1998年 |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5前 | 6前 | 7前 | 8前 | 9前 | 10前 | 11前 | 12前 |
.... | .... | .... | .... | 5後 | 6後 | 7後 | 8後 | 9後 | 10後 | 11後 | 12後 |
文庫本がリビングにあふれ出したため、本格的に書棚の整理に取り掛かる。 文庫を詰めこんだティッシュペーバーの空き箱が5個も6個もころがっているのは、やはりまずい。せめて2個ぐらいにしないと。 というわけで、SFとFTと岩波文庫とちくま文庫を作者と版元別にティッシュの空き箱につめ直し、本棚に並べ直す。 特定の作者の作品をまとめて読み返すことが多いからこうやってまとめておいた方が扱いが楽なんである。ついでにSFは、作者と書名をリストに打ち込む。 結構売りはらったりしているので、150タイトルぐらいしか残っていなかった。コレがあるのに、なぜアレがない?というものもあって、結構混乱。 ものによっては実家に置いてあるはずの本もあるのだが。
ダブっている本も何冊かあって、ショックだった。読んだ本を2冊買うことは、まずないのだが、岩波文庫やちくま文庫は、読まなくても確保しておく本があるのでタブるらしい。 井村 君江『ケルトの神話』が2冊あった。『さすらいのオランダ人・ダンホイザア』(岩波文庫) も2冊あった。『コールリッヂ詩集』(岩波文庫)も2冊ある。 コクトー『阿片』(角川文庫リバイバルコレクション)既に持っていた。 岩波文庫の薄い本は、なんかついつい買っちゃうんだよなぁ。読まないのに……。
棚が足りないので、SNEのソードワールド関係の本や不要なマンガを売り払うことに決める。 △
ひたすらホームページ更新。しんどいぞ。
小説トリッパー編『この文庫が好き!』(朝日文芸文庫)をほとんど読み終わる。
『この文庫がすごい!』は全く役にたたないが、この本は役に立ってしかも面白い。
旅行にいくとき(特にふるほん文庫やさん方面へいくとき)は、バッグにほうり込んでおくとよいと思う。
こういうブックリストの場合、ブックリストの選者がポイントですが、北村薫(ミステリー日本編)、井上雅彦(ホラー)、大森望(SF)、香山リカ(心理学)、清水良典(小説家になるための100冊)とかなり安心できる面々。
ちゃんと選者のプロフィールも載ってます。でも、ミステリー海外編が法月綸太郎なのがちょっと……。のっけから「ミステリーのベスト表作りが楽しかったのは、せいぜい二十代半ばくらいまでだ。(p.34)」ですからね。
「そんなに嫌なら仕事受けるなよ」と思いましたね、これ読んで。どうして新本格系のヒトって意味もなく喧嘩腰なんだろう?実力がないのを隠すためかしらん。
つまんなかったぞ、ブックリスト。プロなんだから、固有名詞だけで話が済むと思うな。
一方、北村薫のブックリストは名人芸。名作案内であると同時に北村薫のミステリーへの愛を語るエッセイにもなっていて、ついでにあっと言わせてくれる。
まさかブックリストで、「あっ」というとは思わなかった。(笑) 教師気質の人だから、初心者への心配りも感じられるし。
ジャンル読者を増やさねばならない立場のホラーとSFのブックリストも面白かった。まあ、この選者たちが、つまんないリストを出すわきゃないんですけどね。
やっぱり読書案内って、選者が想定読者を馬鹿にしてるのが見えると(法月倫太郎とか坪内祐三とか)、どんなにいい本を選んでいても、なんか読んでいて面白くないのね。
なおSFですが、100タイトル中34タイトルを読んでました。「5 異世界への扉」の10冊は中井紀夫以外は全部クリア。よかったよかった。守備範囲ですから、基本図書を読んでないと恥ずかしいものね。
ひたすらホームページ更新。つらいぞ。
紀田順一郎『古本屋探偵の事件簿』(創元推理文庫)読了。 本を読むことでなく本を所有することに情熱を燃やす古書コレクターたちの奇怪な生態がよーくわかった。 私なんぞはただの本好きで古書マニアじゃないですね。古書マニアなんぞには、なりたくもないけど。 私は本という形態にはあんまり執着がなくて、蔵書が全部電子化されて片手で持てる文庫本ぐらいの電子ブックプレイヤーで読めたらどんなに良いだろうと思う方ですからね。 それにしても、紀田順一郎さんって、女嫌いなのか? 出てくる女性の不自然なこと不自然なこと。 解説対談で「可愛い」といわれている助手の狸娘だって、どこが可愛いんだ? 古本オタクなおっさんたちの生態だけで十分面白いんだから、無理して女なんか出すことないのに。
天気が良かったので、夫が浮かれてドライブに行く気になった。
郊外にいくならBOOK・OFFもあるだろうと、不要な本をトランクに詰め込み、BOOK・OFFのホームページの店舗一覧を印刷したものを手に出発。
目的地は、赤城山のふもとにある群馬フラワーパークなのだが、そこを目指して走っていた国道50号で、店舗一覧にないBOOK・OFFを発見。
早速車を止め、売る本を持ち込む。
この店は、BOOK・OFF 50号桐生西店(新田郡笠懸町鹿3950、笠懸小学校のそば)というらしい。最近できた店で、以前は靴の安売り店だったようだ。
査定するお兄さんは、丁寧かつ迅速。ちゃんといくらで引き取ってくれるかの明細まで見せてくれる。
33冊で1200円なり。スニーカー文庫がほとんどだから、1冊10円でも仕方ないと思っていたところなので、結構嬉しい。
内田春菊の新刊エッセイが効いたようである。
BOOK OFFは、きれいな本なら買い取り大歓迎らしい。サービススタンプはなぜか売る方が率がいいし。
もう古本屋のおやじに「こーゆー本は売れないから、持ち込まれても困るんだよね。」とイヤミ言われながら本を売る必要もないわけで、
リサイクル本屋万歳というところ。
ここでの収穫は、
・アガサ・クリスティ『ミス・マープルと十三の謎』(創元推理文庫)
・ジョン・ヴァーリー『ティターン』(創元SF文庫)
・森岡浩之『星界の戦旗 I』(ハヤカワ文庫JA)
・TONO『カルバニア物語』1、2(徳間書店)
連れがBOOK・OFFから動かなかったため、目的の群馬フラワーパークについたときには、3時をまわっていた。必死でスタンプラリーをしてまわる。 ここの温室の設計は、なかなかの出来。(私は、あちこちの温室を見てまわっているので、温室にはちょっとうるさい(笑)) 花壇も美しく手入れされていたし、新しいせいか建物もきれい。もっとゆっくり見たかった。
フラワーパークを追い出され、帰途に付く途中の国道354で見たのは、BOOK・OFF 太田高林店の看板。
「よっしゃー!」というわけで、突撃。こりない面々である。(笑)
入った瞬間、目的のものがある気配がした。100円均一の文庫の棚へ直撃すると、勘はあたって、FTの白背が並んでいた。
最近、この手の勘はめったに外れない。古本にかけては、私って超能力者かも。(笑)
・ヒルデブラント兄弟他『妖精王の冠』(ハヤカワ文庫FT)
・パトリシア・A.マキリップ『ムーンフラッシュ』(ハヤカワ文庫FT)……ついにゲット。
・エリザベス・A.リン『北の娘』上(ハヤカワ文庫FT)……そのうち下巻もみつかるであろう。
・ニール・ハンコック『二人の魔法使い』(ハヤカワ文庫FT)……美本で100円だったし。
・ニール・ハンコック『光の女王ロリーニ』(ハヤカワ文庫FT)……一応資料だし。
・ニール・ハンコック『終わりなき道標』(ハヤカワ文庫FT)……最後の巻はどっかで探そう。
・久美沙織『あけみやみとじめやみ』(ハヤカワ文庫JA)
・菅浩江『メルサスの少年』(新潮文庫)……もってるけど珍しいから。
・文月今日子『グリーン・レクイエム』(講談社KC)
新刊書店で、以下の本を買う。
・森博嗣『数奇にして模型』(講談社ノベルス)
・CLAMP『カードキャプターさくら』6(講談社KCデラックス)
・TONO『カルバニア物語』3(徳間書店)
『カードキャプターさくら』のアニメ版の雪兎がなぜ声・緒方恵美なのか判った。 あれでは、まるっきり蔵馬では(笑)。いいけど、好きだから。
TONO『カルバニア物語』(徳間書店)は、カルバニアという王国を舞台にしたキュートな王宮コメディ。 可愛い女王様は出てくるわ、男装の麗人(?)はでてくるわで、ほとんどベルバラのコメディ版。 でも、アンドレやフェルゼンは出てこないの。出てくる必要がないの。 タニア女王も次期公爵エキューもしっかり精神的に自立してるから。 3巻目なんかすごいぞ。まさかこんな軽い絵で女の精神的な自立の問題を扱っているなんて誰も思わんだろうけど、実はそういう話。 それも軽やかにしたたかに、やっちゃうんだもんねぇ。ベルバラから25年。ここまで来たなのか、これしか来てないのかは判りませんが、 現在も『CHARA』で連載中。男装の麗人に弱い私としては、もうメロメロです。(笑)
花郁悠紀子のページへの掲示板があれば……というご希望メールで、掲示板設置を前向きに検討しだす。
森岡浩之『星界の戦旗 I』(ハヤカワ文庫JA)読了。
ようやく続きが出るというので、慌てて読んだ。
ラフィールもジントも相変わらず可愛い――のはいいのだが、アーヴ流の肩書き表記に慣れなくって大変。
リン主計列翼翔士(フェクトダイ・サゾイル)が、ジントのことだと判るまでにえらい時間がかかりました。
巻頭の人物紹介は、アーヴ表記でやっていただきたいものです。
ホームページに掲示板を設置できるかテストする。設置はできたが、誤字があった場合の修正が面倒なので、正式公開は見合わせる。 メンテが面倒だし、ログとれないし。一定量の発言が溜まった時点で、ログを取ってメールしてくれる掲示板だとありがたいんだけどなぁ。ぜいたく?
森博嗣『数奇にして模型』(講談社ノベルス)読了。 前作、前々作の手並みが鮮やかすぎたせいか、今回はちょっと落ちるかなぁという読後感。 あたしゃ、フィギュアも鉄道模型も興味ないので、勝手にやってぇというかんじ。 大御坊安朋さんとか金子勇二クンとかが良かったからいいや。犀川先生も頑張ったし。 今回の最大のトリックは、金子勇二クンの存在なんじゃないかと思います。
NIFTYの古本交換パティオの人たちから続々と本が届く。
パティオってなんですか?という質問があったので、ちょっと説明すると、パソコン通信ニフティサーブ上で開けるメンバー制の会議室です。
会議室ってのは、インターネット上の掲示板と同じようなものね。
通常ニフティには、分野別にフォーラムというのがあって、フォーラムはニフティの会員なら誰でも参加できるんだけど、フォーラムで知り合った人たちとちょっと内輪の話をしたいときなんかには、パティオを使います。
メンバーが多いときは、メールよりパティオの方が楽だから。
開設者が月500円払って、パティオを開いて(というか借りて)、パティオに入るためのパスワードをメンバーにお知らせするという方式をとります。
古本交換パティオは、漫画フォーラムで知り合った人たち(ほとんど萩尾望都ファンだけど)が中心で、主として古漫画を交換してます。
「これが欲しい〜」「もってるからあげる」、「これあげる」「欲しいっ欲しいっ」ってな会話で盛り上がっているわけです。
古本屋で買い叩かれるぐらいなら、欲しがっている人にあげたほうがいいし。
笑っちゃうのは、皆さん結構「救出」した本を持っていることですね。
「救出」っていうのは、好きな作家の本が古本屋の店先で叩き売られているのを見るのが忍びなくて、既に持っている本なのに、
ついつい買ってしまうことをいいます。買った本は、後々「布教」活動(面白いから読めって、友人知人に紹介する)に利用されます。私だけかと思ったら、他の人もやってるんだな。
で、今回届いたのは、
・佐藤史生『チェンジリング』(小学館PFコミックス)
・佐藤史生『打天楽』(小学館PFコミックス)
・中井英夫『薔薇への供物』(河出文庫)
・中井英夫『夜を翔ぶ女』
どれも貴重な本なのに、手持ちの本や情報との交換で只で譲っていただいたもの。
ネットワークでの本の探求は凄く効率がいいです。問題は、お互いが信用できるかどうかですね。
インターネット上の掲示板でやりとりをするのは、ちょっと勇気がいります。NIFTYのパティオは、クローズドな集まりだからその点は安心。
花郁悠紀子ファンルームの開設メールを送付。
ハヤカワ文庫FTがだいぶ集まったので、もう少し本格的に解説者やカバー担当者名等の情報もふくめたDBを作ろうと思い立つ。 で、MICROSOFT ACCESSをいじり始めたが、なんかとっても面倒。
すっかりBOOK・OFFびいきになってしまった夫と一緒に、店舗一覧の住所を手がかりにドライブがてらBOOK・OFF 館林店へ。
館林の店はかなり大きく、2階建てで1階が漫画とCD、2階がハードカバーと文庫。ただし、本の掃除や整理はかなりいい加減。
スニーカー文庫やハヤカワJAの100円コーナーは、陽があたる場所なので、背表紙が日焼けしてる。
コミックスはやや古いものもあり、1冊50円のセット物も多い。
ハードカバーの大判コミックスのコーナーも広くて、新大久保だったら定価の半額コーナーに並ぶような美本が100円だったりする。
この間600円で買った『草原の狼 4』が100円で出ていたのは悔しかった。
2階の豪華本コーナーには、国書刊行会の日本幻想文学集成が900円で並んでいたりする。欲しかったけど……。
BOOK・OFFは、シリーズものや同じ本が半額コーナーと100円コーナーの両方に並んでいたりするので、注意が必要。まず、100円コーナーからチェックすべし。
というわけで、収穫は、
・名香智子『レディ・ギネヴィア 2』(新書館ペーパームーンコミックス)……なんとこれが100円だ!
・山田ミネコ『闇雨月』(白泉社 JETS COMICS)……これも100円。新大久保では定価の半額だった。
・鳥図明児『象の王子と馬の王子』(角川書店 ASUKA CONICS DX)……こんなのが出てたとは。
・ウェイランド・ドルー『ウィロー』(ハヤカワ文庫FT)……映画も駄作なので100円でも高いと思う。
・ロビン・マッキンリィ『英雄と王冠』(ハヤカワ文庫FT)
・パトリシア・A.マキリップ『風の竪琴弾き』(ハヤカワ文庫FT)
・ロジャー・ゼラズニィ『イタルバーに死す』(ハヤカワ文庫SF)
・ファーマー他『時間SFコレクション タイム・トラベラー』(新潮文庫)……珍品だと思う
・ラーゲルレーフ『幻の馬車』(角川文庫リバイバルコレクション)……金色の装丁が好き!
・トマス・トライオン『悪魔の収穫祭』上下(角川ホラー文庫)
あんまり状態のよくない『夢見る宝石』があって、どうしようか迷った末、結局やめた。
好きな作品なのに、なぜか本棚になかったのだが、まだ現役だから新刊で買い直そう。
そういえば、コードウェイナー・スミスも2冊しかなかったことが判明。そのうち買おう。
トマス・トライオン『悪魔の収穫祭』は、『幻想文学別冊 モダンホラー・スペシャル』(アトリエOCTA)で太鼓判を押されていた本。 ホラーは苦手だけど、かの名作『悪を呼ぶ少年』より上っていうんだから期待。 (もっとも私は評者の村田基という人の傾向と対策を知らないので、ハズす可能性もありますが……)
しつこくBOOK・OFF詣で。今日の目的地は、BOOK・OFF 太田新井店。
この店は駐車スペースが狭い(地方の店は、たいてい駐車場があります。)けど、本の整理が行き届いていた。
わりと古い店らしく、ちょとと古めの漫画も置いてある。私が探しているのは、絶版品切れの本だから、こういう店の方が都合がいい。
雑誌コーナーで、『ペーパームーン サーカスファンタジー』を発見。250円。これだって、東京だったらもう少しするのでは?
地方はマニアが集中していないからいろいろ残っているのね、きっと。
100円漫画コーナーで、内田善美『かすみ草にゆれる汽車』(ぶーけコミックス)を発見。うーん、東京方面じゃ、出ないんですけどね。ファンが抱え込んでるし。
チェック柄のぶーけコミックスって、もう絶版では? 通常価格のコーナーには、『ひぐらしの森』もあった。
文庫本コーナーで、『ウィンターズ・テイル』下巻を発見。私が欲しいのは上巻なんだが。もしやと思って、100円コーナーへいくと、おお、ありました。
マーク・ヘルプリン『ウィンターズ・テイル』上巻発見!
ここは、100円コーナーでも比較的きれいな本が多くて嬉しい。福武文庫のJOYシリーズもあったのでそれもまとめてゲット。
というわけで、収穫は、
・『ペーパームーン サーカスファンタジー』
・内田善美『かすみ草にゆれる汽車』(ぶーけコミックス)
・名香智子『緑の誘惑』(新書館ペーパームーンコミックス)
・三原順『ムーン・ラィティング』1・2(白泉社)
・マーク・ヘルプリン『ウィンターズ・テイル』上(ハヤカワ文庫FT)
・ロビン・マッキンリィ『青い剣』(ハヤカワ文庫FT)
・A.メリット『イシュタルの船』(ハヤカワ文庫FT)
・マリオン・ジマー・ブラッドリィ『白き手の巫女』(ハヤカワ文庫FT)
・ジェニファー・ロビンソン『緑陰の騎士』(ハヤカワ文庫FT)
・デイヴ・ダンカン『魔法の窓』上下(ハヤカワ文庫FT)
・藤本泉『オーロラの殺意』(ハヤカワ文庫JA)……どんなの書いてるか知りたくて。
・シュトルム『たるの中から生れた話』(福武文庫)
・フォークナー『魔法の木』(福武文庫)
・熊とにんげん『ライナー・チムニク』(福武文庫)
そういえば、この店、国書刊行会のバベルの図書館シリーズもありました。定価でしたけど。 なんででしょ?店長の趣味かな?
帰り道で、太田高林店に寄るも、先週見尽くしちゃったので、目新しいものはなし。 あ、山田ミネコ『呪禁師の森 後編』(双葉社 フタバ・ファンタジー)があったので、拾ってきました。
NIFTYの古本交換パティオの人から、坂田靖子の本が届く。
・坂田靖子『星食い』(朝日ソノラマ サンコミックスストロベリーシリーズ)
・坂田靖子『闇夜の本 1』(朝日ソノラマ サンコミックスストロベリーシリーズ)
・坂田靖子『闇夜の本 3』(朝日ソノラマ サンコミックスストロベリーシリーズ)
おまけとして、萩尾望都の対談記事のコピーも。
坂田靖子の作品では、「星食い」が一番好き。愛蔵版で出たらもっと良かったのにと思う。
『闇夜の本』もこれで、全冊揃う。バケモノが可愛いのでこのシリーズも好きなのだ。
ロバート・アスプリン『宮廷魔術師は大忙し!』(ハヤカワ文庫FT)読了。
師匠の留守に難題をいろいろ抱え込まされてしまったスキーヴ君。
でも、1巻目よりだいぶ成長してるので、なんとか自力で問題を解決。よかった、よかった。
ヘムロック女王の活躍の場があんまりなかったのが残念でした。解説によると11巻目あたりで再登場の予定だとか。
それまでちゃんと出続けるといいですね、このシリーズ。
解説は、大森望さんと水玉蛍之丞さんの掛け合い漫才。スキーヴを声・緒方恵美でアニメ化してなんて話も出てます。
いいなぁ、それ。大森・水玉対談は面白いのでまたやってください。
山田ミネコ『呪禁師の森 後編』(双葉社 フタバ・ファンタジー)読了。 「ふふふの闇」と「外法童子」のキャラが出てくるのだけれど……うーん。ミネコさん、疲れてるのか。 定価780円のところを400円で買ったけど、100円で十分の内容です。(^_^;)
パトリシア・A.マキリップ『ムーンフラッシュ』『ムーンドリーム』(ハヤカワ文庫FT)読了。
新刊で出たとき、「なんかSFっぽくて、つまんなそう」とパスした私がバカでした。マキリップって巧いわ、やっぱり。
『妖女サイベルの呼び声』は、まぐれではなかったです。ただ、これSFなんですねぇ。
あんまり売れなかったようですが(読んだという人の話をあまり聞かない)、FTで出したのが敗因かも。
閉ざされた<河世界>で育った少女が、結界の向うに何があるのか疑問を抱き、すでに婚約者がいる身で、 幼なじみの少年を道連れに、世界の果てを目指すというお話とその続編。 主人公のカイエオールの思春期の少女特有ののわけわかんなさとか、カイエオールに引きずられる形で旅に出たタージェが、 旅の終わりにはいつのまにかカイエオールを追い越して大人になっているところとか、とってもイイです。
社会の「常識」に抑圧される少女という、フェミニズムっぽい始まりでしたが、出てくる男性はみんな割りと「いい人」で、
マキリップはフェミニズムなヒトたちと違って、まだ男性に夢をもっているんだねぇと、思ってしまいました。
(私は、こっちの方が好き。世の中にはイイ男もいると信じたいぞ。)
ただ、ああいう形で飛び出したのにもかかわらず、<河世界>へ戻ったあと、誰も何にも言わないのが(普通は「うちの息子のメンツをつぶした」とか言わないか?)、
不思議であり物足りなくもありますが、まあそれなりにまとまっているし、人間関係のしがらみを描くのがメインの話じゃないから、これでいいのかも。
でもやっぱりカイエオールの婚約者がどうなったか知りたい気がします。
あとは『ムーンドリーム』に出てくる、首に子供を巻いたヒト(?)が、好きです。
『ムーンドリーム』では、カイエオールとタージェの行動が交互に語られるにも関わらず、
『水の都の王女』のときのように思考が分断される気がしなかったのは、マキリップの構成の巧さでしょうか。
ハヤカワ文庫FTの情報をDBに登録。入れなきゃいけない情報は、まだまだたくさんある。
タニス・リー『幻魔の虜囚』(ハヤカワ文庫FT)読了。
読んだと思って、読んでいなかったんですねぇ。ジュヴナイルなので、あまり色っぽくはありませんが、やっぱりタニス・りーも巧いわ。
あと、リーの翻訳は、華麗な浅羽訳が一番好きです。シャーロット・マクラウドの場合は、浅羽訳はちょっと癖があるので、片岡しのぶさんの訳の方が好きなんですけど。
内容に対しては、一目惚れした男にそこまで命賭けて大丈夫なのかいな、などと思うわけですが、
そこはそれ、やっぱりタニス・リー、抜かりはないわけで(笑)。
脇役として器量の良くないお姫様というのが出てくるんですが、この人の存在が良いです。
タニス・リーって、結構不美人に優しいかも。美形はたいてい性格悪いですものね。(笑)
放り出していたゲーム、AZELを再開。最初からやりなおしたので、大変でした。
ようやく前回やったところまで辿り着いて、前に詰っていたのが嘘のようにすんなり進みました。前回は、通路の入口がわからなくなって迷ったのです。
このゲームは、ドラゴンに乗って3D迷路を移動して、前後左右だけでなく、急降下したり急上昇したりもできるので、操作しているうちに、
自分がどこにどういう向きでいるのか判らなくなっちゃうんです。
その上、入口に入るためには、対象をロックオンしなくちゃいけないので、どこが入口だかわかんないと、迷路から出られない〜。うー。
ともあれ、最終局面。アゼルと一緒にドラゴンに乗って、「塔」へと突入。
ちなみに2回目のドラゴンの名前は、「ゲレゲレ」です。
最終更新日: