更新日: 2006/01/05
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麻野 一哉/飯田 和敏/米光 一成『日本文学ふいんき語り』(双葉社 ,2005.12,\1680, ISBN4-575-29861-1)読了。
むちゃくちゃ面白かった『ベストセラー本ゲーム化会議』』[→感想]の第二弾。今度は日本の文豪が相手ですよ!
文豪から「ゲーム化してよ」と依頼がきた、という設定で、今回も座談会形式で作品に好き勝手にコメントしつつゲーム企画を立ててます。
今回タイトルに「ゲーム」の文字がないのは、「ゲーム」って書くと本屋さんがゲーム攻略本だと思ってビニールパックして攻略本の棚に置いてしまって、この手の本を面白がるそれなりに本を読んでいる人たちに届かないからなんだそうな。
「文豪の作品をこんな風に扱うとはおまえら全然文学が分かってない!」と怒る人もいるでしょうけど、「文学を分かっている」誰かの受け売りで分かったつもりになるよりも、自分で読んで自分のアタマで考えたほうが、本の読み方としては正しいと思うな。
「国語」って、読解に見せかけた説教だったことがはっきり解った。そんなに一面的なものじゃないのに。読むことは自由なのに。怒ろう。過去のぼくのために。今、「国語」のせいで近代文学が嫌いになってしまっているこどものために。(p.329)
おお、カッコイイ。
特に面白いのは芥川と太宰と三島かな。芥川はちゃんと読もうと思いましたよ。
一番笑ったのは、p.198。
麻野・飯田 ”そのとき金閣寺が現れたのである”。
ハモるな〜っ! 『金閣寺』も読まないといけませんね、このシーンのために。
企画書ではオムニバスRPG『羅生門』のイラストが凄いと思いました。ちゃんと手塚線だし。
そうそうタイトルは「雰囲気=ふんいき」じゃなくて「ふいんき」です。
関連リンク:
公式サイト【日本文学ふいんき語り】
※感想をトラックバックすると「三島っち」バッチが当たるらしいので、トラックバックしてみる。
2005/12/14追記
……どうやら「三島っち」バッチがいただけるようですよ。ばんざーい。
この本のおかげで、近代文学を身構えて読む必要なんて全然ないんだということが分かりました。
今、p.47あたりで紹介されていた芥川の『地獄変・偸盗』を読んでますが、「偸盗」って「兄弟やおい」として読めますよー。あとでサイトに感想を載せる予定ですが、まさかこーゆー作品だったなんて! 萌えました(笑)。ありがとう『ふいんき語り』!
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レディスデーなので、『Mr.&Mrs.スミス』を見に行った。この時期に映画館に行くと必ず風邪をうつされるので、用心して館内ではマスクをかけてみた。
行きと帰りに、この間amazonで買った「イヤーラックス 防寒耳カバー フリース」【amazon】を使ってみた。そこそこ暖かいけれど、すこし薄いかな。風が強いと冷たさが通ってしまいそう。
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー主演の映画『Mr.&Mrs.スミス』を見る。
南米のとある街で出会い一瞬で恋に落ちたふたり。男は自称建築家、女は自称ITエンジニア。6週間でゴールイン、結婚生活も5〜6年(ここは笑うところ。夫婦で言うことが違う)、ちょっとばかり倦怠期でカウンセリングに通う、そんな一見普通のMr.&Mrs.スミス。でも実はふたりはそれぞれ違う組織に所属する凄腕の殺し屋だったのです。
同じ標的を狙ったことから、お互いの正体がばれ、なんともド派手な夫婦喧嘩に発展する……といった感じのロマンチック・アクション・コメディ。
ブラッド・ピットのMr.スミスは、ちょっと情けないローテクの一匹狼の殺し屋。アンジェリーナ・ジョリーのMrs.スミスは、ハイテクを駆使する暗殺チームのエース。
能力的には女が上、でも体力と機転は男が上、男の方は未練たらたらで本気が出せず、女は未練があっても表に出さずかなり本気……なのはお約束かな。逆だったら、観客が納得しないでしょう。
お互いの出方を窺うディナーのシーンは大笑い。それなりに豪勢なお家(スパイの家だってのに、セキュリティゆるゆる)での銃器使っての夫婦喧嘩(ご近所迷惑)や、ホームセンター(家庭用品をいっぱい売ってるでかい店ね)での攻防はすごい迫力です。痛そう。
面白かったですが、1800円を出して映画館で見る映画かといえば微妙。家のTVで家族でツッコミ入れながら見たほうが楽しい映画のような気がします。
あ、夫婦喧嘩してむしゃくしゃしてる人にはおすすめします。
公式サイト【Mr.&Mrs.スミス】
某所のレビューを読んで購入してみました。
耳にカバーをはめるタイプの耳当て。板状のバネが入っていて、穴に耳をいれて、パコンと押すと頭に沿った形にはまるのです。
そのままだと落としそうだったので、太めのゴム紐で左右のカバーをつなげました。あごにゴム紐がたれるような形になるので少々邪魔ですが、片方だけなくすよりマシ。
かさばらないいのでフリースを購入しましたが、布地が薄くて風が強い日には寒いかも。かさばるし少々高いけれど、毛皮のもののほうがいいかもです。
紀伊国屋書店で岡田斗司夫『プチクリ』を購入。「特集:大人のキャラクター小説〜ライトノベルのその先へ」が載っている『野性時代』も見てきたけれど、かなり微妙。なんというか……ものすごく安っぽい作り。
『幽 第4号』も出ていた。【bk1】で予約……したつもりだったのに、あれ? 注文してない! ご近所にも配本されるかもしれないけど、どうしようかなー。
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銀行に行って通帳記帳。何年も記帳していなかったものがあったのだ。
来年になったらUFJ銀行にいって、通帳を変えてもらわないと。恐ろしいことに三和銀行時代の通帳なのですよ。
郵便局にいって、書き損じの年賀はがきを切手に替えてもらった。えらい昔のはがきもあった。
帰ってきてから2階の窓拭き。時間切れで寝室の窓まで拭けず。
昨日は、不要なものを売り払おうと、ゲームの整理をしたのだった。
1995年のスーファミ用『クロノトリガー』とか出てきた。買い取ってくれるかしら? スーファミはちゃんと動いたよ。『ぷよぷよ通』も動いた。『ぷよぷよ』はもったいないので、残しておく。
ローンの繰り上げ返済についてシュミレーション。もっと早くやるべきだったんだが、ボーナス出ないと計画立てられないし。出るかどうかもわからんからね、ボーナス。
洗濯槽のクリーニング中。汚れがうじゃうじゃ浮いている
従妹の結婚式の引き出物のカタログギフトが実家から送られてきた。
「クロワッサンブルーグラス200V」
鍋ふたつを重ねるタイプの保温調理鍋。「はかせ鍋」と違い重ねたまま火にかけてはいけないとか、空焚き禁止とか、制限事項がいろいろあるんだけど、保温調理器具と使う分には遜色ない。要するに重ね置きできる鍋が二つ増えたことになる。ちょうど鍋を買い換えようとしていたところだったのでタイムリー。
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日記抜粋やらメモやらを放り込んでいるPukiWikiベースのページ [ありろぐに] がやたら重い。その上既存データの更新をしようとするとエラーになってしまう。
Wikiとしてはほとんど使っていないので、必要なページだけHTML版に落として、撤去してしまおうかと思っている。
HTMLへの変換が面倒くさいけど。
更新が止まってしまった [ありすとっく] は、トップページに目次を載せておくことにした。もともと書庫として使うつもりだったのだから、最初からこういう形にすればよかったのだ。
必要だったら、2005年のお勧め本のページを過去日付で作ればいい。
[こどなの読み物] も2005年1月で更新が止まっているので、2005年の主なラノベ関連の記事を拾ってアップして、トップに目次を載せて凍結の予定。「ラノベ(評論)ブーム」についての情報をまとめておく意味はあるので、撤去はしない方向で。
この日記というか日誌ページは、来年もnDiaryでいく予定。レイアウトはもう少しブログっぽくしたい気はするけれど。
今のままで自分の備忘録として十分便利だし、コメントやトラックバックはそれほど必要じゃない内容だし、【blogmap】や検索サイトに拾って欲しい本の感想は、はてなに転載することで用が足りるし。リンクが1クッション増えるけど、本当に情報が欲しい人はそれでもやってくるからね。
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銀行に行き、住宅ローンの繰上げ返済の手続き。前に1回やっているので気は楽。今回は手数料なしだって。なぜ? 嬉しいけど。
TV電話で言われたとおりに書類に記載してはんこを押して提出しておしまい。あとは期日に口座にお金を振り込むだけだ。
岡田 斗司夫『プチクリ 好き=才能!』(幻冬舎 ,2005.12,\1260, ISBN4-344-01082-5)読了。
言っていることに異論はない。すでに私は「プチクリ」です。
ただこの「プチクリ」って語感がどーしても好きになれない。
いや、中身は悪くないんです。
「好きでやってること」「とりあえず、出来てしまうこと」にもっと誇りを持とう。
それは大部分の「出来ない人」「やれない人」から見れば、あなたたちに天から与えられた、輝ける「才能」なんだから。
【 岡田斗司夫の「プチクリ日記」: プチクリとはなにか?】
だからその才能を使って表現をして、「プチクリ」という考え方で皆で幸せになろうという考え方には賛同するし、アンテナの低いニートな人たちにも届くようにこの本をベストセラーにしたいんだというのも、よろしいでしょうと思うのです。(だからわざわざ紀伊国屋まで行って買ってきた)
でもね、もうちょっとカッコいいネーミングだったら、もっとよかったのにと思うのよ。
香山リカ/森健『ネット王子とケータイ姫 悲劇を防ぐための知恵』(中央公論新社 中公新書ラクレ ,2004.11,\735, ISBN4-12-150155-1)読了。
なんかアタマわるそうなタイトルですが、中身はイマドキ(といっても1年とすこし前だけど)の子どもとネットとのかかわりの現状をそれなりにふまえたレポートと、それに対して親や教師が何ができるかという提言で、かなり真っ当。
結局、親自身のネット・リテラシーを高めつつ、親子でネットの扱い方、トラブルがあったときの対処の仕方を体験的に身に付けていくしかないんだよねという結論。
お子さんのいる人は一読なさっておくとよろしかと思います。下手に半端な知識を身に付けちゃうとわかったつもりになって親のいうことを聞かなくなるので、ネット教育は早いうちから始めたほうがいいという話です。
このタイトルは失敗だと思う。最初に見たときには、おバカな高校生の恋愛についての本だとおもったもの。まさか子供とネットリテラシーについての本だとは思わなかった。
中公新書ラクレは中身とは異なるセンセーショナルなタイトルをつける傾向にあるんですが、このタイトルじゃネットリテラシー/ネットセキュリティに興味がある人でもスルーしちゃうと思う。
実際検索しても、たいして書評が出てこない。
もっと硬いタイトルだったら、手に取る人は多かったんじゃないだろうか。せめて副題を「子供を守るネット・リテラシー」とかにすればよかったんじゃないのかな。
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有里 (Alisato Akemi)