていないともいう)点も、血縁関係があるからという理由でクリアー。
もうすこしドロドロした話になるかと思いましたが、意外に爽やかでしたね。男性が出てこないからかしら。なにげない日常的な描写がなぜか怖いのはこの作家の特性か、はたまた私の思い込みか……。
残された者たちの回想によって、亡くなった女流作家の実像がはっきりと立ち上ってくる話……かと思ったんですが、そういう話ではなかったようです。そういうのは篠田節子『第4の神話』に期待すべきなのかなー。
購入ガイド
・恩田 陸『木曜組曲』 (徳間書店 ,1999.11,\1,600+税)
ISBN4-19-861093-2【amazon】 【bk1(01707200)】
【風野@サイコドクターあばれ旅】さんによる「読みが難しい人の名前」追加問題です。
私は4問しか正解できませんでした。皆さんは如何?
1.東野圭吾(作家)
2.東野司(作家)
3.東江一紀(翻訳家)
4.東雅夫(幻想文学編集長)
5.永瀬唯(評論家)
6.石黒達昌(作家 『新化』)
7.高見広春(作家 『バトル・ロワイアル』)
8.殊能将之(作家 『ハサミ男』)
9.柳下毅一郎(翻訳家)
10.斉藤伯好(翻訳家)
解答は明日。
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寒かったので、こたつでごろごろ。体調もいまいち。
それでもオノレに鞭打って起き上がり、コンビニにWIN版風来のシレンのライセンス料の払い込みに行き、本屋に寄る。
牧野修『王の眠る丘』(ハヤカワ文庫JA)読了。
少年・戌児(いぬこ)の育った流民の街は、「霊ノ国(ひのくに)」の軍隊によって焼き尽くされた。復讐を誓う少年と仲間は、「霊ノ国(ひのくに)」の天府に入るため、馬奴(ばど)による命懸けの大陸横断レースに参加する。
作者自ら「物語の王道」というように、お約束どおりではあるのですが、そこはそれ牧野修だから描写も展開もソツがない。もれなくきっちりよい仕事。脇役のキャラが立ちすぎて主人公の影が薄いのが最大の欠点かも。
最後のひねり具合がCLAMPの脚本担当の人みたいだとか、麻城ゆうの作品も思い出させると思ったり……。
アニメにしたら良さそうです。(でもラストでブーイングの嵐か?)
ワタクシ的には、主人公・三木松のキャラが際立っていた『プリンセス奪還』(ソノラマ文庫)のほうが好きかな。
購入ガイド
・牧野 修『王の眠る丘』 (早川書房 ハヤカワ文庫 JA 630,2000.1,\600+税)
ISBN4-15-030630-3【amazon】 【bk1(00001670)】
【風野@サイコドクターあばれ旅】さんによる[読みが難しい人の名前]追加問題の正解です。注釈もドクター・風野によるものです。
いやもう、難しい。私ができたのは、4・7・9・10だけでした。しかも10番は予習したからこそ解けたという……。
1.ひがしのけいご
2.とうのつかさ
3.あがりえかずき(今回の最難問)
4.ひがしまさお
5.ながせただし
6.いしぐろたつあき(なんで「昌」が「あき」なんだ!)
7.たかみこうしゅん
8.しゅのうまさゆき
9.やなしたきいちろう
10.さいとうはくこう
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冷えが原因なのかどうかは知らないが、胃がおかしくなって昨日の夜から食欲がない。本当は寝ていたいところなのだが、バザーの収益金の分配会議があるので、ふらふらしながら(←食べてないからです)出かける。
会議が終わったあと、ふらふらしながら図書館に寄り、書棚から「かもぉぉ〜ん(←Come onの意味)」とばかりに「呼びかけて」きた高楼方子(たかどの・ほうこ)の本を借りる。(こういう本はアタリが多い)
弱った胃には逆効果かもと思いながらも、パッケージの絵がおいしそうに見えたレトルトのチゲ鍋(結構美味)を食べ、爆睡。
ちっとは復活したようです。
昨日、WIN版風来のシレンのライセンス料をコンビニで払い込んだのだが、なんと30分後にはメールで機能限定解除用のパスワードが届いていた。おそるべしPOSシステム。物流の面でもデータ流通の面でもコンビニってのは凄い存在なのかも。
若竹七海『遺品』(角川ホラー文庫)読了。
女優であり作家でもあった曾根繭子。金沢のホテルのオーナーが収集した彼女の遺品のコレクションの整理のため、職を失い、恋人とも別れた学芸員の女性がであう怪異の数々……。
死んだ女流作家をめぐる話という枠組みは恩田陸『木曜組曲』(これは面白かった!)と同じですが、女性ばかりが登場してどこか爽やかな印象の恩田作品に比べると、男性(というか支配しようとする者)のいやらしさ卑小さが目立って、なんというかイヤーンな感じ。登場人物たちの口調にも少々ひっかかるものを感じました。わざとらしいというか不自然な感じがして。
あ、つまらなくはないです。最後まで読ませます。私はこのラストは好きじゃないけど。
ホラーですが、怖くないです。いろいろ怪異は起るんですが、少なくとも私には怖くなかったです。(むしろミステリであるはずの恩田陸の作品の方が怖い。これはもう恩田陸のもって生まれた才能としかいいようがないので……)
ひとくちに「怖い」といってもいろいろ種類があって、
・得体のしれない、意図のわからないモノに危害をくわえられる恐怖(「不気味」と呼ぶべきか?)
・(得体のしれないモノに危害をくわえられるかもしれないという)予感による恐怖(「不安と「サスペンス」)
・予期せぬものに対面させられた怖さ(怖いというより「ショック」)
・自分自身の中に「闇」をみつけてしまいそうになる怖さ
などなどで、恩田陸(やジョナサン・キャロル)の場合は2番目の怖さを書くのが巧いし、キング『IT』には最初に挙げた怖さを感じたし、中井拓志『quarter mo@n』には、最後に挙げた怖さを感じましたが、『遺品』にはどれも感じなかったので……。
作者が一番書きたかったのが超自然的な恐怖ではない(ように思える)ので、別にいいんでしょうけど。
(追記:2000/02/21)
どうもラストに違和感を感じて仕方がなかったのですが、しばし考えてその理由が判明。
登場人物の性格とあのラストが合わないんです。作者自らが「竹を割ったような」(『このミス2000』)と語っているヒロインが、あんなところに安住していられるとは思えない。鏡なんか蹴り割りそうなのに。
もう一人の女性についても同様。ラストでああいう台詞を吐くような女性が、黙って「アレ」の言うなりになっていると思う? 反撃に出そうなもんなのに。
あのラストにはあのラストにふさわしい内向的なヒロインが必要だし、もしヒロインの性格がああいう風ならば、ラストは違ったものがふさわしかったと思います。
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・若竹 七海『遺品』 (角川書店 角川ホラー文庫,1999.12,\648+税)
ISBN4-04-352801-9【amazon】 【bk1(01710700)】
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【風野さんの日記】でも、この話題がでてますね。私、「上遠野浩平」って読めなかったです。今はパソコンに読みを登録してあるからOKだけど。
それでは私も【林@不純粋科学研究所】さんからの「難読訳者名クイズ」を放出いたします。
いやー、3日も人様からのネタを書くのはいかがなものかと思って自粛していたのですが、風野さんの問題と一部重なっている(やっぱり読めない名前は皆読めない)のに気がついたので一緒に出題してしまいますね。
というわけで問題です。以下の訳者名はなんと読むでしょうか? カッコ内は訳書名です。
(1)池 央耿(『星を継ぐもの』(J・P・ホーガン))
(2)沼沢 洽治(『暗黒星雲のかなたに』(I・アシモフ))
(3)大西 尹明(『ウは宇宙船のウ』(R・ブラッドベリ))
(4)砧 一郎(『地球人よ、故郷に還れ』(J・ブリッシュ))
(5)平出 禾(『検事他殺を主張する』(E・S・ガードナー))
『このミス』は、2000年版からランク入りした本の作者名の読みを掲載するようにしたようです。(ようするにそれ以前は載っていない) 「帚木蓬生」の読みを調べようとしたんだけれど、載っていないー。「ははきぎ ほうせい」でいいんですかね? 図書館で隣にいたおばさんがリクエストするときにそう呼んでいました。
高楼方子『時計坂の家』(リブリオ出版)読了。
大当たり!
大変ワタクシ好みの本でありました。私の潜在意識はときどきこうやってアタリ本を嗅ぎ出してきますな。
12歳のフー子は従姉妹の手紙に誘われて、夏休みの間、祖父の家に滞在することになった。時計塔のある坂にあるその家で、フー子はベランダへの扉から存在しないはずの秘密の中庭へ迷い込み、失踪した祖母の過去を知ることになる。
少女の成長の物語であると同時に、少女の祖母をめぐる哀しくおそろしい「恋」の物語でもある。
読み始めて最初に気になったのが、主人公フー子がなんだってこんなにびくびくしているのかだった。以下の個所を読んで母親に問題がありそうなことに気づく。この母親は明らかにヘンだ。
=====引用開始=====
母は、きどったまねや、わざとらしいことや、感傷的なことが、およそ嫌いなたちだった。つまり、少しでも「照れくさい」のがだめなのだ。フー子は、母にひやかされて、恥ずかしい思いをしたくなかったので、胸のうちを気どられないようにするくせがついていた。
(p.12)
=====引用開始=====
読み進んでいくうちにわかるが、フー子の母の母(すなわちフー子の祖母)は謎の失踪を遂げている。その原因は祖母の美しいもの未知へのものへの「強い憧れ」の気持ちにある。どうやらこのフー子の母はそれを感じ取って、無意識のうちに反応しているらしいのだ。
フー子と親戚の少年は、フー子の祖母のことを探るうち、ロシアから亡命してきた妖術使いのことを知り、ついに祖母の失踪の謎を解く。
深淵を覗き込み真実を知り、自分自身を知って、フー子は成長する。もう「傷つけられた娘」である母から傷つけられることはないだろう。
母の「恋」によって傷つけられた娘であるフー子の母が、自分の父と和解することはなかったけれど、調査の途中で知り合った、もうひとりの「傷つけられた娘」である山田氏の娘は、父を理解することによって癒される。
作中作として登場する山田氏の小説はおそろしい。
=====引用開始=====
それでも妖術使いは、これほどにすばらしい草原を、誰にも見せずにいることは、できませんでした。草原を見ることのできる強い憧れを持った人に、自分の目にかなう自分の愛する人に見てもらいたい、そう妖術使いは望みました。
……けれど、そいういう人は、いつかきっと、草原の果てまでも駆けてゆき、針の山に身を投じないではいられないのです。
=====引用開始=====
フー子の祖父の言葉もまたおそろしい。
=====引用開始=====
「いや。そうではない。そうではなくてね。……ぼくは、ああいうものを、善しとしないからだ」
(p.320)
=====引用開始=====
フー子は思う。「……おじいさんって、怖い人だったんだ……」
もしフー子の祖父が妻を捜して扉の向こうへ足を踏み入れたなら、彼女は助かったのだろうか?
フー子の祖母、フー子の祖父、そして妖術使い。だれもが強い意志を持ち、強い憧れを持ち、お互いに惹かれ合いながら、決して幸せになれない。なんという恐ろしい恋の物語だろう。
フー子が真実を追い求め、成長したとき、愛するものを破滅させた妖術使いは、少しだけ救われた。フー子の祖父も少しだけ癒されたと思いたい。
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高楼 方子/千葉 史子絵『時計坂の家』 (リブリオ出版 ,1992.10,\2,000+税)
ISBN4-89784-319-7【amazon】 【bk1(00864052)】
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静電気が発生してうっとぉしいので、髪を切った。長めのおかっぱな感じ。予定よりちょっとばかし短かったかも。
セガサターンを引っ張り出して、『Nights』で遊ぶ。きらきらしたファンタジーアクションゲームです。画面が美しくて大好きなんですけど、むずかしい。疲れました。TVゲームは自律神経を痛めるというのを忘れてましたわ。
本の感想を書こうとして力尽きる。好きな本の感想ほど書けないのは、なぜ。
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新宿でランチ&お茶会オフ。最初はレディス・オンリーな企画でしたが、最終的にはダサコンの男性も参加しました。
長くなったので、「ランチ&お茶会オフレポート」へ移動しました。
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【みのうら】さんの1月28日の日記に、1/17の[ネット内コミュニティの研究]への言及が。
データ交換文化とコニュニケ文化(でしたっけか?)の話のような気もする。データ交換文化はあんまり分裂することはなさそうっだ。
「通り道」というのは、うまい比喩かも。人が流動することが前提であるという点で。
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土曜日にひさびさに人波にもまれたためか、不摂生のためか、某ボランティアサークルのストレスのためかは分からない(でも多分3番目が原因)が、体調不良。『西の善き魔女 1』を読んでから爆睡する。
書かなくちゃいけない感想文が溜まっているので、一週間ぐらいこのページの更新をお休みしようかとかと思ってます。
荻原規子『西の善き魔女 1』(中央公論新社 C★NOVELSファンタジア)読了。
辺境のセラフィールドの地に住む天文学者の娘フィリエルは、初めての舞踏会の日に母の形見の首飾りを渡された。だが、それは女王試金石、グラールの王位継承権を示すものだった! 幼なじみである天文学者の弟子ルーンとともに謀略の渦に巻き込まれたフィリエルだが……。
というわけで、元気な女の子が頑張るファンタジー。
須賀しのぶ『帝国の娘』(コバルト文庫)と設定がかぶる部分もありますが、あちらより軽い感じ。すらすらと読めて絵の無い漫画という感じでありますが。
こういう主人公の心理に寄り添って一緒にハラハラドキドキするお話が一番好きですね。子どもの頃に戻ったみたい。
脇役で出てくる女王候補のお嬢様がやおい小説を書いているという設定が笑える。
どうやったら一番早く続きを読めるか考慮中。これを買った隣町の本屋には、続きの巻も揃っていたようですが、買いに行くべきかなぁ。それとも、さっさと外伝までをまとめてブックサービスに申し込むべきか?
購入ガイド
荻原 規子『西の善き魔女 1』 (中央公論新社 C・novels fantasia,1999.4,\857+税)
ISBN4-12-500491-9【amazon】 【bk1(00027002)】