diary Alisato's 本買い日誌
1997年 12月 *


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1997年 12月

読了本一覧

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1997.12.01 (月)

 ひたすらホームページの更新をしていたような気がする。

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1997.12.02 (火)

 やっぱり、ひたすらホームページの更新をしていたような気がする。

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1997.12.03 (水)

チュンソフト バナーキャンペーン

 チュンソフトからバナー設置キャンペーンの賞品の『風来のシレン4コマまんが集 笑いのツボ』『街』体験版CD-ROMとテレカが届く。『笑いのツボ』は、\680はいささか高いような気がするが、なんせタダだし、水玉蛍之丞さんも描いているので、ありがたく読む。けっこう面白い。買った人の話によると子供にはすごくうけたそうである。

『街』体験版CD-ROM

『街』体験版CD-ROMを遊びはじめる。実写だというので、感情移入できるかどうか心配だったのだが、とても楽しめた。「かまいたちの夜」にハマった人なら、絶対楽しめるはず。
一番最初に情報が公開された、おたく刑事「雨宮桂馬」篇は、おたくであることの演出がちょっとわざとらしい感じだが、ストーリー的には一番面白そう。私が気に入っているのは、ウマちゃんという切られ役俳優の話と、サイコホラーな小説家の話。小説家篇は、冒頭の文章の文体がすっごく気持ち悪くて、サイコな感じが良く出ている。
でも気に入っている登場人物を助けるためには、他の主役の話もちゃんと進めなくてはいけないので、大変は大変。

あと脇役では、「水曜日」というコードネームのセーラー服の美少女が良い。キツい性格の綾波レイみたいな雰囲気で、人気が出そう。(^_^) 雑誌に載ってる写真より、ゲームの方がずっといい感じ。
複数の主役が出会う場面では、それぞれの人物の視点に切り替えることができたりして(ZAPシステム)面白い。そう、こういうゲームを遊びたかったのよ。来年の発売日が楽しみ。
ミステリファンでセガサターンを持っているなら、かなりおすすめのゲームなのではと思う。

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1997.12.04 (木)

 ジョン・クロウリー『リトル、ビッグII』の続きを読む。前の巻を読んでから2ヶ月も経過しているので、内容を忘れている。注意深く読まねばならない話のなので、ちょっと辛い。

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1997.12.05 (金)

 『街』体験版CD-ROMのすべての主人公のパートをやり終える。早く製品版がでないかな〜。

ジョン・クロウリー『リトル、ビッグII』

ジョン・クロウリー『リトル、ビッグII』(国書刊行会)読了。
ある種のハッピーエンドにも関わらず、もの悲しい結末だった。

『リトル、ビッグ』の下巻なのだが、読むまでに2ヶ月も間があいてしまって、話を思い出すのに難儀をした。登場人物表が上巻にしか載っていないのが辛かった。

妙な話なので、あらすじには、ほとんど意味がないのだが、一応の整理のために記すと…。


エッジウッドに住む一族の長男オーベロンは、都会に出て、プエルトルコ系の美少女シルヴィーと恋に落ちるが、「かれら」の計画によって、二人は引き離されてしまう。
一方、エッジウッドから連れ去られた赤ん坊のライラックは、眠りにつく。
その頃、大統領に選ばれようとしていた男は、実は神聖ローマ帝国の皇帝であり、彼が支配者になることにより、世界は冬の時代へと突入する。(とはいえ、エッジウッドには、あまり変化はない。)
やがて、目覚めたライラックは、エッジウッドの一族を連れて、「あちら」へと向かうのだった。

と、いうような話ではあるのですが、このあらすじを信じてはいけない。(笑)
エッジ・ウッドという屋敷が、あらゆる様式の寄せ集めであり、決して全体を把握できず、それでいて何かを象徴しているように、この物語自体も、あらゆる妖精物語の寄せ集めであり、決して全体を把握できず、それでいて何かを象徴している。

登場人物がオーベロンだったり、シルヴィーだったり、アリスだったりするのは、もちろん意味がある。登場人物の名前で、ピンときたアナタは正しい。名前は重要。名前に含まれた記憶までもが物語に流れ込む。ライラックやソフィーにも意味があるはずなのだが、この二つはよくわからない。ヴァイオレットとライラックは、アンドリュー・ラングの本だろうか?

手元に置いておくべき本のような気がするのだけれど、上下巻で6000円というのは辛い。

[『リトル、ビッグ I』の感想]

チュンソフト キャラ獲得レースに燃える

チュンソフトのキャラ獲得レースに燃える。(笑)
サーチエンジンやら、あちこちの掲示板を覗いて、現在29個。
「風来のシレン」というキーワードで検索すると佃煮にできるほどの件数がでてきてうんざりする。

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1997.12.07 (日)

 CLAMP『カード・キャプチャーさくら』4巻(講談社なかよしコミックス)と、藤崎竜『封神演義』7巻(集英社ジャンプコミックス)を買う。
夫は、『頭文字D』と田中芳樹『創竜伝 11』(講談社ノベルス)を買う。

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1997.12.08 (月)

チュンソフト キャラ獲得レース

 チュンソフトのキャラ獲得レース専用の掲示板が出来ていた。キトクな人がいるのである。
まだまだ43個。
いまのところ、ビジター獲得のトップは、サルヤマ。ごまふトドさんのところらしい。バナーが出来たのは、12月1日じゃなかったみたいだけど、さすが。やっぱり以前からまめに更新して、内容を充実させているところは、必然的にリピーターもリンクも増えて、ますますビジターが増えるってことなんでしょうね。ビジター獲得は一日にして成らず…。ううむ。

わたしのところは、今日の時点で、290ぐらいで8位。最初から7〜8位をうろうろしてる。ゲーム専門じゃないのにこの点数というのは、考えてみると、結構凄いことかも。
うちのメインは、本だから、このキャンペーンで来たイチゲンさんが常連さんになることは、ほとんどないと思うんだけど、それでも300人のひとがトップページだけでも見てくれるって、感謝すべきことなんだと思う。
キャラ獲得レースは、抽選部門を狙ってます。(笑) だったら探さなくてもいいようなもんだけど、やっぱりそこはそれ。

田中芳樹『創竜伝 11』

夫からぶんどった田中芳樹『創竜伝 11<銀月王伝奇>』(講談社ノベルス) 読了。恐怖のなっちゃんは、外伝でも健在。


『創竜伝』本編とは、ちょっとだけ設定が違う(つまり、今までの話とは繋がっていない)外伝的なお話。国際演劇祭開催に向けて盛り上がる初冬の避暑地を訪れた、竜堂四兄弟。獅子座の流星群が出現する夜、何かが起こる。

伝奇と銘打ってありますが、なにせあの竜堂四兄弟のことですから、ぜーったいにホラーには、ならないのです。だから怖がりのあなたでも安心(笑)。
田中芳樹って、ホジスンとかラヴクラフトとか読んでるくせに、全然ホラーにならないんだよなぁ。ほんとにホラー作家としての才能はないのねぇ。

続君のアルバイトの実態もわかります。某女性国会議員への当てこすりが最高。御本人はこんなところに登場してるとは、思ってもみないんでしょうね。

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1997.12.09 (火)

チュンソフト キャラ獲得レース続報

 チュンソフトのキャラ獲得レースに燃える。獲得数63個。
アクセスできない夕方からは、こたつに入って、ビデオに撮った『フィオナの海』を見る。フィオナ役の少女がかわいい。アイルランドを舞台にした海のファンタジーだが、こたつがあったかいので、ついとろとろとしてしまい、半分眠っていたようだ。

久々に「風来のシレン」を引っ張り出してやってみる。

チュンソフトのキャラ獲得レースのため、ネットサーフィンしていたが、ついにブラウザのキャッシュがオーバーフローする。とりあえずNetscapeを立ち上げて、その場はしのぐ。

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1997.12.10 (水)

しつこく チュンソフト キャラ獲得レース

 しつこく、チュンソフトのキャラ獲得レースに燃える。
夜中に登録できない分を朝登録したりする。よせばいいのにテレホーダイの時間以外もアクセスする。
獲得数82個。
インターネットにアクセスできない時間は、「風来のシレン」をやってみる。どんなアイテムがあるのか忘れてしまったが、それでも新しい旅日記の2回目でこばみ谷をクリアする。まだそれほど腕は鈍っていないのかもしれない。

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1997.12.11 (木)

チュンソフト キャラ獲得レースの日記

 もーろーとしたまま、インターネットにアクセスし、キャラ獲得にいそしむ。なんとか90個。
バナーキャンペーンに参加する人々が自分を含め、順位にばっかりこだわっているようで、なんだかいやになる。たかが、ゲームなのに。
気分を入れ替えるために、キャラ獲得レースの日記を書こうと思い立つ。
タイトルは、「チュンソフトバナー戦記 もち〜mochi〜」。
(98.10.01 これ、まだ完結してないんです(涙)。)
(2001/01/18 そして結局削除した)

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1997.12.12 (金)

 花郁悠紀子さんの命日。NIFTYの会議室には、花郁ファンのメッセージが続々アップされる。

ミステリ専門ジグソーハウスに注文しておいた本が届く。

最後のは、探してるってメールくださった方がいるんですけど、ごめんなさい私が先に押さえちゃいました。お譲りしてもいいんだけど、ジグソーハウスに予約した方がいいかも。

キャラ獲得レースの日記を書いているのだが、だんだん記憶があいまいになる。現在の獲得数98個。
特に、寝不足気味のここ2〜3日は、何をどういう経過で拾ったのかさっぱり思い出せない。

ビジター獲得数は、472ポイントで10位だそうな。ゲーム開始11日でこの数。一日平均40人。うーん、おそろしいゲームだ。しかも、そのほとんどが定着しないときている。(笑) でも、500人の人にトップページを見てもらう(うちのは軽いから、多分全部見てもらえる)という目標は達成できそうだ。

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1997.12.13 (土)

 土曜日なので、遅寝して早朝にインターネットにアクセスできず。 15:00にNIFTYにアクセスしたところ、チュンソフトのキャラ獲得レース専用の掲示板のDACさんが、シレンパティオに登場していた。こういう貴重なキャラクターを捕獲(←なにか違う(笑))できたんだから、それだけでもこういうキャンペーンをしたチュンソフトには感謝すべきだな。
荒法師さんに座頭ケチの居場所のヒントを教えてもらう。
プロバイダの固定料金分の接続時間を使い果たしたと嘆く私に、ニフティから接続してはどうかとアドバイスされる。しかし、残念ながら、ニフティのアクセスポイントは市外にあるうえ、私は料金設定に従量制を選択しているから、インターネットには使えないのであった。(涙)
シレンパティオの面々に、レース日記を書くことを持ち掛けてみる。

波津彬子『雨柳堂夢咄』(朝日ソノラマ)と『ネムキ』を買う。これで、波津彬子さん関係の資料はそろったのだが、なかなかHTMLにするところまでいかない。作品一覧も途中までできているのだが…。

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1997.12.14 (日)

 日曜日。夫がノートパソコンで仕事を始めたのをいいことに、レース日記の続きを書く。他のページも修正して、更新の準備。

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1997.12.15 (月)

まだまだ チュンソフト キャラ獲得レース

 まだまだ、バナーキャンペーンに燃えている。
ごまふトドさんのランキング表で座頭ケチを探そうとする。が、ランキング表はただのテキストであることに気づき愕然とする。ヒントはどこだーー?あちこちさがして、ゲストブックが二つあることに気づく。特設掲示板がバナーレース専用の掲示板だったのだ。掲示板をチェックしていく。もはやおなじみさんは、URLをみただけで誰だかわかる。(笑) 下の方にそれらしい書き込みを発見。ジャンプする。
ついにケチ発見。うれしさのあまり、メールを打つ。中身を見ていないんだから、随分失礼なメールではあるわけだが。(^_^;)

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1997.12.16 (火)

 夫ミエハル、仕事のため会社に泊り込む。連絡の電話をしてこないものだから、結構心配した。
世の旦那様方、こういうことをやっちゃいけませんよ。

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1997.12.17 (水)

チュンソフト キャラ獲得レース大荒れ

 バナーキャンペーンの掲示板は水面下で大荒れに荒れているらしい。DACさん気の毒に。
荒法師さんの正攻法でいくという温和な書き込みを読んで心がなごむ。

DACさんの掲示板をチェック。ひつじさんの意見に心が和む。こういう風に考えている人たちだって大勢いるはずだ。
もちの続きを書く。長谷川さんを登場させようと、長谷川さんのHPを覗く。

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1997.12.19 (金)

 インターネットプロバイダの課金は、ちょっと笑えない額になりつつある。このままでは、たとえバナーキャンペーンで賞金が当たったとしてもアシが出るかもしれない。

DACさんの掲示板で、バナーつけられたなかった人とのリンクを募集。でもきっと誰も読んでいないでしょう。(笑)
思い付いて、マムルアイコンをGIFファイルに変換し、長谷川氏に進呈する。ついでに、色変えバージョンや、にぎり変化、ぴーたん等のアイコンも作る。

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1997.12.20 (土)

 『このミステリーがすごい! 98年版』とR.D.ウィングフィールド『フロスト日和』(創元推理文庫)を買う。このところファンタジーは食傷気味で、ミステリが無性に読みたい気分である。

『このミステリーがすごい! 98年版』

『このミス』が出ると、読んだミステリと読みたいミステリをチェックするのが、私の毎年の恒例行事です。

今年の海外一位は、R.D.ウィングフィールド『フロスト日和』(創元推理文庫)ということで、『このミス』と一緒に買ってきました。
その他に海外部門で気になったのは、4位のミネット・ウォルターズ『鉄の枷』(東京創元社)、10位のジョン・ダニング『幻の特装本』(ハヤカワ・ミステリ文庫)、9位のドナルド・E.ウェストレイク『天から降ってきた泥棒』(ミステリアス・プレス文庫) といったところでしょうか。私が読むまで絶版になるなよ〜。

国内部門では、桐野夏生『OUT』(講談社)が1位ですが、どうもこれはしんどそうなので、今はパス。
3位、皆川博子『死の泉』は、1月に入ってから読みました。(感想は、1月分に入ります。)
9位、恩田陸『三月は深き紅の淵を』(講談社)は、一番気になる本。図書館に予約せねば。
京極夏彦の2冊は既読。ペスト入りは当然だと思います。
11位の加納朋子『ガラスの麒麟』(講談社)と14位の北村薫『ターン』(新潮社)も、要チェック。日本のものは、放っておくと文庫になるので、そっちの方がいいかも(笑)。
匿名座談会は、相変わらずですが、Oさんが誰かはバレバレですね。(笑)

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1997.12.21 (日)

チュンソフト キャラ獲得レース

キャラクタ獲得数 110個
ビジター獲得数 742ポイント 総合順位: 8位

アイアントドを発見。このホームページは笑える。真っ先にトイレをあけてしまった私は…。(でもそいういう人って多いと思うの)「魅惑の父ルーム」のタイトルにおおいにウケる。

ロバート・アスプリン 『盗品付き魔法旅行!』

ロバート・アスプリン 『盗品付き魔法旅行!』(ハヤカワ文庫FT)


見習い魔法使いのスキーヴは、色っぽい魔物のタンダに連れらて、次元旅行に出かけるが、とある次元で国同士が戦うゲームのトロフィーの盗難事件に巻き込まれるハメに。

アスプリンのユーモアシリーズの3作目。このシリーズは、うちの夫も気に入った様子。でも、さすがに3作目ともなると、飽きる気も…。

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1997.12.22 (月)

 図書館で予約しておいた荷宮和子『アダルト・チルドレンと少女漫画』』(廣済堂出版)、 有栖川有栖『英国式庭園の謎』(講談社ノベルス)、筒井康隆『邪眼鳥』を借りる。
ついでに、浅田次郎『珍妃の井戸』(講談社)をリクエストしたところ、やっぱりビビられているような気がする。へんだなー。ともあれ、浅田次郎なんだから、入れとけばモトが採れますってことで、入れてくれると思います。

荷宮和子『アダルト・チルドレンと少女漫画』

荷宮和子『アダルト・チルドレンと少女漫画』(廣済堂出版)

副題は「人並みにやってこれた女の子達へ―。」
アダルト・チルドレン女性によるアダルト・チルドレン女性のための少女漫画ガイド。
いやー、凄い本でしたわ。
まだ、治癒途中のアダルト・チルドレン女性が自分自身の癒しのために書いているような部分もあるので、シビアで過激。でもその分、女性が読むと爽快だったりします。ちょっと男性に当たりすぎという気がしないでもないですが、それだけ筆者の傷が深いということでしょう。

萩尾作品、大島作品、「はみだしっ子」、吉田秋生等が取り上げられているのですが、意外だったのは、癒しの処方箋として、陸奥A子ら乙女ちっく漫画と『スラムダンク』が取り上げられていたことでしょう。あと『ペケ』と西原理恵子も出てきます。

いわゆる乙女チック漫画をほとんど読まなかった私にとって、おとめちっく漫画は「親密性競争によるプレッシャーからの解放である」というこの本の視点は目ウロコでありました。
どうも、この視点は、TVアニメ『少女革命ウテナ』の最終回の見方にも繋がるような気がしています。もっとも筆者は、同じスタッフが作ったTVアニメの『セーラムーン』は認めていないようですが。

萩尾望都の「イグアナの娘」に関するコメント(p.62)を読んで「ひぇぇぇ、私がまだまだ甘うございました〜」って、思ってしまいました。こわすぎてここには書けないので、自分で読んでください。(笑)
実家でいい年までぬくぬくと親と同居してた私は、「ホームシックというのがどういうことなのか、わからない」というほど、傷ついていないですもんねぇ。

「子ども」の視点は持っていても「女の子」の視点はもっていない赤木かん子の言葉より、「女の子」の視点を持ち、なおかつビョーキ(過激さは、一種のアレルギー反応でしょう)の荷宮和子の言葉の方が、現代の元「女の子」たちにはピンとくるのではないかと思います。

私の場合、『エースをねらえ』の評価は赤木かん子さん寄りですが、どっちに近いかといったら、荷宮さんですね。もちろん、すべての見方に同意するわけではありませんが、「死にたくなったら『はみだしっ子』」っていうのは、名言だと思います。

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1997.12.23 (火)

 古本屋で、萩尾望都『ローマへの道』(小学館 PFコミックス)と西原理恵子『ちくろ幼稚園』(小学館)を買う。
西原理恵子は、『恨みシュラン』(←読んでませんが)のイラストの人としか認識していなかったけど、赤木かん子や荷宮和子が絶賛している人。確かに絶賛されるだけのことはあるようで、おそらく初期の作品である『ちくろ幼稚園』は子どもの無垢と悪意リアルに描かれている。

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1997.12.24 (水)

 バナーキャンペーンは、さすがに疲れて、DACさんの掲示板をチェックするのみ。
トモ山さんがバナーキャンペーンネタでマンガを書いていて(URL:http://village.infoweb.ne.jp/~fwhs2890/) これがなかなか良いです。ゲームファンより、萩尾望都ファンの方が受けるかも。 (キャラクターのひとりの外見がちょっとオスカーしてます。性格はエーリク。)

バナーキャンペーンにかまけて、ホームページの他のところの更新が止まってます。
予定としては、各種雑誌にのった赤木かん子氏のベストミステリと井辻朱美両氏のベストSFの再録、ハヤカワ文庫FTの新刊情報、94年〜97年のベスト10ブック、読後コメント11月分&12月分、波津彬子作品リスト、おすすめハヤカワ文庫FTの更新などなどがあるんですけどね。
全て来年でしょう。

『少女革命ウテナ』最終回

TVアニメ『少女革命ウテナ』最終回を見る。ラストの姫宮アンシーの台詞の大ホームランに仰けぞる。このカンガルーがでてきたり牛がでてきたりする妙なアニメを毎週欠かさず見てきたのだが、これまで見続けてきて本当に良かった。私にとっては、これはクリスマス・プレゼントである。

男性スタッフが作ったアニメ(さいとうちほがからんでいるのは、ビジュアル面だけだと思う)で、よくぞここまで「男の傲慢さ」を描いてくれました、という他はない。しかもラストがアレだもんなぁ。

フェミニズムからではなく男性から提示された女の子の解放の物語として、この作品は、アニメ界の『雨の温州蜜柑姫』(橋本治)といえるかもしれない。それとも『シンデレラボーイ シンデレラガール』(橋本治 河出文庫)かな。
この最終回を見る前に、『アダルト・チルドレンと少女漫画』を読了できたのも良かった。荷宮和子氏がこのアニメにどういう評価を下すのか、とても知りたい。

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1997.12.25 (木)

餅つき

 餅つきをした。
有里は、実は農家のヨメであるので、一応労力提供をするんである。とはいえ、餅好きの親戚が現物支給目当てにやってくるし、有里は猫の手ぐらいにしか認識されていないので、せいぜい火の番と鏡餅を丸くこねるくらいの仕事しかしないが。

夫の実家は米農家ゆえ、もち米は自家製。餅は、杵でぺったんぺったんではなく、三升のもち米を捏ねられるという年代物の業務用もちつき機でこねる。もち米は、三升(通常の家庭用炊飯器は5合炊きなので、あれの6杯分です)の米を蒸せるせいろ2段を釜の上に載せて蒸す。そのせいろ2段を蒸すこと6回。
ガスなんかじゃやってらんないから、専用のかまど(というのか?)を使って薪(というよりその辺の木の枝を切って干した奴)を燃す。わざわざアウトドアキャンプなんかしなくても、日常で十分アウトドアライフなんである。(笑)
薪で火を燃やすのは、なかなか楽しい。わざわざ薪ストーブや暖炉を使う人間の気持ちが分かるような気がする。(でも、都心でどうやって薪を調達するんだろうね?)

関東ゆえ、餅は丸餅ではなく、のし餅にして、四角く切る。60センチ四方ののし餅が20数枚。鏡餅が23。青海苔入りのなまこ餅8本。昼食は、大根おろしにすりごま青海苔をいれ、醤油と砂糖で味付けをしたからみ餅。とってもとってもとっても美味し〜い。
こういう餅を食べると、市販の餅はもう食べられない。

午後3時には終わるが、慣れぬ労働をしたため、疲れ果て、そのまま昼寝してしまう。ゆえに、ホームページの更新はお預けとなる。(笑)

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1997.12.26 (金)

有栖川有栖『英国式庭園の謎』

有栖川有栖『英国式庭園の謎』(講談社ノベルス)読了。

火村英生と有栖川有栖のコンビによる短篇集。
作者と作中人物が同名であること、国名が入っている書名などから、作者がクィーンファンであることは、自明ですが、キャラクターの魅力もトリックも本家にはおよびませんねぇ。

こういうペンネームの人ゆえ、言葉遊びにこだわるのはわかるのだが、まだまだ甘い。コンピュータがらみのネタは、それなりに面白いが、それ以外の話はラスト前にネタが割れる。基本的にアイデア勝負の話が多いから、そうなると辛い。

都筑道夫や泡坂妻夫の言葉遊びと論理のアクロバットを読み慣れている目から見ると、物足りないです。
一口に新本格といっても、いろいろなんですねぇ…と思いました。

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1997.12.27 (土)

『チョコボの不思議なダンジョン』

 シレンパティオで、皆が誉めまくっているので、初日に買うのをためらったことを後悔し、 『チョコボの不思議なダンジョン』を買いに行く。
が、最初に行った店では、「完売、次回入荷未定」の張り紙。
予想された事態(インターネットの掲示板で売り切れだったという発言があった)で自業自得とはいうものの、ちょっとショックで、代りに『カルドセプト』を買おうか、『風のリグレット』でも買おうか、とさんざん迷ったあげく、次の店に望みをつなぐ。

次の店で1つだけ残っていたのを見つけて思わず引っ掴む。
定価だったが、もうそのときは、「買えるだけでしあわせっ!」みたいな気分になっていたので(^_^;) で、チョコボ人形をもらった。実はレジの奥には、まだ在庫があった様子。(笑)
最初にいった店とは客層がちょっと違う(この店はレンタルビデオ屋併設だから年齢層が高い)ので、初回分も少しは残っていたと見える。

一度失望のどん底に落とし込んでおいて、高値に抵抗する気力をなくしてから姿を現わすとは、やるなチョコボ。(^_^;)

旦那がこたつで寝込んでいる隙にちょっと遊んでみる。
うにゃ〜、可愛い。
チョコボはアホそうなので、自分の名前付けるのやめて、旦那の名前をつけて(笑) 1回目で潜った時は、忠告にしたがって素直に戻ってきた。

心配していたATBも序盤ではそれほどキツくなさそうだし、
なにしろキャラクターが可愛いから全て許す。
シレンやローグというよりは、お笑いウィザードリィという感じ。SDダンマスというか。(SDは、スーパーデフォルメの略ね。)

ともあれ、しばらく遊べそう。

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1997.12.28 (日)

 プリントごっこで年賀状作成。終わった時にはくたびれて、宛名を書く元気なし。

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1997.12.29 (月)

 『チョコボの不思議なダンジョン』と年賀状の宛名書きを交互にやっているうちに日が暮れた。
年賀状の投函は明日にしよう。もう、元旦には届かないかも…。

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1997.12.30 (火)

 『チョコボの不思議なダンジョン』とページの原稿書きを交互にやる。肩凝りと頭痛がする。

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1997.12.31 (水)

『ニャッキ スペシャル』

 NHK教育テレビの『プチプチアニメ名作選』(11:30〜12:00)と『ニャッキ スペシャル』(13:30〜14:00)を見る。
『プチプチアニメ名作選』の「なんじゃもんじゃ」を作った横須賀令子さんは、どうも学生時代、私のいた同人誌に描いていた人らしい。昔から絵はむちゃくちゃ上手かったけど、こういうことをやっていたとはね。
粘土のイモムシが冒険する「ニャッキ!!」を作った伊藤有壱は高校のアニメ部の後輩だし、なんか世の中狭いぞ〜。

大晦日

今年最後の買い出しに出かけ、ついでに本屋に寄って青池保子『ドラッヘンの騎士』(秋田書店プリンセスコミクッスDX)と新田理恵『×―ぺけ―』6巻(小学館別コミフラワーフェスティバルスペシャル)を買う。
『ドラッヘンの騎士』は、モーニングに描いたものらしい。青池保子健在です。

年越しそばを食べて、こたつでうだうだし、23:40ごろ、NIFTY SERVEへアクセスし、のシレンパティオの面々の待つチャットルームへ。 FCGAMEM(ゲームマシンフォーラム)の人やパティオの人がわさわさいて、全部で25人ぐらい。あいさつだけで、画面がスクロールしていく。(笑)
SMAPの番組を見ながら、カウントダウン。「おめでとう」の文字がスクロールする中、ログアウト。

夫は元旦も出勤なので、とっとと寝る。
なんつーか、ものすごくあわただしい1年でした。結局大掃除もしないで、年越しちゃったし…。

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有里 alisato@geocities.co.jp
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最終更新日:2001/09/14