Alisato's 本買い日誌

2008年 09月 下旬

更新日: 2009/05/18

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2008.9.24 (水)

[diary] 誕生日のケーキ

(2008/09/24)

家人のお土産。ダイエットを始めたので、夜は半分だけ食べて、翌日残りを食べました。

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2008.9.26 (金)

[diary] 実家へ

(2008/09/26)

金曜日は午後から横浜の実家へ。

ココセコムを渡してきました。
母がバッグの中に入れておいてくれれば(そして父が充電を忘れなければ)、とりあえず居場所は分かるようになります。
ふらっと出て行っても、2時間ぐらいで帰ってくるなら、散歩の範疇なので問題なし。
出て行って3時間を越えるようなら、どっかで迷っているのだろうから、位置確認をして対応を取る――ということになると思います。

普段話している時には、同じことを壊れたレコードのように繰り返すこと以外は、あまり変化ないんですけどねぇ。同じことを繰り返すのには、もう慣れたので無問題。

あとはトイレと風呂場と台所の流しを掃除して、洗濯して、この前洗濯したら破れてしまったカーテンを新品に換えてきました。

土曜日の夜に夫が新米をもって車で迎えにきて、車で帰宅。

購入本

(2008/09/26)

ひさびさに海外ミステリを購入しました。

[購入本]{ウ}R.D.ウィングフィールド『フロスト気質 上』(創元推理文庫,978-448829104-4),1155円,

(2008/09/26)

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R.D.ウィングフィールド/芹沢恵『フロスト気質 上』
(東京創元社 創元推理文庫291−04  ,2008年7月,1155円, ISBN978-448829104-4)
4-488-29104-X

[購入本]{ウ}R.D.ウィングフィールド『フロスト気質 下』(創元推理文庫,978-448829105-1),1155円,

(2008/09/26)

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R.D.ウィングフィールド/芹沢恵『フロスト気質 下』
(東京創元社 創元推理文庫291−05  ,2008年7月,1155円, ISBN978-448829105-1)
4-488-29105-8

[購入本][の]野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか? 2』( 富士見ミステリー文,4829162945),525円,

(2008/09/26)

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野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか? 2 冬のダンス』
(富士見書房 富士見ミステリー文庫FM54−03,2005年3月,525円, ISBN4-8291-6294-5)
4-8291-6294-5

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2008.9.30 (火)

{ウ} R.D.ウィングフィールド『フロスト気質』上下,978-448829104-4/978-448829105-1

(2008/09/30)

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R.D.ウィングフィールド/芹沢恵『フロスト気質』上下(東京創元社 創元推理文庫,2008年7月,, 978-448829104-4/978-448829105-1)読了。

あー、面白かった。久々に本を読んだ気がします。

フロストのおっちゃんは、相変わらずセクハラ発言&下品な発言しまくりーの、上司をおちょくりーのしてますが、「本当の」事件被害者に対しては人情と誠実さにあふれた対応をするんですよね。一緒に仕事をするのはやっかいな人だと思いますが、一部の現場の人には愛されている(?)ようです。

今回フロストが抱え込むのは、連続幼児刺傷事件、行方不明の少年殺人事件および同一犯による少年誘拐事件、保険金目当ての狂言と目される15歳の少女誘拐事件、謎の腐乱死体、幼児3人の殺害事件(母親が犯人?)、愛娘をひき逃げされ事件を解決できなかったフロストを恨んでいるかつての同僚。人手不足の中、休暇返上で駆けずり回るフロスト警部ですが、なんせフロストだからあんまり可哀想ではないんですな。

萩原浩の解説にもあるとおり「まったく、もう、しょうがないなぁ。」と読者に思わせるフロストの愛嬌とタフさとがこのシリーズの身上でありますね。

購入ガイド
4-488-29104-X

[し] 縞田理理『モンスターズ・イン・パラダイス 3』,978-440354125-4

(2008/09/30)

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縞田理理『モンスターズ・イン・パラダイス 3』イラスト:山田睦月(新書館 新書館ウィングス文庫125  ,2008年3月,672円, ISBN978-440354125-4)読了。

スフィンクスやセイレーン、吸血鬼といった≪神話的人類≫が人間とともに暮らしている世界で、刑事のジョエルは、吸血鬼の相棒カートと一緒に≪神話的人類≫の事件を担当していた。だがある事件をきっかけにカートは姿を消し、ジョエルは彼の実家である吸血鬼だけを集めた娼館へとやってくる。そこへカーとの父親クラウスが現れた。フェイプス信者による≪神話的人類≫への排斥運動が激化する中、理解しあえぬ≪神話的人類≫と人間はどう共存していくのか……。

『ラノン』と同じく、大技を繰り出して、きちんとオチをつける手腕はお見事。まさかこんな風に話がでかくなるとはね。やってることはバディ物なのに。
この人はファンタジー作家というよりもSF作家に近い資質の人なんだろうなぁと思います。

購入ガイド
4-403-54125-9

[の] 野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか?』全7巻+短編集

(2008/09/30)

野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか?』全7巻+短編集を読了。とても面白かった。

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高校生の鷺井丸太は高校を辞めた日、とあるコンビニで「名探偵」という特別なトレーディングカードを手に入れ、それがもとで異世界で繰り広げられるカードバトルに巻き込まれることになった。「名探偵」のカードを使ったために、妖精やゴブリンや竜が人間と一緒に暮らす世界オスタスに飛ばされた丸太は、そこでマルタ・サギーと名乗って「名探偵」の仕事を始める。
好敵手である怪盗ドクトル・バーチーやしっかり者の助手のリッツとの生活を楽しんでいたマルタだったが……。

1巻〜4巻と短編集2冊はオスタスでのマルタの「名探偵」生活を描いたもの。猟奇殺人者は出てくるものの、基本的には「名探偵」マルタと怪盗ドクトル・バーチ(その正体は美しい女性実業家のマリアンヌ)とのじゃれあいです。

面白いんですが、まず最初に「互いを尊敬しあう名探偵と怪盗」、「だらしない名探偵と彼をサポートする苦労人の助手」といった関係性が先にあって、その関係に到るエピソードが弱いので、どっかに本編がある二次創作を読まされているような気分になります。
ただ、その設定を割り切って受け入れてしまえば、読むのは楽しいのですが。

そして、実はこのシリーズは、オスタスで自分の居場所を見つけてお気楽に暮らしていたマルタがある事件をきっかけに現代の日本に戻ってきて、なんとかしてオスタスへ戻ろうと足掻く5巻目が「本編」で、それ以前が「前日譚」、それ以後が「後日譚」なのです。

私はシリーズ3冊目の『マルタ・サギーは探偵ですか? 2 冬のダンス』で読むのを止めていて、某所で知り合った人のプロフィール欄に「マルタ・サギー応援中」の文字を見つけて懐かしくなって続きを読むことにしたのですが、ターニングポイントである5巻を読んでびっくり。
「これをやりたくて今までの巻があったのか!」

そういえば、野梨原花南はお笑い作品ばかり書いているようで、『天使ズ。』([→感想 2003/01/05]のように結構シビアでメッセージ性の強い作品を書く人でもあったのでした。

全巻を通して読んだら、実にまっとうなビルドゥングスロマンでした。少年が大人になる話。ラブいです。

小説としては歪というか未熟というかバランスが悪くて(なんせ読者そっちのけの裏設定や描写がいろいろある)、ライトノベルか二次創作でなければ出せないタイプの作品だと思いますが、私はとても好きです。

9冊も読むのは大変という人は、私のように最初の3冊(1〜2と短編集1)を読んでいきなり『マルタ・サギーは探偵ですか? 5 探偵の堕天』へ飛んでも大丈夫だと思います。

購入ガイド
野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか?』
(富士見ミステリー文庫,2003年12月,525円, ISBN978-482916233-0)
4-8291-6233-3

野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか? A collection of s』
 (富士見ミステリー文庫,2004年7月,525円, ISBN978-482916258-3)
 4-8291-6258-9

野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか? 2 冬のダンス』
(富士見書房 富士見ミステリー文庫,2005年3月,525円, ISBN4-8291-6294-5)
4-8291-6294-5

野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか? A collection of s 2』
 (富士見ミステリー文庫 ,2006年4月,525円, ISBN978-482916343-6)
 4-8291-6343-7

野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか? 3 ニッポンのドクトル・バーチ』
 (富士見ミステリー文庫,2006年8月,525円, ISBN978-482916362-7)
 4-8291-6362-3

野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか? 4 恋の季節』
 (富士見ミステリー文庫,2006年12月,525円, ISBN978-482916376-4)
 4-8291-6376-3

野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか? 5 探偵の堕天』
 (富士見書房 富士見ミステリー文庫 ,2007年7月,525円, ISBN978-4-82916394-8)
 4-8291-6394-1

野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか? 6 オスタスの守護者』
 (富士見ミステリー文庫,2008年2月,525円, ISBN978-482916407-5)
 4-8291-6407-7

野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか? 7 マイラブ』
 ( 富士見ミステリー文庫,2008年8月,546円, ISBN978-482916411-2)
 4-8291-6411-5

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