2002年8月 ( 上旬 / 中旬 / 下旬 )[前月] [次月] | ||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
[Top]
bk1の厚紙封筒+ティッシュの空き箱で、厚紙製の文庫本ボックス&コミック用ボックスをせっせと作り、文庫と漫画本の整理。
プラスチック製の衣装箱に入れていた一気読み用コミックスを紙箱に詰めて並べなおす。衣装箱は大きすぎて扱いにくいのだ。空いた衣装箱は古着を入れるのに使う。
詰めなおした本は以下の通り
[Top]
通販生活で買ったメディカルパット(←堅めのベッドパッド)の代金を支払いに郵便局に行くが、暑さでボケていたためか払込票を家においてきてしまったことに気付く。
気を取り直して本屋に寄るが、目当てのとみなが貴和『夏休みは命がけ!』は見つからず。
払込票を取りに戻って、別方向のコンビニで代金を支払う。レジに並んでいるときに「きょうのわんこマスコット」なるものを発見し、つい手を出してしまう。フジテレビの思う壺。茶と白の足の短い犬でした。箱捨てちゃったので、名前は不明。
で、家に帰ってきたら、エアコンがつけっぱなしなのを発見。あー、ボケボケ。(涙)
菊地 秀行『青春鬼 魔界都市ブルース』(祥伝社 ノン・ノベル,2002.6,\838+税, ISBN4-396-20738-7)
秋せつらの高校時代のお話。あんな美形がクラスにいたら勉強なんか手につかないじゃんと思ったら、案の定、学校中が騒然としてました(笑)。騒然というより、もう大騒ぎ。
驚くべきことにちゃんと学園物で青春物でした。割と面白かったです。
購入ガイド
ISBN4-396-20738-7 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(02185654)】
篠原 美季『英国妖異譚』(講談社X文庫 White heart,2001.7,\550+税, ISBN4-06-255558-1)読了。
英国パブリックスクールを舞台に日本人の血を引く霊感少年が妖精がらみの事件を解決する話。第8回ホワイトハート大賞優秀作。
英国パブリックスクールを舞台にしたのは悪くないと思うけど、描写力がないのでせっかくの見せ場が盛り上がらなかったり。
安易に人死にが出る展開は疑問。もう少しほのぼのとしたやり方もあったと思う。
購入ガイド
ISBN4-06-255558-1 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(02046126)】
[Top]
昨日は冷房と冷たいものを飲みすぎたせいか、夕方から胃が痛くなりまともに食事ができずレトルトのおかゆで過ごす。これも夏ばての一種か。
今朝もあまり調子がでないので、夫を送り出してから寝る。暑い。
ひかわ 玲子『魔法の迷い道』 (エニックス EXnovels,2002.6,\860+税, ISBN4-7575-0509-4)読了。
東雲雅巳と九園直樹は、7年に一度の祭を前にしたある日、八雲神社の裏手から、突然異世界に飛ばされてしまう。親切やセントールやエルフ、そしてこちらの世界の魔法使い風渡瑠璃亜に助けられてなんとか元の世界に戻ってこれたが、瑠璃亜は、このままでは祭りの時に事故が起こるという。
ベテランの描くエヴリディマジックの世界。神社や異世界の描写はさすがですが、展開はお約束どおりかな。魔女の瑠璃亜の力が強すぎて全然ハラハラしないし。そこそこよく出来た話ではあるんですが。
セントールとエルフはハリポタと『指輪物語』の一部を拝借といった感じ。
のんびりしすぎた主人公がなんだかなー。
田舎の閉鎖的な雰囲気に煮詰まりきってしまった少年少女をメインにもってきたほうがこのレーベルっぽかったのにねと思います。
この話と設定がつながっているという魔法のお店のシリーズが気になります。
購入ガイド
ISBN4-7575-0509-4 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(02176398)】
【火打石研究会】
ひかわ 玲子『魔法の迷い道』に出てきたのを読んで、突然火打石が欲しくなる。
ネット検索して上記サイトを見つけた。
火打石セットは【江戸東京博物館】のミュージアムショップで2500円で手に入るらしい。
通販しているサイトもあったけど、そっちはかなり高い。
東京・【弥生美術館】で2002年7月4日〜9月29日開催。
もう少し涼しくなったら行きたいなー。
樫村 政則『完全失踪マニュアル』 (太田出版 ,1994.10,\971+税, ISBN4-87233-183-4)読了。元探偵が探偵としての経験や、失敗例の新聞記事などをもとに書いた失踪のマニュアル本。
人生を見つめなおすというか「人生リセット」のために1ヶ月ぐらい失踪してみるというのは、たしかに悪くないかもしれない。少なくとも自殺するよりはマシ。
シミュレーションしてみるだけでも、日常をリフレッシュするきっかけになるかもしれない。
ただし、後半の他人に成りすましての失踪の手引きとなると笑ってもいられない。
他人の住民票を勝手に移して印鑑証明などを入手する方法が書かれているのだが、そこを読んで、以前、親戚が土地の詐欺にあったときに聞いた話を思い出して厭な気分に。
そういうことができるってことは、土地の名義移転なんかも比較的簡単に出来ちゃうってことなんだよね。もちろん犯罪。弁護士さんから、実際にそういう被害にあったケースを聞きました。(で、その親戚は予防策として住民票移動があるときは本人確認して欲しい旨の書類を役所に提出してました。役所にコネがあったからできたことかもしれないけど)
住基ネットってそういうのチェックできるのかな?
購入ガイド
ISBN4-87233-183-4 【bk1/amazon/Yahoo!】 【bk1(01080819)】
[Top]
眼精疲労からくる頭痛(?)で日記更新はお休み。
どうも季節性のもののようで、2000年の日記でも1999年の日記でも同じころに同じようなことを書いている。白樺湖に旅行中も同じように頭痛がしていたんだけど(で、戻ってきたら直った)、気圧とかが関係するのかな。
今 市子『画集〈百鬼夜行抄〉』の初版についている葉書を送るともれなく貰える尾白と尾黒のペア・フィギュアが届きました。非常に精巧な出来で感動。人形の本体が3センチ台座を入れても高さ10cmに満たないのに、今市子のイラストそのまんまを再現してあって、しっかり白足袋まで履いてる。
【bk1】には、まだ在庫あるようです。
波津彬子インタビューが掲載されてます。
[Top]
不愉快なことがあったので、庭にはびこるハーブ類を引っぺがしたり刈り込んだりする。雨が降った後なので、地面が柔らかくて、草を引っこ抜くのも楽。
あー、すっきり。
破壊的エネルギーは有効に利用せねばね。
セシル・アダムズ/春日井 晶子訳『恥ずかしいけど、やっぱり聞きたい 禁断の領域に踏みこむ雑学Q&A大全』(ハヤカワ文庫 NF,2002.1,\740+税, ISBN4-15-050262-5)読了。
『つかぬことをうかがいますが…』の社会・文化版。「領主の初夜権って本当にあったの?」(←ガセらしい)とか「飛行機のバキューム式トイレで腸を吸い出された女性の話って本当?」(←実話らしい)といったヘンな質問にきっちり答える雑学Q&A集。
犬にチョコレートを食べさせると中毒するという話が一番タメになりました。
病院とか銀行とか暇つぶしが必要な場所に行くときにバッグに入れておくといいかも。
購入ガイド
ISBN4-15-050262-5 【amazon】 【bk1(02123251)】
[Top]
ジュリー・アンドリュース/岩谷 時子訳『偉大なワンドゥードルさいごの一ぴき』(TBSブリタニカ ,1979.2)【bk1(00137155)】読了。
2chでも結構評判のいい児童文学。出た当初は女優のジュリー・アンドリュースが書いた童話というのが売り文句だったので、キワモノだろうと甘く見て読んでいませんでした。読んでなくてごめんなさい。すっごく楽しいファンタジーでした。
ポッター家の子供たち、ベンジャミン、トーマス、メリンダは、動物園で出会った奇妙な人物から不思議な動物ワンドゥードルの話を聞かされる。
やがて3人はその人物・サバント教授のもとで修行をして不思議なワンドゥードルランドへ行き、その地を王様として治めているワンドゥードルに会おうとする。だが、人間の侵入を嫌うワンドゥードルランドの首相”ぬるぬるプロック”は4人の行く手を阻もうと……。
不思議な動物たちのいるワンドゥードルランドの描写がすてき。歌を奏でる川、パイプオルガンのような形をしたすばらしく美しいソーダ・ファウンテン、そして賢くてきれいで頼りになるウィッフルバード。
鮮やかなイメージのわくわくする物語。小学生の時に読みたかった!!
子供たちと教授が長い綴りの単語を探すところや、笑い話で船を進ませるシーンは、映画『メリー・ポピンズ』を思わせるところがあります。それから登場人物の一人がさらわれて、途中で目印になるような落し物をするシーンがあるんですが、そのあたりはなんとなく『指輪物語』の1シーンを彷彿とさせるような。パクリとかそういうのではなく(なにしろメインの「さいごのワンドゥードル」というアイデアがオリジナリティに満ちているんですから!)、いろんな児童文学のエッセンスを集めた作品と言う気がしますね。ある意味ハリー・ポッターと似ているかもしれません。(おお、そういえば、この作品の子供たちもポッターさんなのね!)
Whangdoodles は、実際に辞書に載っている言葉です。ネット上にある辞書には載っていないようですが、『研究社 新英和辞典 第5版』には、ちゃんと載っていました。
ひとつめの意味は、この物語の中に出てくるもの。ふたつめは、「きらいなものを激しく攻撃する人」。おやおや、ワンドゥードルランドまで行かなくてもネットには多数生息してますね。「くだらないもの、たわごと」の意味もあるようです。
ネットに生息といえば、物語の中に出てくるスワンプ・ガブーンという生き物が、なんだか「掲示板荒し」という連中みたいで笑ってしまいました。
「とても字には書けない」ようなののしり方をする連中で、対処方法はただひとつ。無視すること。無視しつづけていると、最後には泣いたり、「息をとめて、死んでやるからな」とわめいたり。「かまって君」ですな。大笑い。
こんなに楽しい本なのに、残念ながら絶版。読みたい人は図書館で探してください。現在、【復刊ドットコムで復刊交渉中】だそうです。復刊するといいですね。
原書はまだ手に入るので、そちらを読むという手もあります。
購入ガイド
The Last of the Really Great Whangdoodles
Julie Andrews Edwards
【amazon】
[Top]
[Home] [日記目次] [当ページ雛形(nDiary用)・ 原稿]
有里 (Alisato Akemi)