更新日: 2017/04/03
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ゲイル・キャリガー/川野靖子訳『アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う』(早川書房 ハヤカワ文庫FT ,2012-04-09,861円, ISBN978-415020542-3)読了。
アレクシア女史シリーズの4冊目。生まれてくる子供をアケルダマ卿の養子にする取り決めで吸血鬼族との抗争(?)を手打ちに持ち込んだアレクシアは、アケルダマ卿の館の隣に引っ越し作業中。そこへゴーストが女王暗殺情報を持ち込んできて……。今回はルフォーの発明品も大掛かりに。
アレクシア女史は身重の身体をかかえてよたよたと暗殺阻止に乗り出し、その途中で人狼団による女王暗殺未遂事件の真相を知ることになる。
ライオール教授についてはある程度予想していたので、そんなにショックじゃないですが、相手に関しては、ちょっとびっくりしたかもだ。
面白かった。あと一冊でシリーズ終わりなのは残念だけど、だらだら続けても劣化するだけだろうから、全5冊できれいに終わらせる方がいいんでしょうね。
でも今度はチビ迷惑を主人公にした新シリーズが始まるような気もする。
購入ガイド
4-15-020542-6
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昨日やっと仕上がった。読みもしないでコバルト文庫を語ってる人はリストをちゃんと眺めて欲しいなりよ。
[コバルト文庫作家別刊行チャート 期間1(1976-1995)]
[コバルト文庫作家別刊行チャート 期間2(1990-2009)]
コバルト文庫は「花の94年組」っていう言葉を公式が使う(2004年12月号 http://t.co/efrEy9Ss)ぐらい1994年前後デビューの作家の層が厚くて、その分新人が台頭しにくいところがあったみたい。
ただ、2006年あたりから新しい血を入れるよう動いている感じ。
前にも書いた気がするけど、コバルト文庫のBL路線は2005年でストップして、2006年からは路線変更。
2001年から2005年まで続いた『Cobalt』誌10月号のBL特集が2006年からなくなって(BL小説は載っている)、BLを書いていた人が女の子主人公の作品を書くことに。
花衣沙久羅と真堂樹は2007年から女の子主人公の作品を書くようになった。
BL系レーベルからやってきた人たちは、(コバルトデビューの朝倉戻。も含め)BL系レーベルへ。大御所あさぎり夕は別として、残っているのは、「女装した男の子物」の奈波はるかと真船るのあ。
2005年にコバルトピンキーで出ていた竹内志麻子『花より男子』がドラマ化のおかげで復刊。下川香苗、落合ゆかりも漫画ノベライズで復活。一方オリジナル小説のトレンドは姫様王様のコスチュームプレイに移ったので、そっちが苦手な現代物の書き手は漫画ノベライズへ。
コバルト文庫が漫画ノベライズ作品を出す一方、『マーガレット』のほうもコバルト文庫原作の作品を載せているし、小説と少女漫画の相互乗り入れで若い読者を掴もうと努力中のようです。
2006年あたりのコバルト文庫の路線変更の背景には、他の少女/女性向け文庫の創刊の影響もあるのかもしれないですね。
姫様王様のきらきら路線は、ビーンズよりB'Logの影響っぽい。コバルト以外はよくわからんので、詳しい人よろしく〜。
コバルト文庫の執筆陣で、一番レーベル滞在期間が長いのが赤川次郎。1980年登場でいまだ現役。でも年1回刊行なので、冊数は少ないですが。イラストレーターが変わって、クロロックがえらいかっこ良くなりましたー。
刊行冊数が一番多いのが桑原水菜(100冊越え)、ついで前田珠子(98冊)。それぞれ1990年デビューと1987年デビューで現役看板作家。「破妖の剣」も「炎の蜃気楼」も1990年に出た本がまだ現役。
コバルト文庫と『マーガレット』の相互乗り入れの話で気になって調べてみたら、コバルト文庫の折込チラシの「乙女ちっく通信」ってて1989年から2007年までずっと『りぼん』の広告が掲載されてたんだよね。2012年は『マーガレット』。
2008年〜2011年の資料がないので、持ってる人がいたら報告プリーズ。(本は買ってるので捨てたんだろな……)『Cobalt』2008年9月号は『マーガレット』の広告、2009年1月には『りぼん』『マーガレット』のほかに『YOU』の広告が載っててびっくりしたよ。
たまに「80年代から90年代にかけて」というような言い方を見かけるけど20年をひとくくりにするな!
ライトノベルなんて、メイン対象としてるのが中高生なら、トレンドはだいたい3年で一区切り、6年で入れ替わり。1年でポシャるレーベルがある業界なんだから。
書誌情報だけ見てると忘れがちだが、集英社文庫コバルトシリーズでアニメノベライズが出ていたのは、初代PC-9801が発売された頃だからね。
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水野英子『銀の花びら』の原作者の緑川圭子が集英社文庫コバルトシリーズに書いていると石堂藍さんに教えてもらい、調べたら佐伯千秋だった。そうだったのかー。
荒俣 『銀の花びら」は原作付きだったですね。
水野 はい。私も若かったですから、長編の物語をつくるのは大変だろうということで原作をつけてくださったんです。少女小説の方で第一人者の佐伯千秋(さえき・ちあき 1925〜没年不明 ※8)さんという方だったんですが、ペンネームで緑川圭子さんというお名前で書いてくださったんです。
【荒俣宏の電子まんがナビゲーター 第7回 水野英子編 - 電子書籍はeBookJapan】
【荒俣宏の電子まんがナビゲーター - 電子書籍はeBookJapan】
【荒俣宏の電子まんがナビゲーター 第2回 竹宮惠子編 】 公開は2010/09/03
【荒俣宏の電子まんがナビゲーター 第7回 水野英子編】公開は2011/04/03
【荒俣宏の電子まんがナビゲーター 第9回 高橋真琴編】公開は2011/05/20
eBookJapanの「荒俣宏の電子まんがナビゲーター」、いいインタビューなのにeBookJapanのトップページからはなかなか辿れない。
インタビューの公開月日はあるが、年がないのでいつのものなのかよく分からない。幸い水木しげるの回の文中に2010年とあったので、推測できたが。
なんてWeb記事に年月日を記載しないんだろうね。普通インタビュー記事って必ず収録日時を載せとくものなのに。編集者が気が付かないの?
【情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明】
……凄いです、このブログ。情報の宝庫だ。
2012年の記事まとめ
2011年の記事まとめ
2010年の記事まとめ
2009年の記事まとめ
2008年の記事まとめ
2007年の記事まとめ
2006年の記事まとめ
始めて来られた方へ 2005年の記事より
【講談社の少女・女性漫画雑誌の系列展開樹形図(ある意味オフィシャル) - 】
……わー、私の欲しかった情報が。集英社版も欲しい。
【1980年の週刊マーガレットはこんな感じ その1 基礎データとピンナップ】
【萩尾望都もマニアへの対応には苦慮していた、という話。「まんがABC」(1974年)、「わたしのまんが論」(1976年)より。】
……この記事は昔コメントしたことあるな。
【漫画の雑誌掲載情報を扱ってるサイトまとめ】
【国会図書館に無い漫画や雑誌はどこでどうやって読むか】
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NiftyのFSFフォーラムで「ライトノベル」という言葉が作られた時代にまで立ち返って考えるならば、「ライトノベルにはコバルト文庫も含む「ただしSFやファンタジーでないものを除く」ですね。そもそもは、SFやファンタジーを語る会議室で使われた言葉だから。FSFフォーラム的には前田珠子や若木未生や桑原水菜はライトノベルだけど、『丘の上のミッキー』はライトノベルじゃなかったはず。だってあれは絶対にSFでもファンタジーでもないから。
こちらのTLまとめに、「ライトノベル」という言葉ができた当時のことがちょっと出てきます。
うさぎ屋さんと折原偲さんはニフティサーブのFSF会議室にいた人たち。私はいなかった人です。
@usagi_ya アニメやコミックに親しんだ世代に人気がある文庫や新書(当時はその中でSFとかファンタジーとかホラーなもの)をライトノベルって呼んでたからねえ……。
— 折原偲さん (@shinobu_o) 5月 24, 2009
「ライトノベル」という言葉がニフティで使われはじめた1990年以降、コバルトはほとんどファンタジー一色になりましたから「コバルト文庫はライトノベル」でも問題なかったんですけどね。
「ライトノベル」から言外の「ただしSF・ファンタジー・ホラー的でないものを除く」が取れるのは2chでライトノベル板ができた頃じゃないですかね。「マリみて」のスレも立ったので、範囲が拡大された。(「あんな学校実在しなからファンタジーだ」という意見は横に置く)
引き続きコバルト文庫を例にとるなら、一方では少女小説として、一方ではライトノベルとして捉える見方が当時存在していうことになります。イメージとしてはベン図の重なり合いみたいなものでしょうか?
— サンチューさん (@tomo_int) 5月 16, 2012
上記の意見にだいたい同意なんだけど、「見方があった」んじゃなくて、コバルト文庫の中に少女小説作品(SF・ファンタジー・ホラー成分なし)とライトノベル作品(SF・ファンタジー・ホラー成分あり)があったということ。
「ライトノベル」会議室がニティサーブのFSFフォーラム内にあった時代を知っている人は、「ライトノベル」をSFのサブジャンルだと思うし、2chでのライトノベル板設立以降に育った人は「ライトノベル」とSFは別物だと思う、って感じでは。
で、少女小説と「ライトノベル」の関係ですが、コバルト文庫やピーンズ文庫を現在実際に読んでいる人たちの大部分にとっては、「そんなのどーでもいい」だと思いますね。
「このライトノベルがすごい」の少女小説版がどうしてないんだって意見があるけど、自分好みの作品を探すのなら『かつくら』で用が足りるし。だいたい女性は自分の好きな作品にはのめり込むけど、それ以外には目もくれない傾向があるので、全体を網羅する本を出しても売れないんだと思う。
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水道水からホルムアルデヒド検出で千葉断水か。
うちは最初に出た埼玉だけど、減圧でなんとか水は出る。そのうち断水するかもだけど。人口の違いかな。
問題は月曜日にエコキュートの設置工事があることだ。
設置後に水を貯めなきゃいかんのよね。ただでさえ貯めるのに4時間は掛かるって、言われてんですけど。断水したらどうすべ。
工事前に風呂水捨てるのよー。トイレ用水の備蓄がなくなるのよー。早く原因究明してもとに戻って欲しいなりよ。ホルムアルデヒド騒動。
敵から逃げられなくて放置していたフリーのホラーアドベンチャーゲーム『Ib』をようやくクリア。
ちょっと切ない3番目END。そして作者の攻略ページで知る衝撃の事実。ギャリーって男性だったんかーっ! かっこいいお姉さんだと思ってたよ。エンディング前に気づいてたら切なさ倍増だったかも。
【Ib】……公式サイト
トゥルーエンド(?)が出るまでやりこむ気はないので、プレイ動画探そうかな。
このプレイ動画で、『Ib』のトゥルーエンド確認。レトルトさんの実況動画。マイリリストが多い。人気のある動画みたいね。
トゥルーエンドの実況動画見ると自分でもやってみたくなるけど、フラグたてる条件に迷路で敵から逃げるイベントが入ってるからなぁ……。一度やったけど、面倒なのでセーブしたところからやり直して、パスしちゃったんだよなぇ……。最後の敵から逃げるところも本当に大変だったし。
やっぱりもうちょっとプレイ動画見ることにしよう。
確かに私好みのゲームでした。『Ib』を教えてくれた方ありがとう!
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今日は墓参りに行き、そのあとで、米沢嘉博記念図書館に行って、COMを調べてきた。
1971年12月号がファンタジィ特集。清水哲男「ファンタジィワールド雑感」という文章と漫画が水木しげるほか4本。
藤本由香里ゼミの卒論文集も見てきた。乙女ゲームの主人公の変遷の研究があって、少女小説との関連で押さえておいたほうがいいかもと思った。ビーズログ文庫はゲームから来てるし、ホワイトハートも最近のヒットはゲームノベライズだ。
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有里 (Alisato Akemi)