1999年 |
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とはいえ、WYSWYGな環境だと、誤字が減るだろうと期待できるのも事実。今までですと、ブラウザで確認して、「ありゃ、誤字がある」って、エディタを開くと、その時点でどこが誤字だったか判らなくなったりしましたんで。
でもIE3.0で確認すると、妙な強制改行をされているのが発見できたりして。やっぱりエディタでも確認しなきゃだめか……。
目を覚ますと午前10時。寝たのが3時だから仕方ないね。
が、午後から横浜の私の実家に出かける予定なので、慌ててオードブル風お節料理をでっち上げ食す。
夫は雑煮が嫌いなので、餅は磯辺巻にする。全然正月っぽくないのである。
ちなみに夫の実家の雑煮は、けんちん汁に餅が入った埼玉風、私の実家の雑煮は、とりのスープにかしわ、三つ葉、鳴門の入った東京風。
でも、どちらの雑煮も結婚してから一度も作っていない。(自分用にはオニオンスープに餅をいれた変り雑煮を作ったりする。)
予定より一時間遅れで出発しようとしたら、夫がいきなりセーターの毛玉取りを始めた。 何も出発前にやらんでも〜と思うけど、そういうヒトなのである。私自身もそういうヒトなので、あまり文句はいえない。 仕方なくじれじれと待つ。30分後、毛玉をうまく取りきれずに諦めた夫は別のセーターを着用。(だったら、最初からそれにせい。) ようやく出発することになった。
正月は道が混むので、今回は電車で移動。所要時間は3時間なり。
途中、上野のBOOKガーデンで、本のチェック。
日本ファンタジーノベル大賞の池上永一『パガージマヌバナス』が文庫で出ていることを知る。
実家について、夕食食べて、延々とTVで「筋肉バトル」を見る。
帰りに寄った本屋で、『WWWイエローページ Vol.6』(エーアイ出版、1480円)を見ました。 ここが紹介されている模様。重そうだったので、買わずに帰ってきました。
帰ってきてから、夫の実家に寄る。
Netscape Composer を使って、日記を書く。
しかし、エディタで修正したファイルを再読み込みしようとすると落ちる。ほんと困ったもんだ。
IE3.02で確認して、エディタでちゃっちゃと直した方が早い。
いちいちリンクを張り替えるのが面倒なので、とりあえず、99年分の日記ページを先に作ってしまう。
あちこちのサイトを覗いて見るが、さすがに皆さん正月休みらしく、更新されているページは少ない。
夕方、夫の実家に義妹夫婦がやってきたので、私たちも呼ばれる。甥っ子たちにお年玉を配る。
電子本用のハードは、個人的にはポケットゲームボーイで、電子本が読めるようになるといいなぁと思ってます。 軽さもサイズもちょうどいい。十時キーの左右でページめくり、上下で章の先頭末尾へジャンプ、selectボタンで栞。ほーら、操作性も悪くない。(笑) やっぱりね、ゲームボーイくらいの価格と安っぽさにならないと一般人には手が出ないです。 それから、ビデオ・ウォークマンでしたっけ、専用のゴーグルをかけてビデオを見るやつ、あれが目に負担がかからないというのなら、 場所とらなくていいのではと思います。
現在の価格は電子本の高いですね。【パピルス】なんかだと、文庫本一冊分が700円ぐらいだもの。
手間暇かかってもブック・オフで探した方が安上がり。
どうせなら、小説より雑誌コラムの連載をまとめて電子本にしてほしいと思います。
時事ネタが多かったりすると、紙の本にするときは内容が古びていることが多いんですが、
電子本にすると検索が簡単なので、資料的価値も上がるし。
『SFマガジン』のバックナンバーを読んで、連載コラムの続きが気になる私としては、ぜひぜひ実現して欲しいです。
大森望さんの原稿閲覧コーナーはその点すごく便利。無料だし(笑)。
電子本の単価が安くなって、普及したとしても、紙の本はなくならないと思います。読み捨てる本は電子本で読んでも、 どうしてもとっておきたい本は紙で所有したい。そういう人のための印刷・製本業というのが出てくるといいと思ってしまいます。 プリント・オン・デマンドとかいうやつ。昔は、パンフレット状の「本の中身」を買った人が、自分で装丁をして(というか専門職人に装丁させて)「本」に仕立てたそうですが、そんな感じで。 別に革装とか布装といった豪華な装丁じゃなくていいから、文庫サイズの本が自分の好みの装丁で作れればいいなぁと……。
大原まり子の短篇はダウンロードしたいのだけれど、テレホ時間に暇がなくて……。
NTTのタイムプラスサービスを申し込む。開始は11日から。12月は、インターネット接続時間が30時間を越えてしまいました。
いったい何やってたんでしょう? あ、バトル観戦か。
巡回ソフトの導入を真面目に考えねばならない時期なんですが、ソフトの選択とインストールがめんどうくさくて……。
【あなたの値段を鑑定します】は、一部で有名なページかも。タイトル通り、質問に答えると、値段を鑑定してくれます。 私の値段は、2933万4110円(階級は「松坂牛級」)でした。人徳(というよりコネというか人脈というか)が一番高くて、1306万2690円。才能が安くて45万6749円。 なんか妙に説得力のある(?)結果でした。
【伝 説 --生涯の伝説の全部(の一部(^^;)--】は、名前をいれると「伝説」をねつ造してくれるページ。
「有里」「女」と入力したところ、「17歳のとき戦闘中にマロールを唱えてしまい、石の中に突っ込む。それなりに楽しかったらしい。(中略)石の中にテレポートしロストする。」って出て、
もうウケたウケた。
だって、「有里/ありさと/ゆうり」ってもともとDQ3とWizardry用のキャラクター(しかも魔法使いでティルトウェイト使いまくりな奴)の名前なんですもの。
ほんとに、なんて「有里」にふさわしい伝説なんだ〜っ!! (笑)
ところで、読者が出版社に直接注文するっていうのは、出版社としては、どういうものなんでしょうね。
面倒な仕事を増やすなっていうのか、売れりゃ嬉しいのか。(前者のような気がする)
実は、『季刊 幻想文学』の定期購読期間が終わったので、継続しようかと思ったのだが、定価改訂後の定期購読の方法がどこにも載っていないのだ。
版下まで発行人が作っているらしい超零細出版社だから、あんまりそーゆー事務はしたくないのかなぁ……と。
フルタイムで働くと、郵便振替のために郵便局にいくのもままならないので、やはり最寄りの本屋に注文した方がいいのだろうか。
「地方小出版流通センター扱い」の本なんですけど。だいたい新刊が出ているかどうかも不明だしなぁ……。
ホームページを開いて、新刊とバックナンバーの案内だけでもやっていただけると嬉しいんですけどねぇ。アトリエOCTA様。
平日ぐーたらできるのも今日までです。
11日からは、3ヶ月のフルタイムのアルバイトが待ってます。多分更新回数が減ります。
「ツボ」ってのは、それぞれのカラダとココロの弱ったところに反応して現れるものなので、
ある人にとっては押されると極楽な場所でも、他の人にとってはぜーんぜん何にも感じなかったりするのですね。
ヘタに押すと痛いだけだったりして。
私の場合、エヴァもウテナも梨木香歩もブキーポップもツボはまりまくりでしたが、あれだけ多くの人が絶賛するピーター・S.ビーグルが、
さーっぱりわからないんですね。物語にもノれないし。やっぱりツボが違うんでしょう。
宮部みゆきやオースン・スコット・カードは、なまじ上手い分「針」みたいなもので、ツボを外すと激痛がはしる――んでしょう。
もうひとつの目的は、偕成社版『封神演義』を購入することで、これは児童書コーナーで上巻をゲット。 その他、『使えるオンラインソフト1000本』(宝島社)、『WWWイエローページ Vol.6』(エーアイ出版)を買う。
月曜日からお弁当を作らねばならないので、夫と私の弁当箱を買う。迷った末、結局二人とも同じ物(女性用)を買った。
夫は私と食べる量がほとんど同じなんであるよ。たまに多く盛り付けすぎると怒られるのである。(なんでや〜)
その後中華系ファミレスで夕食を食べて(もう既にそういう時間だった)、BOOK・OFF館林店へと向かう。
店内を巡るのに飽きてしまっても、夫がまだ動こうとしないので、待っている間に『寄生獣』を全巻読んでしまう。 買いたい気にはならないんだけど、ちょっと読んで見たかったので。
EDベータのビデオデッキをサービスセンターにもっていく。ついでに大宮のブック・オフに寄ろうとしたら渋滞に巻き込まれる。 ようやく辿り着いたBOOK・OFF大宮中川店だが、大宮は都会だ、駐車場が狭い。が、そこは根性で切り抜ける。
私のいる部署は、ドアを開けっ放しにしておかねばいけない場所なので、
すんげ〜寒い。一応暖房は入っているのだが、女性職員は、皆、毛布みたいなひざ掛けをして寒がっている。
でもって、エライさんは、北風の吹き込む窓を背に座っている。
ううむ、公務員に風当たりの強い昨今であるが、こんなひどい労働条件の中でがんばっているのね、って他人事じゃないぞ、
このクソ寒い中で私も3ヶ月仕事するんかぃ?
ええい、もうOLファッションなんかヤメだ。明日からは完全防寒スタイルで仕事に臨む!
こういう作業で何が時間がかかるって、書類の不備の部分を調べるのが、一番時間がかかるのである。
変更届けなのにキーとなる元文書の受付番号が記入していないものが多いので、紙の台帳を繰っていちいち調べなきゃならないのが大変なのである。
あんまり受付番号不備の書類が続くと、「てめ〜ら舐めとるんか? もう処理してやんねぇぞ」ってな気分になりますね。実際後回しにされちゃうこともある。
だから、ちゃんと処理してもらいたい書類はキーとなる項目をちゃんと書かなきゃだめね、ってことがよく判った。通販の顧客番号とかさ、ソフトのユーザーIDとかさ。
小説の応募要綱もちゃーんと満たして送るのが吉ね。
仕事場ワープロに慣れてきたのはいいが、漢字変換確定キーが家で使っているパソコンで違うものだから、
家でこの日記を打つときに、手が妙な位置(右のCTRLキーのところ)に飛んでしまうようになって不便である。
でもって、家のパソコンの配列に慣れてると、仕事場のワープロを使うときに妙な位置に手が動くしねぇ。困ったもんだ。
以前会社でパソコン(というかUNIXワークステーションだったけど)使っていたときは、会社のワープロの配列に合わせて、家で使っているエディタ(VZ)のキー配列を変えたものです。
でもなぁ、いくら秀丸といえども変換確定キーをCTRLキーにするのは無理であろう。
ネット上のケンカや困ったちゃんの行動って、どうしてこうも似てくるんでしょうねぇ。全然別の人たちなのに、反応が同じっていう……。 というわけで、【佐藤文香「『新しい』メディア空間は公共空間か?」】に出てくる 「単純反射コメント症」「身辺雑事報告症」「発表衝動依存症」「平然罵倒症」「仲良しこよし症」「ケチつけ症」には大笑い。 笑っている場合じゃないかもしれないけど。 モトネタは、早川玄『サイバー大魔王の襲撃』(中央公論社,1993)らしいです。
綾辻行人『霧越邸殺人事件』(新潮文庫)読了。
吹雪で閉ざされた館で起る連続殺人という古典的シチュエーションの本格ミステリだと思うと……。
私はこういうの大好きですが、トリック命の本格ミステリファンには納得いかないかも。
「表の代表作」と言われるだけのことはある傑作。館の描写がすばらしい。(真の主人公は「霧越邸」そのものだよーん。)この作品で綾辻行人は、ワタクシの中では日本ミステリ作家として都筑道夫、泡坂妻夫に継ぐ位置を獲得しました。 こういう方向性で書いてくれたら、文庫で新刊買うかも。(実は、いままでずっとブック・オフで買ってました。) なお、中井英夫、京極夏彦、森博嗣は、ワタクシの中ではミステリじゃないので、別格。
新本格ミステリの人の作品らしく、他の作家へのオマージュも随所に見られますが、私が特にひっかかったのが、
主人公が霧越邸を去る時に見た人影と 「甲斐倖比古(かいゆきひこ)」。前者は多分『虚無への供物』の幻影でしょう。
でもって、「甲斐倖比古(かいゆきひこ)」ですが、これ、「花郁悠紀子(かいゆきこ)」に関連してるんじゃないかなぁ。
(花郁悠紀子って誰? と思った方は、こちらをどうぞ。紹介ページがあります。)
もちろん「甲斐倖比古」が「甲斐倖比古」でなければいけない必然性というのはあるのだけれど、
でも「花郁悠紀子」と似た姓名にする必然性はないわけで、絶対これはアヤシイなぁと……。
中庭の三美神の噴水というのも、「踊って死神さん」に出てくる三人の女神像に通じるものがあるような気がするわけで。
(1999.07.06付記: 綾辻行人が「ゆきひこ」にこだわるのは自分が「行人」だからだっていうのもある。ということに気が付きました。)
『ダ・ヴィンチ』3月号には綾辻行人が萩尾望都ファンであることが出ているらしいので、花郁悠紀子ファンであったとしてもおかしくないと思う。 (もしや花郁悠紀子ファンってのも出てました?)
『封神演義』を読み始める。文章のリズムが良い感じ。「太公望」がちっとも出てこないので戸惑ったが、 訳者あとがきを読んだら、中国では『封神演義』の主人公は「姜子牙」と呼ばれるのが一般的とのこと。なるほど。 そもそもの事件の発端が、紂王が女神さまの像に欲情したあげく、神殿にセクハラな詩を落書きしたからだというのが、情けないというか笑えるというか。(笑) ギリシャ神話にもそういうのありましたね。
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