更新日: 2006/01/05
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家人がHDつきのDVDレコーダーの3台目を買う。DVR-920H。買ったのは先週の土曜日。
ずーっと狙っていたらしいのだが、新機種が発表されて一気に価格が落ちた(発売当初は18万円。今はその半分以下)。散々迷って、家人の貯金+お弁当貯金+ボーナス前借分で購入。
ノイズリダクションがついていることが最大のポイントだそうな。
ブックオフに寄ったら『二つの塔』のポスターブックが100円で落ちていたので、ついつい拾ってきてしまった!
あとハガレンのポストカード集がついている『アニメージュ』(2005年2月号)が200円であったので、それも拾った。
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ジョイフル本田というホームセンターがやっている英国庭園。
太田市と伊勢崎市の間ぐらいにある。入場料550円。
写真は[エレホン番外地@はてなダイアリー] に掲載。
バラはまだ咲き始め。雨が多かったせいもあって、花がへたれていた。
設計自体は素晴らしいんだけど、全体に手入れ不足という感じ。特に花が植わっている庭園は絶え間なく手入れをしないと、すぐに荒れた感じになってしまうのね。比較的手入れが楽だと思われるベジタブルガーデンとコニファーガーデンは良い感じだった。
テラスのあるティールルームでは、英国風(あくまでも「風」)のアフタヌーンティーができるはずなのだが、ケーキもスコーンも売り切れでがっかり。
しかたないのでダージリンティだけ頼んだ。お茶はポットで出てくる。一応カップはあたためてある。でも、どうも私のトレーには砂糖ツボをつけ忘れられたようだ。
砂時計も一緒に載せてくれるんだけど、お湯を注いだ時点でひっくりかえさないとダメなんじゃないかな。意味もわからずにマニュアル通りにやっているって感じ。
ま、あくまでも「なんちゃって英国庭園」のティールームですから仕方ないんでしょう。本気でちゃんとした紅茶が飲みたいのなら、ちゃんとした紅茶専門店に足を運ぶべきなんだろうし。
というわけで、評価はそこそこ。スコーンがあったらもうちょっと評価があがったかも。
単に花を見るだけなら、県立のフラワーパークのほうが良いかもしれない。花ではなく、英国庭園の設計思想を見に行くつもりでいったほうがいい。もうちょっと手入れがよければ、すばらしい庭のはずなんだけど。
向かい側には本家のホームセンターがあって、これがすさまじいまでの広さ。洗剤のたぐいの日用雑貨からカーテン、クッションのインテリア用品、電化製品や照明器具、工具木材などのDIY用品などなどが並んでいるのは、普通のホームセンターと一緒だけど、ここは画材と手工芸品用品を扱う別館があって、これが凄かった。東急ハンズのその手のフロアを一面に並べた感じ。ユザワヤより品揃えが良かった。(ただし布地は扱っていない)絵の具がずらーーーっ、筆がずらーーーっ、漫画原稿用紙がずらーーーっ、スクリーントーンがずらーーっ、いやもうすごかった。価格もハンズよりちょっとだけ安い。
時間的には電車で東京に出るのとおなじくらいなので、ドライブがてら買い物にいくのもいいかもしれないと思った。
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ご近所のDVDレンタルが終了するというので、慌てて借りた。
オペラ座の怪人 通常版 ジェラルド・バトラー ジョエル・シュマッカー エミー・ロッサム メディアファクトリー 2005-08-26 売り上げランキング : 14 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
……なんかつまんないんですけど。
第一次世界大戦後の荒れ果てたオペラ座の場面がシャンデリアが吊るされることで一転してかつての華やかな時代に戻るという冒頭の演出は良かった。でも、そこからクリスティーナがプリマに抜擢されるまでのドタバタが冗長。プリマになってからのクリスティーナは何考えてるのかさっぱり分からない。
曲はすばらしいし、マスカレードのダンスシーンも凄い。オペラ座の裏側を見せているのが面白い。(地下はイマイチだけど)
でも、ファントムが全然芸術の天才って感じじゃないし、あんまり醜くもないし、ラウールと区別つかないようなタイプなので、クリスティーナがふたりの間で揺れ動く動機がさっぱり見えない。
歌詞を聞いていると、クリスティーナはファントムに対して敬愛の情も友情も抱いているし芸術家としても惹かれているけれど、恋人としての愛情だけは持てないでいるというのが分かるんだけど、画面からはそういうのが全然伝わってこないし。
ファントムがエレファントマンだったのも解せない。ただかくまわれてるだけの存在だったのに、どうしてあんなに力を持つようになったの? 下手に背景説明なんかしなきゃいいのに。
意味深に出てくる、劇場のおばさんも謎。金髪の娘がたいへんに可愛らしくて、クリスティーナと一緒にいると百合っぽいのも謎。
意味ありげに出てくる割には何の役割もしてないんだよね。あんまり意味ありげに出てくるから、あの金髪の子はファントムの娘じゃないのかとすら思った。あのおばさんがファントムと恋におちれば、クリスティーナなんか必要ないじゃんと思ったんですけど。
原作は読んでいるんだけど、クリスティーナがラウールとらぶらぶでファントムなんか全然目じゃないというのにびっくりした記憶がある。
曲はよかったので、別のバージョンで見てみたい。舞台とか。
『ファントムオブパラダイス』は……一応モチーフはオペラ座の怪人だけど全然違う映画なのね。
2005/10/25追記:
歌を聴くなら舞台よりCDのがいいとアドバイスをいただきました。
劇団四季の市村正親版が納得しやすい演技なのだそうです。
劇団四季のCDは三種類あるんですね。
【オペラ座の怪人特集】
市村正親版は1988年の「オリジナルキャスト」版ですが、既に絶版でマニア垂涎の一枚のようです。図書館に入っていることもあるというので探してみましたが、うちのご近所だと「ロングランキャスト」版しかないんですよね。でも試しに聞くだけならこれでもいいかな。
さらに追記。
「オリジナルキャスト」版と「ロングランキャスト」版は全然芝居が違うらしい。「物語の本質をつかむにはぜひオリジナルキャスト」を探せとのこと。見つかるかなー。
2005/11/18追記:
その他の映画版に関しては【Wikipedeia:オペラ座の怪人】がとても詳しかった。
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映画『コープスブライド 日本語吹き替え版』を見た。
都合のよい時間に上映されているのが日本語吹き替え版だけで、アニメだから吹き替え版でもよかろうと思ったんだけど、始まったらミュージカルだったので「しまった!」と思いました。吹き替えはそれほど悪くはなかったけれど。
あとで、牧師の声がクリストファー・リー様だと知って、さらに「しまった!」と思ったが仕方がない。
上映前に後ろの席の女の子たちが「これって泣けるのー?」「泣けるんだってー」と話しているのをきいて、「けっ、おまえらは泣けりゃなんでもいいだろ。勝手に泣け。あたしゃ泣かんぞ」と思ったものですが、ラストでないてしまいました。くぅ……不覚。
エミリー(腐った死体の花嫁さんね)は、何にも悪いことしてないんですよ。ヴィクトリア(主人公の婚約者)もね。主人公のビクターは、結果として二股かけることになっちゃったけど、きっかけは不幸な「事故」だしね。ほんと切ない三角関係で。
主人公が女性たち(ビクトリア&エミリー)と心を通わせる手段がピアノなんですね。特にエミリーとの連弾シーンがすてき。
『シザー・ハンズ』の時はテレビごしの視線で落としてましたが(←何もしないで相手が落ちると思ってるオタク・ドリーム!)、コミュニケーションのなんたるかをだいぶ学んだとみえます。
ティム・バートンの他の作品と同じく、この作品も彼自身の私小説ならぬ私映画なのだろうと思いましたよ。エミリー役は今のパートナーであるヘレナ・ボナム=カーターが声を当てているけど、ビジュアルは前のパートナーに似てるもんねぇ。
とても良かったけれど、どちらかといえば『チャーリーとチョコレート工場』のほうが好きかな。
公式サイト【ティム・バートンの「コープス・ブライド」】
映画見た後、お昼を食べて、池袋へ。
道案内メモ。
地下街の35番出口を出て、左にビックカメラを見ながら交差点まで歩いて、信号を渡って、大通から斜めに入るサンシャイン通りに入ります。サンシャイン通りはレンガ敷きで通常は歩行者天国になっています。入り口にSunshineと書かれた2本のポールが立っています。ロッテリアが左手にあります。
そのまま歩いていくと東急ハンズの入口に着くので、地下街に入らずに高速の下の信号を渡ります。向かい側にアムラックスがあります。
アムラックスにぶつかったら、そのまま右側に歩いて、右折すると目の前にアニメイトのビルが見えるはずです。道を渡った向こう側はサンシャインビルです。
アニメイトだけパスして、5軒はしご。「K-BOOKSアニメ館」「まんだらけ」「K-BOOKS」「キングスキング」「とらのあな」。あれ? 「キャラクタークィーン」に行き損ねたぞ。
イベントあわせで出た新刊を買ってしまいましたわよ。割高だけど。
中古14冊(3570円)+新刊8冊(7400円)。あ、いちまんえん以上買ってる……。しかも一冊ダブってた……。大人って金もっている上に歯止めがないから困るわねぇ。でも単価2000円以下のものばかりだしー。(古本は210円〜420円)
他の方のレポも参考に覚書を少しだけ改訂する予定。
ちなみに、地下鉄だったら有楽町線の東池袋駅の方が近いらしい。サンシャインまで徒歩3分。そちらは使ったことがないので、次回はトライしてみようかと思います。でも初めてだともっと迷うかも。
『ブラッド・プライス ―血の召喚―』の表紙イラストにひと目惚れ。まさかこれがFTだったとは! 眼鏡っ子の女探偵ですよっ! 絵師はエナミカツミさんです。偉いぞ早川の担当者
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着ない服は捨てる!
というわけで、捨てるための30Lゴミ袋を2個作った。
買った覚えのない服が何枚か出てきて驚愕。きっと安さに目がくらんで買ったものの、着心地が悪いか似合わないかでタンスのこやしになっていたのだろう。
20年前の服も出てきた。無理して買ったブランド品は箱詰めして天井近くの棚に。もう体型的にもデザイン的にも、絶対に着られないのは分かっているんですが。
お気に入りだったのでしみだらけの服は泣く泣くゴミ袋へ。
まだまだあるのよね。
羊毛セーターと薄いポリエステルの服が一番始末に困る。
アクリルなら解いてアクリルタワシに編めるし、綿なら切り刻んでウェスとして掃除に使えるし、フリースも切ってクイックルワイパー代わりに使えるのに。
※セーターはほどいて洗って、クッションの中身にするという手があると教えてもらった。なるほど。
服なんて持っていても着ていくところがないから、1シーズンで着たおす室内着5日分+ご近所の買い物に着ていく服2日分+東京に出るときに着る一張羅を着回してりゃいいんじゃないか。
ただ、似合う服が欲しい。なぜ似合わない服ばかり買うのか、自分……。(買うときは似合うと思うんだよ……)
退院祝いに【大森望さんのサイト】で購入しようと思ったら、戴いてしまいましたよ。今回はお手伝いはしていないんですが。
というわけで、購入しようと思う方は、うちじゃなくて大森さんのサイト経由で購入しましょう。片手で持てる10年分のSFデータベースです。
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ロング・エンゲージメント 特別版 オドレイ・トトゥ ジャン=ピエール・ジュネ ギャスパー・ウリエル ワーナー・ホーム・ビデオ 2005-08-05 売り上げランキング : 1,252 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
第一次世界大戦のさなか、自傷した罪でフランス軍の5人の兵士が軍法会議で死刑を宣告され、武器もなしに最前線へと送り出された。兵士のひとりマネクの婚約者マチルドは、彼の戦死の知らせを信じず、私立探偵を雇ってマネクとともに死刑を宣告された4人の消息を辿っていく。
印象的な様式美の映像に彩られ、繊細な伏線が張り巡らされた、まるでトランプでつくったお城のような映画。うっかり気をゆるすと、ばらばらに崩れていくような感じ。
日本語吹き替え版で見たのだが、ナレーションがヒロイン自身の声なので、あの美しいラストが最後の最後でひっくり返るのではないかという気がして怖かった。が、原作がセバスチアン・ジャプリゾ『長い日曜日』【bk1/amazon/boople/Yahoo!】だと知って、なんだか安心した。ジャプリゾだったら、ああいう展開もアリだ。
ヒロインが真実を探していくところやその頑固さなど、いろいろなところが『雨の訪問者』(ジャプリゾが脚本を書いた映画)に通じるものがあると思った。
ヒロインは様々な形で願掛けをするのだが(「夕食の時間までに犬が入ってきたら、マネクは生きている」等)、それが面白い伏線になっている。ラストに呼応するように歪んだ形で結果が現れるのだ。
「恋人が生きている」と直感を信じてマネクの行方を追いつづけるマチルドを駆り立てているものは希望ではなく恐怖だろう。子供の頃に両親を失った彼女は、灰になったものは決して戻らないことを知っている。だからこそ、生きているという希望があればそれにすがる。映画の中でほんの一瞬、灯台から落ちそうになっている子供時代のマチルドをマネクが必死で支えているというシーンが映るのだけれど(それがどんな意味なのか作中では語られない)、その逆のことをやっているという意識がマチルドにはあるのではないだろうか。あのとき、マネクが諦めたらマチルドは灯台から落ちて死んでしまったかもしれないように、彼女が諦めた瞬間、マネクは死んでしまうのだ。
最後まで見終わって、冒頭の5人の兵士の紹介のシーンを見直すと、すでにいくつかの伏線が仕込まれていたことに気づく。
レンタルだったので、ゆっくりと見られなかったのだが、本当はもう一度じっくり見直すべき映画なのかもしれない。
なんとなく『エッグ・スタンド』や『メッシュ』シリーズに繋がるものがあるような気がするので、萩尾望都ファンは見るとよろし。
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某所で開催された某オンリーイベントに参加。楽しかった。長蛇の列でした。一緒に並んでいる人とお知り合いになりました。
で、帰ってきたら頭が頭痛なので、早く寝る。風邪なのか自律神経失調なのか区別つかず。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/田村 美佐子訳『聖なる島々へ デイルマーク王国史2』(東京創元社 創元推理文庫 ,2004.10,\903, ISBN4-488-57207-3)をようやく読了。
前半は考えなしな主人公とその母、わがままなヒロインなどなどの存在にうんざりしたが、子供達だけで船出した第三部からは面白くなった。
それにしてもどうしてDWJの描く家族ってこうなんだろう? 前半は主人公の両親が割とまともな感じだったので、DWJでもこういう親を描くことがあるんだねと思ったものだが、話が進むにつれて、母親は考えの足りない浪費家だというのが見えてきて(まあ、現実にこういう人はいるので、リアルっちゃリアルだけど)、ああまたかと……。
こうもキョーレツな家族像が続くとリアルさというよりもDWJ本人に何か呪縛がかかってるんじゃないかと思いたくなる。
斎藤哲也/編『使える新書 教養インストール編』(WAVE出版 ,2003年12月, 1050円, ISBN4-87290-174-6)読了。
おもしろそうな本にチェックをしていったら、斎藤哲也の担当ページが圧倒的に多かった。私の興味が人文系に偏っているせいもあるけど、紹介文が面白いのだ。内田樹『寝ながら学べる構造主義』特にの書評は笑った。
内田樹氏は、天才的な批評眼の持ち主か、稀代の大ボラ吹きかのどちらかである。(p.74)
端的な内田樹評だ(笑)。
以下、気になった本をメモっておく。
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有里 (Alisato Akemi)